『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さいごに あのこにあったのは
ゆうがたの こうえんだった
ジャングルジムのてっぺんから
おしえてくれた
おかあさんが きょうから
ほかのひとになったんだって
いつも わらってたけど
きっと つらかったよね
あのこ
どこにいったんだろう
いまなら あのこに
かけてあげることばも たくさんあるのに
そっと てを にぎってあげるのに
どこにいったんだろう
ジャングルジムは しってるかな
あのこのゆくえを
「こうやって登るんだよ。手…足…手…足…。」
ジャングルジムが苦手な子に声をかけて、一つひとつ、やって見せる子。
一段登れたことを、自分のことのように喜んでいる子。
怖かったけど、頑張って少し登れて嬉しそうな子。
大人が入らずとも、立派に回っている子どもの世界。
なんて、尊い世界。
涙が出そうになった、ある日の出来事。
ジャングルジム
小さい時憧れたジャングルジム。
あのころわくわく、どぎどきしたよ。
一番高くに登れなくて、足を止めていた。
今、あの時の透き通った気持ち私にあるだろうか?
怖がりで泣き虫、カッコつけたがり、過去の私。
わからなかったけどいろんな気持ちの自分がいたね。気を使いすぎて唇が切れていたね。
あんなに子供は気を使うだよね
あの頃の私そんなに気をつかわないでといってやりたくなる。私は過去の私に戻れるほど強くない。
本当は繊細で優しいさんだったんだよね。
あなたはとても頑張りました。
ありがとう過去のわたし。
ジャングルジム
友達と登ったあの日は忘れない
とてもいい気持ちだった
夕焼けが綺麗だった
たくさん遊んだ
その友達とたくさん遊んだ
とても嬉しい日々だった
いつまでもジャングルジムに
いるわけにはいかない。
「いってきまーす。」
ある子供が遊びに家を出た。
いつもの公園で遊ぶ。
もちろんいつものメンバー。
楽しそうにいつもの
ジャングルジムで遊んでいた。
「こんな日々がずっと続けばいいのに。」
そう思った瞬間、目の前が真っ暗になった。
目が覚めた。気を失っていたのだ。
しかし体を動かそうとしても
びくとも体は動かない。
なぜか、体が大人の姿となっている。
大きくなった体がジャングルジムに挟まり
身動きが取れない。
時間だけが流れていた。
過ぎ去った時間は戻らない。
ジャングルジムから出られない。
周りには誰もいなかった。
テーマ「ジャングルジム」
050【ジャングルジム】2022.09.23
いい年をしてついうっかりジャングルジムのてっぺんまで登ってしまった。
満月の夜。誰もいない公園にて。地元の仲間とひさしぶりに飲んで、二次会でカラオケを死ぬほど歌って、テンションがおかしくなってたせいだ。きっと。
てっぺんにすわると、満月が近くなったようにおもえた。砂場や鉄棒、その他もろもろの遊具が、なぜとはなしに、ちっちゃく見える。花果山のてっぺんで威張ってた、猿山のボス時代の孫悟空(もちろん、『西遊記』の方のだよ)って、きっとこんな気分だったんだろうな。
さすがに、オオカミみたいに月にむかって遠吠えはしなかったけど……いや、あともうすこし酔いがまわってたら、やってたかもしれんな……。
子どものときは、ジャングルジムって怖かったんだよな。オレ、背の順で一番前だったし。
この鉄パイプの正方形がデカく見えてデカく見えて。上へむかって乗り越えられる気がしなかったんだよ。
まんいち落っこちたら、この枠組みの真ん中を、スカッ、と余裕で抜け落ちるだろうな、それから地面に激突!……って予想するだけで、ふるふるゴメンだぜ、っておもってた。
それがどうだ。
こんなにちっちゃかったっけ、ジャングルジム? ちっちゃかった、どころじゃないや。ちゃっちかったっけ?
なんで、オレ、あんなに怖がってたんだろう。
ああ、なんだか夜風が寒くなってきたなぁ。山のてっぺんとおなじで、ジャングルジムのてっぺんも、吹きっさらしだから、よけいに寒いんだ……もういいかげん降りなきゃ。それに、もし、通報でもされたら、ややこしいからな。
オレは慎重に手足をたぐってジャングルジムを降りた。この年で、ジャングルジムから転落事故なんて、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない、っていうはもちろんだけど、オレ、蓮太郎の父親だから。こんなことで死んだりしたら、大変だ。
もういちど、今度は地べたからお月様を見る。
ジャングルジムと満月。なかなかいいな。俳句でもひねれそうだ。オレにはムリだけど。
ていうかさ。こんど、蓮太郎と公園にいこう。一緒にジャングルジムで遊ぼう。オレにはちっちゃくなったジャングルジムだけど、蓮にはとてつもなくデカく見えてるんだよなぁ。
そうだよ。オレの子どもはまだまだちっちゃい。まだ、このジャングルジムがデカく見えてデカく見えてたまらないほどに……まもってやらなくちゃ、オレが。
だめだ、だめだ。こんなところで、こんな時間まで、酔っぱらってちゃ。
はやく家に帰ろう。
私は子供の頃からジャングルジムを楽しいと思った事はない
面白いと思った事もない
ただ付き合いでジャングルジムで楽しいフリをして遊んでいただけだ
何故ジャングルジムを楽しい面白いと思えないのか?
理由はわからずじまいだ
別に外で遊ぶのが嫌いだったわけじゃない
子供の頃は、外で遊ぶのも家で遊ぶのも大好きだった
もちろん、公園には毎日のように遊びに行っていた
ブランコや滑り台は好きだったのだ
でもどうしても、ジャングルジムだけは好きになれなかった
それだけだ
この森から抜け出して
夢見たものを叶えるの
月明かりを頼りに
きっとね
子供の頃
よく遊んだな。
あの公園、今はどうなってるのかわかんないや。
家から徒歩数十秒。
目の前にはみんながいて賑やかな公園がある。
そこまで大きくないけれど、
僕とそこには大きな壁で仕切られていた。
遊ぶのは好きなくせして、
人と遊ぶのが苦手な子は
いつも壁の向こう側からみんなが楽しそうに登る
ジャングルジムをただ眺めるだけ。
みんなが鬼ごっこをしだして、
鬼ごっこをするには狭い公園。
みんなが公園の外に出て遊びだす。
その子はいつもそんな時、
隠れて1人で遊んでる。
なのに今でも楽しかった記憶が蘇る。
2022/09/23 「ジャングルジム」
ひか
ジャングルジムの上に登る。
小さい時は怖かったのに、
今じゃ全然怖くない。
ここから飛び降りることもできそうだ。
体の変化に驚いて、心の変化に驚く
毎日は早く過ぎ去っていく。
君との記憶も薄れていく
無職の頃さ、思い立ってコンビニでシャボン玉買って近所の公園のジャングルジムのてっぺん登ってシャボン玉吹かしてたんだよな。
いい年した大人が何やってんだって、コンビニで金出してくれた親には呆れられていたと思うよ。
でもさぁ、大人だからってシャボン玉吹かしちゃいけないなんてルールねえじゃん。あの時の俺にはそれが必要だったわけ。何つーかタバコ代わりみたいな。
オレンジ色の空が近くなったような気がして、ジャングルジムのてっぺんでボンヤリ季節の移り変わりを見ていたのんびりした時間ってさ、俺の精神を安定させるために必要だったんだ。
最近の公園って何もねーのな。
あの遊具は危険だから外せ、それならアレも危険でコレも危険……あれよあれよという間に、俺が登ったジャングルジムもなくなっちまったな。
今の俺はネクタイ絞めて会社勤めで、休憩時間には喫煙室でタバコふかしてるようなつまんねーオッサン。
もう、あの頃のジャングルジムもねーし無職の俺も居ねえ。
高層ビルに邪魔されて空の色なんか見えやしないんだ。
お題:ジャングルジム
大きくなった気分だった。
強くなった気分だった。
ここにくればなんでも出きる気がしていた。
だから彼は夢を語ったのだろう。
#ジャングルジム
『ジャングルジム』
傍で笑ってくれた優しい子
どうしてもどうしても欲しくなって
お月様が連れていってしまったのね
人生てのは入り組んだものだ。
そうだな、、、
例えるならジャングルジムだ。
遊ぶときに頂上目指して上へ登っていく。
登るときに側面をつたって登ってもいいし、
中に入って登ってもいい。
人生も同じ。
自分が思う登り方をすればいい。
無数の登り方があるんだから。
嵌まりたくて抜け出したくてジャングルジムへ
右手を伸ばしつづけて おとな
私はジャングルジムが怖い
小学生のころ、
上から何故か突き落とされて
全治5ヶ月の怪我を負ったのだ
ねぇねぇ!ジャングルジム登って見ようよ!
と大親友が言ったので、断ろうと思ったが、
なにか言われるかもしれないと思って一緒に登った
とある冬の夜
ジャングルジムの上から見る夜空は
とても、とても、綺麗だった
お題 ジャングルジム
壁が無くてもね
窓も無くてもね
そこは私のお城だった
公園の一角にある
鉄のパイプで組まれた遊具
手で掴むと
真夏はチリチリに熱くて
冬はひんやりと冷たくて
1番上から見下ろして
偉くなった気分
はい、お客様
どうぞ玄関から来てください
あー、頭をガチンと
ぶつけちゃった?
お城だけど、入るのには
ちょっとコツがいるのです
ージャングルジムー
いやに赤い夕日に照らされ、遊具がどこか薄気味悪く長い影を地表に落としている。
公園は閑散としており、ジャングルジムに登って遊ぶ子供が一人いるだけだ。
彼は知らないのだ。この街に越してきたばかりだから。そこが曰く付きの公園だということを。
一人遊びが得意な彼は、貸切状態と言わんばかりに楽しそうに遊んでいる。
そこに突如、誰かが啜り泣く声。
驚いて注目すると、ジャングルジムのすぐ側でしゃがみ込み泣いている女の子の姿があった。
一体いつからいたんだろう? 不思議に思いながらも彼は女の子に声を掛けた。
「どうしたの?」
「ここで大事なものを失くしちゃったの……」
「そうなんだ。一緒に探してあげるよ」
彼はジャングルジムの中や周辺をくまなく探す。だが、それらしいものは何もない。
そういえば大事なものってなんだろう。
そのことを訊ねると、女の子はゆっくりと顔を上げて、
「大事なもの──それは私の命だよ」
そう答える女の子の頭はぱっくりと割れ、首は折れて真横に傾いている。青白い肌に生気は無く、煤のように真っ黒い虚ろな目で彼を見ていた。
テーマ【ジャングルジム】
ジャングルジム
幼い頃、ジャングルジム
で遊んでいたような気がする…
人の目も気にせず…
無我夢中で何度も何度も
楽しんで…
怖いもの知らず…
いつからか
こわがりで臆病に
なって…
でも…
どれも
自分の一部…
大切なんだよね
「ジャングルジム」
ジャングルジム。
昔、子供の頃登った。
今は、公園で子供たちが遊ぶのをたまにみる。
ジャングルジム。
君とたまには、ゆっくり、ジャングルジムをみながら、
公園で話がしたい。
厚切りのベーコンや、ふわふわの卵焼き挟んであるサンドイッチと、カフェラテを片手に。
マフィンなんかもおやつに焼いて作ってあげたい。
二人でマフィン。
ベンチに座って、秋だからコスモスが、咲いていたらいいな。
コスモスの写真を、夢中で撮る、君をみながら…。
私はそんな君の写真を撮る。
後で見せたら、そんなの撮るなよといいながら、笑ってる。
そして、金木犀も咲いてたりするのかな。
いい香り。
君が言う。
そして、未来には私たちの子供が遊んだりするのかな、
と想像してみる。
そうだといいな。
わからない、でもそう願いたい夢をみる、ジャングルジム。
秋にそんな、夢をみる…。
9.23