『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『はなればなれ』
ゆれるゆれる
たんぽぽの綿毛
それぞれみんな
用意ができてる
はなればなれ
風に吹かれ
新しい花を咲かせる
旅立ちはさみしくないの
みんな一緒だから
はなればなれ
私は彼女とはなればなれになってしまった。
私は彼女に告白することができなかった。
きっと彼女はこんな私を軽蔑しない。
でも私は心の中だけにしまっておく。
彼女は結婚したらしい。
普通で当たり前で多数派の人生を歩むんだ。
私はもう未練はない。
でも人を好きになる気持ちがわからなくなった。
どうしたら人を好きになれるんだ?
私は一人が楽で、
一人が好きだ。
一生このままでもいいと思った。
#38 お互いに、はなればなれになった。
彼は倒れた次の日は休んでいた。今日だけではないだろう。いつまで休むのかも分からない。
ただの体調不良には見えなかったから。
そして、私もその日の夕方、久しぶりだったが、ついに激しい発作が起きた。余命宣告されてから、1年も過ぎている。
前までは発作も時々で、宣告されてからすぐは実感が湧かなかった。しかし、1年も過ぎると、徐々に、頻繁に発作が起きているなとは実感し始めていた。
発作に苦しみ、意識が朦朧とする中、救急車のサイレンが聞こえる。…彼は今どうしているのだろう。一瞬、そんな思いが頭をよぎったが、すぐに目の前が真っ暗になってしまった。
___はなればなれ
《はなればなれ》
君に「好き」と伝えれば
はなればなれになることはわかってた
君は「好きがわからない」と言った
君が好きじゃなくても
私がずっと好きでいて
一緒にいられればいいと思ってた
君は好きがわかるようになった
私じゃない
綺麗な女の人を好きになった
君はその人に夢中になった
もう私の方なんて向いてくれない
「好き」と伝える前に
はなればなれになっちゃったんだ
2022.4.6
学校に新一年生として入学してきた私達。
なれない場所で知り合いがいなくとても不安でした。
一人だけ私に話しかけてくれた人がいました。
それが亡くなった彼、rくんです。
rくんはコミュ障なのに私に話しかけてくれました。
それから5月6月と月日がすぎていくと一緒に私とrくん
との距離が近くなりました。
ある日rくんに放課後教室で待っててほしい
とrくんに言われたので待っていました。
rくんが放課後教室に入ってきて
rくん「俺から一つ伝えたいことがある」
私「なに急に改まってどうしたん?」
rくん「俺さ、黒瀬のこと好きやねん」
私「え、私も」
rくん「ほんま?嬉しい。
でもさ、俺この気持ち伝えるか迷ってん」
私「なんで?」
rくん「俺もうすぐで死んじゃうねん」
このときrくんに余命があるのだと知りました。
とても辛く、家に帰り号泣しました。
嬉しさと悲しさどちらもあり、その後のことは何も
覚えていません。
今日はここまで。
また明日。
2022.11.16
『まだ見ぬお別れ』
私はサヨナラを知らない
まだまだ学生だから
皆さん、覚えてますか?
まだ若い時のことを
別れを知らないんじゃなくて
出会いを知らなかった
出会いがわからないのだから
別れもわからないの
「はなればなれ」になったこと
思い出して 詩を書いて
新たな出会いに思いを馳せる
私にはまだ出来ません
人生の経験不足かしら
はなればなれ
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ずっと続けばいいと思ってたあの頃。
はなればなれになった今でも
何度も思い出し泣くのは、滑稽なのだろうか。
それでも、今でもあの頃を夢見ている
叶うことがない、されど過去を掴みたい。
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友達とはなればなれになる。でも日頃から会う事がなかった自分は寂しいという感情が無かった。
誰にも言わずに去るのが落ち着かず、友達の1人に引っ越す事を報告。すると「どうしたん?いつ引っ越すの?皆んなで集まろうや!」と返事が着た。
意外な返事が着て驚いたけど、すごく嬉しかった。
自分は1人ぼっちなんだと思っているのは思い込みで、ただ自分から繋がろうとしなかったんだと反省した。
今更ながら寂しいなと思った。
はなればなれの君へ
私を見つけ出して
そして連れ出して
会いたいよ
はなればなれ
いつだったかな君と会えなくなった日は
それほど前でもないような
それほど最近でもないような
いつの間にかはなればなれになった
私と君は
毎日同じ夢を見た
それは君に会う夢
また会おう
おやすみ
駅のホームで友達が見送りに来ていた。
たまには連絡寄越せと話す。
わかってるよ。
友達に別れ際の挨拶していたら、発車のベルが鳴って
電車がホームを滑るように出て行く。
はなればなれになってしまうのは辛い。
今日は卒業式。
あなたとは別々の学校になってしまったね。
はなればなれになっても、私は絶対に、
あなたのことを忘れないよ。
今日まで私の思いを受け止めてくれてありがとう。
お題〈はなればなれ〉
さくらんぼは、二つくっついてできる。
なんでも、1つの花芽から2個の花が咲くから……らしい。
つまりは、蕾の頃からの相棒と共に、赤くて丸く、可愛らしくて甘酸っぱい二つの実となるのだ。
まるで初恋が成就した幸せ幼馴染カップルを見ているようで、初めてそれを知った時は何故だか少し恥ずかしくなった。
しかし、大抵は収穫されるときにはなればなれになってしまう。こうして、同じ店で二つのプリンアラモードを頼んだとしても、その上に乗っかっているさくらんぼ達は、互いに知らない者同士の可能性が高いのだ。
彼女の口に運ばれていくさくらんぼの片割れを何気なく見つめながら、俺はそんなことを考えていた。
彼女が口を開ける。
俺も口を開けて、同時に小さな果実を頬張った。
瑞々しい食感と爽やかな甘味が広がる。
美味しい。俺と彼女は目配せして笑った。
はなればなれ
はなればなれ
小学校の時からの親友、ボランティア活動の親友、近所で、姉妹みたいにしている子
専門学校の友達。
私の大事な人達
私は、この人達に会うと、なんでも話すし、泣いたり、笑ったりしてきた。
友達がいなかったら……学校も行きたくなかったし、ボランティア活動もできなかっただろう。
子供のママ友ありがとう。
ありがとう。と思う。
色んな人達にありがとう。
この人とはなればなれになったら
どうやって生きていこう
そう思う時がある
自分の人生にとって一番守りたい人だから
想像がつかないゆえに
恐怖を感じる夜がある
いなくなった後 私は立ち直れるのかとか
眠れない時たまに ふと考えてしまう
いつかはそんな事が起こる
みんな生きていればそうだ
人生 日々 大事に生きなくてはいけない
今日は二度と来ないのだから
いつもの道を全力で走る。
見慣れた景色がどんどん流れて行く。
頑張って間に合わせないと。
これが最後だってわかっていたのに。
何故あの時素直に行かなかったのだろう。
自分を責めたところで状況が変わる事はない。
時計の針は進んでいく。
ただ前へ前へ足を進めるだけ。
もう少し。
改札を抜ける。
「待って!」
バタンッ、プシュー
待っては貰えなかった。
さよなら、終電。
『はなればなれ』
はなればなれ
僕は、やっぱ、君の事が好きなんだ。
はなればなれなんて、嫌なんだ。
立ち止まるな、振りむくな
千切れた糸を辿っては行けない
僕は知っている
人は一生孤独だと
彼女が居ようが、家族が居ようが、親友が居ようが
仲は良くても全部分かり合えるなんてことはないんだ
寂しさ感じ、街を憂鬱に感じても
実の所、何処か突っ掛かりは感じてるもの
でもそんな御託を並べても
じーんと感じるまとわりつくような胸の痛み
はなればなれ
見えないところで…
繋がっているの
きっと…
縁が切れても縁があっても
出会ったもの一つ一つ…
たいせつな宝物
天使が導かれ…
きっと出会うべくして
出会ったの
いまは…
離れていても…
あなたのことは
忘れない…
ずっと変わらない
距離なんて関係ない
そう言っていたのに
見えない壁や暗い空に隠れた私たちは
手を伸ばしても届かない
結局
はなればなれ