『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
元気にやっているよ。
とても晴れやかで、
幸せに満ち足りているよ。
不安も、感じていないよ。
毎年の恒例行事だったね。
今日は、エイプリルフール。
#エイプリルフール
エイプリルフールは
楽しいいたずらを考える日
何日も前からあれこれ悩む
牛乳パックから緑色のミルク
→いかにも不味そうで大不評
履く靴のつま先にティッシュを詰める
→出がけに焦らせてゴメンナサイ
こっそりスマホの言語設定を他言語に
→故障かと思われた…
玄関の床に100円玉を接着剤で固定
→その後何年もそのままです
本日は!
段ボールをちぎって濡らしてこねて
わんこの◯◯状にして床に(スミマセン)
→疑われもせず普通に処理されてしまった🫨
楽しく笑ってもらうのって難しい!!
「エイプリルフール」
#63
なんてこと!もう成し得てしまった。
まさか、まさかの展開ににやけが止まらない。
今日のお題ワードの予想、的中!
毎日、運営様から頂くお題を絡めながら文を書く。
その裏で、明日のお題は何だろうと考えを巡らす。
おそらく私だけではないだろう。
ただ、その予想が当たる可能性は限りなく低い。
皆様ご存知の通り、運営様は一筋縄ではいかない。
「それ?!」と思うような意外なワードまでもが
お題として選ばれることがある。
それはビギナーの私から見ても明らかだった。
助詞付きのお題なんて、当たるわけがない…。
そんな中、半分やけくそになって予想した
「エイプリルフール」。
理由は言うまでもないだろう。
もしかしたらイベントのある日ならば、
それに関する言葉になるのではと淡い期待もあった。
あえて言うが、これは嘘ではない。
今日はそういう日だが、嘘ではない。
何度も言うと嘘くさいが、嘘ではない。
運営様、これからもお題よろしくお願いします。
#エイプリルフール
エイプリルフール
携帯が普及していない時は
家の固定電話しかなかった
電話が来ていないのに
姉に電話来てるよと伝えて
来てないじゃんと言われても
今日は何の日?と聞けば
ニヤニヤしても
怒られなかった素敵な日
[エイプリルフール]
「エイプリルフール」
少し早いお昼ご飯。
先に食べ終えた彼は、スマホを弄りながらポツリとつぶやいた。
「四月馬鹿とも言うね。君、どのくらい知ってる?」
「うーん。嘘ついていいのは午前中までとか?」
どこかで聞いた知識を返すと、彼はうんうんと頷いた。
「正午でネタバラシをする風習はあるね。ところで、暦の関係で今年からは2日前にやることになったって知ってた?」
「いや、さすがにそんな嘘には騙されないよ?」
「Wikipediaに出典付きで書いてあるよ」
え、マジで。と声を上げると、彼はスマホの画面をこっちに向けた。
「ホントだ……」
一昨日だったとは知らなかった。いや、信じるもんか。
まだ正午まで1分あるし。
「ところで。俺、さっき好きな人なんていないと言ったけど」
「言ってたね」
うん、と頷いた彼の言葉に妙な間があった。
なんだろう。と思った瞬間。
「あれ、嘘」
彼はスマホをしまいながら、さらりとそう言った。
スマホの時計が正午を過ぎていたかどうかは、分からなかった。
「えー、そうなの?!あいちゃん女優してたことあるんだ!」
カフェテリアにいる学生たちが私に注目してくれる。女優は私が1番したかった仕事だ。もう女優をすることはできないけれど、この日(4月1日)だけは、嘘が許される日と思いながら、人気のないビルの陽にあたらない部屋で、隅に生えている植物たちに話しかける。
テーマ:エイプリルフール #140
エイプリルフールって嘘付いて良い日なんだって。
僕は知らなかった。
入院している友達に会いに行ったんだ。
「僕、死神が見える」
そんなことを急に言われて、戸惑っているとクククって笑い始めた、友達。
「何、真面目な顔してんだよ。今日、4月1日。なんの日か知らない?」
「知らない」
僕がそう言って首を振ると、友達はフッと笑っていった。
「エイプリルフール、嘘をついていい日なんだぜ? だから死神見えるって嘘! な? そんな深刻な顔すんなって」
バシバシと僕の背中を痛いくらい叩く友達。
その顔は笑っていたけど、何処か苦い顔をしている。
それは本当に嘘だったのか、今ではわからない。
その日の夜。友達はこの世を去った。
急なことで皆、驚いていた。僕だってびっくりした。
でも、妙に納得していた。
友達がいなくなってしまったという事実はそこあるのに、まだ信じきれていない僕がいた。
それはその友達がこの世を去って、何年か経った今でも。
だってそれは、エイプリルフールの夜だったから。
友達がいなくなったなんて信じたくなかったから。
嘘なんじゃないかって。
またひょっこり出てきて、
「嘘だよ」って笑ってくれるんじゃないかって。
今でも期待している僕がいる。
エイプリルフールの夜になると、
決まって彼のことを思い出す。
もういないはずの彼の笑顔が思い浮かぶ。
4月1日午前3時28分
私は曇った夜空に向かって
手を合わせる
今日はエイプリルフール
世界の人々が笑顔で嘘をつける日
だからきみがいなくなったのも
嘘のはず
そう思い続けて2年が経過した
きみは一向に帰ってこないね
でも私は待ってるよ
きみを家で待っていたあの日からきみが宙を舞って地面に叩きつけられた
あの時から
いつも、君の嘘ならなんでもわかった。
君はじっと相手を見つめる。それから少し、くちびるの右端が笑う。よっぽど後ろめたいときは、言い終わったあとに、ちょっと強めに息を吸う。
でも、一年で一日だけ。今日だけは、わからない。
エイプリルフールの君は、楽しそうだから。
嘘をつくときの緊張も、こわばりもない日。
ただ楽しげに、どうでもいい嘘ばかり飛び出す日。
だから、わからなくてもいい。今日だけは。
#エイプリルフール
今日はエイプリルフールだよ
仕事を辞めてきたってことも
タバコ辞めてないってことも
実は浮気してたってことも
闇金借りてるってことも
人を殺しちゃったってことも
死にたいってことも
君が嫌いってことも
どれが嘘で
どれが本当か
これだからエイプリルフールは面白い
嘘をついてもいい日だなんて
ちょっと楽しい日がカレンダーにある。
初めて伝えた時はとっても緊張した言葉
今日も伝えるこの言葉
今じゃ呼吸のように毎日伝えてるのにね。
今日は嘘をついてもいい日
だけどね?
この気持ちは今日も
嘘じゃないよ。
相も変わらず
愛も変わらず
ね。
なんて
ちょっと恥ずかしくて
やかましい
4月1日の今日は
-エイプリルフール-
『エイプリルフール』
「今日はエイプリルフールだね」
土曜日だというのに、年度末の仕事が納まらずに死んだ目をしながらキーボードを叩いている男にそう言うと、彼はそれに初めて気がついたようだ。
「今日そんな浮かれた日だっけ……。あー、ソシャゲのイベント……」
ぶつぶつと呟きながら、キーボードを叩く指は止まらない。可哀想に、完全な社畜の姿である。
「エイプリルフールだからね」
「うん」
「別れようか」
キーを叩く音が止まった。
彼がこちらを表情の抜けた顔で凝視している。呼吸まで止まっているんじゃなかろうか。
「嘘だよ」
「…………っぶはぁ! もおおおおおお!」
両手で顔を覆い、デスクチェアに背を預けて身悶える彼の姿は正直面白い。
私が声を出さずに笑っていると、彼は席を立ってソファに座る私に抱きついてくる。
「そういう! 心臓にくる嘘は! だめだと思います!」
「いやぁ、ごめんごめん。だってね」
ぎゅうぎゅうと痛いくらいに込められた腕の力は、彼に与えた衝撃の大きさだろう。
「エイプリルフールについた嘘は絶対に真実にならないっていうからさ」
彼は少し考えて、大きなため息を付いた。
「なんで突然そういう可愛いこと言うの」
「おや、私はいつも可愛いんだろう?」
君が毎度毎度そう言っているじゃないか、と揶揄すると、「そうだけど、今はこれ以上なんも出来ないからつらい」と恨めしげにパソコンを見やる。
「頑張っておいで。驚かせたお詫びにお昼ごはんは君の好きなもの作ってやろう」
「じゃぁオムライス。ケチャップでハートも書いて。美味しくなるおまじないもよろしく」
「……けっこう根に持ってるな君。わかった、やってあげよう。だからちゃんと仕事終わらせなさいね」
正午まであと2時間弱。
のろのろとパソコンの前に戻った彼は、仕事を終えられるか否か。
多分無理だろうな、と思いながら、私は冷蔵庫の中身を確認するため、キッチンに向かうのだった。
2023.04.01
My Heartのときのふたり
君に嘘をつくのはこれが最後
_________________________
「エイプリルフールに嘘ついた事ありますか?」
急に意識が戻される
ふと右を見ると頭に疑問を浮かべこちらを問いかける
君がいた
「う〜ん、どうだろう。エイプリルフールなんて行事最近知ったからね〜。」
「そうですか。」
聞いておいてそんな素っ気ない反応って思ったけど別に僕も面白い回答をした訳では無いからなー
「じゃあ、」
隣の相手が急に立ち止まったと思うと
次は僕が疑問を浮かべて振り返るな
「約束してください。2人で幸せになりましょう。」
目が飛び出そうだった
そんなのプロポーズと変わりない
相手も少し口元が震えている
僕も少し震えながら
「もちろん!一緒に幸せになろうね!」
公園で抱き合いながら2人で泣いた
今日はエイプリルフール
僕は君と一緒に幸せになることは出来ない
あの人に
あなたが好き
ってLINEで送ってみる
あなたは
あー今日エイプリルフールか!
なんて言うけれど
気づいてる?
本気で思ってるよ
こういう日にしか言えない自分が情けない
ちゃんと言えるようになるまで、
嘘だと思われないようになるまで、
もう少し、待っててね
全部嘘だよって言うなら
今日がチャンスだったんだけどな、、
そう言いそうな気がして
期待しちゃうんだよな
季節のイベントは、、、
今日はエイプリルフールだよ、、、
「喜べ、お前の仮釈放が決まったぞ」
四畳半の独房を背にし、看守が俺に言った
おいおい、いくらなんでも急すぎないか
俺は指いじりをやめ、看守帽をまじまじと見ながら次の言葉を探った、が、なにも出てこなかった
せっかちだったのだろう、看守がコートをシャンと伸ばし、俺を見た
「エイプリルフールだよ、騙されたな?」
俺は白い息を吐きながら口をツンと尖らせた
看守は、わははと笑った
エイプリルフール
「なぁなぁ知ってるか?エイプリルフールって今年から4月2日になったらしいぜ」
幼馴染の彼がそんなことを言ってきた。
まぁエイプリルフールの嘘なんだろうけど。
『ふ〜ん。』
「あんま驚かね〜のな。」
『だってそれ嘘でしょ。』
「うわ!バレたか。」
『幼馴染なめんな』
いじけてしまった彼を見て少し笑ってしまう。
『それじゃぁ今から言うことは嘘か本当か当ててみてよ。』
余裕だろ〜なんていってる彼の目を見ながら私は言葉を紡ぐ。
『私は貴方のことが好きです。』
「ハァッ!?」って驚いてる彼をよそにあかくなっている顔を隠すように少しうつむく。
彼は気づくかな。これが嘘じゃないってこと。
同じ色景色痛みを共有できないそれほどに寂しいことはないと
メッセージアプリの絵文字のばってんが教えてくれるはずだ あのくらげは同じように
同じ海でたゆたってはくれない つき損ねずに喉に置いていかれた嘘もきっと同じ痛みを孕んでいる
エイプリールフール。私がついた嘘は罪深いものだったのかもしれない。
先輩、すみません。先輩が勘違いしてしまったかもしれないと思って。私、先輩が本当に好きでした。でも、先輩が卒業してしまったので、私は気持ちを切り替えたんです。私はもうそんな目で先輩を見てません。すみませんが、私は先輩のこと、大嫌いです!ご迷惑をおかけしました。それでは、また。
いつもの自分の練習場所。1人で練習したこのセリフは心が傷んで、私は先輩の前で嘘をつくことが出来なかった。
昨日の嘘。私は、今日、用事で部活に行けなかった。昨日の嘘は本当に私を引っ掛けるためだけに考えた嘘だったんだろうか?私も幼馴染くんと同じことを考えていたんだけどな…でも、聞いてほしいことがあるんだ。と、私は始める。
君の嘘、とてもつまらないよ。私をハメようとしたのかもしれない。でも、私はそう簡単には君に落ちはしないよ。君に沼りだってしないだろう。だって私はチョロくもなんともない。最初からわかってたでしょ?私、君のこと、大嫌いになったんだから。
でも、これ。君に似合いそうだったからあげる。
お返しの嘘と、私とのペアルックのキーホルダー。君は私の嘘に気づいてくれる?
去年は…なんだっけ?
ほら、宝くじに当たったから
ハワイに連れて行ってあげる…だったかな
エイプリルフールの嘘は
午前中に嘘をついて 午後には
その 種明かしをする?
それは、イギリス式らしいし
いつ種明かししてもいいんじゃない?
で、 今年はなんで
そんな嘘なの?
浮気してた上に
浮気相手の女が妊娠した…
なんて、 笑えない
その 問いかけに 彼が口を開いた
嘘じゃないよ
浮気した相手が妊娠したんじゃなくて
本命が妊娠した…だよ
#エイプリルフール