『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『カーテン』
部屋のカーテンは色褪せている
赤みのあるオレンジが
綺麗な夕日色で一目惚れして買ったものだった
このカーテンを付けた頃は
暖かみのある部屋に愛着を持ちながら生活していた
だがそれも日常化し当たり前になるのは早かった
ただ私の心の疲労とカーテンが色褪せていく過程は似ていた
部屋のカーテンが色褪せている
綺麗な色のカーテンに変えたなら
疲れきったこの心が少しでも動くかもしれない
朝 カ−テンの隙間から 日が差し込む 今日も お天気だ! ぼ−っと寝ているの 勿体ない 布団を跳ね除け バルコニーに飛び出し 朝日をいっぱい浴びる
街は すっかり明るく変身 一日の始まりを告げる
つい その6時間ほど前には 同じ街が 真っ暗な空に包まれていた
点々と灯る 窓辺の光の 宝石を散りばめた夜は カ−テンを閉めるのも 勿体ない
一晩中 夜が明けるまで 眺めていたい 夜の闇に溶け込んで
それでも そろそろ寝るかな と 時計に目をやると 午前3時過ぎ カ−テンを そおっと閉めて 布団に潜り込む
お休みなさ~い
私の心のカーテン
私が閉めてるのに私には開けられない
ずっと探し求めてる
私の心に手を差し込んで
カーテンを開けてくれる人
そして
カーテンの外の世界を
私を連れ出してくれる人
カーテン
カーテンって断熱効果も遮熱効果も有るらしい。
最強
淡くくすんだピンク色のカーテンから
ぼんやりした朝日が滲むようにこぼれた
外は薄く霧がかかっていて
覚めきっていない夢のつづきのようでもあった
音量をしぼったスピーカーから
スカボロー・フェアが眠たげに流れ
隣ではあなたが
裸のまま眠ったふりをしている
みんな夢の中に
置いてきてしまいたいみたいに
私のことも
私とのことも
ピンク色のカーテンから
ぼんやりした朝日が滲みでる
眺めているとだんだんと
滲みは大きくなっていき
これ以上溢れてしまわないよう
静かにそっとカーテンを閉め直す
#カーテン
夜風に揺れて、端がふわりと宙を舞う。
刹那見えた窓の外、四角く切り取られた夜空。
狭い四角のその中が、ひどく広く感じて。
夜空に輝く星のひとつ、三等星になれたならと、
そうふっと思った。
もしも星になれたなら、私も誰かの願いを託されて
たまには見上げてもらえるかな。
──そんなことまで思う頃には、
もう 夜空は布1枚を隔てた向こう。
いつの間にか、見えなくなっていた。
君が日光に照らされ恋という風に揺られふんわり私は膨らむ
これは何かを擬人化した話だ。
それは何って?私の正体は…カーテンよ。
景色を透かし揺れるレース。
繊細なそれを覆う布は様々で、華やかな花柄、可愛らしい小花柄。
静かな重厚感を感じる布は厳格で、ダマスク柄は気品溢れる貴婦人か。
纏う布によって雰囲気を変える、その様はまるで景色が纏うドレスのよう。
けれども逆に窓の外から中を覗けば、私の居場所を彩るドレスになるのだろう。
風に揺れる裾。
ちらりと覗く私の世界の彩りは、きっと貴方の視線も奪いさるから。
お題/カーテン
カーテンが全ての光を遮ってくれる。
体が重い。まだ起き上がれない。
閉ざされた部屋の空間は、いつも心地好い。
まっくらがいい
カーテンをすると 私だけの世界がそこにはある
外の声はいらない
ある日カーテンをひいた 陽の光が少しはいってくる
嫌だ!少しもはいらないようにしっかりとしめなおす
それでも 外の声は聞こえてくる。。。
『カーテン』
朝起きたらカーテンから覗いてる太陽。私はこの状態のカーテンが好きだ。カーテンの隙間から、朝だよ!っと太陽が言ってくる。カーテンをあけたら、満天の空。カーテンはいい仕事をしてくれている。
不器用が嫌な時がある 不器用が情けない時もある でも不器用だからこそ 遠回りしながら歩んでいる 器用に生きられないから これからも不器用で生きていく。
「カーテン」
明るみのない部屋で カーテンだけが囁くように揺れていた すぅっと風を呼んだかのように 顔に挨拶を交わす あぁ、今日も生きてた 今日もいろいろ学んだ いろいろ反省したんだ 明日への扉はすぐそこ 開けるか開けないかは自分次第だけど 青空見たさにあけるんだよきっと
カーテン
カーテンというお題で何が書けるだろうか?
少し黄ばんだ白いカーテンが、思い出された。
学校の教室の、高い窓に掛けられた白くて大きなカーテンは日に焼けて少し黄ばんでいた
小学生の頃には、そのカーテンにぐるぐる巻きになってふざけてる男子がよくいたな、なんて思い出した。
これがカーテンかー
そう、絶対一緒に見たかったんだ
でも、何も言ってくれないから、途中この雪に置き去りにされるかもしれないって、内心ドキドキしたんだよ
ごめん、びっくりさせたかったから、それよりほら、また、大きく揺れた
小高い開け場所に陣取って、2人で口ポカンと開けたまま、空を見てた
凍てつく寒さと、ほんのり明るく光る雪の中、空にはオーロラが輝いていた
カーテン
カーテンを開ければ、外の景色が綺麗に見える、例え天気が良くなくても、朝だって良く分かる。そんな外の景色を見て今日も1日頑張ろって心で話す。
あなたは今日どんな風に過ごしているの?
ゆっくり休めている?
過ごしやすい天気だね
どうして一緒の時間を過ごせないの。。。
聞きたいことも言えない
今日は返事が返ってこないから。
私のこと好き?
そっと心の中でつぶやいた。。
‥‥‥‥‥‥‥‥。
秋風が吹いて
そっと
カーテンが優しく私の頬を撫でた
【カーテン】
目が覚めると、暗闇が広がっていた。
自宅アパートの一室。ベッドの上でいつものように寝ていたが、どうやら夜中に目が覚めてしまったらしい。
もう一眠りしようと目を閉じたが、なかなか寝付けなかった。
時間を確かめようと、枕元にあるはずのスマートフォンを手探りで探す。遮光カーテンのお陰で理想の暗闇を手に入れたが、何も見えないというのも考えものだ。
スマートフォンを手に取り、感触を頼りに電源ボタンを押すが全く反応がなかった。充電が切れたらしい。
仕方ないのでカーテンを開けに窓へと向かった。広くない部屋なので、すぐに手がカーテンに触れる。
カーテンを引いたが、変わらず暗闇が広がったままだった。
いつもなら見える街灯の光も、停電なのか見えない。
曇っているのか、星も月も見えない。
いつになったら明るくなるのだろう。
眠る 眠る 眠る
ふんわりと白いカーテン
心地よい風を通し
さらに眠りへと導く
このまま目が覚めないで眠っていたい
誰しもそういう時があるだろう
仕方ない 現実の世界へ行くとするか
ビジネスマン達の日常は
厳しいのだ
どこに行ったんだろうとテレビの後ろのカーテンを覗くがいない。
寝室のカーテンの裏にもいない。
自分の部屋のカーテンにも隠れてない。
どこだ、どこだと探していたら自分が最初に座っていたソファの後ろの階段に隠れてた。
近くにいるのに意外と分からないものだ。
尻尾が出てますよ可愛い猫ちゃん。
カビが生える前に取り替えておいてね、と言うのを取っておく間にいなくなってしまった
『カーテン』