『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
でこぼこの外面とはうってかわり
2つに割れば清々しい香り
ミカンほどは甘くなく
スダチほどは酸っぱくなく
お菓子にもおかずにも
ひと絞りで鼻に舌に爽やかに
ひとかけの皮で見た目華やかに
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
【柚子の香り】
黄色い粒子がほのかに舞い散る。空間が眩く満たされてゆく。サラサラ指の間に触れる甘やかさ。軽やかに身が蕩ける感覚。重力は希薄さを増してゆく。霧散する大気になったようであった。意識の広がりは心地良かった。柚子のそれとの混ざり合いは実に楽しく、その時間を乱したくはなかった。
ゆずの香り
鍋なんかに使うイメージだな。あとは柚子湯なんかが有名か。
しかしゆずの香りってどんな香りだったか。柑橘系なのはわかるけどあんまり馴染みがないからな、ゆずって。
みかんとかグレープフルーツは味も匂いもすぐに思い出せるけどゆずはちょっと思い出せない。普段あまり食べないからな。
果物は高いからな。その中でもみかんとかグレープフルーツは比較的手が出しやすい値段だけどゆずは高いイメージがある。
てかそもそもゆずってスーパーの売り場で見かけたことないかも。俺が意識してないから見かけても認識できてないだけかもしれないけど。
そういえばゆずといえば柚子胡椒なんてのもあったな。これもあまり使わないし買わないからよくわからないけど。
ゆずの香り
あの香りを嗅ぐとゆず風呂に入りたくなる
いい匂いで温かい
道を歩いていると
柑橘系の植物が
人の庭にあるのを見る
冬に黄色の実をつけるのは
レモンかゆずか
はっさくか
小さいものはキンカンかも
春にはアゲハも
黒アゲハも
花の香りをよく知って
葉に卵を産みつける
田舎にある
大きなゆずの木
花も実も葉っぱも
素晴らしい香りを遠くまで放ち
イキモノ達を惹きつける
ゆずの香り
遠い昔の祖母が入れてくれた
柚子湯のぬくもり
「ゆずの香り」
ゆずの香りが湯船から匂う。
良い香りだと私は思う。
▶52.「ゆずの香り」
51.「大空」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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✕✕✕を連れて森の散策中、懐かしい匂いがした。
…ましたか?」
甘みのある爽やかな香り、
「博士、博士」
どこで嗅いだのだったか。
「博士?博士!」
「っうぁ、な、なんだ」
突然揺さぶられて思考が途切れてしまった。
「博士、歩みが止まっています。どうかしましたか?」
「え?ああ…悪かった。懐かしい匂いがして、気になったんだ」
「匂い…」
私の返しに、✕✕✕は考え込むような仕草と匂いを嗅ぐ仕草をしてみせた。
「匂いの元になっているのは柑橘類のようです。」
その言葉に、やっと私は思い出した。
「柚子だ!その場所まで案内できるか?」
「…少々、人間の嗅覚の基準範囲を逸脱しますが」
「今は私しかいないんだ。構わない、やってくれ」
✕✕✕の案内でたどり着いた場所に生えていたのは、
とても柚子と近い匂いだが、違う樹だった。
「これがユズ、ですか?」
「いや、違う。匂いの元はこの木で合っているが、私の知っているものではなかった」
当たり前だ、私の故郷のものが、ここにあるはずが無い。
「そうですか。収穫しますか?」
「…1つ、もらっていこう」
手に取り、顔を近づけて香りを吸い込む。
距離が近づくことで、より違いが分かる。
脳が、これではないと訴えてくる。
知らなければ幸せだったろうか。
いや、遅かれ早かれ確かめに来ていただろうな。
叶わぬ夢を見させられるよりは、早く現実を知れる方がいい。
すぐに分かって、良かったんだ。
「帰ろう、✕✕✕」
ゆずの香り
入浴剤では絶対選ばない香り。
でも白菜漬けや柚子胡椒、薬味などのゆずの香りは好き。
味噌汁に少しの柚子胡椒を入れて飲むと体が温まる!
鍋料理にも合うし肉にも合う!
柚子胡椒パスタも好きだし、夏はそうめんや冷やしたぬきの麺つゆに入れている。
これぞ和の香りって感じ!
イカに刻みゆずのお寿司
口に運ぶと
ゆずの香りが
鼻をくすぐる
ん~クセになる
もう一貫
また一貫
さらに一貫
時が刻まれていく
✴️249✴️ゆずの香り
お風呂に浮かぶ小さな満月。
柚の花言葉は『恋のため息』らしい。
酸っぱくて、酸っぱくて、時々甘い。
なるほどぴったりだ。
君の顔が何故か頭に浮かんだ。
【ゆずの香り】
冬の風物詩として
動物園のカピバラにゆず湯が振る舞われた
たわしみたい
テレビのモニターごしに思った
とたんにゆずの香りとシンクにおかれたたわしが思い浮かんだ
黄色く分厚い皮を割る。
包丁で切れ込みを入れたところを広げて。
酸っぱい香りが、ふわっと立ち上る。
ゆずの香り。
果物の甘さの中に、強く酸味のフレッシュさが香る、あのゆずの香りだ。
それだけでなんか嬉しくなる。
ゆずを割る。
今日は、休日。私にとってはゆずの日だ。
たくさんもらってしまったゆずを加工する日。
しばらくうんざりするほどこの香りを嗅ぐことになるだろう。
ゆずを小さく分割していく。
ゆずを使う料理って何があるだろう。
とりあえず、保存の効きそうなジャムやゼリーは作ろうと思うのだが…そのうち飽きそうな気がする。
ため息をついて、傍に積んであるゆずの山を見る。
なぜこんなにゆずをもらってしまったのか、私は。
旬の片田舎で、たくさんもらう機会があったにしても。
これでは冬至が来る前に、ゆずの香りにうんざりしてしまいそうだ。
ゆずを割りながら考える。
なぜ私はこんなにも見境なくゆずを集めたのか…
そういえば、小さい頃、柑橘系は好きだった。
特に大きいやつ。
親にせがんで剥いてもらって食べるのが好きだった。
やれやれと呆れながらも、大人が自分の前で、果物を割ってくれる。
その時に立ち上る酸味の強力な甘酸っぱい香りが好きだったのだ。
だからゆずを受け取る時、妙にワクワクしたのだろうか。
ゆずの香りを分割しながら、そんなことを考える。
しかし、ゆずはそのままではとても食べられないすっぱさをしている。
せめて食べられる文旦だったら良かったのに。
自分の性質を自分で恨む。
自分にうんざりしながら手を動かす。
ゆずを細かく割り終わって、ボウルに入れる。
二つ目のゆずに手を伸ばす。
あんなにうんざりしてたのに、やっぱりゆずを手に取る瞬間は、根拠なくワクワクした。
「冬至なので今日は柚子湯です」
「冬至なので買って来ました」
玄関ドアが開いて2人で同時に言葉を発して、同時に固まった
柚子湯をせっせと準備していた私と柚子片手に帰って来た夫君
そしてもう片方の手に会社の鞄とビニール袋が握られているのが見える
なんだ、この溢れ出るお惣菜感は…
「まさかそのビニール袋って…」
「かぼちゃの煮物です…もしや今日の夕飯って…」
「かぼちゃの煮物です…」
言って2人で項垂れる
やっちまった…そして今回だけではない…
「いやー、ポッキーの日もやったね…」
「やったね…俺大量の細いやつ買ったよね」
「私普通のにした…あれ、ちょっとしたパーティーだったよね…」
過去の失敗に思いを馳せながら私達は何故か風呂に直行して湯船に浮かんだ柚子を突いている
匂いを堪能したくて少しだけ切り込みを入れたのは正解だったようだ
「連絡とれば良いんだよね、俺買ったよとか」
「思うにその時になったら忘れてまた同じことやってるよ、私達だし」
「そうだね…」
2人でいーにおいと言いながら何の意味もなく突き続ける
「あ、そうだ。俺が買って来たのも入れちゃう?」
「えーどうしよう…勿体無い気もする…」
2人で取り留めもない話をしながら流れる時間
ゆったりとした時間だ
その時間を遮るように香ばしい匂いが漂ってきた
というか焦げ臭い
「しまったっ!!かぼちゃぁぁぁぁぁー!!!」
唐突に今日の晩御飯のかぼちゃのことを思い出し、私はキッチンに直行していた
鍋の中には恐らく底の方が焦げてあるであろうかぼちゃがいらっしゃった
煮詰めようと思っていたのに煮詰まり過ぎてしまった
「うう…ごめんよかぼちゃ…でもこれくらいなら美味しく食べるからね…」
落ち込む私の横で何故か夫君は腹を抱えて笑っている
なんだ、失礼なやつだな
「凄かったよ、かぼちゃーって言いながら走ってく時の顔」
本当に失礼なやつだな、こいつ
夕御飯の危機だったんだぞ
いけないの私だけど
「そんな顔しないでよ。今日はさ、作ってくれたかぼちゃと俺が買って来たスーパーのかぼちゃ食べて、温かい柚子湯に入って、そして俺特製のゆず蜂蜜のホットドリンクで乾杯しよ!」
「ゆず蜂蜜!?」
なんて素敵な響き!
どっちも好き!
「食べる!入る!飲む!!」
「わかった、わかった」
なんて何気ない日常でしょう
でも新しく迎える年も2人で怪我なく、病気なく、失敗して大笑いして楽しく過ごせたらそれだけで充分
日常を幸せだなと感じられることが私の幸せだ
何気なく手に取った柚子から爽やかな香りがする
幸せの香りだなと思ったのはちょっと大袈裟だったかな
ハンドクリーム 入浴剤 お茶
ほっとする大好きな柑橘系
あなたと食べた温かいうどんの香りがいちばん好き
「ゆずの香り」
柚香る懐かしき日々に
木漏れ日の中に待ち侘びた柚
木からそっと
揺らめく宝玉に
まるで光っているんだね
ゆずが香って貴方はまるで
太陽だ
柚に重なる
君の心は
まんまるであり
輝いている
ゆずの香り
なんか夏って感じですね笑
ゆずの中に綺麗な幼なじみが居て絵になるなぁーと思ったこともありますね♪
皆さクリスマス近いですね💞
あなたにもゆずの香りで
私を思い出して欲しいなんて
欲が大きすぎるかな
─────『ゆずの香り』
「今」
しごとはなんのためにやってるのか。
お金?やりがい?暇つぶし?
対人によるストレス、自分の不甲斐なさを
感じることもある。
「成長したい」ただ、ただそう思う。
僕は成長したい。生きている今、
全てを賭けて。それだけでいい。
強くあり、弱くあれ。
ゆずの匂いはどこか新鮮で一番好きな匂い
誕生日に君からゆずの香りの香水を貰ったこと、今でも覚えてるよ
あれ、まだ使い切ってないんだ
使い切るのがなんだかもったいなくて飾ってる
でもね、部屋の匂いがだんだんゆずの匂いに変わってきたの
ゆずの香りは君のこと思い出しちゃうじゃん
だから喧嘩したときも帰ってきたらゆずの香りで
君のこと忘れたくても忘れられなかった
それでもずっと飾ってた
それくらい大切な存在だったんだよ
なんであの時言えなかったかなぁ...