『やるせない気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
─── やるせない気持ち ───
後悔はしてない
懺悔もしない
神は私を裁けばいい
地獄へ堕ちる
上等だ
その覚悟もなしにやるものか
怖いものなど何もない
それなのにどうして
涙が頬をつたう
心に吹くこの風は
無意識に感じている贖罪なのだろうか
“やるせない気持ち”
失礼いたしました。明らかに緊張した様子で慣れない敬礼をした新人がロボットの様に執務室を出ていく背中が自動ドアの向こうに消えていくのを見送って、はあと思わずため息をついた。
大きな戦争を何度も繰り返し、ようやく掴み取ったはずの平和はもう既に当たり前のものになったらしい。数年前までは、生き残るだけでどんどんと昇進していったものだが、今はそうもいかないらしい。先ほどの新人の歳の頃の自分は既に何人もの部下を率いて前線で文字通り命懸けで戦っていたというのに。
「……これも老害、というやつか……?」
一人きりの執務室で呟いても返事があるわけもなく、俺はまたため息をついた。老害、というほど歳を取ったつもりはないけれど、どうにも世の中は大戦の経験者かそうでない者かで価値観が大きくズレているらしく、偉そうに語る大戦の経験者のことを、若者たちは裏ではそう呼んでいるそうだ。
平和になったのだな、やるせない気持ちで机の引き出しの鍵を開ける。この机の引き出しは特別に注文して鍵をつけてもらったものだ。今どき指紋認証だのカードキーだのともっとデジタルな方法もあるが、この引き出しには鍵を差し込んであける鍵を付けてもらった。
小さな鍵をかるく捻ると、カチャと音がする。引き出しの中には色々なものが入っている。ネックレスにチェスの駒たちに、プラスチックのケースに入った錠剤に、隅の隅まで書き込まれたノートに、楽譜に、写真の入っていない割れた写真立て。そして大量の、遺書の束。
最初は自分の直属の上司の形見だけだったのが、見送った部下のものが増え、気づけば他に引き取り手のいない曰く付きの形見まで引受けることになっていた。中には一言二言交わしたか交わしてないか、なんて者もいるが仕方ない。何せ生き残るだけで昇進するほど人が死んでいく世の中だったから、一言二言交わしただけで生き残った中で一番近しい者に選ばれてしまうのだ。
トントンと部屋の扉がノックされた音にふと我に返る。入ってもよいかと尋ねる数少ない同期の声に無言で答えて引き出しを閉めた。
どうかこれ以上、引き出しの中身が増えることがないように。同期がドアのロックを解除する音を聞きながら、コーヒーを淹れるために立ち上がった。
やるせない気持ち
やるせない気持ち。
あの人には好きな人がいる
私も好きなのに。
やるせない気持ち
誰かに伝えたい気持ちがあり
言葉にできないこの
やるせない気持ち
悔しいやら
みじめやら
ドンピシャにこの気持ちを伝えたいけど
なんて言葉を伝えたら相手に伝わるのか?
もっと私は言葉の勉強をしなければならない
覚悟を決めた
私の言葉が伝わらないこの瞬間であった
好きな小説作家さんが亡くなった
そんな知らせをきいたのは
その方が儚くなってから一月後だった
会ったこともない、顔も年齢も詳しくは知らない
でもその方が紡ぐ言葉が、創り出す世界がすきで
ただひたすら創作されていく世界を追いかけていた方だった
人間は生まれながら死に向かい生きている
それは分かっている
それが当たり前で唯一この世で平等なこと
それでも『なんで』『どうして』そんな事ばかり考えて
悲しくて切なくて虚しくてやるせない
まだ気持ちを整理し心に落とし込むには
沢山の時間が必要だ
そしてそれが出来たとしても
あの人の紡ぎ創り出した世界に触れる度
やるせない気持ちにきっとなってしまう
㉒やるせない気持ち
一生懸命働いて
一生懸命愛情をかけて
一生懸命笑いかけても
実の親の笑顔には
かなわない
小児科看護師は
やるせない
【やるせない気持ち】
勇者として送り出されて、どうにか魔王を倒した。感謝してくれとか尊敬されたいとか、押し付けがましく言うつもりはない。けれど、迎えに来たはずの騎士に剣を向けられるとは思わなかった。
ひとりだけ引き離された時点で、疑うべきだったのかもしれない。
「申し訳ないがあなたを国に連れ帰ることはできない」
騎士はとても辛そうな顔をしていた。
「ああ……なるほど? 世界最大の化け物を倒した私はそれ以上の化け物であり脅威になり得るというわけか」
旅の仲間の聖女は一国の王女で魔法使いはその恋人だった。英雄の凱旋にはあの二人がいれば十分なのだろう。
騎士の持つ剣の切っ先が小さく震えていた。私を攻撃することに躊躇いはあるようだ。
人間の未来のために尽力した。少しでも平和に貢献できればと思った。強い力を持って生まれた者として、戦うことが使命なのだと。
けれど、その報酬がこれか。なんともやるせない気持ちで騎士を見た。
「君はそれでいいのか? 私を斬って、後悔はしないか?」
騎士からの返事はなかった。もしかして、人質でも取られているのかな。
切る余裕すらなく伸びてしまった髪を掴んで少し紐の位置をずらした。ナイフを出して、髪の根元側でざっくりと切り落とした。その髪の束を騎士に放る。
「持っていけ。勇者は死んだと言えばいい」
騎士が私を睨んだ。まあ、髪だけで誤魔化すのは難しいよな。
「見逃してくれるなら、私も君を見逃そう」
睨み返せば騎士はあからさまに怯んだ。
「君は魔王より強いのか? 私に勝つというのはそういうことになるが?」
はったりだった。私は魔王との戦いで疲弊していて、とても全力で戦える状態ではなかった。
騎士は切り落とされた髪を拾って、二歩三歩と後退り、背を向けた。一度だけ振り返って、そのまま姿を消した。
思わず漏れたため息は安堵か落胆か。ああ、襟足がすーすーする。髪を切るのに使ったナイフをきちんと収納して、身に着けていた防具をその場に捨てた。
もう魔王の攻撃を心配しなくていい。残党はいるかもしれないが、ほとんどは雑魚だろう。ならば重い鎧はむしろ邪魔だ。
これからどうするか。少なくとも、今までの名前は使えないだろう。
「ああ……そうか、自由だ……」
そう小さく呟いた。勇者の素質があると判明してから、あれこれと色々なことを強要されてきたけど、それももう終わり。
随分と久しぶりに見る青い空を、白い雲がゆっくりゆっくり流れていく。
私はその雲を追いかけるように歩き出した。
行くあてなんかない。目的地があるわけでもない。ただ偽名を考えながら、のんびりと歩いた。自由を噛みしめ、陽射しの暖かさを堪能する。
ついでのようにほんの少しだけ、先程の騎士の幸運を祈った。
捨てた鎧の重さ以上に身体が軽くなっていた。
オリゴ糖の入ったチョコ
1日5個が目安って書いてあったから、最低5個かと思ってもりもり食べた。
糖が吸収されないって書いてあったから、ならカロリーはほぼないってもんだろと思ったら成分表にちゃんと書かれてた。
そしてその横に1日5個以上は食べるなって書いてあった。
……………。
そしてお腹が痛くなった…
「やるせない気持ち」
人が、やるせない気持ちになった出来事について語っているのを聞く時。それこそ、自分は、やるせない気持ちになるのです。
何もかも上手くいかない日が続いてる。
と、仲のいい友達にLINEを送ろうと
文字を打った。
ちょっと考えて、
送らずにスマホを閉じた。
上手くいかないことだらけなのは本当のこと。
頻繁に無くし物をしたり、
自販機でミルクティーを買おうとボタンを押したら
1つ右を押してしまって
おしるこが出てきたり、
こんなことばっかりだけど、
相談するのはなにか違うと思った。
かといって1人で抱え込みすぎるのはよくない。
いつもここで悩んでしまい、
結局ただ運が悪いだけだと思い込んでた。
でも最近はあるアプリを入れた。
惹かれる画像に
短文を添えて投稿できるアプリ。
私のやるせない気持ちは
全てそこに集まっていった。
「好き!」といういいね機能もあって、
承認欲求もそれなりに満たされる。
お昼ご飯を食べ終わった後の
ちょっと暇な時間、
寝ようと思うも寝れない夜の
少し孤独を感じる時間、
ちょっとした空き時間でも
そのアプリを開くようになった。
そうしたら段々と
上手くいかないことは日常から消えていき、
私には
またいつも通りの日々が戻ってきた。
それでもアプリの使用は続けている。
今は
好きな物のこと、
楽しいと感じたこと、
最近の趣味などを投稿してる。
そして今日も
私は電車に乗っている間に
私が大好き好きな漫画の一言を投稿する。
"Good Midnight!"
この世界の誰か2人が
「好き!」を押してくれて、
嬉しくて、電車の中なのに
少しにやけてしまった。
こうやって私は
残りの人生を歩んでいくんだろうと
電車に揺られながら思った。
やるせない気持ち。
好きな人の、大事な人が
自分を虐めてた奴だった話。
虐めってされる側にも原因がある
みたいなのをよく聞くが
じゃあ飲酒運転した奴は飲ませた側にも
責任あるのか?あぁ罰則あるの?
じゃあいいわ。
虐めって言ったって、別に大した話じゃない
裏でリンチされたとか、便器に顔突っ込まれたとか
それ普通に傷害罪じゃん?て言う程酷くはない。
足を引っ掛けられたり、画鋲を椅子に置かれたり
まぁ本人達曰く、つまらない自分を
弄って面白くしてあげているらしい。
まぁ余計なお世話だし、平穏に暮したいのだけど
ちょっとだけ嬉しい事に、クラス1可愛い子が
自分を心配して庇ってくれたりするのだ。
チョロい事に自分は、その子が好きになって
今じゃイジメられたら、これ見よがしに
その子に見つかるようにしてる。
キモい?バカお前、唯一のオアシスの為なら
ピエロでもなんでもなるってもんだろ。
まぁ当然困った事もある、
家に帰ると滅茶苦茶に心配されるのだ、
母子家庭だからかな?ごめんね、とか
謝られるのは本当に勘弁してほしい。
家庭事情なんかアイツらに話すわけねーっての
やられてるのに、理由なんて無いよ、多分
それに、いよいよとなったら全力で抵抗する
勿論、拳で。
そんなある日、母親が笑顔で
「実は秘密にしてたけどー」なんて話しだした
あっ、絶対碌でも無い話だろうなと思ってたら
案の定、再婚するとか言い出した。
いや、別にマザコンじゃないし
母親とはいえ、一人の女なんだから
良い事だと思う、幸せならオッケーです。
でも、その理由として、これで
俺へのイジメも無くなるかも!とか
言い出したから、やるせなくて
家を飛び出した。
嫌なことって重なるよなぁ
たまたま入った公園にイジメっこが居た。
「なんだよお前」って言われたが
「いや、お前がなんだよ、公園はお前の家かボケ」
とか思ってたら胸倉掴まれた。
「家なわけねぇだろ!舐めてんのか!」
って凄まれた、声に出てたらしい
そんな事あるんだなぁ。
まぁでも、俺も虫の居所が悪くて
普通にその後、殴り合いの喧嘩した。
勿論負けた。
「お前、人殴れんのな」
なんて当たり前な事を言われて
「いつかぶっ殺してやろうと思ってたよ」
と答えたら、「こっわ」だってさ
「何もして無い人間イジメれるやつのが
こえーわ」
「‥ごめん、って今更だし
許してくれては言わねぇけど、もうやらね」
わぉ、また声に出てたの?
もしかして:サトラレ?
「‥てかそこは普通に謝れよ
許す許さんは俺に決めさせろし」
今度はちゃんと意識して声に出した。
「そらそうか」
ってなんか笑ってたわ、こっわ。
その後お互い握手して、もう関与しねーとか
今度遊びに行こうぜとか、言い争って
また明日学校でな、という結論に至った。
まぁ悪い気分じゃなかった。
問題は家だなぁ、と考えながら帰宅したら
普通に泣かれた、ごめんなさいとか
そんなに嫌なら考えるからとか
やめてくれよ、別にごねたい理由じゃないよ
急でビックリしただけだ、と伝えたら
今からお相手が家に来るらしく
ちゃんと話し合うことになった。
まぁ、しゃあないか
話は大事だしなぁ。
相手の方も少し遅れてるらしいが
その間に腹は決まっていた。
母をお願いします
優しい人だけど、大人の支えも
必要なんです。
よし、好印象目指す
お小遣いもらえるかもしれんしな。
そうして、家にやってきた相手は成る程
多分母より年上だけど、意志の強そうな
立派な感じがする。
‥のは良いんだけどね。
なんでいじめっ子君も後ろにいるのかな?
連れ子が同級生って
そこは普通、美少女だろ。
なんかニコニコしながら、兄弟よー
今日から貴方も大事な私の子供ね!
とか満開の笑顔で宣う母を
苦み走った顔で見つめる俺達。
やるせなさすぎだろ。
その後、怪我の理由を聞かれて
喧嘩がバレ、滅茶苦茶怒られたし
どっちが兄かでまた揉めたが
なんやかんや、上手くいきそうで
複雑な気分になった。
え?クラス1の美少女?
先輩と付き合ってるって聞いたわクソが。
やるせない気持ち
隣の部屋で毎月
カップルが喧嘩したあと
セックスしてて
とてもうるさくて
やるせない気持ち?
ああはなりたくない
喧嘩する暇あるなら
もっと愛しとけよ
「私、大我くんと付き合うことになったんだ」
部活帰り、同じ運動部の仲間の1人が上擦った声をだしながら皆に告白をした
「え!おめでと!」
「まじで!?」
「いつから好きだったの!!」
華の17歳たちはこの手の話題に食い付きがよい
キャーキャー甲高い声を上げながら付き合うまでの経緯を尋問するかのように詰めていく
いつもの私なら輪に加わり仲間と一緒に茶化しを入れていただろうが今回はそれができなかった
私の方がずっと好きだったのに...
中学生の頃から好きだったのだ
話しかけることは恥ずかしくてできなかったけれど、彼を見つめているだけで幸せだった
そう私はただ見つめることしかできなかった
もっと話しかければよかった
そしたら仲良くなれたかもしれない
仲良くなれば告白する勇気が湧いたかもしれない
告白したら私と付き合ってくれたかもしれない
ずるい、羨ましい、悲しい、憎い
様々な感情がぐちゃぐちゃとかき混ぜられていく
【やるせない気持ち】
やるせない…
数日前 家の近くで道路工事があり通行止めだった。
家の場所は車が出せたので走って行くと交通整理の服を着た小柄な男性が「通行止め」の看板の横に立っていた。
この猛暑で大変だな…と思いながら近づいて驚いた。
初老どころじゃない…90過ぎた私の親より年上じゃないかと思える男性だった。
35度を超える真昼に?いいのか?ねぇいいの?
どんな理由で働いているかはわからない…あの人にとっては必要なのかもしれない…
私はクーラーの効いた車の中で、
やるせない…というか、悲しかった。
【やるせない気持ち】
おもしろいと思ったことのおもしろさをうまく伝えられない(生もの)
「揚げ足を取らないで」と嗜められる(ごめん)
息子へのお説教を夫が粛々と聞いている(納得すんな)
それさっき私が言ったやつ(聞いてる?)
昨日私が説明した時はちっとも納得せんかったやん(信用の問題)
友だちが言ったら笑いになるのに私が言ったら無言になる(おもんない?)
やっと得点、と思ったらオフサイド(ほんまに?今のほんまに??)
たまたま隣にすわったよそのパパと会話が盛り上がらない(いや、席おかしいやん)
きゅうに褒められる(喜んじゃうのよ)
「料理とか編み物とか好きそうなのにね」(知らんがな)
…
やるせなし
本当にどうしようもない
誰にも迷惑なんてかけてなくて、
ひとりで生きれていると思って疑わない
私が泣きながら怒ったことだって
あのひとには1ミリも届いてない
本当にほんとうに
どうしようもないひと
(やるせない気持ち)
いつまでたっても 治らない 病気 ここ何年も 病気療養中である が 身体は病気でも 口は元気 能天気な頭のおかげで こんぐらいですんでいる? 母が大変な病だったせいか 具合が悪くなっても 母はもっと 痛くつらいはず「こんぐらいで」介護もある 空元気が癖になったと思う 違和感 違うな もとより能天気なのだ 母の病気がひどくなり 介護が必要になったのは 私が二十歳になったころ 空元気が必要だつたのは 介護になれるまでが 正解 私の空元気は 母にばれてたかも? やれやれ
やるせない気持ち、とは。
しかし今日おもった。
やるせないというか、仕方のないというか.
しょうもない話、とはうわべばかりでどうしようもない。
ついでにきいてやると、『自分の行いが相手に不安定与えたのでは』と……
そんなの知るわけねぇだろ?しらねぇよ!?
だから、運任せ、それも運任せで、善は急げ、
身長が足りないと負けるのは、当たり前、
不安ならもう一回!
これ以上君に
気持ちを伝えられない事が
寂しくて切なくて
ずっと胸が痛かった
でもそれは昔の事
時が経ち
切なさも痛みも消えてしまった
今はそれが寂しい
この胸の痛みは
君を好きな証だったから
今日も一日を無駄にしてしまった。
無駄にした一日は帰ってこない。
もし今日を無駄にしなければどんなことが出来ただろうか。やるせない気持ちだ、、