『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まず入りますか?
登りますか?
入れましたか?
何段目まで登りますか?
いっきに登りますか?
所々で休憩しながら登りますか?
入ってから登りますか?
まっすぐ上がりますか?
真ん中あたりを
左右に移動しながら登りますか?
一番上で立ち上がりますか?
登れたら一度ぶら下がりますか?
登れたら叫びますか?
登れるまで不安でしたか?
達成感はありましたか?
下りることを考えてから
登りましたか?
とりあえず登りましたか?
下りる時いっきに飛びおりますか?
クルクル迂回しながらおりますか?
端っこにおりますか?
真ん中におりますか?
滑り台♪付いているとイイね
どのくらいの大きさの“ジャングルジム”
を思い浮かべましたか?
日記
上手くいかなくてもいいと言われて安心している。
でも安心して座り込んだ分、また立ち向かうために立ち上がる力を振り絞るのが大変で、立ち向かいたくなんてない、今すぐここから逃げたいのになと思う
それで失礼になることもあるから、一定期間は立ち向かわなきゃいけない。義理と人情あとお金のために立ち向かおうと思います
寂れていつしか使われなくなったジャングルジム
危険とか気にせずに登っていた小学校の頃
今でこそ娯楽は山ほどあるけども、取り壊された公園を見て昔を懐かしく思う
子供のころ遊んだ。
休み時間になると、誰よりも早く
てっぺんに登り、高いところから威張った
記憶がある。
でも、なぜそうしたかったのか、それをすることで
何が得られたのか記憶にない。
周りは迷惑だったかと思う。すみません。
「『そもそも都会の公園で、ジャングルジムにせよ何にせよ、遊具自体少なくなった』ってのは、気のせい、……じゃ、ないよな?多分?」
俺がガキの頃通ってた小学校の校庭は、いつの間にか遊具っつー遊具がほぼ消えて、鉄棒とブランコ程度の更地になってたわ。
某所在住物書きは時代の流れを思いながら、しかし更地ゆえに、遊具無しで楽しめる遊びも何か有ろうと、個人に解釈する。
雲梯が消えた。登り棒も無くなった。代わりに校庭はサッカーができる程度に広くなり、子どもたちが歓喜の叫び声とともに走り回っているようである。
「で。……『ジャングルジム』?」
何書けって?
物書きはまず、対象の画像検索から始めた。
――――――
そもそも最近ジャングルジムを、見た記憶が無い物書き。今回はこんなおはなしをお送りします。
最近最近の都内某所、某星リンクな衛星鉄道が、東京の夜の空を横切ったころ。
残暑少々な暗い公園で、妻子持ちの既婚とその親友が、ジャングルジムの上に乗っかって、コンビニで購入した唐揚げ棒片手に、
ふたりして、空を見上げておりました。
東京生まれで妻子持ちの野郎を宇曽野、その親友で雪国出身のぼっちを藤森といいます。
ふたりは同じ職場の親友。ドチャクソ激しいケンカをしても翌日にはケロッと一緒にメシを食う間柄。
その日も仲良しこよしで、ジャングルジムの上から空を、見上げておったのでした。
「見えた」
ちびちび1本目の2個目をかじっていた藤森が、まず最初に衛星列車を見つけました。
「意外と速い」
1本ぱくぱく平らげた宇曽野が、2本目1個目を食べ終えた直後、ようやくそれらに気付きました。
はっきり明るい白の点が、一直線に5個6個7個、たくさん並んで右から左へ。
なかなかの速度で、空を横切ってゆきます。
『18時45分頃、衛星列車が見えるらしいから』
子供の消えた公園、近々の撤去が噂されているジャングルジムに、18時半頃から居座っていた、花と雨と空の好きな心優しきぼっち、藤森。
宇曽野は近場のコンビニで、揚げたて唐揚げ棒を4本買って、藤森の観測に付き合うことにしたのです。
「ジャングルジムに登るのは去年ぶりか」
「そうだな」
「外で遊ばない優等生だったって聞いた」
「私の田舎にジャングルジムが、たしかそもそも当時無かったからな」
「田んぼで泥パックしてたんだろう?」
「公園走り回ってキノコ踏んづけたり狐探したり」
「狐も居るってな?」
「リスの方がエンカウント率は高かった」
フクロウ云々花云々。ジャングルジムの上で空を見上げて、子供時代の話をしている間に、
衛星列車は次々スイスイ、右から左、右から左。
現れては、通り過ぎてゆきます。
「ところで」
2本目の唐揚げ棒も食べ終えた宇曽野。
空を見上げたまま、意味深に、淡々と、
事実確認然とした声で尋ねます。
というのも藤森、割愛しますが過去作前回投稿分で、自分の職場のイヤガラシさんに、
悪意ある小さな嫌がらせを食らったのです。
「俺のじーちゃんから、専務に確認がとれた。
イヤガラシーな総務課の五夜十嵐。たしかにお前のスマホの起床アラームをいじられた可能性のある日の時間帯に、お前の部署に忍び込んでたそうだ。
それを、事実として、専務が見たと」
「私などにちょっかいを出して、一体何がしたかったんだ。五夜十嵐さん」
3個目の唐揚げをちまちま食べている藤森は、カキリ、小首を鳴らして頭を深く傾けて。
「私はただの、あの部屋の今年度限定掃除係で、電話の一次応対係で、消耗品補充と茶の接待係だ。
五夜十嵐さんから恨みを買う理由が無い」
何がどうなっているのだろう。
ため息を吐き、藤森、唐揚げをかじりました。
「恨みは、買っちゃいないだろうさ」
「恨み『は』?」
「妬みだ。藤森。五夜十嵐がお前に売ったのは、今まで役職でも総務でもなかったお前が『今年度限定』とはいえあの部屋の直属になった妬みだ」
「ただの掃除係だぞ」
「『ウチの職場のトップの部屋の』掃除係だ」
「仕事の重要度も役職も、五夜十嵐さんの方が」
「そこは問題じゃない。違うんだ。藤森」
妻子持ちとぼっちが繰り広げる、職場ネタで内輪ネタで、ひょっとしたらどこにでもありそうな話。
衛星列車はそれらを別に観察することもなく、
ただ計算通りの軌道に従い、静かにスイスイ、通り過ぎてゆくのでした。 おしまい、おしまい。
「ジャングルジム」
ジャングルジムで伸ばせる運動能力は
「身体認識力」「空間認知能力」「バランス感覚」を鍛え、
登る、潜る、降りる、渡るを知ることで達成感を感じさせる遊具とのこと。
日本には大正時代後半に来たらしい。
大正時代のジャングルジム…?大正時代にジャングルジム…?
・ジャングルジム
呟き。
頭はぶつけるし上から落ちるし何でアレが遊具にあったんだ。
配色と整った形以外でいい事無いぞ。
秘密基地っぽくて好きだったけど喧嘩の種になるしでもう最悪だぞ。
アレは大人になって初めてちゃんと遊べる気がする。
子供の頃、近所の公園のジャングルジムのてっぺんへ登ることは、どこかステイタスを感じることだった
自分より年上の子たちが当たり前のようにサッサと上に登り、実に気持ち良さげな顔で持って上がった紙ヒコーキを飛ばしたり、ピーピーと音の鳴るラムネをそこで食べたりしていた
同じ歳の子が次々と登る中でも、臆病な私はなかなか挑戦する気持ちさえ準備しきれずに、ただただ羨望をそのてっぺんに向けていた
「早く登って来ればいいのに」
という視線が、皆が見ている…と余計に私を躊躇させた
ある日、ようやく決心しててっぺんへ上がる事が出来た日、とても大人になった気分がしたことを良く覚えている
「こんな景色だったんだぁ…
こんなに高かったんだぁ…」
と達成感でいっぱいな気持ちでそこで感じた風は特別心地が良かった
あれだけ怖かった気持ちは、登ることに精一杯ですっかりどこかへ行ってしまっていたが、てっぺんの心地よさをゆっくり味わい、いざ降りようとした時、降りるための勇気を使い果たしてしまったことに気が付いた
どうやって降りて良いか分からない
下を見下ろすと改めてその高さを実感した
「ここにまず足を置きな」
と、友達が教えてくれる
ジャングルジムのバーにしがみつくように腕を絡めながら、足を降ろしていく
「目を瞑っちゃダメだよ」
と友達が叫ぶように下から声を掛けてくれた
登るより降りる方が数倍怖いことを、その時初めて知った
さっきまでの心地よい風は、ただ恐怖心を煽る冷たい風に感じられた
そんな記憶が鮮明に思い出される
あの時も臆病だったけれど、大人になって益々臆病になった
経験が増えた分、何かをやる前に起こるだろう数々のことが脳裏を過る
だから益々臆病になるのだ
子供の頃、何かを成し遂げた先のことまで想像出来なかったから挑戦出来たように、
もう少し心が無防備であれば、今からでも何かに挑戦出来るだろうか…
ジャングルジムに挑戦した勇気
とても良いことを思い出した
『ジャングルジム』
ジャングルジム
⸌⍤⃝⸍
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いつも昼休みに
一緒に遊んでたのに
明日も会えるって
楽しみにしてたのに
キミと遊んだジャングルジム
てっぺんまで登れなくて
悔しがってたっけ
キミへの気持ちを書いた手紙を
そっと刻んで下りる
もう遊ばない……
キミに会えるまで
公園の遊具は昔から沢山あるけど、無くなった遊具も多い。
危険だからとか怪我をするからとかで。
公園なんて怪我をしてなんぼ! みたいな感じだと思ってたけど、時代が変わると怪我はしない事が1番になるんだね。
もちろん怪我をしないことに越したことはないけれど、怪我をして気づくこともあるから危ないから排除は勿体ないと思ってしまった。
そんな中であり続けるジャングルジム。
比較的そんなに怪我をすることがないからなのから回る地球儀とかコーヒーカップとか無くなっても、ジャングルジムだけはあり続けた。
小学生だと1年生は危ないから使っちゃダメとかあったなぁとたまに思い出す。
思い出の遊具が無くなるのは悲しいけれど、ジャングルジムだけでも残り続けて欲しい。
ジャングルジム……小学校低学年の頃まであったけど、4年生くらいになったらなくなっちゃったな。意外と楽しいんだよね。
【 ジャングルジム 】
いつも冒険してる気分になれる場所。
だって、通り抜ける度に、見える景色が変わるから。
迷路のような構造を、正規の通り道に沿って行くもよし。
外側を、ランダムに登っていくもよし。
中から抜け出してみるのも面白い。
どう通ってみても、同じ景色になることは無い。
上を見上げてごらん?
さっき見た時と、雲の形も空の色も、全部違うよ。
横を見て?
草や木の見える角度が変わってるでしょ。
ねぇ、今キミは困ってない?
目線変えてみるために、一緒に登ろう!
まるで迷路みたい。
ぐるぐると絡まる。
ぐるぐると迷路になる。
ぐるぐると廻る。
みんなの視線。
みんなの気持ち。
みんなの影。
わたしの思うことすべて
みんなの思うことみたい。
とめどなく。
お前は気持ち悪い。
お前は醜い。
お前は嫌い。
わたしは
なにかした?
わたしは
何か悪い事をした?
わたしじゃ
何もかもわからない。
ツタのようにほどけない。
ツタのように離してはくれない。
悪夢なのか現実なのか
わたしには何もわからない。
助けてほしい。
わたしは此処にいるよ。
声になるなら
叫んでもいいのかな
ジャングルジム
これは公園にある四角いやつか。調べたらやっぱり想像してたのと同じやつだった。
それにしてもジャングルジムとは懐かしい。子どもの頃はよく公園で遊んだから覚えている。
あの頃はまだスマホもネットも一般的じゃなかったから遊ぶとなると公園くらいだったな。ブランコをこいでからジャンプしたりと今考えたら結構危ないことしてたな。
でもジャングルジムは公園で見た記憶はあるんだけどそれで遊んだ記憶はないな。
俺が遊んでいた公園は広くてこう、なんというか一階と二階があるというか、階段と登れる壁みたいのがあった記憶がある。
だから登るのはその壁とかあとは木登りがメインでジャングルジムは使わなかった。
しかしずいぶんと懐かしい記憶を思い出させてくれる。今はもう公園とか見かけないしなくなっているって聞くけど。時代の流れだな。
それにしても昨日の深夜から一気に涼しくなったな。昨日バイトの行き帰りは寒いくらいだった。
夏は気休めかもしれないけど接触冷感のシャツを着てたけどもう普通のシャツでいいな。それとバイトにいく時は薄手のパーカーが必要だな。
掴み損ねたり足を滑らせたり。
普段とは違う高さから景色を見たいという好奇心より、ドジして落ちる想像ばかりしていたから苦手だった。
特に、降りようとして棒に足を引っ掛けて顔から着地する想像ばかりしていた。
一度も経験してないし、周りの子もそんな落ち方しなかったのに。
なんで想像できたのか不思議だ。
『ジャングルジム』
ジャングルジムに夜君と登る
君と夜空を見上げると
星空が広がっていた
君とみた星空はどこまでも高い
まわりが夜に包まれると
宇宙とつながっているような
感覚になるね
君はこれから夜の集会
私のことみんなにも伝えてね
『少年イカロス』
「てっぺんまで登ると、太陽に手がとどくんだ」
俺のとなりで、ジャングルジムに登っていく遊歩が言った。
「そうなの?すごいね」
そう答えるも、俺は信じてなどいなかった。
でも、遊歩は真剣だった。
「うん。だから、登るんだ。登って世界ではじめての太陽にふれた人間になるんだ」
それからは、二人して黙々と登った。
てっぺんから見える景色はいつもの公園でしかなかった。
当然、太陽だってはるか頭のうえだ。
「イカロスにならずにすんだね」
ちょうど音楽の時間に習ったばかりの歌を思いだす。
所詮、人間は太陽にはさわれない。
わかっていたことなのに、なぜかひどく落ち込んできた。
「遊歩?」
ずっと黙ったままの親友が気になり、横目で彼を見た。
遊歩は器用に腰かけながら、両手をめいっぱい空へとのばしている。
キラキラと瞳をかがやかせながら、「あったかいな」とつぶやいた。
「え?」
「すげぇ。な?そう思うだろ?」
遊歩はニッと笑顔を浮かべながら、俺に同意を求めてくる。
彼と空とを交互に見るも、太陽の位置はかわらないままだし、俺は遊歩のようなかがやきも持っていない。
キラキラな心を持ってジャングルジムに登ったら、感じ方もかわるとでもいうのだろうか。
遊歩、おまえは太陽にさわれたのか?
結局、真偽を確かめることもできないまま、その日はサヨナラした。
俺はまだ子どもで、頭のなかの世界はすごく狭くて、自分のまわりのことだけが全てだった。
大人になれば、世界は拡がっていくのだろうか。
だといいな。
そう思っていたのは、昔のことでーーー。
上司からのチクチク言葉を反芻しながら、公園のベンチに座り空を見上げる。
太陽に手をのばしつつ、かつての親友でもあった遊歩を思いだしていた。
彼とは中学にあがり、少しずつ疎遠になっていった。
なあ、遊歩。
今もかがやきを忘れていないか?
今も心にイカロスを宿しているか?
そのイカロスは、大人になった傲慢さで太陽に焼かれていないか?
どうか、かがやいたままのおまえでいてくれ。
できうるならば、いつまでもそうであって欲しい。
それがひどく一方的な願いと知りながらも、強く思わずにはいられなかった。
完
2024.9.24
あれ……ここのジャングルジムなくなったの?
不意に友人が指さした方向を見ると、そこには小さな公園があった。
……そういえば、この公園自体なつかしい。小さい頃はよく遊んでいたが、近くに大きなショッピングモールができてからはめっきり来なくなってしまっていた。
この公園は、小さくて遊具も少なかったけど、大きなジャングルジムと静かな立地にあるということで気に入り、私たちはよくここへ来ていた。
高校生にもなればその事実もすっかりわすれていたけど、平日も休日もほとんど毎日来ていたなと思い出す。
……形あるものはいつか壊れるって言うけど、意識してなかったものが急になくなると驚くもんだな。
物は大切に、ね。
ジャングルジム
人は、努力して協力して成功を積んでいく
ジャングルジムのように
遊ぶ時つみきをつむ
ジャングルジムのように
人は、色に満ちあふれている
ジャングルジムのように
人は、ジャングルジムのように高く色鮮やかで才能に満ち溢れてる
ジャングルジムのように