『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特別すきってわけじゃないのに、
目の前にあるとつい手が伸びちゃう。
君にとっての私もこういうモノ?
【みかん】
「みかん」って、
ビタミンCが豊富で
風邪の予防にいいんだって。
私はみかんを食べて
この冬を乗り切ろうと思います。
みかん
炬燵とお茶とみかん…子供の頃からの冬の定番風景…蜜柑は、子供の頃は酸っぱいものが多かったけれど、いつ頃からか、甘い蜜柑に変わった…蜜柑で大好きで、段ボール箱一箱、3日位で食べていた…勿論、手は黄疸の如く、黄色くなっていた…うとうとしならがら食べる蜜柑は、ちょっとした贅沢に感じた…家族揃って、テレビを見ながら、他愛もない会話をして、蜜柑を両手の中で転がし、ゆっくり皮を剥いて、一房づつゆっくり口にする…そんな何気ない時間が、懐かしく…
蜜柑と言ったら
オレンジ色
甘い
種の当たり外れ
白いの取りたくなるw
硬いのは向くの大変
冷凍蜜柑はもっと大変
でも美味しい
# 30
フルーツと言えば。
そう聞かれて早めに出てくるであろうミカン。
今の時期だと、コタツにミカン。最高。
みんなに愛される。
そう在りたいってつい思ってしまう。
不器用な自分には無理〜と分かっているけれど。
自分は自分と言い聞かせながら、
少し黄色くなった手でパソコンを叩く年末年始。
【みかん】
「29日に帰るわ。」
「はいよ。」
__________
キャリーケースを引き摺りながら帰ってきた俺に、
「おかえり。」
「あんたが来るからみかん、箱で買っといたよ。」
と言う母。
…さっそく親の愛情を感じてしまった。
身近過ぎて気づかなかった親からの愛。
ひとり暮らしを始めてからはその愛が身に染みる。
いつもありがとう。
231229 みかん
「ミカンって、平仮名か片仮名だとぱっと浮かぶのはあのオレンジ色の果物だけど」
「また何か考えてんな」
「未だ完成せず、完了せずの〝未完〟かも知れないし、未だ刊行されずの〝未刊〟かも知れない」
「普通は果物思い出すだろ」
「あと味覚を司る器官って意味の〝味官〟って言葉もあるんだって」
「スマホで調べる程のことか?」
「気になっちゃってさ」
「まぁ、日本語を母語としてない人が聞いたり見たりしたらややこしいだろうな」
「それもあるし、果物以外を思い浮かべる人ってどれくらいいるのかなって」
「みかん、みかん、ミカンなぁ……」
「なんか考えてる?」
「いや、今年はいっぱい届いたから悪くならない内に食べなきゃなって思っただけ」
「そっちのが大問題だね。じゃあもう一個たーべよ」
「後で手洗えよ。指真っ黄色になるから」
「うん」
「……これ、ちょっと酸っぱいな」
END
「みかん」
仲直りのみかん
「真奈?宿題やったの?もう年明けちゃうわよ?」
こたつに入りながら最近買ったばかりのゲームで遊んでいると、母親がそう尋ねてきた。
「うん…終わらせるからー!」
ゲームをしながらとりあえず答える
「またそれ!それで去年もみんな集まってる時にほとんど宿題しかしてなかったじゃない!少しは学習し…」
また始まった、そんなことを考えながらイヤホンを耳にはめる。
あと少しでレベル上がりそう…。
肩をポンポンとたたかれる。
「しつこいし!分かったってば…」
イヤホンを外し、キッと睨みながら振り返ると従兄弟であり、私の初恋の人、涼くんが立っていた。
「ご、ごめんなさい!またお母さんかと思って…」
すぐに謝ったけれど
「ごめんね、邪魔しちゃったね。」
そう言って涼くんは部屋を出て行ってしまった。
どうしたらいいのか分からず、嫌われてしまったかもと涙が溢れてきて机に伏せていると幼い頃の光景がふと思い浮かんだ。
「もうりょうくんなんてきらい!」
そう叫び、泣きながら母親のもとへと走る。
もしかしたら好きな子ほどいじめたくなるってやつだったかもしれないけれど、私も幼かったからそんなことは分からず、会うたびに意地悪してくる涼くんがかっこいいとは思っていたけれどあまり好きではなかった。
母親の胸にしがみつきわんわん泣きじゃくっていると、涼くんが後ろに何かを隠しながら現れて私の手に何かを握らせた。
びっくりしてしゃくり上げながら見てみるとこたつの上にあったみかんと、くしゃくしゃの紙にさっきはごめんね、みかんいっこぶんだけおはなししようと書かれた紙を握っていた。
その後、涼くんがみかんを剥いてくれて2人で食べて仲直りをした。
この一件がきっかけで涼くんと仲直りする時はみかんがお決まりになった。
涼くんが大学院へと進学し、一人暮らしを始めたためなかなか会えなかったが、覚えているだろうか?
涙を拭い、こたつの上のみかんを手に取ると、私は彼の肩に手をかけ、伝えたのだった。
「さっきはごめんなさい、みかん一個分だけ付き合って」と。
―あとがき―
初めまして!星月夜と申します。
作中に登場した名前は架空のものです。
ご了承くださいませ。
今回は作者の子供時代の出来事をもとにアレンジをしながら書いてみました!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
またご縁がありましたら読みにいらしてくださいね!
転がってたみかんを、普通にいつも通りとってみたんだ
でもこの行動を見てみると、どうやって取ろうとして、どう思って取ろうとしたのか不意に不思議に思ったんだ
いま、少し離れたテーブル……右手斜め前にある、リビングの出窓のある角に置かれた座卓なのだが……そのテーブルの上に有田みかんのMサイズが6個並んで置いてある。正月にはそこに、おせち料理の重箱を置くのだが。
これだけじゃ足りない、とふと思った。
正月の三が日は初詣のお賽銭とおみくじとお守りを買う以外にはお金を絶対に使わないと決めている。だから今のうちにみかんは買っておこう。私はこの時期、みかんをかなり消費してしまう。絶対にたったの6個じゃ足りないのは明らかなのだ
かれこれ10年前にはなるが、冬場に《焼きみかん》を食べるようになってから、自分のみかん消費量が2倍以上に跳ね上がった。焼きみかんを食べると血行が良くなるせいなのだろうか、冷え性が改善されたし風邪もほとんど引かなくなった気がする。いや実際、風邪は不思議と引かなくなった。
焼きみかんの医学的根拠は定かではないけれど、本当によく効く。私だけだろうか? みかんだけに〝みんかん〟(民間)療法の代表例となっても良さげ……なんて、くだらないオヤジギャグさえ出てきてしまう。
みかん。……やっぱり箱買いしようかしら?
テーマ/みかん
冬のみかん美味しいよね🍊🍊
時々酸っぱいみかんあるのは嫌だけど
くじ引きみたいで楽しいじゃん笑
みかん
みかん箱
今は小さくなったな
などとスーパーで思うこの頃
買うのが当たり前だった
あの頃が少し懐かしい
大晦日
今年は食べようかな
みかん
私の大好きなもの
名前にもはいっているほど
大好きなもの
ついたべすぎちゃって
指が色づいても
手が止まらない
だって美味しいんだもん!
お餅の上に乗ってたり
テレビを見ながら食べたり
なんだか大量にもらったり
この季節何かと主人公になる果物。
小さい頃は剥くのが楽しくて
よく食べていたかもしれない。
祖母の独特な食べ方を真似したり
くるくるこねてから皮を剥いたり
思い出も
噛み締める
–みかん–
みかん
また、この季節だな。
ビタミンとって、風邪引かないようにしたいね。
〝みかん〟
今日、隣人からみかんをもらった。
みかんが積まれているのを見ると、
何故だか給食の冷凍みかんを思い出す。
思い出したら、少し食べたくなってしまった。
せっかく沢山貰ったのだから、冷凍にもしてみよう。
思い出しついでに、旧友にLINEでも送ろうかな。
「みかん」
片手で握りつぶせるほどか弱い君を
皮をむいたり噛み潰して痛めつけて欲しいと
ダンボールに入れて送ってくる祖母は
何を考えているのだろう。
【#10】
みかんって大体剥いてる時
甘いか酸っぱいかなんとなくわかるよね。
予想しながら剥いていって
いざ口に入れたら違ったなんてこともあるけど
結局どれも美味しいんだよね。
【みかん】
今日はお休み。
特にしたいことも無くリビングで適当に過ごしている私に、買い物から帰ってきたお母さんが「ねぇねぇ」とご機嫌に声をかけてきた。
「おかえり、どうしたの?なんか良いことあった?」
「見て。特売ですっごく安かったのよ!」
お母さんが満面の笑みで指さしたのは大きな箱。
そこにシンプルなイラストとともに『みかん』と書かれているのを見て私は納得した。
「お母さん、みかん好きだもんね。」
「もう嬉しくって、すぐカゴに乗せたわよ」
鼻歌でも歌い出しそうな様子に少し笑ってしまう。
お母さんのみかん好きは小さな頃から知っていたけど、こんなに嬉しそうな彼女は久しぶりだ。
「せっかくこんなにあるんだし、ちょっとアレンジとかしたいわねぇ」
「アレンジかぁ。……あ、それなら」
みかんのアレンジ、と聞いてふと前に見かけた動画を思い出した。
ちょっと前から流行っているやつで、美味しそうだと思いつつ中々食べる機会がなかったスイーツ。
「みかん飴とかどうかな」
「みかん飴?」
疑問符を浮かべるお母さんに適当に検索して出てきた動画を見せれば、すぐに目が輝いた。
『食べてみたい』と顔に書いてあるみたいだ。
「私が作ろうか?今日は休みだし、おすすめしたの私だし。」
「あら、いいの?」
頷けばお母さんは嬉しそうに「じゃあお願い」と言って、撮り溜めていたらしい番組を見だした。
そうと決まれば早速、と大量のみかんを持ってキッチンへと向かう。
レシピを調べてみたら、作り方自体は簡単だった。
水と砂糖を火にかけて色が変わったら串に刺したみかんにかけて冷ますだけ。
飴を焦がさないようにするのが少し難しいけれど、一時期べっこう飴にハマっていたおかげで上手く出来た。
「よし、これでいいかな。お母さん、出来たよー。」
「まぁ!綺麗ねぇ、流行るのも分かるわ」
出来上がったみかん飴にキラキラした目を向けるお母さん。
手に取って1口食べると、さらにパァッと明るい顔になった。
「美味しい!」
「ふふっ、良かった。」
素直に喜んでくれるお母さんに、こっちも嬉しくなってしまう。
今日は良い休日になった。
――我が家はずっと昔に父親を亡くしている。
お母さんは私を女手ひとつで育ててくれた、自慢の母だ。
私のために沢山頑張ってくれている大好きなお母さんに少しでも恩返しが出来るなら、ちょっとくらいの手間もなんてことはない。
「けっこう作ったし、テレビ見ながら一緒に食べよう。」
「ええ、ありがとう!」
笑顔のお母さんの隣に座って、一緒にみかん飴を頬張る。
うん、我ながら上手く出来た。
なんてことないはずの日もいつかかけがえのないものになる、とお母さんはよく言っている。
父が好きだったらしいものを見て、悲しそうに目を伏せる時があるのを知っている。
私もいつかみかんを食べる時、今日のことを思い出すのかな。
それなら私はもっとたくさん親孝行してみせる。
思い出すのはお母さんの笑顔が良いから。
密かな決意とともに甘酸っぱい飴を飲み込んだ。
No.1「みかん」
私の中で殿堂入りしている給食メニューがある。
⚫︎ 味噌ラーメン
⚫︎ 青のりポテト
⚫︎ 冷凍みかん
体育館を走り回ったり、勉強で頭をフル回転させたあとにこのラインナップを見るといつも心が踊ったものだ。
味噌ラーメンは味濃いめの中太袋麺、具材はシンプルにネギとめんま。
ラーメンを啜りながら、海苔の香りがより一層食欲をかき立てる青のりポテトをつまむ。
ラーメンの汁を全て飲み干し、〆に冷凍みかんを口に放り込む。
ひんやりフレッシュなみかんは口も心もリセットさせてくれる。
このメニューを生み出してくれた給食のおばちゃん、ありがとう。