『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
かなりのロマンチストだろうね、私だったら鉄柵小屋って名付けてるよ。
♯ジャングルジム
「シュウくんてば、なんか最近、おっきくなったんじゃない?」
「ガッチリっていうか、むっちり……」
「ヤダヤダ校内一のイケメンなのに、デブっちゃヤダ! イケメン台無し!」
もぐもぐ。中休みの時間も惜しんでオヤツを食べる。友達が声を潜めて彼に耳打ち。
「なぁシュウ、周りの女子の怨念がこえーんだけど」
「気にしない、僕いま忙しんで」
食べるのに。
友達は呆れと諦めが入り混じった顔でかぶりを振った。
「隣のクラスの山下レンだろう。付き合うために太っるって。一体全体どーなとんねん」
「ほっといてよ、好きなんだからしょーがないじゃん」
もぐもぐ。
「……なんで好きなの、あの子のこと。昔からなんだろ」
「んー、それはあ」
まだ幼稚園のころのことだけど、僕ははっきりと覚えている。
園のジャングルジムで遊んでいた僕は、てっぺんから落っこちた。派手に。
きゃあああ!せんせー、シュウくんが落ちた!頭から血、出てる! 死んじゃうううう!
一緒に遊んでいた園児たちが悲鳴を上げた。たらり。目の前に赤い液体が垂れてきた。くらっ。目の前が暗くなって、僕は意識を失いかけた。
その時、憤然と叫んだのがレンちやんだった。
「死なせないもん! ぜったい、シュウちゃんはあたしが守る!」
先生たちでさえうろたえて、手出し出来ないでいた僕を、ガッと担ぎ上げてレンちゃんは走った。多分病院に駆け込もうとして。
ぶるぶる肩が震えていたのを、レンちゃんの背中におぶわれた僕は今でもよく覚えてるんだーー
「それ以来、僕はレンちゃん一筋さ」
もぐもぐ。
「……イケメンだね、彼女」
「だろう? あげないよ。レンちゃんは僕のものだからね!」
「いや、別に手ェ出さんけどさ」
「僕が太ったら付き合ってくれるんだ、ようやく。頑張るしかないよ」
「ーーわかった、俺、協力するわ。お前の純愛に打たれた。お供えするわ、今日から」
これ食えよとリュックからメロンパンを取り出す。
「うわー、ありがとう」
それから口づてで、シュウの恋の話が伝わり、日に日に彼の元へ差し入れが増えるようになった。
そして、彼の体重もーー
続く #秋恋2
#ジャングルジム
(ジャングルジム。)🦜
・僕の・・・ね、
ジャングルジムは
神社の裏の
とても、古い木なんだよ。🦜
・春には
とても綺麗な
花が咲くし
・夏には
緑の、葉っぱが
生い茂る
・とても、立派な・・・、
古木なんだね。🦜
(けれど。)
「秋には
花も、
葉っぱも、
枯れ落ちて、
僕専用の、ジャングルジム
に成るんだよ。」🦜
《でもね。》
✣その古木は、
神社の
大事な
・御神木だから。
【なかなか、遊ばせて
貰え無いんだよ。】
〜ジャングルジム〜
ぼくだけの秘密基地
ぼくらだけの世界
僕たちだけの居城
僕達だけの……
俺達のあの頃は
誰かのあの頃になって
ずっとつながってると
そんな風に思ってた
今は、何でもキケンキケン
危険なことから学ぶことは一杯あるはずなのに
そもそも近づけないようにするという……
そこにあったはずのみんなの思いは
跡形もなくなくなっている
だけど また別の思いは
これからも紡がれるのだろう
形を変えて どこまでも
秋晴れに世界を見渡したくなって
ジャングルジムの頂上に立つ
♯ジャングルジム
放課後、公園で待ってる
これが僕たち流のデートのお誘い
いつもあまり話せないから
こうやって時々
すれ違いざまに呟いて、
学校が終わったらダッシュで下校
そして、待ち合わせ場所にて
ふたりきりのラブラブいちゃいちゃな時間を過ごす
というわけだ
まどろっこしいだろう?
しかし、それでも、やらなければいけない理由があるんだ
それはね、僕たちが男同士のカップル
つまりはBLというものだからさ
僕はバレても問題ない、陰キャだから故
けれど彼氏は違うのだ
問題がありすぎる
学校内カーストトップの陽キャイケメンだぞ!
だから僕らはこうして公園で秘密の時間を過ごすわけだ
まぁ、もっとカップルらしいことをしたいかと聞かれれば
頷くだろう
少しばかりの不満もある
でも、でもな
帰りのとき、いつもあいつは硬い表情筋を動かして
微笑みながらキスしてくれるのだ
「愛してる」
と、言いながら
こればっかりは惚れた弱みだものしょーがない
ジャングルジム
私の近くにはあまり無かった。
ジャングルジムがあったのは2つ街を過ぎたところにあった。
でもそれは四角いジャングルジムではなく回旋塔みたいな感じの今あったら『危ない!!』と言われてやらせてもらえないようなやつだ。
でも私はそれが好きだった。
もう一度あのスリルを味わいたい。
高くまで登れば
何かに近づけると思った
去る8月の
とても暑い日。
ジャングルジム
幼稚園児の時ジャングルジムが得意だと思っていた
小学校に入った途端
長いし高い
滑り台は怖い
悔しい
秋の匂いがする
小さい頃、怖がりな私にジャングルジムの登り方を教えてくれた男の子がいた
すいすいとてっぺんまで登り、根気強く私に登り方を教えてくれる彼は私にとって"ヒーロー”だった
初めて私が頂上に登れた日は自分のことのように喜んでくれた記憶がある
思い返すとこれが私の初恋だった
数十年経ってヒーローと再会した
あの頃のヒーローは、煙草と酒にのまれて消えていた
人はどうにでも変わる
怖がりな私がジャングルジムの頂上に登れたように
いい意味でも
悲しい意味でも
『ジャングルジム』
ジャングルジム
小さい頃はジャングルジムのある公園が大好きだった。ジャングルジムの上まで登って降りられなくなって泣いた事もあった。そうするとお父さんが来て私を抱き上げておろしてくれた。
今となってはとても恥ずかしい思い出だ。その公園はいつも夕方になると音楽が流れて、その音楽が聴きたくて毎日のように公園に通った。
そんな幼き日々を楽しかったなと思う今この頃
"大きくなったら結婚しようね!"
あの日、あの夕暮れの中、あの公園のジャングルジムのてっぺんで子どもたちが交わした約束は、「婚約」というにはあまりに幼く、「戯言」というにはあまりに真剣なものだった。
もしも今、あなたがまだ私を好いてくれているのなら、あの日の続きを、あのジャングルジムの上で。
見上げてるだけじゃ何も変わらない
登ったからって答えがあるとは限らないけどね
#ジャングルジム
公園なんて久しぶりに来た。
夜の公園で、ブランコに乗ってお酒飲んで。
そしたら、きみが星がきれいなんて言うからいつの間にかジャングルジムにいたね。
あの日見た星、あの日星に願ったこと。
わすれないよ。
ジャングルジム、
家の近くにはなかったのでジャングルジムがある公園
に行くと楽しい時間を過ごしていた。
最近、忙しくなって公園なんて遠のいていた。
ふと、
公園により塾をフケて私はジャングルジムに登った。
カン、カン、と靴の音が響き一番上まで登っていた。
夕日に照らさせる私は静かな時間に浸っていた。
あの頃に戻ったように楽しい時間が流れた。
❦
お散歩でよく行く、家の近くの公園。高いところに行けるからなのか、あなたそれ好きですよね。
/ジャングルジム
ジャングルジム
今日はあの子と約束をした日だ
覚えているかな笑
なんて思いながら歩いているとあの頃となにも変わらない子が居た
……笑そうだよな
やっぱり居るよな
ごめんな、大好きだよ
補足
過去にジャングルジムで一緒に遊んでた子と10年後の今日ここで会おうねって約束をした
だけどその日に彼女は空に行った
初恋だった、忘れられない恋だっただから主人公は彼女を助けれなかったことを後悔した
約束を忘れなかった主人公
そんな主人公のことが大好きだった彼女
彼女は幽霊になっても約束を守った
2人は今後どうなるのでしょうか
『ジャングルジム』
遠い昔、ジャングルジムの上から見た景色を僕は今でも覚えている。
あの頃はいつだって、君の隣で見るものがすべてだったんだ。
大人は迷い込もう
夢を拾えるかもしれない
その、ジャングルジムへ。
―ジャングルジム―
どこに手をかけたって
上には届くはずなのに
あの頃は
遠回りしたかったんだよな
手に着いたツンとした鉄の匂いは
今はお金を握った後に
思い出すくらいだもんな
こころを
ジャングルジムの檻に
置いてきたのかもな