『ひなまつり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#ひなまつり
弥生三月
桃の花
鮮やかな衣を纏い雛人形
物言わぬ眼差しは
何を見て来たのか
何を見て行くのか
時には微笑み
時にはもの憂げに
華やぐ心に季節を添えて
今年も私に
何かを語り続ける
ひなまつり(3月3日)
今日3月3日はひなまつり
ひなまつりではお内裏様とお雛様を飾る
そういえば お内裏様とお雛様という言い方は
間違っているらしい
本当は
お内裏様が男雛 お雛様が女雛
などの言い方らしい
僕は意味が伝われば
呼び方は何でもいいと思うけど
みなさんは今日、何を食べましたか?
そして、何をしましたか?
ひなまつりだからと特別のことをしましたか?
僕の家では手巻き寿司とケーキを食べました。
おいしくて、幸せでした!
みなさんも幸せでありますように
【ひなまつり】
私は五十二歳、未だ独身の女だ。
そういえば子供の頃、母に「ひな人形が綺麗だからしまわないで欲しい」と頼み、ひな祭りが過ぎてもしばらく飾り続けていた。
後から知ったことだが、ひな人形をなかなかしまわずにいると、婚期が遅れるのだとか。
もちろん、そんなものは迷信だと分かっている。だが、今も独身である自分の現状を考えると、単なる迷信だと一蹴することもできない。
ちなみに、昔から私の結婚願望は強い方だ。理想もそんなに高くない方だと思う。
今まで、何人かの男の人とデートをしたことはあるが、付き合う段階に進むことはなかった。いい雰囲気になっても、告白されるどころか相手がフェードアウトしていってしまう。
もしかすると、ひな人形が私の恋愛がうまく行かないよう邪魔しているんだろうか。
ひな祭りが終わったというのに、さっさとしまわなかったことを怒っているのかも知れない。
今年もひな祭りがやって来たけれど。
ひな人形を飾って、きちんと片付けていても今の状況が変わることはなかったから。
結局ひな人形は一ヶ月くらい飾っている。
もう一人でもいいや。
綺麗なひな人形を毎年一ヶ月も見ていられるなら、もうそれでいいや。
ひなまつり
数年前に
押し入れにしまいこんだままだった
雛人形さんたちを
最後にきちんと飾ってから
お別れをしました
お人形さんってぬいぐるみも含めて
手放すのが申し訳なく感じてしまうので
手に入れるのを迷います
全部を飾って手入れをできるほどの
愛が私には足りないのです
そんな私の元にいてくれた
雛人形さんたち
買ってくれた両親に
ありがとうございました
そんなことを考えた今日はひなまつり
5.ひなまつり
女の子の成長と健康を願う日、それが「ひなまつり亅だ。小さい頃はよくこの日を存分に楽しんでいたが、いつの間にかその日ということを忘れて他のことに意識を持つようになっていた。ひなまつりは所詮、誰かが決めた記念の日であり、私には関係がないと思うようになったのかもしれない。誕生日だって、他の記念日だって、気づいたときには今日がその日だと後になって意識が追いつく。カレンダーに書いてなかったらきっと忘れていただろう。そんな日を噛み締められるような感覚があれば。いつかそうなる日まで私は日々、健全に生きていこうと思う。
《ひなまつり》
弥生 五段飾り お嫁入り 桃の花 手毬寿司 白酒 蛤 色とりどりのあられ 赤白緑 雪洞 晴着 上巳 厄払い 流す 猫柳 和らぐ日差し 本格的な春の到来 縁側でおはじきをする女の子の愛らしさ 黒髪 襲の色目 檜扇 宮中の闇 曲水の宴の罰杯 雅 金糸銀糸の縫い取り 綾なす燻煙 恥じらい 初めての粉黛 紅差し指 引目鉤鼻 面相筆 ミニチュア 細やかに動く職人の指先
「ひなまつり」
私を飾ってあげて。
この時間を楽しんで。
【#47】
#ひなまつり
「ひな人形を閉まい忘れるとお嫁に行けないのよ。」
子供の頃そう聞かされた
絵本を読んだりお昼のお弁当を食べたり、
夕方の時代劇を観ていた幼稚園児にはよく分からないことだった
祖母お手製の色彩鮮やかなちらし寿司
食べきれないほどの淡色の雛あられ
大切にされている、愛されていることを一層感じるちょっと特別な団欒
健やかに育っていることすら本当は奇跡かもしれない
そこに感謝するだけで良いはずなのに
お嫁って言葉もそんなに好きじゃないって途中で気付いたの
多くを望まず慎ましくとは言わないけど
行けないのよってまるで呪いよね。笑
Theme.ひなまつり
もう少しで大人
女の子ではなく
女の人になるのか。。
ひな祭り
女の子のみなさーん
雛人形出しましたか?
私は妹の分と2つ出してまーす。!
お雛様可愛いですよね🎎
私のは三人官女が付いていて
妹のはそれ外代わりに大きく黒いです。
(ひな祭り楽しぃ)
「創作語録」
【雛祭り】
転じて、雛奉〈祀〉り。
人間の雄雛を数匹、神への供物として捧げることで
国家の繁栄を願う、日本独自の奇怪な風習のこと。
我が家のお雛様は美人だと母は得意そうに言う。
母は私よりもひな祭りを楽しんでいる。
あられも買うし、ちらし寿司や蛤のおすましも作る。すべて、お雛様にお供えするためだ。人間はついで、お雛様のおこぼれに預かれるだけに過ぎない。
以前はお雛様が美人だから何だ、ひな祭りが何だと思っていたが、ここ数年は違う。
母が毎年、生き生きとひな祭りの準備をしている姿はどこか励まされるような気持ちにさせられる。
季節を感じること、季節の行事を楽しむこと、その準備に手間をかけること、物を大事にすること、お気に入りをつくること。
そういうことを積み重ねて、生きていけばいいと教えてくれている気がする。
灯りを付けましょぼんぼりに〜2人揃って澄まし顔、、、、今日はそんな歌がよく聞こえてくるひな祭り、、、さぁ、私も準備をしなくてはね。白い顔に化粧を施し、重たい着物を着て、、、今日は私の一年に一度の晴れ舞台、、その名もひな祭り
ひなまつりって楽しいの?
大人になってからあまり楽しいとは思わない
子供の頃は楽しいなと感じたけど
ひなまつりはもういらないよ
あられとか海苔巻きとかは普通に食べるけど
他は別にやらなくてもいいわ
もうひなまつりは嫌だ!!
なんか見るとイライラする
なんだろう…
今日は、ひなまつりー
ちらし寿司を食べたよ〜!
女の子おめでとう🎊
ひなまつり
今日はひな祭り
雛人形を飾り、
ちらし寿司を作り、
幸せに暮らせる日
ひなまつり
女の子の日
男兄弟の僕には関係ない日
だけど僕に娘が生まれた
生まれて始めて当事者になった
ひなまつり
日本にはひなまつりという行事があるらしい。
ひなまつりにはちらし寿司を食べるそうだが、あいにくあの人は男性だ。横でちらし寿司が食べれないことにブーイングをしている。
しょうがないから、今日の晩ご飯はちらし寿司にしてあげよう...
可愛く飾ってあげたいね
綺麗に飾ってあげたいね
美しく飾ってあげたいね
ねぇひなまつりは楽しい?
桜が咲いているといいな
桃色に飾りたいな
今年のひなまつり
どういあ日だったかな
「あ、ここのお店寄っていい?」
彼女と朝からショッピングモールで映画を観たあと、軽く何か食べようと飲食店に向かっている途中だった。「ん? いいよ。」と返事をしてからそこが雑貨屋のたぐいであることを認識し、俺は少し後悔する。
「ありがと。ちょっと見るだけだから。」
その言葉に何度裏切られたことだろう。
彼女に続いて店内に立ち入ると、花のようなお菓子のような甘い匂いがする。
キラキラ、ふわふわ、モコモコ、プクプク、ひひら…と俺は彼女が手にする品に心の中でオノマトペを当てていく。
「これいいなぁ。」「かわい~。」「置くとこがなぁ。」「いい香り。」「手触りいい。」
なぜ、彼女はほぼほぼ買いもしない店の物をこんなにじっくりと見て回るのだろう。
(お腹空いたなぁ…。)
空腹を紛らわそうと興味のない店内をざっと見回したとき、それが目に飛び込んできた。
ガラスでできた小さなひな人形。
それと共に、建て替えられて今はもうない子供の頃の実家の景色が蘇る。
深い海のような青をメインに作られた男雛。
淡い桜色をメインに作られた女雛。
雛祭りの時季が近づくと、靴箱の上に綺麗な布を敷き、ちょこんと並べて置かれていたそれ。
俺の家は兄貴と俺の二人兄弟だったから、それは母か祖母の物だったのだろう。
日の光に当たると揺れるような青とピンクの光が透けてうつった。
子供の頃の俺には宝石のように輝いて見えて、触らないよう言われていたのについ手に取ってしまった。
「ガラスの雛人形?」
隣から不意に彼女の声がして、俺は雑貨屋に引き戻された。
「あ…子供の頃、実家で見たやつに似てて…。」
たぶん母さんのだったんだけど俺が壊して、と歯切れ悪く続けた俺に対し彼女はにっこりと笑いながら言った。
「買っちゃいなよ。」
「え?」
「買い物は出会いだよ。」
「いや、でも…。」
「毎度毎度君が嫌になるくらい店内をぐるぐるうろつき回って手にとってぐりぐり見回しても買わない私が言うんだから間違いないって。」
説得力があるような、ないようなよくわからない言い分だったが彼女の顔は自信に満ち溢れている。
「で、お母さんに送ってあげなよ。」
後日、メッセージアプリに母から写真が届いた。
それを彼女に見せると「お父さん、お母さん、君だね。」と笑った。
今の実家の靴箱の上に並んだのは3体の雛人形。
女雛を挟んで男雛が2体。
あの時、割ったのは女雛だけだったことをその写真を見て思い出した。
あぁ、タイムオーバー…。