『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方の家には蜜柑の木がある。実がなるとジャムにして持ってきてくれた。それがあんな喧嘩で崩れるなんて思っていなかった。私が悪かった謝るからさまた一緒に喋りながら帰ってあの笑顔を見せてジャムを届けてくれないかな。
みかんで思い浮かぶことと言ったら
よくおじいちゃんがくれるなぁ
そのみかん、皮がめっちゃ硬いんだよね(笑)
家族のみんなは皮が硬いから食べないんだ
いつも自分が食べてるんだ(*^^*)
嘘つけーぃ!
みんなが食べる前にお前が平らげてるんだよ
これ以上言うことない!
みかんを食べ過ぎるなよ!
※これは作者自身が作者自身に向けたものです
【みかん】
みかん
みかんは箱買いです。
いつでもどこでも食べられる様に
手が黄色くなったって
目の前にみかんがあるから
食べるんです
小さくたって、大きくたって、
美味しいんです
愛媛だって、三ヶ日だって
ハッサクも好き
文旦も、大好き
剥くのかちょっと面倒だけど、
簡単に剥けたら食べ過ぎちゃうから
ちょうどいい。
冬になってみかんを食べる機会が増えた。
子供の頃は大きなみかんを一度に食べることが
好きだったけど、今は小さなみかんを
毎日食べることに充実するようになった。
年を重ねることで自然に変わることが
あるんだと実感した。
今年は家でも食べれるし、職場の人からも
いただけるから小さいみかんがたくさん
あって幸せ。
みかん
食えりゃあいいんだ、が彼の口癖だった。
彼の無秩序な剥き方に文句を垂れるのも
私の完璧な剥き方に拍手をするのも
惰性でするくだりだった。
凶悪な顔に見えるように剥いてみたり
オレンジの悪魔、と言いながら齧って
悪魔はどっちよ、と笑ったり。
彼はまだ
私が教えた剥き方を
きちんと覚えているだろうか。
冷たく鮮やかな朱色
みずみずしく輝いている。
君との日々は束の間だったね。
僕は楽しかったよ
君はどうかな
僕ももういかなくちゃ
ダンボールいっぱいあったのに
茶色底がもう見える
一日三つだって
お母さんは言ったけど
約束を守らない泥棒さんがいる
皆んな手を出しなさい
検査が始まる
さて、犯人は誰かな
父、姉、兄、私、弟
みっけ、みっけ、みっけ、みっけ
皆んな指がオレンジ色
あれ、お母さん
よく見たら親指だけオレンジ色だ
#みかん
一つ一つちぎって食べていく
こたつの中で君と食べるみかんは
とても美味しいと最近よく気づいた
この幸せを手放さないように
私は今日もあなたと一緒に過ごすの
このみかんを食べながらそう決めた冬の日
みかん
彼との唯一の共通点はみかんが好きな事。
毎年親戚から送られてくるみかんは、
2人で平らげてしまう。
今日もコタツに入って彼と話していた。
鏡餅の上の果物はみかんじゃなくて、
橙といい家族が代々繋がるように。
という意味だと彼は言った。
俺は同性愛者だから、
血の繋がった子供はできないから頼んだぞ。
と彼は言う。
笑って返す心の中はただ謝ることしか出来なかった。
弟が兄を好きになってごめんね。
「みかん食べよう。冬だから」
スーパーに入ると彼女がいった。
去年も同じこと言ってたなって思い出した。
いつの間にか もう年の瀬
今年ももう終わってしまう
何も為せなかった この一年
終わりのこの一時
こたつでみかん 頬張る
当たり前に過ぎる 日々
何気ない時間を 見つめる
未完成で終わった 今日を
また明日も 続けられるね
未完成で終わった 今日を
また明日も 続けられるね
いつの間にか もう年の瀬
テレビの紅白をラジオ代りに
聞き流して 一家団欒
終わってゆく 年月
来年も 仲の良い家族で…
当たり前に過ぎる 日々
何気ない時間が あぁ幸せだ
未完成で終わった いまが
気づけば未来へ流れていってた
未完成で終わった いまが
気づけば未来へ流れていってた
もうじき除夜の鐘が鳴る
私はこたつでみかんを食む
当たり前に過ぎる 日々
何気ない時間を 見つめる
未完成で終わった 今年を
また来年も 続けてみせるね
未完成で終わった 今年を
また来年も 続けてみせるね
未完成で終わった 今年を
また来年も 続けていけるね
#みかん
みかん
冬になるとふと思い浮かべる
食べ物それはたくさんあるけど…
やっぱりみかんが食べたくなるよね
とくに甘いのが!
唇に沁みた。舌を絡めた。
寒い日の中、貴方とキスをした。
私の好きだった、みかんの味がした。
-- 《みかん》
みかん。
みかん食べるより
オレンジジュースが
好きだなぁ。
みかんの簡単な
剥き方が
わかった頃から
食べてないかも?
冬と言えば
みかんなのに。
お腹すいてきた。
お題 みかん
哀しすぎる夜を越えて行くのにも慣れたけど
今もまだ胸に残るあなたの声
ひとり寂しくみかん剥いていると
あなたと過ごした冬を思い出す
窓の外は冷たい雨が降っている
別れた日と同じ様な雨が
「ほら、みかん買ってきたよー」
仕事帰りで機嫌の良い母の声が鳴る。
「やったー!」
と、わざとらしく喜んでみせる。
母は嬉しそうな顔をして、重そうなカバンをいすに置く。
そして、僕は機嫌取りのために、「今日仕事どうだったー?」なんて聞くのだ。
〝子供は大人の機嫌取りなんだ〟
そう嘆いていた小学生の自分が懐かしい。
機嫌取りとして未熟だったあの頃。
人知れず涙を流したあの頃。
一生に1度は経験するあの頃。
死にたかったあの頃。
人を救えるような人になりたいと思ったあの頃。
あの頃の自分にさようなら。
可愛いかわいい蜜柑
丸くて艶々でほんの少しもっちりしてる
手の平で転がすと甘酸っぱい香りがする
いつもこまめに相手をしないとすぐに拗ねて青くなる
可愛いかわいい、みかん
みかん
毎年のように
コタツに入りながら
ダンボールの中に
入っているみかんを
手で掴み机へ持ってきて、
年明けの特別番組を見ながら食べる。
幸せな一時。
ひいおばあちゃんが作っているみかん
毎年たくさんもらう。
私はみかんは嫌いだけど、
妹や従姉妹は好きらしい。
「みかんできたから、持ってきたよー」
冬の始まりだ。
みかん
コタツの中で目を瞑る
昔の私たちに思いを馳せる
そういえば、前にもこんな日があった
そのときは、ふたりだったけど。
そういえば、あの日もみかんを食べていた
あなたは、みかんを食べるのが下手だった
「食べれば同じだよ」
そういって、薄皮がいくつも残ったみかんを
あなたはゆっくり食べていた
あぁ、明日が待ち遠しい。