『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
家に着いて、上着を脱いだ。
裾のほうが少し濡れたなー、
そう思って見ると。
魚をえがいた紙が、背中に貼ってあった。
あいつ、やったな…
四月の魚。
昔々、仲の良い男女がいました。
結婚の日取りも決まり、村の者もその日を楽しみにしていました。
しかし、男が流行り病に倒れてそのままポックリと逝ってしまいました。
深く嘆き悲しんだ女は結婚するはずだった日に花嫁衣装を着てあたかも男が生きているかのように振る舞いました。
村の者は女の意を汲んで同じように振る舞い、その様子を見ていた神官は神様に今日この一日だけ皆が嘘をつくことを許してくださいとお祈りしました。
これがエイプリルフールの始まりです。
……なーんてね。もちろん嘘ですよ。
いつも通り嘘を吐く
誰も傷付かない嘘
自分に言い聞かせる
私は幸せだ、と
いつかこの嘘が真実になるように
【エイプリルフール】
貴方からの連絡を待った。
今日はエイプリルフール。
奥手な貴方が、この日に何か進もうとするんじやないかと期待した。
でもやっぱり何もなくって、もう会うこともなくて。
勝手に期待して勝手にちょっと凹んでしまった。
もう会うことのない貴方の存在が心にすっかり巣食ってしまった。
『エイプリルフール』
誰も傷つかないような
私の想像の中だけの
でも実現不可能でもないような
「そうだったらいいな」を
真面目な顔で言ってみたら
「それほんと?」って
真面目な顔で信じてくれた
私と君の間にずっと
春の風のように柔らかな
嘘みたいな幸せが吹きますように
【エイプリルフール】
嘘は嘘だと明かしておくこと。
2.エイプリルフール
「嘘だよ」
俺の友人は、いつも語尾にそう付け加える。
そいつは冗談ばかり言う奴だった。嘘だと
分かりきっていても話にのってやれば、
嬉しそうに「嘘だ」とからかった。
それがどうにも可愛くて、まぁ、うん。
……いつの間か好きになっていた。
「──好きだ」
そんな奴が今日、顔を真っ赤にして告白してきた。
全くもってタイミングが悪い。悪すぎる。
なんで今日言ったんだ。よもやこれが狙いか。
嘘かもしれないのに、俺の顔には熱が集まって…
どうすりゃいいのかなぁ、これ (泣)
直接話したあなたは桜も散るほど綺麗で、
太陽も霞むほど眩しくて、
文明なんて刹那に思えるほど衝撃的。
私はそんなあなたが愛おしいのです。
文面のあなたは、命の伊吹を感じないほど冷たく、
濃霧のように触ることは許されず、
猫のように気まぐれです。
どっちがあなたなんでしょうか。
それを知れるのはきっと、私じゃない誰かだ。
あぁ、さびしいですね。
その全てが、今日だけの虚像だったら良かったのに。
「エイプリルフール」ўциа
「今日ってエイプリルフールじゃん?」友人が一緒に歩きながら言う。「だからさ、なんか面白い嘘ない?」
「ふっ、ちょうど面白い嘘を言いたかったところなんだ」キザっぽく言ってみた。髪をかき上げながら。
「つまり面倒くさいと」
エイプリルフール
嘘でもいいから好きって言ってよ、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
っていう本心
冷めた夫婦みたいな関係でも
ご機嫌取りの好きでもいいから
まぁもう無理だってわかってるんだけど
AMラブレターなんてタイトルで
小説っぽく文章を書いてみようと思ったけど
ちょっと眠くて無理だったんで
仮眠して仕事行きます😪
【エイプリルフール】
今日はエイプリルフール
嘘をついてもいい日
いつから
そういうのが始まったんだろう?
嘘をついていいのは
年1回だけってことになる?
それはそれでやりにくいな
「エイプリルフール」
今日の天気は雨
桜の花が満開に近づいて来た
緊急地震速報が鳴った
株価は上がった
使わなくなる自転車を引き上げにいく
タリーズでラテを買う
今夜はハヤシライス
息子がハマって聴いているというHANAを聴いてみる
ノブロックTVを観る
お風呂に入る
そんな一日
やぁやぁ、そこの男の子、
こんなところでどうしたのかな?
足をケガしてうごけない───?
どれ、ボクに見せてごらん?
おやおや、ウソはいけないよ。
ケガどころか、すり傷ひとつないじゃあないか。
魔法使い───?
いやいや、ボクはただのマジシャンさ。
そうだ、少年。
ちょっと手品を見て行かないかい?
え、急いでるから見て行けない?
それまた、なんで。
流行り病で、薬が無くて。
お医者さんを駆け回ってる?
それなら、まぁ。
しょうがないね。
でもさ、少年───。
エイプリルフールだからって、
ウソはいけないよ。
だって、そんな薬。
そこの薬屋で売ってるじゃないか。
「エイプリルフール」
透きとおる青空
ベランダからは満開の桜
暖かい陽射しと
ひんやりした風が心地よい
足の裏を地面が押し返し
歩くリズムを手伝ってくれる
昨日蕾だったチューリップは開き
今日の生命を楽しんでいる
自然と笑顔になっているのがわかる
みんな笑顔を返してくれる
世界との繋がりを感じる
私は1人じゃない
勇気と感謝が湧いてくる
ありがとう
有難い今この瞬間に
ささやかな日常こそが
かけがえのない幸せ
#書く習慣アプリ #書く習慣 #詩のようなもの #詩
「エイプリルフール」
4月1日、朝8時。君から一通のメールが届いた。そこには一言、『別れよう』とだけ書いてあった。
4月1日は、世間ではエイプリルフールだ。エイプリルフールには様々なルールがあるが、基本的に嘘をつくのは午前中、午後はネタバラシの時間だと聞いたことがある。だから私は、君からのネタバラシを待った。きっとこのメールも嘘だと思ったから。
でも、待っても待っても何のメッセージも来ない。月が顔を出し、21時になっても22時になっても変化はない。それでも信じて待ち続けた。スマホを握る手が一人でに震え始める。
とうとう23時55分になった。君は、本気だったのだろうか。『ごめんね、あれはエイプリルフールの嘘だったんだ。びっくりした?』
そんなメッセージが来るんじゃないかと、何度も何度もメールを開く。けれど何も届かない。
23時59分。視界が滲む。溢れ出した雫が静かにスマホの液晶を濡らした。
エイプリルフールが、終わる。
→四月バカ
風呂に入ろうと思って給湯ボタンを押したつもりが、どうやら押せてなかった。
風呂の蓋を開けて、空っぽの浴槽。
自分から自分へエイプリルフールをプレゼントされた気分になった。
テーマ; エイプリルフール
家族の間だけで
絶対嘘だって分かって
傷つかない
そんな嘘なら
エイプリルフールもありかな
『エイプリルフール』
今日は、エイプリルフールだから、
冗談ぽい雰囲気で、大好きですって言った。
あなたは笑って、私もだよって返した。
私はもう一度、同じ言葉を口にした。
叶うはずのない恋を、口にできるのは今日だけ。
今日は
エイプリルフールだからね…
何度も
小さな嘘に騙されそうになった
一日
嘘を聞くたびに
笑って
笑って
笑って……
幸せな笑い声が
響いた日
こんな日が
永遠に続いたらいいのに
でも
もうすぐ明日になる
エイプリルフールは
あと一年後…
4/1
お題 エイプリルフール
エイプリルフール(914.6)
4月1日。
期初、色々スタートする公式発表のタイミングなのに、本当か嘘か疑わないといけないの、しんどい。
注釈なしでも誰が見ても明らか嘘とわかるネタは好き。
そういうのばっかりだと良いのになぁ。