『ススキ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ススキ
私の名前はススキ アカリ。22歳。新卒。
私はススキという苗字が気に入らない。
漢字はまだしも、カタカナは特に。
「スズキ」と間違えられるから。
ススキという字は「涼木」。
スズキと言う時は「鈴木」。
漢字でも間違えられるな。
これは。
ススキ香る季節
風のなびく秋空の下涼しげな顔でこっちを見る顔は
いつも見てる顔のはずなのに。
なんか今日は一段とかっこいいな…。
すすきが光る
満月の夜…
眺めるだけで心が揺れる…
なぜ、心温まる揺れ姿…
月が、言った、みんなを、喜ばせるためだから。
月が、言ったので、一回みんなに、月が、すごくキレイだよ。
と、言ってみたそしたら、みんなが、はしゃいだ、
わぁーすごくキレイな、お月さまだよ!
誰かが言った、みんなが、大きく手を、伸ばした。
そしたらみんな喜んだ。ススキが、揺れる…
ススキ。
ススキを見ると
癒される。
寒いのに
写真撮るのも
楽しい。
綺麗な月には
ススキを添えたい。
『ススキ』
花札をやろうと言ったのは私から
共通の遊びがほしかった
テレビゲームは1面でおしまい
遊べないじゃない
ボーズという札があってね
お月さまとススキの柄
猪鹿蝶とか言うでしょう
花札、面白いと思ったけれど
点数数えられない、とこれまたおしまい
お月さまが笑ってらぁ
つまらないの
夕暮れの畦道を歩いて行くと、ススキが風に揺れていた。
小さな頃はススキ持って帰った記憶があるのをぼんやり思い出す。
久々に空いた時間ができた。
やりたいこともないし、走りにでも行くか。
着替えて靴紐を固く結ぶ。
念のため準備運動はしっかりやっておこう。
まずい、この時点で結構きつい。
ゆっくりと走り始める。
冷たい空気が体内に入ってくる。
呼吸の辛さとは裏腹に、高揚感で心臓がくすぐったい。
大分ペースが掴めてきた。
さすがに、あの頃のようには走れないな。
下り道、見える夜景は変わっていない。
山の麓を走る。お決まりのコースだった。
山の方を見上げる。ぼんやりとススキが月に照らされている。
山の大きさ、自分の小ささを感じる。
あの頃は先輩と話しながら走っていたから気がつかなかったな。
少しペースを落として、澄んだ空気を大きく吸う。
淀んだ空気をすべて吐き出す。
もうこんな季節だったのか。
目薬とポケットティシュ買わないと。
『ススキ』
ススキ
誰にも見られることのない
山裾に昔から自生している
静かに時の流れに身を任せ
たなびくように横に揺れる
気づいてほしいと言えない
だから風を友達にして動き
いつしか癒しの効果を持つ
綺麗な花は咲かないけれど
秋の訪れと田舎の風景にも
イメージさせる存在になる
そして誰かの秋を添えてく
いつしか心にまで風を送り
サラサラと揺れを届けるの
−ススキ−
ススキが揺れた。そのとたん「君」が現れたんだ。
不思議だった。急に目の前に現れたんだもん。
それが最初で最後の不思議と「君」だった。
それから数年後、
不思議な体験をしてからまた「君」に
会いたいと思ったんだ。
#ススキ
ススキ…?
ススキス
スキキス
キススキ…
キス好き♡フフッ
🌈黒猫のつぶやき🌈
ススキ…
このお題降参!😵💫😵😩
十五夜でススキ飾ったりするけど、それ以外あんまり使わない気がする。よく十五夜だからと言われて
取りに行かせられていた。いつも取りにいっていた場所は小さい農業用水路みたいな川が流れていてあまり生き物は居なかったけど、なんとなく記憶に残っている。だからススキをみるとその川をふと思い出す。今度あの場所に行ってみようかな
「ススキ」
すすき
もうススキで指を切ることなんて、ないな…
ススキが揺れている。
夕日に照らされている。
群生しているススキは、空に浮かぶじゅうたんのようにも、金色の海のようにも見えた。
風に吹かれ、ざわめいている。
ざぁーっと聞こえる音は、
わたしを静かな世界へと誘うようだ。
眺めていると、空が暗くなってきた。
橙色の次は、藍色の空の世界。
藍色と橙が混ざったような空に、
さわさわと小波になっているススキ。
きっとこれからは、静寂の時間。
ススキ
ススキ、ススキ。
風に流されてゆらゆら揺れる。
みんな同じように揺れている。
けどよく見てみると、背丈や実のなりかたが全然違う。
個性がそれぞれあって、ちゃんと生きている。
立派な秋の先輩だ。
【ススキ】
ススキと言えば、思い出すのは十五夜だ。
満月お月さまにお団子とススキ。
よく考えればススキは何故お供えしているのだろうと調べた所、 ススキを飾る理由には諸説あるらしい。
ススキの見た目が実った稲穂に似ているので、「豊作を願ってお供えされている」や「ススキの茎は空洞になっていて、そこに神様が宿る」といったものだ。
実はそんなしっかり準備してお月見したことはない。
でも、帰り道に見るお月さまは寒くても特別だった。
ススキを持って歩くのも楽しかった小学生。
今はどこにススキが生えているのかもわからない。
ただ、これからも季節を感じられる1つとして楽しめるようにしたいなと思う。
ススキ
繊細で淋しげなススキ
気になって…
声をかけたの
なにも言わず
でも…
気になって仕方ないから
ずっと黙ってそばに
いたの…
ススキは言葉数が
少なく…
消え入りそうに
ありがとうと…
サラサラと
揺れていた…
*ススキ
秋の夜、一面のススキ野原に月の光が差して、銀色のススキの穂が波のように揺れる。
なんて光景、実際には見たこともない。
昔はどこにでもあったススキ野原も、都市開発に追われ、姿を消していった。
川原や道の端にわずかに揺れるだけ。
それも、セイタカアワダチソウに追われ、ススキの存続は危うい。
日本の原風景、大切にしたい。
芒が、愁傷の明星に靡く。
小説家を目指す少女は、狭い庭で宙を見上げた。
───なんだろう。世界には、私が生きる舞台には、
言葉で言い表せない気持ちが多すぎる。
言葉と共に生涯に幕を閉じなければいけない私たちには、
言い表せない言葉の方が多くて困る。
『ありがとう』
だとか、
単純な一言を貰っただけで、なんだろう、
この、胸が地についていない感じは。
題 ススキ
秋の憂愁に一人になりたい時、泣きたい時
この感触がいつも包んでくれていた
秋は涙と、憂愁と、昔を思い出す季節
お題 ススキ
この町であなたと過ごした日々は
空の彼方に飛ばして
いつまでも続く一本道に
ススキが揺れている
明日の風に想いを乗せて
あなたへ届けたい