『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
絵を描くの嫌いです
上手くいかなかったら惨めな気持ちになるし
何も描かなかったら自分を責めなくちゃならないし
描いても描かなくても私を苦しめる
「辞ーめた!」って放り出せれば
嫌いじゃなくて、どうでもいいものになるのに
今までどれくらいの時間とお金をかけたか
予備校に行って、高校に行って、大学に行って
会社では絵と言っていいのかわからない
ドット絵を描いて
何もかも捨てられたら毎日楽しいのに
夢とかどうでもいいから
やりがいとか、充実感とかどうでもいいから
毎日気楽でいたいのに
絵を描くのって本当に最悪
ジャングルジムの思い出。
というより、小学生の頃の思い出です。
小学生の時、ブランコの次によく遊んでた遊具。
友達とどっちが速く登れるか競争したりするのも
楽しかったけど
うちのは四角(?)のジャングルジムで
その角にすっぽりハマるのが一番落ち着いてた。
ジャングルジムの一番上で
「人間観察〜!」
って、みんなを見下ろしてたの覚えてる。
中学生になってからは、そもそも遊具で遊ばなくなった…
学校に遊具なんてものは無かったからね。
休み時間は雑談するだけになっちゃった。
つまらなくなっちゃったな…
またみんなで、おにごっことかもしたいな…
公園のジャングルジムは、なんか丸っぽいやつだから
難易度が高いんだよな…
丸の中心にハマるのは落ち着くけれども。
久しぶりに、地球一周(学校の遊具を一周して遊ぶこと)
やりたいなぁ…
小学生に戻りたい…
10年前の夏のジャングルジム。1番てっぺんに昇ってあそこで手を繋いで、ずっと笑っていたよね。あの時はセミは忙しなく鳴いているし子供たちで溢れていて、そんなに長くはいられなかったけれど。私は、木のこもれびやセミの鳴き声。ましてや君の顔に付いていた泥の匂いまで。全部全部覚えているよ。あの時。君の笑顔が見たくて。ただそれだけだったの。だから私は崖に1本だけ生えていた。大きい木の枝を取りに行ったね。覚えてる?入っちゃダメって。かいてあったけどそんなの見えなかったよ。君に木の枝渡せたっけ?渡せてないね。あの後落ちてボロボロになってしまったから。君が差し出してくれた手は今も掴めそうだね。最後に見た景色が君の顔で。とても。とても。嬉しかったです。10年もたったら逞しくなったね。また、手を繋げるようになるまで。ずっと、ずっとおじいちゃんになるまで待つから。次に会ったらまた、手を繋いでくれますか?
お題「ジャングルジム」
自分の体よりも大きなジャングルジム
四肢を使って懸命に登っていたあのジャングルジムが、今や少し小さく見えて。
落ち込んだ夕暮れに、
ベンチに座って眺めたジャングルジムは
日が傾くごとに、じんわりじんわり影が長くなって、
歪んで大きく見えるんだ。
その光景を見て「あぁ、時間が経っているんだ」と
年月を感じさせられた。
「一緒に登ろう。」
誘われて久しぶりに登ってみた。
簡単に登れるはずなのに変に登りづらさを感じた。
体力かな。
それとも落ちた先の結果を
色々考えられるようになったからかな。
はたまた別の理由か。
あの頃は何も怖がらずにただ上だけを見て進めたのにな。
ジャングルジム(Jungle gym)とは、金属パイプの骨組みやロープなどでできた、子供が登ったり、ぶら下がったり、座ったりして遊ぶための遊具。1920年にシカゴの弁護士セバスティアン・ヒントン(Sebastian Hinton)によって発明された。「Jungle gym」は元は商標名であった。日本語では「枠登り(わくのぼり)」ともいう。
へえー!Wikipediaより。みなさん、知ってました?
ジャングルジム
幼い頃登ったジャングルジム
高くて怖かったが
周りの景色が変わった
何もかもがちっちゃく見えた
今は何も感じない
ただ少し高いだけ
子供の頃の無邪気さも
何もかも
成長とともに
どこかに落としてきたのかな?
「ジャングルジム」
あの てっぺんまで
よーい、どん!
がむしゃらに登った
ジャングルジムのてっぺんで
広がる世界を瞳を輝かせ
眺めてたっけな 子供時代
幼い頃は広がる世界に興味深々で
夢が膨らんでた
いつからだろう
広いと思った世界が
限りなく狭いと知ったのは
ジャングルジムに
いつから登らなくなった?
ジャングルジムに
いつから背を背けるようになった?
大人になると
無邪気さを何処かに落としてしまう
背中越しに
ジャングルジムと対峙していた私は
今 振り向く
真正面から対峙しようと覚悟を決めた
さぁ もう一度
登る準備はできたかい?
ゆっくりとでいい
また 我武者羅に登ってみよう
まだ私の知らない世界が広がっている
ジャングルジムのてっぺんで
いつしか失くした夢を取り戻しに行こう
てっぺんに登ると
まるで王様になった気分だ
中に入ると
まるで家に住んでいるような
遠くから眺めると
まるで孤高の富士のようだ
何にでもなれる
想像力を働かせ
#ジャングルジム
―ジャングルジム―
言えない。
昔、君とジャングルジムで遊べたのは、
君に会いたいがために、
いつでも勉強を強制して、
遊びなんてものを許さなくて、
私と周りの人との付き合いまで制限してくる親に
秘密で家を抜け出していたからだと。
最初はジャングルジムが怖くて、
1段しか登れなかったけど、
上に登っている君と同じ場所にいたくて、
頂上まで登れるようになったこと。
いつしか、ジャングルジムの頂上で
君と夕日を眺めながら色んなことを喋るのが
難しくて嫌いな勉強を頑張るためのご褒美に
なっていたこと。
公園に君が来ても、
いつも素っ気ない顔で振舞っていたけれど、
その顔の裏でどれだけ君が来てくれたことを
喜んでいたか。
そして、もう君に会うことが出来なくなって、
どれだけ私が絶望しているか。
君にこれらの想いを伝えそびれてしまったことを、
どれだけ悔やんでいるか――
なんて、もう絶対に言えない。
こんな私に残されたのは、
私を自在に操る親の手によって念密に作られた、
『世間一般的な優等生』の仮面だけなのに。
ジャングルジム
幼い子どもにとっては迷路のような、上まで登ったら楽しそうな、遊具。
その子どもを見ている大人にとっては、一緒に中に入れないし、上の方は手はとどかないし、面倒な遊具。
ヒヤヒヤしながら遊ばせていた頃を、思い出しました。
#ジャングルジム(グロ注意)
ジャングルジムから落ちて死んだあの子が私を上から見下ろしている。青色のそれは近づいてみると赤黒くなっている。触るとベタベタとしていて気持ちが悪い。あの子がこちらを見ている。
そういえばあの子が死んだ時、打ちどころが悪くて大量に血が吹き出していたらしい。頭は大切な血管が沢山あるから、事故が起こった時、本当に酷い状態だったと大きくなってから母から聞いた。そんなことを思い出しているうちに、もう日が傾いてきた。墨をぶちまけた様な空は真っ暗で、電灯が不気味に光っている。
そろそろ帰ろうかとジャングルジムに背を向け歩き始めた。
ぐしゃっと音が聞こえたが、聞こえなかった振りをした。
子供の頃、私はジャングルジムが大好きだった
いつもより高い目線
いつもより広い視野
上から見下ろす景色は、何故だか美しく見えた
純粋な子供だった故の感性
大きくなって失われてしまったそれを
私は、今でも探し続けている
『ジャングルジム』
始まりは多分、公園のジャングルジム。てっぺんまで登って、2本の足だけで立つ。風に吹かれるあの感覚。気付けば忘れられなくなっていた。母からは「危ないから降りなさい」と何度も言われたが、私の心はもうあのジャングルジムのてっぺんにしかなかった。
幼稚園を卒業したころだろうか、私はジャングルジムでは満足できなくなっていた。ありとあらゆる高所に登り、もう一度あの感覚を味わおうとした。木、建物の屋上、山…
そして私は遂にエベレストを制覇してしまった。
しかし、心は満たされなかった。危険過ぎたり、下が見えなかったり、時には立つことすらできなかったり…
理由は様々だが、ジャングルジムのあの絶妙なスリルを味わうことは決してなかった。
もうダメなのだろうか…
そう思い絶望していた時、一つのアイデアが降りてきた。
ここから飛び降りたら、もっとスリルを感じられるだろうか?
『ジャングルジム』
「ジャングルジム」
人生を形にしたみたい
上もあり中もあり下もあり
自由でいい
夜遅くに仕事帰りで公園の道を歩いていた。
その時ふと、ジャングルジムが目に入った。
「懐かしい」
ブラック企業で疲れた体は勝手にジャングルジムの方へ歩いていた。
「今になっては小さいな」
誰もいない夜に一人でジャングルジムの上まで登りぼーとしていた。
「いつから公園で遊ばなくなったんだろう」
「あの頃は楽しかったな」
「仕事もなくて学校に行けば友達もいて」
「今になっては社会のために働いて」
「寝たら仕事寝たら仕事の繰り返し」
「もう、どうしよう」
色んな気持ちが心の中から溢れ出てきた。
「死にたいな」
ジャングルジム
私は小さい頃から高い所が好きだった。
高い所に行き、綺麗な空を見つめる事が好きだからだ特に、悲しい時やぼーっとしている時、私は決まって空を見る、あの綺麗で透き通るような空それを見ていると、何もかも忘れたような感じになるからだ。
ジャングルジム
私はジャングルジムのてっぺんに登って、
ここは私の陣地ね!
と言った。
友達は隣を自分の陣地と言った。
でもいつの間にかそんなこと関係なく友達の陣地にも入る。
こどもなんてそんなもんだろう。
「ジャングルジム」
校庭の隅
少しペンキの剥げたジャングルジム
外が丸見えな、複雑な迷路
大きな城に見えた
小学校低学年
こんなもんだっけ
その変化に寂しさを覚える
ふとすぐ隣の金木犀が香る
あぁ、君は変わらないね
君がフッと優しく微笑んだ気がした
足を踏み外したその瞬間に
視界いっぱい広がった蒼の中
咄嗟に貴方が伸ばす手が
私にはしっかり見えたはずで
それなのに、手を握ろうとはしなかった。
貴方の記憶に残れるのなら
このまま地面に打たれてしまおうかなんて
馬鹿みたいな事が、頭をよぎってしまったから。
「ジャングルジム」