『もっと知りたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
”好奇心は猫をも殺す”
……なんて言われちゃいるが、俺からすれば”アイツ”がそれに当たるんだろう。
きっかけは何だったか。仕事上よく顔を合わせていた、半ば腐れ縁の奴らから聞かされた話に食いついた結果だろう。
そいつらの仕事もまぁ面倒だが、お陰で面白い話に事欠かない。
まぁ、そいつらも俺も、面白いことには目がねぇしな。
だから、そいつらがやたらと話す”アイツ”に、少しばかり興味が湧いた。
それが良かったのか、悪かったのか、今となったらどちらとも言えんが、言えることはただ1つ。
”アイツはマジでヤバい”
そりゃそうだ。仮にも、世間を震わせた事件を引き起こしたんだから。
とは言え、”アイツのヤバさ”はそれだけじゃない。
それを伝えるには、正直難しくてなぁ。
実際に会って話をした方が早いんだが、残念なことに”アイツ”はもういないんだよな。
俺はあんまり”もしも”を思ったりしないんだが、今回ばかりは願ったわ。
それに、”もっと知りたい”なんて思った奴は”アイツ”ぐらいだろう、なんて思うくらいには気になってた。
……ま、”アイツ”には個人的に言いたいこともあるし?
また会ったとしたら、酒でも飲みながら話したいもんだな。
ーーーなんてうっかり口を滑らせて、2人からしこたま怒られるとは思わなかったけど。
もっと知りたい
(もっと知りたい)
知ってもどうせ死ぬから私は知らなくても良いかな〜
「もっと知りたい」
好きな食べ物、嫌いな食べ物、趣味、
好みのタイプ、苦手な人、興味があること、
きみが好きだから、こんなにも知りたい。
もっと、知りたい。
もっと、知りたかった。
君の事を少しでも知りたくて、
君の知らない面を見つける度、
やけに君が遠く感じた。
全部を知ろうなんて出来ないのは分かってるけど
それでも、好きだから
知りたいって思ってしまうんだ。
ゆっくり、少しずつ、
君が見せてくれる知らない一面を
知れたらいいな。
#__もっと知りたい__
🩵もっと知りたい🩷
ふと見上げると
真っ白なひつじ雲が流れてゆく
あの雲も
あの空も
風も光も
あたりまえのようにここにある
でも…
私はその深い意味をしらない
そして
たくさんの命の意味を
もっと…もっと…知りたい。
✨🐦😽🐰🐺🐶👶✨
君は授業中ノートの端に詩をしたためるタイプの中学生だった。正直内容はさっぱりわからんかった。
それでも当時ラノベにはまり物書きに憧れていたおれには君が、何か特別な才能を持った人に見えていた。
カッコイイとか天才だとか熱心に褒めた記憶がある。そうすると君は、嬉しそうにはにかんだっけ?
今どこにもいない君はおれの頭の中であざやかな放物線を描き落下していく。ガラス窓に映る温度のない太陽を何度も引き裂いて君はいつまでも落下する。
今更になって君が知りたいとか恥ずかしいことを思った。ベランダで夜風に吹かれながら、君の目線で世界を見たくて今は詩を書いている。が、それを詩と呼べるのかどうかすらおれにはわからないままだ。君ともっと素直に話しておけば良かった、なんて。
風がマンションを駆け昇り星の海で墜落する君を受けとめる。夜景の街にゆっくりと、無音のまま君が降り立つ。一瞬だけ君はこちらを見上げるとすぐに前へ向き直り、明かりのない路地へと消えていった。
その後ろ姿からいつまでもいつまでも目をはなせなくて、ベランダの柵を強く握りしめた。
夜風に吹かれるおれは、未だ初恋の中学生だ。
『もっと知りたい』
「この人と話すのは楽しいなー♪
この人のこと、もっと知りたい」
って思える人に出会いたい
もしくは「あなたのこと、もっと知りたい」
って言われたい
あれは何 これは何
それは何て名前なの
誰がその名前をつけたの
ねえどうしてどうして
知らないものばかり
知りたいことばかり
まっさらな紙を
とりどりに塗りつぶしていくように
世界にどんどん色がつき
あなたはどんどん成長していく
そしていつしか
これは何?と尋ねるのはわたしのほう
わたしの知らない世界のことを
あなたが語ってくれる幸せ
何色あっても足りない
いつだってもっと知りたい
広く深く 美しいこの世界
「もっと知りたい」
#43
愛を知りたいなら
幸せにする事を学びなさい
人は死んだら、意識はどこに行くのだろう。
人を殺したら、意識はどこを向くのだろう。
もっと知りたい
楽しいことはもっと知りたい
不思議なことももっと知りたい
ちょっと分かることももっと知りたい
ちっとも分からないことは
知ろうとするだけ時間の無駄だと
やっと気づいた40手前
君隠す
枝垂柳の
木の下で
もっと知りたい
愛の哀しみ
【もっと知りたい】
もっと知りたい
帰り際の駅には、私たち以外誰もいない。
私は2人だけの空間が嬉しくて、高揚感を隠しながら話しかけた。
「お腹すいた、今日忙しくてお昼食べられなかったんだよね」
ね、教えて、何がすき?
そうなんだ、たこ焼きと、レモンティーか。
レモンティー、私も好き。
ちょっと甘酸っぱくて、爽やかな後味で。
最近レモンの飲み物専門のお店見つけたんだ。
今度一緒に行ってみる?
土曜日開いてるんだ!私もその日はお休みだよ。
改札前に10時とかどう?
ちょうどいい?よかった!
あ、電車来たね
じゃあ、またね。
もっと知りたい
知りたいことはなんだろう
なにも浮かばない
もっと知りたい
知りたいって、とっても良い感情。
自分が勢いよく成長してるとき、いつだってそれを持っている。
知りたいって欲求は、そのまま行動力に結びつく。やり方を知って、上達法を知って、達成感を手に入れる。
ずっと何かに興味を持ち続けて、その気持ちを抱き続けられれば。
そう思えるくらい、特別な感情でもある。
私はその気持ちを持ってるとき、いつも楽しいと感じてる。いつまでもこの熱を持っていたいとも。
どうやら私は飽き性で、自分が納得できる物ができてしまうと、しばらくそれを止めてしまう。使わない技術は錆びついて、磨かない能力は中途半端なまま、いつもそこらに転がしている。
私は自分の知りたいって感情を大事にしてる。それでも、いつも途中で放り出してしまっている。だからいつか、もっと知りたいって思い続けられる日々を夢見て、期待している。
12
歴史。星座の名前。心理学。珈琲の銘柄。
彼と出会ってから、この世は知識で溢れていることを知った。
時には話の種を植えるために。
時には彼の言葉を受け止めるために。
時には、少しでも同じ景色を見たいがために。
手段ではなく目的として学びを得るようになった。
それでもこの数年で自分が得たものなど、彼の持つ巨大な宝庫の中のほんの端くれでしかないのだろう。
もっと知りたい。
もし夢を語ることが許されるのなら、いつか彼と同じ景色を見てみたいのだ。
膨大な知識を持ってしても溢れる探究心と、その喜びで構築された世界を。
【もっと知りたい】
もっと知りたい。
無知は罪だと知ったから
井の中の蛙の愚かさを知ったから
一を聞いて十知る事が
偉く、尊いものだと思ったから。
なのに、それなのに
知らぬが仏と知った。
先に知っとくべきだったなぁ…
もっと知りたいというのなら、
もっと教えていただかねば。
もっと食べたいというのなら、
もっと生み出していただかねば。
もっと愛されたいというのなら、
もっと愛していただかねば。
もっと理解されたいというのなら、
もっと理解していただかねば。
せめて理解する努力だけでもして欲しいのなら、
せめて理解しようとしていただかねば。
他人に与えもしないで受け取るばかりでは......ねぇ。
与えたんだから受け取りたい?
見返りを求めて与えるような人間では......ねぇ。
理不尽でしょうか?
いいえ、幸福はそこにあるのです。
私は知りたい。
あなたのことを。
もっとたくさん
でも、
本当は
知りたくない。
全部知ってしまったら
あなたと話す理由がなくなってしまいそうだから。
知らないままで
知りたいと思い続けていたい。
テーマ『もっと知りたい』
君がまだ小さい頃、私を見つけてくれたよね
電信柱の影で、小さくうずくまる私に
幼い君は、にっこり笑いかけてくれた
それ以来、私は君に夢中なんだ
この道が通学路でよかったよ
毎朝、友達と一緒に登校する君を見るのが
私の楽しみなんだ
あぁ……私も一緒に、君といきたい
何度も何度も、君に手を振るよ
なのに、君はちっとも私のことを見てくれない
悲しいな。悲しいな
君の友達が、羨ましいな
もっと、近くに来てくれないかな
そうしたら、君の友達になれるのに
もっと もっと 君のことを知りたいな
近所の犬が、わんわんぎゃんぎゃん吠えてくる
あぁ うるさいな うるさいな
けれども私は、明るいところが苦手なの
あと少ししたら、君がこの道を通る時間
マンホールのフタを少し開けて 隙間からコッソリ 地上を覗く
マダカナ マダカナ
キミがトオルノ マチドオシイナ
コレカラモ ズット ズット
キミノコトヲ ミツケテ アゲルカラネ