『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
みかんって、美味しいよね。
冬って感じかな?
家族皆でこたつに入りながらみかんを剥いて……
なんてことはこたつがないからできません。
こたつが有る家は羨ましいなぁ、
同じクラスの子で結構親しい男の子がいた。
インスタも繋がっててLINEも交換してインスタはサブ垢までフォローしてくれてた。
授業中、近くにいた男子と気になる子の話をしてたんたけど、なぜか分からないけど私のことを見ながら話してた。内容はちらっと聞こえたくらいだったけど、
「友)その子とどうやって知り合ったの?笑」
「👦🏻)インスタとかで知り合った!LINEも交換してる!!( ,,._.,,)」
みたいな会話だった。そんな子他にもいるって分かってたけど、なんで私のこと見て話すんだろうって疑問だった。正直気になりもした。
男子のこういう思わせぶりな態度が大っ嫌い。
みかんってただオレンジ色した食べ物なのに、なんであんなに魅力があるんだろ?
みかん
みかん、と言えば
アニメ「あたしンち」のキャラクターのみかん。
弟は、ユズヒコでした。
かっこ良くない登場人物で
それが良かったのかな。
20年くらい前のアニメだから覚えている人も少ないと思うけど、
わたしに取っては思い出のアニメ。
テレビの放映で見ていたあの頃を思い出します。
子どもたちも小さく忙しかった毎日でしたが、
アニメ見て癒されてました。
コタツに入って
悪態つきながら爪と指の間に挟まった
みかんの筋を取る彼が
私は面白くて面白くて
君にみかんを押し付ける。
みかん星人になっちゃうね。
そんな意味のわからないことで
大笑いして
口にみかんを放り込んだこと、
今も覚えている。
「みかん」
みかんに落書き。
2つ重ねて雪だるま。
1つでも
何種類もの顔を描いてみたり。
子供のように遊んでる君。
かわいい顔して
食べるのがもったいない…って
切ない顔で言ったりして。
『みかん』
白い息小さい方がおいしいとみかんを選ぶきらきらした目
ペンだこのきみの指先眺めてたいみかんの皮が星になるまで
仕送りの箱入りみかん伝票見て君の地元がどこなのか知る
いつもよりみかんをゆっくりと食べて「多い気がする」とかわいいあなた
冷蔵庫納豆の下に減らないカルディのみかんジャム(高かったのに)
みかん色貰ったマニキュア塗ってみる?どうせすぐにさ剥げちゃうけどね
お題 みかん
曾祖父についてのたった一つの思い出は、会いに行った帰り際、みかんをくれたこと。愛情を手渡されているんだと思った。
子猫のうちに見においでよ。
そう言ってもらい、年明け早々友人の地元へ。
小麦色のふわふわの、かわいい子猫。
ねこじゃらしでいっぱい遊んでもらい
膝から聞こえるゴロゴロ音に癒やされた。
無人販売で買ったみかん。
車の中で大きな房を頬張ると
甘い果汁がこれでもかと溢れ出した。
行ってみたかった山の奥深くの神社。
友人のドライビングテクニックが火を吹いていた。
そして、早起きして見に行った日の出。
海から顔を出す強烈な朝日に
目を覚まされるような思いだった。
心身を病んでいたことは後からわかったので
友人が知るはずもなかったけれど。
私がしんどい時には、不思議と連絡をくれたり
贈り物をしてくれたりする友人。
これから先、あなたがしんどい思いをした時には。
私が必ず力になるからね。
みかん
みかん
甘くなりますように
そう思って
小さなみかんを揉む
こうやって
私に対するあなたの気持ちも
甘々にできたらいいのに
【みかん】
幼い頃から、祖父母の家に行くことが嫌だった。
家が近くにあることも嫌だった。
何かあると、理由も聞かずにすぐ怒ってくることが嫌だった。
すぐ「あれをしなさい。」「これからはこういう事をしないとダメだ。」って言ってくることも嫌だった。
面倒くさくて、お節介で、本当に嫌だった。
ある日突然電話がきた。
「ご近所さんから、みかんを沢山貰ったから帰ってきて持って帰ってほしい。」
私は、また何か言いたくてそう言ってるだけだと思いながら、身支度をして少し大きめの鞄を持って、祖父母の家に行った。
早く帰ろう。そう思いながら。
祖父母の家に着くと、祖母が出てきた。
『おじいちゃんは?』
「いつもの居間にいるよ。おいで。」
と言って奥の方へと行った。
祖父は、こたつに入っていた。
私も、寒かったからこたつに入った。
『はい。みかん。あんたは小さい頃みかん好きだったよね。手が黄色くなるまで沢山食べてたよね。』
と言ってみかんが沢山入った箱を持ってきた。
知らないよ。そんなこと。
そう思いながら、みかんを鞄に入れようとした時、
『最近、家に来ないよな…色々と言い過ぎたかもしれん。本当に、すまなかった。』
祖父が、私に謝ってきた。
祖父の顔は、私が今まで見たことがないぐらい真剣な顔をしていた。
祖母の顔をちらりと見ると、申し訳なさそうな顔していた。
私は、どうしたらいいのか分からなくなった。
ただただ、私のわがままで祖父母の家に行きたくなかっただけなのに。
祖父母は、こんなにも悲しい気持ちでいたなんて…知らなかった。
「確かに色々言われて嫌だったけどね。来れなかったのは、最近忙しかっただけだから。そんなに謝らないで。」
これが私の言えることだった。これしか、なかった。
『みかん、食べましょう。』
祖母がみかんを全員に配った。
私も祖父もみかんを剥いて食べた。
少しだけ酸っぱいけれど、美味しいみかんだった。
#みかん
コタツに蜜柑🍊
これは日本の文化だね
正月特番のテレビを見ながら
蜜柑を一つ また一つ…
眠くなったらコタツでウトウトしてみたり…
自堕落なお正月…
好きだぁ〜!
コタツに首までスッポリ入り寝る♡
自堕落にも程がある!(≧∇≦)
背徳感120%なのにあの温もりは罪だろ〜
コタツで寝るべからずと
人がやってはいけない十戎の中に入れましょう
本当に人をダメにするし
必ず風邪ひくし…
でもでも お正月だけはやりたい!
ハワイじゃなくていいんですよ
この温もりと蜜柑があればそれでいいのです
安上がりですよ~ (*゚∀゚)ヘヘヘ
🌈黒猫のつぶやき🌈
自堕落天国の禁断の果実は蜜柑🍊
こたつにはみかんだよねと笑いながら
籠の中にあるみかんに手を伸ばした。
気づいたらあっという間に無くなった。
『狩られてみたい』
緑の葉っぱからからなって 風とは違う野性のなにか
でもない みかんハンター人間様だ そもそも私は人間様に造られしみかん 狩られるためのみかん
笑顔を振りまきお尻フリフリ 人間様に狩られたい
どうか私の糖度を感じてほしい。
その時がきたら
そうして一日が過ぎる
いつの日か
そうして一年が過ぎる
長く感じた日々は一瞬で過ぎ去り
後悔だけが募っていく
みかんの木が実をつける頃
私は誰と出会いどこへ向かい何を感じているだろう
みかん
1ヶ月前、みかんの茎のところに指が刺さった。
すぐ病院に行った。幸い、棘は深くなかった。
まさか、茎が刺さるとは思わなかった…
とても驚いた。
みかん
小さい頃、みかんの白い筋を綺麗に剥いて
母にどうぞ、て渡していた
美味しいみかんを食べてもらいたくて。
でもみかんの白い筋って栄養があるみたい
今ならそのまんま渡すよね
その橙は共鳴である。
失いつつある肌の温もりを彩り直すため、
冬場はこうして手数な皮を剥くのだ。
《みかん》
【みかん】
甘々と
四角いこたつを丸くする
今年も剥いて、話して、笑う
#短歌
風呂上がりの濡れた髪の毛を、節くれだった彼の指がすり抜けていく。
ドライヤーを左右に揺らしながら私の頭皮を揉むように優しく髪の毛を乾かしてくれている。
6畳一間の狭いワンルームに180センチを超える彼が転がり込んできたのは今年の夏のことだ。
この部屋より何倍も広くて、部屋数の多いマンションを持っているくせに、ある日から何故かそこに帰らず私の住むこのアパートに帰ってくる様になったのだ。
冬が本格的になり、昨日私は炬燵を出した。
布団、テレビ、本棚、そこに炬燵を出すのだから部屋は当たり前に狭くなるのだけれど、そこに今年の冬は彼がいる。控えめに言ってもかなり狭い。
私の髪の毛を乾かし終わったらしい彼は、漸く自らの髪の毛を乾かし出した。
私は彼の足の間から出て、炬燵に入った。スイッチを入れていないのに何となく暖かい気がする不思議。脳みそが勘違いをしているのか、なんてぼんやり考えていると彼に名前を呼ばれた。
「ほら、あーん」
「ん、」
口に放り込まれた一粒を条件反射に噛むと、プチンと薄皮が弾けて酸味の効いた果汁が口に広がった。風呂上がりの熱った体に染み渡る水々しさに思わず声が漏れた。
「わっ、美味しい!どうしたのコレ」
「んー?炬燵と言えばコレだろ?」
私の横に座った彼がテーブルの上に一枚ティッシュを広げてそこに剥いた皮を置いていく。一粒千切って自分の口に入れて、また一粒千切って今度は私の口に。
そうやって交互に口に運ばれて4つも食べてしまった。
「見てコレ」
私の目の前に出されてた彼の親指はみかんの汁で黄色くなっていた。私の為にいくつものみかんをむいてくれたからだ。
その親指をあむ、と口に含んで感謝を込めて丁寧に舐めた。舌を這わせて、時々吸って。
「みかんの味した?」
「ううん。指の味」
「はは」
「また買ってきてね」
「またお掃除、してくれるならな」
#みかん
「みかん」
子供の時はこたつにみかんは定番だったが、成人してから食べる機会が減った。
別に理由はないのだけれど、成人してから我が家ではこたつの出番は減って、ホットカーペットにちょっとおしゃれなテーブルになってからみかんの出番は少なくなった。
なければ無いで困ることもないからそのままみかんを食べることはなくなった。
みかんの思い出はないが、振り返ると自分の幼い時の記憶が蘇って懐かしく思う。