『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
騙しては
騙し返され
春が来る
僕は今日から
四月の愚者さ
【エイプリルフール】
今日、道を歩いていたら財布を拾ったので警察に届けに行った。警察の方と中身を確認した、そしたらなんと25万も入っていた。
て言うのは ウソ ウソ エイプリルフール
前置きはさて置き4月1日の切りが良い日なので何かを始めようと思い。自分に文章力や語彙力が足りないので何か良いアプリがないか調べていたら、このアプリに出会う事が出来た感謝 感謝。今日から自分のペースで気が向いたらぼちぼち書きます。
/エイプリルフール
「その飴ちょうだい」
「何でも言うこときくならね」
ためらったけど
結局もらうし
きみの顔色みたら
悪いことにはならなさそうだし
今日は四月の一日だし
もしかして、……なのか
結局おふざけ、か
飴は甘い
それは真実
なのに全部はそうじゃない
仲良くたって
甘いものくれたって
甘くなれるとは限らない
飴は甘くていちご味
風が前髪を吹きちらして
(つきあってよ。)
と声がした気がするけれど
もう友だちじゃなくなる用意と
がっかりしない用意するのに忙しくて
まだ
まだ
まだきみを見られずに
白い風の中。
今日は嘘をついても許される日らしいが、あいにくそんなお遊びに付き合っている暇はない。
だが、そんな自分に嘘をつきにくる妙な奴がいたものだ。
「なあ、お前のことが好きだって言ってるだろ」
ヘラヘラと愛の告白。最初から嘘だとわかるくらいなら、嘘をつく必要なんてないはずなのに。
「はいはい、エイプリルフールはわかったから。飯食いに行こう」
時計は12時を示している。
「なお、さっきまでの話は嘘じゃないからな」
そいつはニッと笑っていたが、耳は赤かった。
嘘か
吐いた事ないなぁ
正直に
優しさと思いやりを持って生きてきた
人を騙すなんてできない
傷つけたくない
さて
今言った事に嘘はあるでしょうか
*エイプリルフール
「エイプリルフール」
大嫌い、と嘘をついた
今日という日の意味も知らずに
私、エイプリルフールはどんなことを言われても嘘だと思って流せるから大好き!
私の存在じたい嘘だったら良かったのにね。
大学に受かった友だちは今日明日が引っ越しのピークらしい。
私だけ取り残されるこの状況はまあ虚しい。
新生活に対する不安を吐露してる友だちも多くいるけれど私からしてみたら「進んでんだからいいじゃん」としか思えない。
2022年という年がでっっっっかいエイプリルフールで、私は本当は合格してたんだっていう妄想をし始めたところでますます虚しくなった。明々後日には予備校の実力テストがあるからいい加減気持ち切り替えろってね。
気候も相まってか街ゆく人もどこか幸せそうで、楽しそうで朗らかで。ああ春だなとか思っちゃって。
ムカついたのでピアスを開けた。
軟骨に開けた。初めてのくせに。
痛さが心地よかった。
『エイプリルフール』
「よぉ〇〇!」
『・・・』
「え、無視かよ!酷いなー〇〇」
こいつが、こうやって馴れ馴れしく話し掛けてくる時大抵変な事考えてやがるから無視を決めている。
今日は何かあったかとカレンダーの日付に目をやる。
なるほど、そういう事か。
「〇〇くんよー、今日は何の日か知ってるか?」
いつものウザイと感じるニヤニヤとした顔をして俺に聞いてくる。なんかムカつく。
『はぁ…エイプリルフールだろ?』
「そうそう!だーかーらー、今日は沢山"嫌い"って言って良いんだぜ?」
と調子の良い顔で言ってきた。
いつもこいつに、してやられてばっかりで腹が立つ。
『おい、こっち向け』
「んー?嫌いって言ってくれるn!?」
『それは死んでも言ってやらないが、こういう事はしてやっても構わん』
「っっ…////それズルいぞ〇〇!」
そして2人は顔を見合わせて笑った。
「私、この季節が一番嫌い。」
君はそう僕に言った。
だけど僕は知っている。
君はこの季節が好きだ。
けど君はもういない。
だから僕もこの季節は嫌いだ。
嘘。
本当は…。
自分の為につく嘘
貴方の為につく嘘
重みが違うのは何故なのか
『エイプリルフール』
#6 エイプリルフール
呼吸をするように嘘を吐いて生きているくせに、
嘘を吐いてもいい4月1日を迎えても、
気の利いた嘘やウィットに富んだ嘘は出てこない。
もちろん、優しい嘘なんてものも。
私の嘘は身を守るための嘘。
私の嘘は見栄を張るための嘘。
私の嘘は虚勢を張るための嘘。
自分ばかりで気持ちが悪い。
くだらなくて、嗤えてくる。
人間らしくて潔いけれど、
こんなことを態々、開き直りたくなどない。
今日は1年に1度だけ、嘘について考える日。
そんな今日を忘れるな。
明日から、吐かなくていい嘘を減らす1年が始まる。
「エイプリルフールって午前中までなんだって」
「へぇ〜」
4月1日午後 メッセージアプリにて
「〇〇〜」
『どした?』
「私ね、〇〇のこと好きなんだよね」
『え、あぁ エイプリルフールか』
「、、、そうだよ」
私にしては頑張った
嘘をつける性格ではないのに
ぽん、と軽い音を立てて、スマートフォンの画面に通知が表示された。
大橋から、メッセージの通知だ。
昼下がり、ベッドから家の前に咲き乱れる桜を見ながら、微睡んでいたというのに。
『紗季ちゃんとリク付き合うことになったらしい!』
ぎゅんと心臓が跳ねた。
紗季は同じ学部で1番仲の良い女子だ。
ドッドッと心臓の音がうるさくなり、血行が良くなっていくのが分かる。
リクは高校からの親友…だと俺は思っているけれど、紗季が好きだなんて一度も言ってなかったはずだ。言っていたら聞き逃すはずなどない。
もう一度画面を確認すると、目に入った文字。
4月1日土曜日。
なんだ、そういうことか。日付を見た瞬間、そっと心臓の音は遠ざかっていく。
エイプリルフールの意味は4月ばか。もっとマシな嘘つけよ、ばか大橋。
ここで紗季に確認を取って、スクリーンショットを撮って送ったら、大橋はがっかりするだろうな。
口をひしゃげて、バレるのが早いと嘆く大橋の顔を想像すると笑えた。
『リクと付き合うことになったって、まじ?』
紗季にメッセージを送る口実ができたことについては、大橋に感謝だ。
なんだか拍子抜けして、また眠くなってきた。
俺は昨日買った550mlのペットボトルの残りの水を飲み干してから再び目を瞑った。
陽が傾いた頃に目を覚まし、まずスマホに手を伸ばす。
通知が3件。
まず紗季とのトークを開いた。
『誰に聞いた?笑 情報早い!』
寝ぼけ頭でその言葉を整理する。
やっと導き出された答えは、大橋のメッセージは嘘じゃない、ということ。
それが分かった瞬間、バッと布団を弾くように上半身を上げた。
そしてもう一度画面に視線を戻し、操作する。
『ショックで言葉でない??』
大橋からのメッセージ。
さっきとは打って変わって、血の気が引いていくのが分かる。
今年の4月いちばんのばかは、きっと俺だろうな。
13.エイプリルフール
【エイプリルフール】
君のことなんて大嫌いだ。吐き捨てるように呟いた僕に、君は小さく目を瞬かせた。
「……ええ、知っているわ」
そんな悲しそうに視線を伏せるくらいなら、口元に浮かべた笑みなんて消してしまえば良いのに。そういうところが、昔からずっと気に食わないんだ。
「でも私は、貴方のことが好きよ」
その台詞が出てくるということは、どうやら全く気がついていないらしい。まあそもそも、深窓のご令嬢さまはどうせこんな世俗的な風習を知りはしないだろうと踏んで、口にしたのは僕なのだけれど。
物心ついた時からずっと、守るべき相手と教え込まれてきた主君。蝶よ花よと愛でられ育てられた、世間知らずの麗しきお嬢さま。
僕の全ては彼女のためにあるのだと、そう大人たちは口々に言った。僕の人生に自由はない。ただ彼女に従い、彼女を守る人形であることだけを求められた。
だけど彼女本人だけは、いつだって僕の意思を尊重しようとしてくれた。貴方はどうしたいのと、そう穏やかな声で問いかけてくれた。だから。
正午を知らせる時計塔の鐘が、高らかに響き渡る。肺の奥まで、深く息を吸い込んだ。
今まで一度だって、言葉にしてこなかった気持ち。それを今日、伝えよう。ご当主様に逆らってまで、僕をこの家から解放してやってほしいと進言してくれた、世界でただ一人の愛すべき優しい主へと。
――嘘だよ。君のことが、大好きだ。
今日が4月1日だったらいいのにな。
彼は死んだ。交通事故だったらしい。赤信号なのに、車が突っ込んで死んだ。逮捕はされた。葬式には呼ばれた。彼の両親は「つらいね。」と私より悲しいはずなのに心配してくれた。
私は彼と結婚する予定だった。そのせいか、未だに悲しい。彼を引きずってしまう。友達からも心配してくれた。
そんな感じの毎日を送っていた。
そんなある日、「『こうだったらいいのに』って思ったことある?」と知らない子どもに話しかけられた。知らない子だ。「誰にでもあるよ」と私は言った。「じゃぁさ、教えてよ」と子どもは言った。私は辛かったが一歩進むためにこのことをはなした。「叶えてあげよっか?そのことはエイプリルフールの嘘だったことにしてあげるよ。」とその子は言った。そんなことは科学的にありえない。と思った。だけど、私は「それじゃあお願い」と言った。
すると、目の前には彼がいた。壁に掛かっているカレンダーは彼が死んだ日。私はあんなことになる前に彼を引き止めた。そして…彼が生きた。良かった…だってまだ彼に…
生命保険をかけていないのだから!
『エイプリルフール』より
エイプリルフール。
この日が1年で1番きらい。だって、わたしが嘘をついても誰も責めないんだもの。
『あーそっかw今日エイプリルフールだもんねーw』
これで終わり。わたしがわたしであるために、嘘は必要な手段だった。大袈裟な嘘をついて、みんなに、興味と呆れと嘲りを含んだ目で見られるのが、わたしが存在するという証明になるから。わたしは自分が存在していると信じられる。
でも、4月の1日は、今日はそれが無い。不安で不安で死にそうになっちゃうの。ねぇ、助けて。わたしのこと見て。どれだけわたしのこと嫌いでも、わたしのこと見下しててもいいから、わたしが存在するって信じさせて。
「嘘なんかつかなくても、君のことが大好きだよ。」
……ありがとう。わたしもだいすき。
─────────まぁ、ぜんぶ嘘なんですけどね。
虚言癖いろいろこじらせおんなのこの、
「エイプリルフール」
君の笑顔が見れるなら。
ずっとバカしていようかな。
なんてことを思ったり、、、
#エイプリルフール
エイプリルフール
いつも塩対応の君が
この日だけは砂糖のように,
はちみつのように,
甘い言葉を僕にくれる。
「君が好きだ」
もし,この言葉が
エイプリルフールの嘘なら,
君は僕のことが_
君から1番聞きたい言葉を
僕にくれているのに。
もらっているのに。
僕は悲しい。
ねぇ,なんでだろうね…
そのうちきっと良い事があるよ
これまでやってきた事に
無駄な事などなにも無いのだから
やっと報われる時がきたんだよ
散々傷つかないフリをして
必死に隠れるように泣いた日も
見てくれてる人がちゃんと居たんだよ
もうこの先何も心配ないんだよ
これからは毎日が笑顔に溢れて
これからは何があったって
ちゃんと乗り越えて楽に生きれるんだ
僕はなんて幸せ者なんだろう
なんて
今日はエイプリルフールだっていうからさ
許されるからって
ただただむなしいだけだね
…やっぱり自分にだけは嘘をつくもんじゃないな