『どうすればいいの?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この現実から逃げ出すには、どうすればいいの?
なんて、言ったら怒られますかね、笑
……雀の鳴き声。暖かい毛布に、上手く開かない瞼。
いつもと変わらない朝、そう、変わらない毎日のスタート。
期末テスト当日でなかったら、いつも通りの幸福な1日になっただろう。
………あれ?
聴き馴染みのない主婦の声。
私は慌ててスマホを開く。
どうすればいいの?
ちょっとしたことがきっかけで深く考えてしまう。
私の前で、ヒソヒソと別の友達と話す。
「私の事嫌いなのかな?」
急に1人で行動し出す友達
「つまらなかったのかな?」
考えすぎだと分かっていても、
気づいたら考えているし、疲れてしまう。
そんな余計なことは考えたくない。
どうすればいいの?
私だけ賞を取れなかった大会の打ち上げどうすればいいの?
こりゃだめだ、と思ったら即逃げる。根性無しと言われようがなんだろうが辛くなるくらいなら逃げる。逃げずにやったことは凄いが誰かが褒めてくれるかもしれないとかそれくらいのことしか残らない。私が逃げた後に、誰も責めやしないよ。責めた人が悪者になるからね。
【どうすればいいの?】
どうすればいいの?…
アンタの人生は人任せにしたらアカンよ
どうすればいいの?
何が出来て
何をしたいのか
何もしないのも手だね
何かをしなければならない
そんなことはない
何がしたくての疑問なのかなって思う
誰かには委ねれても
自身への方向性が大切
何に対してでも、まずは自分がある
どうすればいいの?
今の自分の心を表しすぎてて笑いそう、今日のお題。
本当にどうすればいいんだろう。いや、やらなきゃいけないことなんてわかってるんだけど。そう考えると、今日のお題と自分の心はちょっと違うかも。
私ね、頑張って第一志望の学校に入ったんだ。
見学に行って、そこにいた人たちはみんなキラキラしてたの、ああなりたいって心の底から思った。
もちろん理想と現実は違った。理想と同じだったことはあるけど、でも、個人的に違う部分が大きすぎた。
思ってた授業と違う、思ってた授業と違う…なんてただの言い訳だね。
でもこれだけは言いたい。入学式で聞かされた話。
"他人と比べるな"
本当にそう思ってるなら、なんで相対評価で希望のコースを絞るの?しかもはなからダメって決めつけてさ。もっと投資してもいいじゃん、伸びる未来に賭けてくれてもいいじゃん、どうせ無理でもあなたたちに被害はないでしょ。あなたたちは私たちの何を知ってるの、まだ会って1年も経ってないくせに。どうせ自分たちの評価しか気にしてないんでしょ。知ってる。あなたのためって言葉は嘘だもんね。
"人と比べると辛くなる"
そうだよ辛いよ!!スタート地点は一緒なわけないんだよ、頭の出来が違うんだよ!そうじゃないって言わせないから、もしそうだったとしても、真面目に勉強してきた年数が違うの。つらい、そんな人たちばっかなのに、それより上にならなきゃ希望のコースには行かせないってなに、ころそうとしてるの。こんなこと言うなら絶対評価にしろよ。口先だけ優しくしてさぁ。
なんて愚痴言ってるけど、結局自分のせいなのも知ってる。今日学校休んでなにしたの?頭痛が酷かったから、いつもより多く寝たのは仕方ないけど、ずっとスマホ見てたのはなに?勉強しろよ。休憩時間をしっかり守れ。
情緒不安定だからなんで言い訳させないから。
全部全部自分が弱い所為。嫌なこと考えるのも。
あとたった三ヶ月で未来が決まっちゃうんだから、
頑張らなきゃでしょ。落ち込んでる暇なんてないの自制できなきゃいけないの、後悔しても嫉妬しても羨んでも現状はなにも変わらないの。こんなの書いてる暇あったら勉強しろよ。
ワタシ、ひとりぼっち。ママ、パパ、知らない。覚えてない。
みんなも、ひとりぼっち。ワタシのお家、ひとりぼっちがたくさん。でも、お友達、たくさん。
ワタシ、知らない人がパパになった。ワタシ、知らないパパと、次のお家に帰った。お友達、バイバイした。
新しいお家、たくさんのヒト、オリにいた。ワタシも、オリに入った。
みんな、同じオリ。せまい。あつい。くらい。出れない。
パパ、オリから出してくれた。でも、ねむくなった。ねむくなって、起きたら、ワタシの腕、知らないのになってた。オリに戻った。
ママ、オリから出してくれた。また、ねむくなった。ねむくなって、起きたら、ワタシの足、知らないのになってた。オリに戻った。
ママ、オリから出してくれた。ねむくならなかった。
ワタシ、ひとりぼっちになった。お部屋、オリより広い。あったかい。でも、くらい。出れない。ひとりぼっち。
パパ、お部屋から出してくれた。でも、ねむくなった。
ねむくなって、起きたら、ワタシの目、知らないのになってた。ねむくなって、起きたら、ワタシの髪、知らないのになってた。ねむくなって、起きたら、ワタシの腕、ヘンなの生えてた。ねむくなって、起きたら、ワタシの顔、ヘンなのなってた。ねむくなって、起きたら、ワタシの背中、ヘンなのあった。
お部屋、涼しくなった。お部屋、明るくなった。お部屋、出れるようになった。
外、知らない赤い人、たくさん。ワタシ、ねむくならない。ワタシの身体、ヘンなのにならない。
おなかすいた。ごはん、なかった。だから、知らない赤い人、食べた。
次、ママくるの、いつ?
次、パバくるの、いつ?
次、眠くなるの、いつ?
次、ワタシの身体、ヘンになるの、いつ?
(「生命混合研究所」―継ぎ接ぎメラ―)
・どうすればいいの・
また、秋が来た。もうじき冬が来る。
また、昏い心が来た。
嫌に眠い。おなかが空く。思うように動けない。
昨年と違うのは、支えてくれる彼がいるということ。
それでも、私は、また調子を崩す。
不甲斐ない自分が嫌になる。不甲斐なさすぎて、彼をも疑う。負のループ。
ああ、暗い暗い秋が来たんだ。
そして、更に暗い冬が待っているんだ。あな恐ろしや。
恋衣身に縢(かが)れども己(おの)は己
秋の昏きは秋の昏き
心を開きたいのに
閉ざして、避けてしまう
こんなに好きなのに……
どうすればいいの?
この気持ちをどこにはけばいい?
「どうすればいいの?」
時刻は午前12時30分。
こんな時間に食べるなんて、絶対太るに決まってる。
でもどうすればいいの?
カップラーメンにお湯を注ぐ手が止まらない。
どうすればいいの?
私もう分からない!!
ズル、ズルズルズルッ…
おいしい。
わからないことが多すぎて、何をすればいいのか
分からない。
どうしたらいいの?ねぇ、どうしたらいいの?
分からないよ、なんで誰も教えてくれないの?
皆私の事を睨んで蔑んでいるようにしか思えない。
どうしたらいいの?なんで怒られるの?
皆次々にこう言う。
不細工、バカ、ゴミ、話し方が変。
社会不適合者、気持ち悪い…って。
どうしたらいいの?どうしたらいいの?
何もわからないよ。
どうしよう。どうすればいい?私、自分のことを自分で決められない。それに気が付いたのは、抑制された村から飛び出した後だった。
反抗なんて許されない環境だったのもあるけれど、何でも人に言われるがまま生きてきた。そんな自分のことが嫌いだった。だから、村から飛び出した。
なのに、だめだった。与えられるものをそのまま受け取っていた私には、外は選択肢が多すぎる。
それらすべてを一人で選べない。自分の責任で、手に取るのが恐ろしい。
「どうすればいいの……」
どうすればいいの?
考えれば考えるほど、わからない。
答えは自分の中にしかない。
だけど、どれもしっくりこなくて
結局寝てる。
このままではいけない
それだけはわかっている。
きっと睡眠の質が低いから
頭が働かない。
21時にスマホを封印して22時に寝る。
その繰り返し。
その繰り返しで、きっとよくなるから。
どうすればいいの?
生きていたら苦しいことはあるよと誰かが言った。
そんなの知ってるよと思うけど、反論したらまた何か言われる。
何か嫌味や侮辱をされたから言い返したら、自分が悪いみたいに告げ口されて怒られる。
黙っていたら、言い返せばいいだろと言われる。
一体どうすればいいのだろう?
もう、死ねばいいのだろうかと考えてしまう。
死んだら楽になるのかな……て。
【どうすればいいの?】
coming soon !
きっと誰しも道に迷いこの先の暗い道のりに不安を感じることはあるだろう。思い返してみると、私の19年の人生の中でも迷いと葛藤に苦しみ心折れそうになったことがたくさんある。その時は本当につらく耐えがたいもので、もうこの先生きていけないかもしれないとさえ思ってしまう。でも大切なのは「自分の気持ちをしっかり受け止め、溢れてくる感情に気が済むまで向き合い、そして浸ってみること」だと私は思う。心の傷と向き合っている時間は、ズキズキと痛み目を背けたくなるかもしれないがそれを乗りこえてこそ「本当の強さや、成長」というものに出逢えるんじゃないだろうか。心苦しくつらくなってしまった時には友達や家族に聴いてもらうのもいい。人というのはどうしてもアドバイスや励ましの言葉をかけようとするが、まずは相手の話に傾聴し共感してあげることが何よりも大切。それだけで気持ちが軽くなることも少なくないと思う。家族だから、親友だからすべてを話さなきゃいけないなんてそんなことはない。誰しも知られたくない過去のひとつやふたつあるものだ。もしかしたらこの先、自分のすべてを受け入れ、包み込んでくれるパートナーや親友と出逢えるかもしれない。そうした時につらかった、誰にも話せなかった過去をその人に話し聴いてもらうことで私もこの人のすべてを受け止めよう!と覚悟ができ、より深い関係を築けるようになると思う。どうしたらいいの?ってなった時は、まず「自分としっかり向き合う時間をつくる」これこそが暗い道のりに光を見いだし進んでいく第一歩になるのではないだろうか。
どうすればいいの?
「どうすればいいの?」と問う孫娘に、おばあちゃんは答えた、「どうすればいいのか分からん時は、どうもできん時やから、何もせんくていい」「どうしてよ、そんなの駄目じゃない」涙声の孫娘に、おばあちゃんは続けた、「人生は、どうにもならんことの繰り返しだよ、そんな時は下手に逆らったりせずとも、なるようにしかならんもんさね、あんた自分の力を過信しちゃあかんよ、それこそ駄目だわ、何事もどうしょうもない、どうすればいいのか分からん時は、時任せの神任せでいいんだよ、どんな煮え湯も喉元過ぎれば熱さを忘れる、せいては事を仕損じる、そのうち何処からか他力の風が吹くものさ、そん時に思い切り帆を張れるように、どうすればいいのか分からなくなった時は、帆を仕舞って、時に任せなさい、なるようになるから」そう言って、おばあちゃんは笑った。
「他力の風を信じ、感謝する気持ちがあれば、どうすればいいの?と途方に暮れる時も道は開ける」おばあちゃんの金言でした。
孫娘は、そんなおばあちゃんの金言を胸に今日も生きてます。
おばあちゃん、ありがとう。
令和6年11月21日
心幸
どうすればいいの?
どうすればいいのだろうか。自分なりにやってみても駄目出しを受ける。
どうすればいいのだろうか。五里霧中を駆け抜け迷うような感じを表現するには。
どうすればいいのだろうか。最初から答えを提示してくれればいいのに。
どうすればいいのだろうか。勝手に高く上げられたハードルを越えられない気持ちを。
どうすればいいのだろうか。上手く伝えられない気持ちを伝えるためには。
どうすればいいのだろうか。感動したいのにできないもどかしさを形にするには。
どうすればいいのだろうか。張り付いた目隠しを剥ぎ取るためには。
どうすればいいのだろうか。言の葉を言の刃にしなければならないのか。
どうすればいいのだろうか。先読みによる悪しき諦観に蝕む感覚に身を任せるしかないのだろうか。
どうすればいいのだろうか。知識の擦り合わせをしていないことを告げるには。
どうすればいいのだろうか。強固に閉ざされた思考のプロテクトを破壊するためには。
どうすればいいのだろうか。死にたい気持ちを生きたいに変えるためには。
どうすればいいのだろうか。その疑問すべてを生じる根本はどこにあるのだろうか。
どうすればいいのだろうか。心に引っかかる言葉を探すためには。
どうすればいいのだろうか。言葉の海をスルリと逃さないためにも。
どうすればいいのだろうか。意表を突くような仕方をするためには。
どうすればいいのだろうか。すべてを正しい仕方で終わらせるためにはーー。
ーー彼が遺した疑問の断片は、答えを得られたかどうかは分からないまま、思考の海を彷徨い続けているーー。