『クリスマスの過ごし方』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
クリスマスの過ごし方
街もマスコミも、クリスマス一色に…煌めくイルミネーション、甘くささやくクリスマスソング…行き交う恋人達が幸せそうに寄り添う姿に、少しだけ…否、大きく心の中が締め付けられる…あの時、素直になれたなら…あなたの温もりが、まだこの手のひらに残っているのに…一人で歩く街の道は、余りに切なくて…
みんな違ってみんな良い、とは言えないよね。
わたしの恋人は今、別の女の人とデートしてる。そこにいるのはわたしのはずなのに。
恋人と過ごすはずだった幸せな時間を、独りで、ただ時間が過ぎるのを待つ。
お題:クリスマスの過ごし方
【お知らせ】
年末の多忙により、書きものが出来る状況ではありません。30日までの間、しばらくお休み致します。
〝クリスマスの過ごし方〟
一人しかいない部屋に、時折紙の音が響く。
横に目を向けると、高々と本が積まれている。
クリスマスの雰囲気に浮かれて、借りすぎてしまった。
果たして読み切れるだろうか。
不安とは裏腹に、頬の緩みを感じてしまう。
暖かい部屋に、大好きな本。
恋人はいないけど、そんなことはどうでも良い。
これが私の、理想のクリスマスの過ごし方なんだ。
売れ残りのケーキ
まだあるかな
コンビニ行こうか
0時ギリギリまで悩んでる
ケーキと同じ
売れ残り気分の
クリスマス
「クリスマスの過ごし方」
君が食べなかったフライドチキンは炊き込みご飯になったよ。一人で食べるには少し多いな。
No.6 クリスマスの過ごし方
『メリークリスマス』
僕には家族がいない。
昔からずっと一人だけで、親戚の養子にはなったけれど毛嫌いされて。
いつかいつかの、あの頃の記憶、クリスマスの苦い思い出。
僕が冷たい水で窓掃除をしている間にガサゴソとプレゼントを開ける音。
メリークリスマスと言い合う血の繋がっていない兄弟達。
暖炉の火花のパチパチ音、クリスマスツリーの影、
シャンパンの淀んだ香り、丸焼き七面鳥の叫び声、
廊下に響く僕の泣き声
汚れた繋ぎ合わせの服はヨレヨレで、木彫りの、足に合わない靴で、
ただ、ただ外のしんしんと降り積もる雪だけが僕の頬を撫でていた。
寂しかったなぁ。あの頃は。
_今はもう、僕はあっち側じゃあないからね。
クリスマス、少年の願い、きらきら輝く深雪は、あのおじいさんを呼び寄せる。
「このプレゼントはどこの国のでしょうか!?」
「フィンランドって書いてあるでしょ。ちゃんと見なよ。あたしらプレゼント妖精だよ?しかも200歳、大ベテランよ?」
「わ、分かってるって!!」
あの日僕は、最高のプレゼントをあの方に貰ったんだ。
「ふぉっふぉっふぉ。そんなに急がなくても出発は明日...」
「「今日ですよサンタ様!!」」
「そうじゃったかの?」
きらきら輝く大きな広間。
サンタ様の和やかな笑い声。
僕たちの慌てる小さな足音。
「そろそろ出発だよ!!ほらサンタ様も早く乗って下さい!!」
「そ、そんなに押し込まんでも...」
「トナカイは!?五匹いる!?新入りは!?」
「いるよ!!赤鼻のトナカイ!!」
真っ白雪にまん丸お月様。
「出発!出発ベル鳴らすよ~!!」
カランカランカラーン....
ふわっとソリが浮き上がる。トナカイも足の雪を振り落とす。
新入りの赤鼻トナカイが「リン」と出発の鈴を鳴らす。
大嫌いだったクリスマスは大大大好きな日へと変わった。
未だに慣れない光景。
サンタ様のソリに乗って、世界を回るこの瞬間のお月様の眩しい光。
「家族、仲間、いなくても、きっと僕たちは一人じゃないですよね」
「...元から一人の子などおらんよ。皆が大切な誰かと、何かと常に寄り添いあっているもんじゃ」
「その人たちが幸福であれるように贈り物をするのが僕たちの使命ですよね」
「うむ。そなたに送ったようにな」
刹那、振り返ったサンタ様の瞳は柔らかく、温かく、お月様の光に照らされ輝いていた。
「メリークリスマス。全世界の子供たちよ」
眠りについた温かなお家の廊下では、妖精の笑い声が聞こえたとか聞こえなかったとか
お題『クリスマスの過ごし方』
メリークリスマスです。
『クリスマスの過ごし方。』
①家族と過ごす場合。
パーティーの準備をする。
豪華な食事を楽しむ。
プレゼントを開ける。
②カップルと過ごす場合。
部屋の飾り付け。
ケンタッキーor手作り料理。
プレゼント交換。
③1人で過ごす場合。
小さいケーキと小さいチキン。
寝る。
以上
#『クリスマスの過ごし方』
No.16
世は人それぞれだけど…
このままでは愛が…
愛しかないよ…
……
ミーチャン♪…好き…
君は切ない多忙な夜に雪空を舞い降りた天使です
神様 仏様 夢グループ石田様 お願いです…
愛を伝える時間をプレゼントを下さい!!
愛を伝えたいから現実逃避行への勇気を下さい…
一瞬だけでも…ミーチャンに会いたいので…
あいたい…
クリスマスの過ごし方を考える間もなくあっさりとクリスマスがやってきた。仕事の残業が終わらない、どのみち予定がないのでささやかな残業代と評価を稼げればいいと引き受けたが思ったより手間がかかっている。同じく残業を引き受けた人とともにひたすら働く。終わって帰るときに、メリークリスマスと同僚がお疲れ様ですの声とともに冗談めかして笑って言いながら去っていった。つられるようにこちらも返事を返してささやかなクリスマスっぽさを感じながら足早に家路を目指す。
クリスマスの過ごし方
いつもの今日にちょっぴりのご馳走チキン
豪華なホールケーキはもう食べきれないからカットケーキで充分のメリークリスマス🎄
冷めたコンビニの弁当。
いつもよりだいぶ濃いめのハイボール。
こいつを飲んで、さっさと今日とおさらばする。
玄関で山積みになった白いビニール袋。
子ども達が見たら、私をサンタクロースだと勘違いするだろうか。
せっかくの聖夜だというのに、
私のクリスマスの過ごし方は最悪だ。
クリスマスには家族でパーティーをする。必ずケーキとチキンとミートソーススパゲティを食べる。それから家族でプレゼントを送り合う。前から欲しいと言っていたものを送ったり、サプライズにしたり。贈り物は選ぶのも貰うのも楽しい。
私にとってクリスマスとは、美味しくて楽しい家族行事なのだ。
【クリスマスの過ごし方】
クリスマスは
ひたすら仕事を頑張る
休んでる人から
たくさんの感謝を貰うんだい
1人もいい
家族もいい
恋人もいい
友達もいい
仲間もいい
心にそっと
ろうそくのように温かい火が灯って
ポカポカと感じられたら
それはしあわせ
しゃんしゃんしゃんと
鈴の音が部屋に鳴り響く
これは幸せの音?
どうなんだろう
聴く人によっては
妬みに変わる音かもね
さーて
この衝動を行動に起こす者は居るのかな?
お題『クリスマスの過ごし方』
「クリスマスの過ごし方」
綿の上で
約束の
あの人を
待たなければ。
【#6】
「クリスマスの過ごし方」
七面鳥を豪快に焼き
七面鳥を豪快に捌き
七面鳥を豪快に食らいつく日
「メリークリスマス、オレの相棒。」
オレには父親がいたはずなのに。
クリスマス。子供がサンタからプレゼントを貰って喜ぶ日だ。でもオレはもう、貰えない。
オレと一緒にいてよ。オレの隣にいてくれれば、虚しくとも寂しくともオレはただ嬉しい。
なのに。
「今年もオレたち二人っきりだ!好きなことして遊べるな!」
なにもいらないから、そばにいて。
オレの願った流れ星は、雲に飲まれていた。
「なあ、相棒。
何もしなくていいからよ。
オレとはずっと一緒な!絶対!」
_2023.12.25「クリスマスの過ごし方」
有名博士の息子くん。多分一応pk。
毎年のことだが、クリスマスになるとここ『喰魔カフェ』にはカップルのお客さんが大勢来る。
理由はここのクリスマス限定のオリジナルケーキを食べるためだ。
ふわふわのドーム状のスポンジに優しい口溶けの生クリーム、そしてハートの形に切ったイチゴや沢山のフルーツを中と外に飾り付けをしクリームで可愛く絞っり、てっぺんには砂糖で作られた小さなお星さまを乗せて完成。
一昨年辺りに出したのが今ではこんなにも有名になるとは思わなかった。
今では探偵の助手であるリリカやギルモン(今は俺と同じヒューマンプログラムで人間と同じ姿になってる)が手伝ってくれており、去年よりは楽になった。
そして閉店時間。
「お疲れ様でした」
「おう、おつかれ」
「つかれたぁ〜…」
へとへとになりながらカウンターにへたり込むギルモンと、同じく疲れてへとへとなリリカがいる。
「これ、今日の駄賃な。来てくれて助かったぜ、ありがとよ」
「いえ!お役に立てて良かったです!」
グゥ~……
大きなお腹の虫の音が聞こえた。
音の方を見るとギルモンがお腹に手を添えて「お腹すいた」と小さな声で呟いた。
「今日は、いっぱい動いたもんね」
「うぅ‥お腹と背中がくっつきそう‥」
「それじゃあそろそろ店を閉めて帰るか」
それを聞き二人は元気な返事をした。
店を閉めて、探偵事務所でもありリリカとギルモン達の家へと歩く3人。
少し歩いた時、空からふわりと何かが降ってきた。
「あ、雪だ」
シンシンとゆりだした雪はとても優しく3人に降り注いだ。
「ホワイト・クリスマスだな」
そしてまた3人は歩みを進めた。
家にたどり着くと安藤さんが台所から顔を出した。
「お前らおかえり。丁度チキンが焼き上がったぜ」
「はい!ただいま帰りました!」
「ただいま〜!」
「ほら作ってきたぜ喰魔カフェオリジナルケーキ特大版」
「わざわざありがとよ。ほら飯食べる前に手洗ってこい」
「「はーい!」」
洗面所に行くリリカとギルモン。
「…なんか、去年まではこんなに賑やかになるなんて思いもしなかったな…」
「なんだよ、湿っぽいな安藤。どうせこのあと博士やアズマ達が来るんだろ。リビングにケーキ置いとくぜ」
「おう、頼んだ。その後手洗えよ」
「わかってるよ」
雪が降りしきるホワイト・クリスマス。
皆が来て、楽しいクリスマスパーティが始まって、プレゼント交換をして。
今年のクリスマスは騒がしくてたのしいな。
仲間と過ごすクリスマスはいいもんだ。