『どうして』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【どうして】*BL
放課後、体育倉庫裏。埃の匂いが立ち上るその辺りは確かに女子には敬遠されるだろう。そこに、サッカー部のエースと、写真部のヒラの俺。爽やかの代名詞で今日だって朝から何人の女の子に声をかけられていたかわからない男が、授業の途中に「放課後、体育倉庫裏な」なんて声をかけてきた。
バレンタインデーに何を考えてるのか。その上どうやって誰にも見つからずにここまで来たのか。それに俺はどうしてここに来てしまったのか。分からないことが多すぎる。
キラキラと日焼けで色が抜けた髪の毛と、未だ夏の日焼けが残って黒い肌と、真っ黒なのにキラキラに光る目が、こちらを見ている。犬みたいに笑う男だ。何度被写体にしたか分からない。伸びやかな手足も、高い身長も、整った顔も持っている。成績も悪くはない、中の上程度。
モテないはずのない男なのだ。事実今も右手にチョコレートの詰まったビニール袋を持っている。手紙付きのそれをもって、なんでこんなところにいるのか。
「あのさ!」
ばっと、左手が持ち上がる。そこに、包装された包みが一つ。
「受け取って、くんないかな」
答えられずにいると、その手が勝手に俺の手を取った。可哀想に、可愛くラッピングされたチョコレート達はじめじめした土の上に落っこちていた。右手が俺の右手を取って、左手の箱が俺の手に握らされる。
「あの、さ」
声に必死さが滲んでしまいはしなかっただろうか。恐る恐る声を出す。
「どうして、俺なの」
日焼けした顔が、ニカッと笑った。
昨日まで元気だったのに。
熱が出て仕事を休んだ。
罪悪感とやるせなさ。
本当は少し眠れるなんて思ったけど。
眠れなくて罪悪感ばかり募った。
病院に行ったら原因不明だと言われた。
その時は平気だと思って血液検査をしなかった。
でも、良くならず眠れない。
もしかしたらガン。
だけど、どうして死ぬことに罪悪感を感じないのだろう。
どうして君と出逢ったのだろう?
どうして君の事を好きになったのだろう?
どうして君の事を考えると苦しいのたろう。
『どうして』が冬の漆黒の夜に木霊する。
叶わぬ恋というのなら、
あなたの心に爪を立てて、一生癒えぬ
傷になりたい。
どうしてなんて言葉にできない。
そんな悲しい話じゃありません。
一言覗いて行ってくれればとだけ。
どうしてなんて言えない。
多分わたしが悪いから。
自分でわかってて他人に聞くなんて多分ナシ。
だから聞かない。でも聞きたい
あなたの言葉でちゃんと聞きたい。
他の言葉じゃなくてあなたの言葉を信じるから。
どうしてなんて なんでなんて
問いただすことなんてしないから。
本当のことを教えて。
137テーマ【どうして】
うーん…解釈は個人の自由ってやつを書こうとしたんだけど…むずくなっちゃった。
ご自由に解釈してください!笑
今、駅の待合室にいて暇なので私の話を
聞いてもらえますか?
私には付き合って5年になる彼氏がいます。
いましたの方が良いかな。
去年くらいから結婚を意識してお互い仕事を
頑張ってました。コロナも落ち着いたから
たくさん友達呼んでやろうよって。
で、よくある話ですけど、すれ違いが増えて
しまったのが原因で彼が浮気をしちゃったん
です。体を切られような気分だったけど、一
度は許そうって思いました。ただ、どうも浮
気相手とは切れてなかったみたい。
その後、彼氏は事故にあって帰らぬ人
に、、、。本当、ひどいよ。
彼のスマホには浮気相手からのLINEが
来てて彼に何が起きたか知らないみた
い。ずっとその子から、「会いたいよ」って
来てて、怒りもあったんだけど、本当に可哀
想になってきちゃって。
まぁ、会わせてあげようかなって思ってね。
私ってお人好しだよね?あっ、あの子が電車
に並んでるから行くね。
浮気相手の子はさ、どうしても彼氏に会いた
いらしいからね。
(創作)
なぜこんなに難しいのだろう
壁を取り払って
出会い
理解しあい
喜びを分かちあう
それだけのことを
ただ願うことすらも
「どうして」
#301
こんなはずじゃない。こんなはずじゃなかった。
鳴る気配も無かった携帯が鳴る。
"ごめん。"
たった一言。そう放って電話を切られた。一方的に。
相手は、私が待つレストランには来ないらしい。
なんで、、、
でも、少しだけ気がついていた。女の影に。
どうしようもないこの気持ちを何処へやったらいいのか。
そうか友達に連絡したら、、、
でも、今日は自信満々に「彼と過ごすんだ〜!」なんて言ってしまって私には連絡する勇気はなかった。
どうしようもないこの気持ちと1人悲しく食べるディナーがより一層、この夜景をキラキラさせる。
食事を済ませた後、上の階のバーへ向かう。
柄にもなくジンライムなんて頼んで、少しずつ口へ運ぶ。一杯飲み終わると、「あちらのお客様からです」なんてドラマみたいなことが起きる。
「えっ、、と、、有難う御座います?」と会釈をすると微笑んでいる男性がいた。
こんなことは初めてで、差し出されたお酒がどんなお酒なのかを聞くと、''テキーラサンライズ"と言うらしい。
意味も知らず飲み干してしまった事を後悔してももう遅い。
「お姉さん、僕と一緒にどう?」
もういっそ、いいや。なんて思って
お酒の力で嫌な事を忘れてしまおう、、、と、、、
あれ?
「「ねぇ、隣の相手は誰、、?」」
どうして____
2024.01.14
こんな才能なんていらない。
もう人と関わりたくない。
やっぱりこの世界は才能が全てなんだ。
愛されたかっただけなのに。
どうして。
どうして人はいつか死ぬのに生きるのかを子供の時から考えていた
どんなに努力して何かを得ても
あと少しで夢が叶うというところまできても
コツコツ積み上げてきたものがあっても
ある日突然あっけなく死ぬことだってある
「人生は死ぬまでのただの暇つぶしだよ」
そう言う人もあったが
暇つぶしにしては辛いことや悲しいこと理不尽なことが多すぎる
生きたい人は生きて
生きたくない人は死ねる
そんな安楽死制度のようなものがあり
生死が自由に選べたらいいのにと思ってる
私が今生きる意味は
私が死んだら悲しむであろう母と姉
そして婚約者がいるから
何度も何度も死にたいなぁ、面倒くさいなぁ、もうやめたいなぁ、って思ってきたけど私を必要としてくれる家族がいるから生きる
その三人だけには悲しい思いをさせたくないから
海辺に死体が上がった。
片想いの相手は、俺じゃない男と心中した。
こんなことになるなら、あんたをかっさらうべきだったな。
ふと思ってみた
途切れてしまったあの日の続きを
あれから俺はカッコ良くしていくつもりで
飲み終わった後の計画まで立てていた
1年後の未来には君と結ばれてて
笑ってる俺と君の恋愛映画が流れてた
東京に行って一人暮らしをしたら
宅飲みして笑い合ってる俺らがいるんだ
そうして君は俺がもっとかっこよくなったことに
こっそりと惚れ直したりして
あの時無くしたテープの続きがどこにも見当たらない
日に日に増えてく部屋の物に隠れてしまったのか
そのくせ心には誰も住んじゃいない
チラシをばら撒く余裕すらない
玄関先で君は突然消えた
まだなにも分かっちゃいないのに
ふと思ってみた
途切れてしまったあの日の続きを
あの時俺はうんと幸せなつもりで
君もそうなんだと思ってた
東京の街は灰色で誰も他人に興味無い
ベッド寝転んで見る天井に
準備はできたはずなのに
思ってた結末じゃなかった
満場一致で星5だと思ってた
クライマックスの前に
突然ヒロインが居なくなった
あの時無くしたテープの続きがどこにも見当たらない
日に日に増えてく部屋の物に隠れてしまったのか
そのくせ心には誰も住んじゃいない
チラシをばら撒く余裕すらない
玄関先で君は突然消えた
まだなにも分かっちゃいないのに
どうして
どうして君は
どうしてこうも
どうしてこれわ
どうしてを素早く
ときに 切り替えたり
悩み込まないが スムーズに
いくこともある
だが どうして 立ち止まり
探求してみてもいいだろう
友人と楽しく話す姿。
授業で居眠りする寝顔。
私と話す時に向けてくれる、笑顔。
どうして。
どうして、貴方の全てを目で追ってしまうの。
【どうして】
#10
どうして
どうして出会えなかったのかな
運命の人に
どうして恋に落ちないのかな
誰とも
どうして?何で?
などと
悩むこともたいしてなく
人生には満足しているので
ま、いっか
幸せな時間程、早く過ぎ去ってしまうのに
苦しい時や、辛い時間は
長く感じるのだろうか
---二作目---
...なんで、なんで俺なんだよ。
もっといい人、他に居たはずだろう?
なのに...なんでなんの取り柄も無いこんな俺を選んだんだよ...
こんな、こんな俺じゃあ...
どうしようもなく、不釣り合いだと言うのに
#どうして
180作目
この世は理不尽だ。
人々は皆、口を揃えてそう言う。
あの人よりも頑張っているのに、どうして。
善人が亡くなり悪人が生きるのは、どうして。
罪を犯した人間が死刑にならないのは、どうして。
神様がいるとかいないとか、そんなのどうだっていい。
私たちは、そういう存在をつくらなければやっていけない。
自分の無力さを知ったとき、人は手を合わせる。涙を落とす。
いったい、何に祈っているのか。
それとも、何を想っているのか。
この世は理不尽だ。
けれど結局人々は皆、助け合って生きている。
災害が起これば、たくさんのお金が募る。
事故が起これば、たくさんの知恵が募る。
全て、思いやりでできている。
この世界はどうしても、悪人が目立ってしまう。
どれだけの善人が居ても、ひとりの悪人が目立ってしまう。
だから、いつも気づかされる。
人々の優しさに触れる度、安堵することができる。
私もいつか、そんな人間になれたらいいな。
どうして、人は死んでいく人が多いのだろうか。
死んだほうがマシだと言う理由があるからだろうか。
そうやって残された人たちはどうやって生きていくのだろうか。
この世は理不尽で満ちている。
残された理由も置いていく理由も、
理不尽で不条理でそうゆう理由で満ちている。
どうして、好きになってしまったのだろう。
声、顔、性格、好きなタイプと一つズレているのに。
こんな恋をしたのは、はじめて。
すごく悲しくて、すごく寂しい。
誰のものにもならないで欲しいけど、誰よりも幸せを願っている、自分より大切な人。
あなたに会いたい。
でも、あなたの重荷にはなりたくない。
もう、疲れちゃった。
初めてのクラスで
できた友達
とても可愛らしい女の子で
毎日
『おはよ〜!』
って話しかけてくれて
私が分からないことがあったら
いつも優しく教えてくれて
土日でも
『ね、これおそろいにしない?』
『××と居ると毎日ほんと楽しい〜!』
そんな楽しい毎日が続いてたのに
なのに
信じてたのに
どうして
『ほんと、きもいよね、』
どうしてどうして
『あんな奴のどこがいいの、?w』
ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?
『正直関わりたくない』
ド
ウ
シ
テ
「最初から期待なんてさせないでよ、、」
彼女は静かな教室で
とても苦しそうに
声を×しながら
泣いていた────。
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女の子って怖いですよね
普段はとても仲良くしてくれているのに
実は陰では
自分の悪口を言ってたり
ちなみにこのお話は
作者の(そこら辺の塵)実話を元に作りました
△△ちゃんという女の子が居たんですが
中学入学してばかりで
慣れていないクラスで
一番最初にできた友達で
事実を知った時は
ほんとショックで
学校に行けないほどでした、笑
親には『理由は分からないけどなんでかしんどくなる』
なんて嘘を言って
学校を休んでました
一年ぐらい人間不信でした
お出かけに行っても人が多いと
パニックになってしまって
泣き出すなんてことばかりで
親に迷惑ばかりかけてましたね、笑
今でも変わらず学校に行けない日々は続いているんですが、笑
ほんと人って怖いなって思いましたね、笑