『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日がまだ昇っていない深夜。
ふと、私は目を覚ました。横を見たら今寝たのだろうか、スヤスヤ眠っている貴方がいた。
濃い隈はいつ消えるのかなと寝顔を見ながら考えていた。
いつもの様に朝のルーティンをこなした。今日は時間があったからいつもより時間が出来た。
することも無いから、絵を描いていた。
貴方と一緒にいるようになってから昔よりも描かなくなったな。
私は貴方の役に立ちたい。その一心だったから自分のことなんて二の次だったからか。なんて思いながら。
「ん〜 、やっと描き終わった!でもなぁ、昔より下手になったな。まぁずっと描いてなかったからしょうがないか。」
描き終えた絵を見ながら下がった自分の画力を仕方なく思っていると藍色のカーテンから柔らかな光が差し込んでくる。
その光は、私を優しく包み込んでくれそうなくらい柔らかくて暖かい。
私はその光と少し戯れた。こうやって遊んでいた幼少期の私を思い出しながら。
そして私は今日も頑張るぞ!と意気込んだ。
やわらかな光。それは私の大好きなもので、私を元気づけてくれる
綺麗な光だ。
柔らかな光が空から注ぎ
その風景が何とも奇妙で
亡くなられた方の灯火が
降り注いでいるような綺麗な
空を見た。
春のこもれび
夏のほたるび
秋のつきかげ
冬のひだまり
/お題「やわらかな光」より
やわらかな光が差す庭の一角には
季節の花を植えた花壇がある。
この時期は、秋桜、ケイトウ、カルーナ等が植えられている。
これらの花は、花壇の持ち主である彼女のお眼鏡にかなった物たちだ。
花々が織りなす、赤やオレンジ、ピンク等、暖色の洪水は見事なもので、庭の一角が華やいで見える。
見事な作品と言っても過言ではない花壇は、彼女一人で管理している。
「花壇が欲しい」と彼女がおねだりしてきた時は、二人で花壇を作っていくはずだった。
それなのにそうならなかったのは、俺が植物を枯らしてしまうからだ。
あまりに枯らすので、お試しとして育てやすい鉢植えのミントを一人で育ててみたことがある。
育て始めて2、3日はキレイなミントグリーンをしていた。それなのに、何がどうなったのかミントグリーンの面積は減り、茶色い葉が侵食していった。
茶色い葉をこまめに取り、水や栄養もしっかりとあげて手入れもしたというのに、努力虚しく呆気なく枯れてしまった。
カッサカサになったミントの姿は痛々しく、今思い出しても胸が痛む。
枯れた俺のミントを見て、気まずそうな顔をした彼女の顔も忘れられない。
俺は、植物を育てる才能がないのだ。
今でも育ててみたい気持ちは、あるにはあるのだが、植物が枯れる姿はなかなかしんどい。
なので、花壇は緑の指を持つ彼女に任せてしまっている。
彼女の庭仕事を見たことはあるが、どうしてそうなるのか理解できなかった。
彼女は、雑草をこまめに取ると、枯れた葉や傷んでいる茎などは容赦なくザクザクと切ってしまう。
あまりに容赦がないので、枯れてしまうのではと心配になるほどだが、彼女の手にかかった植物は数日もしないうちにみるみる元気を取り戻し、艷やかな緑になっていく。
俺がやったら絶対こうはならない。手入れしたところからあのミントのように枯れていくのが関の山だ。
彼女と俺の手入れの何がどう違うのか、サッパリ分からない。なので、彼女は類まれな才能の持ち主なのだと思うことにしている。
緑の指を持つ彼女は、今日も庭に出て植物たちの手入れをしている。
開け放たれた窓から時折、彼女の鼻歌が聞こえてくる。麗らかな陽の下、彼女はたいそうご機嫌なようだ。
花壇の手入れに関してはたいして役に立たない俺だが、今日は手伝ってみようか。
今日こそは何か手入れのコツを発見できるかもしれない。
俺はご機嫌な彼女がいる庭へ向かった。
やわらかな光
朝起床し
カーテンを開けると
柔らかな光が
部屋全体に差し込む
そして今日も一日頑張ろうと
思える柔らかな光だ
君と水道橋に向かう朝…
ブランチして…
昼頃に駅に到着して…
ガタンゴトン ガタンゴトン
新宿駅構内の売店の
片言の優しい店員さん…
ガタンゴトン ガタンゴトン
場外馬券場をすぎて…
お祭りへ…
毎日泣き濡れて生きてた…
弱い俺に…
君はキスをした…
ガタンゴトン ガタンゴトン
もつ焼き食べて
ガタンゴトン ガタンゴトン
帰りの車内…
ガタンゴトン ガタンゴトン…
イヤホン分けあって…
ガタンゴトン ガタンゴトン
ラッシュアワーで座れなくても
君と好きな歌…
ガタンゴトン ガタンゴトン
前の席が空いて…
ガタンゴトン ガタンゴトン
君の笑顔の前にして
ガタンゴトン ガタンゴトン
ふたり揺れてガタンゴトン
恋が揺あってガタンゴトン
キミとふたりガタンゴトン
このまま恋へと何処までも
ガタンゴトン ガタンゴトン
ふたりガタンゴトン何処までも…♪
……
中央線 THE BOOM
……
ミーちゃん…🍀
もつ焼き屋さんでのキスは照れますね✨(笑)🍀
やわらかな光は、朝も夜も、私をてらし、温めてくれた。
空気中を舞う埃と、目を瞑れば爆発する色とりどりの粒子と。
時折思考を遮断する電車の音。冷蔵庫の唸り。四枚羽の羽虫。天気予報。溶ける氷。
風が運ぶ湿りを帯びた熱。
午後三時の光は強烈過ぎて、私は背を向ける。網戸一枚で隔てられる、ここと世界。
何度眠って、何度起きて、何度覚醒したか。私はその度にちゃんと戻って来れたろうか。
戻ろうと、したろうか。
濃い緑のあの庭へ。
何かを置いてきたような気もするけど。
音が一つ加わる。それはたちまち無数になる。
慌てる声。足音。蝉は止んで、雨音。
暗くなっていく部屋に、今日始めて目覚めた気がする。
扉を開ければ柔らかな光。
おはよう。
いってきます。
(やわらかな光)
お題
『 やわらかな光 』
俺の病室には暖かな、やわらかな光がカーテンの隙間から入ってきている
ふと
「後、何回この光を見れるんだろうな......」
と言った
そうしたら、隣にいた友人が
『何回でも見れるよ』と口にした
俺には意味が分からなかった
だって俺は後数日しか生きられないのだ
手術が終わったまたあのやわらかい光を今度は外で浴びることな出来た
そしてあいつが目の前でやわらかな笑顔を俺に見せていた気がした
灯油ストーブは弱めに。
照明は点けないで。窓から入ってくるやわらかな光のみで。
フローリングの冷たさを裸足で感じながら。
ブランケットに包まれて、ホットココアを飲む。
冬の、何もしないと決めた休日。
(やわらかな光)
まだ、
寒さの
残る季節に、
一人取り残された。
彼は
新しい人と
新しい人生を歩いて行った。
諦める。
そんな言葉さえ
もう無いけれど、
長い春に
終わりを告げて。
歩かなくちゃ、
想いは
まだ、迷いの中。
仕事中の帰り道。
涙が出て来た。
人目も憚らず、
思い切り泣いた。
そんな
日々が
続く。
前を見なくちゃ。
少し暖かくなった季節に
目が覚めた。
ブランチを食べる。
モソモソ。
あ、
優しい風が
ベランダから舞い込んで、
ちょっと気分が軽くなった。
おだやかな光
と共に、
ふと、
笑顔になれた。
ありがとう。
私は、
これからも、
私であり続ける。
優しい空間に
包まれて。
やわらかな光
私は今片想いをしている。
相手は、同じクラスの男の子だ。
高校入学した時に一目惚れをしてしまった。
クラスの中で、目立つような人ではないけれど、私の中では1番いいと思える人だ。
私の席は扉側の1番後ろの席で、あの人の席は窓際の前から2番目の席だ。
毎朝私が登校して来ると、色々な友達に囲まれている。あの人は楽しそうだ。
朝の時間の"やわらかな光"に照らされている、あの人を見るとこちらも元気を貰えそうな気がする。
告白してみたいけど、あの人は私の気持ちなんて分かっていないから、告白しても振られるだけ。
振られるのが怖くて告白できないけど、普通に接してくれる貴方が好き。
なんて言葉に出せないけど、もうしばらく貴方の笑顔を遠くから見守らせて...
今回短めです。
物足りなかったらごめんなさい。
この物語はフィクションです。
やわらかな光
目を覚ますと、まだ外は薄暗かった。
月が明るく、やわらかな光を放っている。
まだ起きるには早い時間だが、もう一眠りしたら寝過ごしそうでもある。
どうしようかと思いながらもウトウトと、夢と現の狭間を揺蕩っている。
明るさにパチリと目を開けると、朝日が差していた。
日差しはやわらかく、秋の訪れを感じる。
いつの間にか月は去り、太陽が少し顔を出している。
もう夏の鋭さは感じない。
包み込むような、やわらかな光だ。
あぁ、今日もまた朝が来る。
やわらかな光
昼下がり。
雲の隙間から伸びた光が山々を照らす。
それはまるで天使が降りてくるような、
神々しく、それでいてとてもやわらかな光。
「ママ、あんたより先に死ぬから。死んだらあの光の上で待ってるからね」
「絶対待っててね。船で迎えに来てね」
「うん、迎えに行く。でも、すぐ来ないでね」
「うん、おばあちゃんになったら行く。でも、おばあちゃんになったら、ママ気づいてくれないかも」
「大丈夫、ママとあんたそっくりだから」
小学生の時、母と話した会話を思い出す。
そうして私は自分の娘と同じ会話をする。
因みに母は、今も元気に生きている。
"やわらかな光"
寝る前に本を読む事が増えてきて、ベッドサイドに置くランプを買おうとインテリアに来て、色々見ているところ。
──思ったより色々あんだな。
形も柄もお洒落なものが多くて、目移りしてどれがいいか迷ってしまう。
──これは…香箱座りしてる猫の形か。可愛い。
こうやって一通り見ているだけで時間が優に溶ける。流石に早く決めないと…。
「あっ」
決め兼ねていると、一つのテーブルランプが目に留まった。シンプルな小花柄のテーブルランプ。
「……」
目が離せず、手に取ってまじまじと見る。小花の形に小さな穴がいくつか開いている。
──可愛い。…よし、これにしよう。
テーブルランプと同じ番号の棚の箱を持ってレジに向かい、会計を済ませる。テーブルランプを見ながら
──早く使ってみたいな。
と、心を馳せながら済ませると、若干早足気味に帰路につく。
「さて、と」
その後用事を済ませて、明日の準備も終わらせて寝る前の読書をしようと、部屋の明かりを消して昼間買ったばかりのテーブルランプをつける。柔らかで暖かな橙色の明かりが辺りを照らす。
──綺麗だなぁ。
テーブルランプの横に置いた、読みかけの本を手に取って栞を挟んだページを開き、昨日の続きを読み始める。優しい光が手元を照らす。丁度いい光量で読みやすい。
──これにして良かった。
眠くなるまでの間、テーブルランプの明かりと共に読書を嗜んだ。
やわらかな光
すっかり昇るのが遅くなった太陽が照らす、窓辺のカーテン。寒い季節だからと分厚いものに替えられ、夏までは強かった光もいくぶんかやわらかい。
ーシャッ
勢いよくカーテンを開ける。朝は窓辺が冷えるようになってきたからだ。
「・・・う〜ん」
モゾモゾと分厚い布団の中で、彼がみじろぎする。案外強い日の光と、朝の寒さに目が覚めたのだろう。
ーまったく、お寝坊さんなんだから・・・。
やわらかな光に包まれた、ベッドの上の彼にダイブする。ぐえっと彼が変な声を上げる。
「おはよう。寝坊助さん」
やさしい朝に、おはようを告げた。
♡1000に達しました!みなさんありがとうございます。
初めての作品 朝日の温もりの続編です。(みけねこ)
柔らかな光
天使のエネルギー
優しい微笑み…
優しい気持ち…
優しい言葉
一つ一つ…
柔らかな光で
貴方様を包み込み
優しく癒しています
やわらかな光
カーテンが少しだけ開いていて
そこから入る陽光が床の一部を照らします
スポットライトのような
やわらかな光
たぶんそういったところを
猫は好きなのでしょう
照らされる猫を見て
人は笑顔になるのでした
やわらかな光は私の宝の頬を照らし、輝きを見せている。可愛い、愛しい、私の宝。血が繋がっていなくとも、私はあなたを宝だと思うから。だから、今は安心しておやすみ。大丈夫、私は隣にいるから。
#やわらかな光
焼けつくような夏を抜けて
黄金色の秋の陽射しが
自然の彩りを染め替えてゆく
微かに白い季節が近づく
気配がする
頬を冷やす風
人は何故か足早になる
人混みの中で色を失い
言葉を失くして
置いてけぼりになった私を
涙で行先が見えなくなってしまった私に
あの日 包み込むように
私の周り(世界)の色が変わった
穏やかで愛おしいと思えるほどに…
あなたの心地よい言葉に照らされて
また私は前を向いて歩いていける