"やわらかな光"
寝る前に本を読む事が増えてきて、ベッドサイドに置くランプを買おうとインテリアに来て、色々見ているところ。
──思ったより色々あんだな。
形も柄もお洒落なものが多くて、目移りしてどれがいいか迷ってしまう。
──これは…香箱座りしてる猫の形か。可愛い。
こうやって一通り見ているだけで時間が優に溶ける。流石に早く決めないと…。
「あっ」
決め兼ねていると、一つのテーブルランプが目に留まった。シンプルな小花柄のテーブルランプ。
「……」
目が離せず、手に取ってまじまじと見る。小花の形に小さな穴がいくつか開いている。
──可愛い。…よし、これにしよう。
テーブルランプと同じ番号の棚の箱を持ってレジに向かい、会計を済ませる。テーブルランプを見ながら
──早く使ってみたいな。
と、心を馳せながら済ませると、若干早足気味に帰路につく。
「さて、と」
その後用事を済ませて、明日の準備も終わらせて寝る前の読書をしようと、部屋の明かりを消して昼間買ったばかりのテーブルランプをつける。柔らかで暖かな橙色の明かりが辺りを照らす。
──綺麗だなぁ。
テーブルランプの横に置いた、読みかけの本を手に取って栞を挟んだページを開き、昨日の続きを読み始める。優しい光が手元を照らす。丁度いい光量で読みやすい。
──これにして良かった。
眠くなるまでの間、テーブルランプの明かりと共に読書を嗜んだ。
10/16/2023, 10:51:45 AM