『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ジャングルジム』
公園から遊具が減っているそうです。
老朽化による怪我や、事故などでの撤去が相次ぎ、新しい遊具は高価ですし、遊園地と違って監視員を置くこともできないので、遊具のない公園が増えているのだそうです。
普通のジャングルジムはまだ見かけることもありますが、回転ジャングルジムは、ほとんど見なくなりましたよね。
面白かったのに。
遊具の代わりに増えているのは、高齢者を対象にした健康器具とのこと。人生100年時代とはいえ、なんだか寂しく思うのは、わたしだけでしょうか。
【ジャングルジム】#55
鉄が格子状に交わった先には
夕日が見えていた。
子供たちがそれに登っては降りて
靴の裏にある土がへばりついた。
突然の狐の嫁入りであった。
それは子供たちにも分かるようで
その場にいる人全てが空に視線を向けた。
しかしそれは雨よりもずっと重く
憂鬱に感じさせるものであって
足早に家へと帰る者は少なくなかった。
私は何者かに指示でもされたかのように
足が動き始めて家への帰り道を歩んでいる。
後ろを振り向こうとするが
してはいけない気がしてならなかった。
ふと思う。
住宅街なのにも関わらず
人が誰一人として居ないことを。
全身の力が一気に抜けて膝から崩れ落ちた。
歩道のコンクリートは雨に濡れた土のように
柔らかく今にも足が持っていかれそうで
恐ろしいものを感じさせた。
一つ、目の前に灯りが見えた。
それは半透明な青色で見た目は人魂である。
「何か下さりませぬか?」
そう問われたように聞こえなくも無かったが
もう一度聞き返そうとした。
「はい?」
身体は急激に凹み
呼吸も不可能であって
視界からは暗闇が見えるのみであった。
夕暮れ時の天気雨に出る人魂に
何か話かけられようとも無視するのが吉だ。
きっと奴らは耳が悪い。
何年も…僕を置き去りにして
不意にここへ帰ってきた君が
ジャングルジムを覗き込んで
自分だけのフレームで夕陽を楽しんでいた
僕はただ…そんな君を見ているだけだった
幼い頃にジャングルジムに登って見た
あの日の夕陽は大人になってから見る夕陽と
こんなにも違って見えるのは…なぜだろう
あの日 まだ幼かった僕らはずっと…
ずっと一緒にいられると思っていた
互いの心が軋む音が聞こえて…
僕は泣きたくなったんだ
変えられない運命だったとしても
結ばれない心と躯だったとしても
僕は君だけを愛するべきだった
なぜ、僕はあの時…
君の手を離してしまったのだろう
中学生になって
久しぶりに
小学校の運動会に行った
そこにはなつかしい
ゆうぐ
そして思い出に残る
ジャングルジムがあった...
cat
#ジャングルジム
小さい頃
ジャングルジムのテッペンは憧れだった…
見上げるたびに眩しくて
なんか登っちゃいけない特別な場所…
だけどチビにも野心はあった
「登ってみたい!登ってやる!!」
何度も滑り落ち
何度も痛い思いをしながら
ちょっとずつテッペンに近づいていく
「負けるもんか!!」
今思えば
ジャングルジム登頂制覇は
人生初の挑戦!
チビにとっては富士山に登るみたいなもの
よく頑張った!
エライぞ!ヽ(`▽´)/イェイ
大人になってさ
挑戦って久しくしてないな…
こんな世の中で
自分を守りながら生きてくことが
日々挑戦だったりするかもね
なんか…
┐(´д`)┌ヤレヤレ
🌈黒猫のつぶやき🌈
誰かのためにとかなんてとてもとても…
自分のためにで精一杯だよね〜
ジャングルジム
ジャングルジムは、大人が入り込んで
遊ぶには狭いサイズ感。
まるで子供しか通さない城壁のようだ。
不安定な足場のてっぺんに辿り着くと
公園が一望できる。
大人になるにつれ、もっと高くもっと
上へと望んでしまう。
子供の頃はジャングルジムのてっぺん
で達成感があったはずなのに。
【ジャングルジム】
登る。登る。
ただ登る。何も考えずに登る。
どれだけ登ったのだろう。何人挫折しただろう。
考えると怖くなる。
だからただ登る。何も考えずに登る。
あっ。
誰かが落ちた。悲鳴が落ちていく。
登る。登る。
ただ登る。怖いから登る。
いつからジャングルジムだと錯覚していたのだろう
私達はしがない探検家。
今日も誰かが崖から手を離す。
『ジャングルジム』
昔よく遊びに行ってた公園に、ジャングルジムがあった。
私は同年代の子の中でも1番小さくて、小学校に上がる頃になっても、1mいくかいかないかくらいだった。
だから、そのジャングルジムは私にとってかなり大きなもので、結局一度も遊んだことがなかった。
小学1年生の夏に引っ越してしまったから、それから一度もあの公園には行っていない。
今だったら登れるだろうか。
大きくなったから、余計登りにくいかもしれないな。
受験が終わったら行ってみようか。
久しぶりに、あの公園を見てみたいと思った。
『ジャングルジム』
ジャングルジムのてっぺんから落っこちた、
あの子のことを覚えている。
ママたちが悲鳴をあげて駆け寄った。
ミカちゃんのママが救急車を呼んだ。
アオくんのママは私たちを近づかせないようにした。
あの子のママは、ただあの子のそばで泣いていた。
ユウカちゃんのママがあの子のママに声をかけていた。
覚えている。
あの子のママの泣き叫ぶ声。
覚えている。
あの子が地面に落ちた時の音。
覚えている。
……あの子、わざと落ちたんだよ。
ジャングルジムのてっぺんに登るあの子を、
私は遠くから見ていた。
あの子はてっぺんまで辿り着いて嬉しそうだったけど、
ママたちは誰もあの子のことを見ていなかった。
だからあの子は「きゃっ」と小さな悲鳴をあげて、
てっぺんにつけていた足を滑らせたかのように見せて、
地面に打ち付けられにいったのだ。
私はそのことをママに伝えたけれど、
「わざと落ちるわけがない」と信じてもらえなかった。
あの頃からあの子はそういう子だったのだ。
「第2章 あの日」
ここは、私が生前放課後に遊んでいた公園のジャングルジム。今登ってみたら、懐かしさを感じた。
マキ「私って、なんであんなことしちゃったんだろう…」頭が後悔で埋めつくされる。ふっと右を見ると、女性がいた。
女性「キャー!」
やばい、私が幽霊だからお祓いされちゃう。
私は急いでその場を立ち去った。
てっぺんまで登るのが怖かった
でも登れるよ私はお姉ちゃんだもん
ジャングルジムで鬼ごっこをしていたら怒られたよ
泣きそうになったけど我慢したよ
だってお姉ちゃんだもん
お友達とどっちが早く登れるか競争したよ
負けちゃったけど楽しかったよ
あの子とも一緒に遊びたいな早く大きくなってね
お姉ちゃんより
僕に明日は来るのだろうか。
少年の僕はひとり動けずにいた、ずっとだ。
誰もいなくなった公園で、
どうしたらいいのか分からずに、ひとり立ち尽くす。
友だちは塾に行ったり、
親が迎えに来たりして、帰っていった。
僕は行く場所もなく、頼れる親もいなかった。
このまま、ずっとひとりなんじゃないかと不安になった。
どのくらい時間が経ったのかな、、
ジャングルジムに登って、夕日を見たら、
ふと、こんな考えが頭をよぎった。
自分で歩いて、好きなとこへ行けばいいんだと。それは自分ちでもいいってこと、
そして宿題したり、
ご飯を作って食べればいい。
自分で決めて、自分でやればいいだけなんだ。
人に決めてもらう必要なんてない。
そんな簡単な答えすら、ずっと出せずいた。
今回も同じだよ。
答えはもう分かっている。
少年の僕が、今の僕に言ってるよ。
「簡単なことさ、自分で歩いて帰りなよ」って
あの日、ジャングルジムの上に登って
夕日を見た少年の僕が、今の僕にそう言っている。
9/23「ジャングルジム」
キャッキャッと声を上げて、子どもたちが遊んでいる。滑り台、ブランコ、その次はジャングルジム。
小さい時によく遊んだな。そう思いながら、ベンチから眺める。
会社をやめて、何か色々と吹っ切れたあたしは、「よーし、お姉さんも一緒に遊んじゃおうかな!」ぐらいの気持ちもあったけれど、子どもたちに怪訝な顔をされるのは目に見えているからしない。
ジャングルジムで遊ぶのは子供の特権なんだな、と思う。大人になってできることは増えるけど、そういう特権を失っていくことでもあるんだ。
とりあえず、あたしたちは前に進むしかない。明日から就職活動頑張ろっと。
(所要時間:8分)
ジャングルジム
小さい頃よく上まで登ったな
降りるとき怖くて
無邪気にただ一生懸命落ちないように登った記憶がある
大人になるとただ一生懸命が難しい
色んなことを考えてしまって
一生懸命頑張ってると思ってもそれが当たり前
周りの目、周りの意見そんなことは気にせず
ちょっと何も考えずただ一生懸命やってみようかな
いちいち引っかかるような言い方をしてくるのが嫌で意地で頑張った
そんなのもすごい疲れる
少しは何かが変わるかな…
高い所が好きだったので、ジャングルジムでも、よく
遊んでいました。友達とジャングルジムで「地面についたりしたら鬼になる」、という鬼ごっこをよくしていました。私は足があまり速くなかったもので、鬼になったら中休みが終わるチャイムが鳴るまで捕まえられませんでした。なので、逃げるのは楽しいけれど、鬼にはなりたくありませんでした。案外、すいすいとジャングルジムの四角形の穴を通ることは楽しいです。小さなSASUKEをプレイしている様。こんな事を綴っていたら、ジャングルジムでまた友達と遊びたくなってきました。これは私の最初の文章ですが、私は1つの話題から話を広げるのが好きなので、この話題以外のお話をすると思います。今で例えると、友達という単語から今日友達と遊ぶ予定の事をお話したいです。でもそれは、別のアプリに書くと良いですね。ここらで終わりにしたいと思います。
辛い月見マフィンを食べた朝に1日の幸福を!
私が小学生の頃、友達がみんな上を目指して登ってる中自分は下から見上げるだけだった。
高いとこが怖くて小学校を卒業するまで一度も登ることのなかったジャングルジム。
久しぶりに小学校前を通ってみたら、撤去されてしまったのか無くなっちゃってたなぁ…。
1回だけでも上からの景色を見てみたかったかも。
~ジャングルジム~
会社終わり家に帰っている途中
俺はふと目に入った公園が
懐かしくて遊具の前に立ち止まった。
時刻は23時をすぎているから
街灯の明かりだけしかない
静かな公園だった。
ジャングルジム懐かしい
子どもの頃は
頂点に立とうと登ったり
間を潜ったりできていたのに
今じゃ
ジャングルジムは小さくて
体はもう入らなくなっていた。
カラフルな色に染った鉄を
ただ登ったり潜ったりするだけで
楽しかったのは何でだろう
もう子供の気持ちを無くしてしまうなんて
悲しいな
─────『ジャングルジム』
ジャングルジム
登って、登って、登って。
てっぺんについたら降りてくる。
手にまめができるのも構わず、登った。
今は眺めるてっぺんもない。
更地に芝生が敷かれ、あの頃の名残も消えた。
ジャングルジム
子供の頃、遊び場にある数ある遊具の中で、
ジャングルジムが一番好きだった。
ジャングルジムという存在が、
そこにあること、
空間に存在している事への言いようのないドキドキ感。
「ジャングルジム」という言葉の、
冒険心を強く刺激する、その響き、
あの幾何学デザインの不思議なダイナミックさ、
空間の中に悠然と存在する姿…
ジャングルジムは、
子供の私の中でとても美しい存在だった。
そして、
実際に遊ぶ楽しさが好きよりも、
その姿を見ている方が好きだったのだと思う。
今、
ジャングルジムのてっぺんに登って、
暮れてゆく夕暮れの空を眺めたい。
ソンへ
ジャングルジム。結構昔に公園から遊具が撤去されていると聞くけど今はどうなんだろ。今ってジャングルジムあるのかね。
確かに今思えばブランコとか危ない遊び方してたから公園から遊具がなくなるのもしゃーないとは思うな。そもそも必要なものではないし。
子どもの頃はよく公園で遊んだものだが大人になってからはまったく行かなくなったな。引っ越して公園がどこにあるのかわからないというのもあるけど。
でも今時は公園に大人がいたら不審者扱いされそうだな。子ども連れの母親以外使ってはいけない空気がある気がする。
昨日の夜からすっかり涼しくなって今日はむしろちょっと寒いくらいの気温だ。これくらいが過ごしやすくていい。
でもまた暑くなるらしいけど本当かね。もう暑いのは勘弁してほしいものだけど。