『どうして』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日という日は最悪な一日だった。
まず朝。休日だというのに仕事のある日と同じ時間にアラームをセットしてしまった。いつもより早起きして充実した休日のスタートにしても良し、寝坊をしてゆっくり英気を養う休日のスタートにしても良し、そんな日のはずだった。…なのに起きたのは。
次は朝ごはんのとき。時間設定を間違えたのか、電子レンジの中でマグカップに入れた牛乳が派手に吹きこぼれた。布巾で急いで拭いながら、牛乳のついた布って臭くなるんだよな、他の洗濯物と一緒にはできないから別で念入りに手洗いしないと、と考えたらちょっぴり落ち込んだ。
朝から地味にダメージを受けることが続いたので、今日は厄日になるかもしれない。外出はせずに1日家で過ごそう。そう思った。
少し経って昼過ぎ。今日は好きなアーティストの数量限定グッズが発売される日だった。人気のグループなので、数量限定ともなれば戦争。発売開始時間よりだいぶ前から準備をしなければならなかった。
勝つぞ!と意気込んで早めにサイトにアクセスしたら、お目当てのものにはSOLD OUTの真っ赤な文字が。なんという凡ミス。ありえない。発売日は昨日だったのだ。これはあまりにもショックすぎた。今日が厄日だということが確定した瞬間だった。
そして今。流石にこれ以上のことはもう起きないだろうと、せめて終わりこそは穏やかにと浴槽にたっぷりのお湯を溜めた、はずだった。風呂場に入ったそのとき、浴槽の中はあまり考えないようにしていた今日1日の散々な出来事を強制的に思い出させる状態になっていた。
ああもう、一体全体どうしてこんな目に!ヤケクソで空の浴槽の縁に足をかけた。
『どうして』
どうして
分かってる
貴方は恋愛に興味がない
仕事一筋
頼れる相棒であることは間違いない
ただ
どうしようもなくそばにいて欲しい時がある
どうして貴方なんだろうって
声が聴きたい
手に触れたい
どうしても
どうしても
non
どうして
ねぇ、聞いてもいいかな。
どうしてそんなに頑張るんだろう。
別にできなくたっていいのに。
どうしてそんなにも責めるんだろう。
責める必要なんてどこにもないのに。
どうしてそんなにひどく扱うんだろう。
その痛みもその疲れも誰よりもわかっているはずなのに。
どうしてそんなにきつく当たるんだろう。
それってあなたの体でしょう?
あなたがあなたを傷つけてどうするんだ。
「どうして」
どうしてなんだろう、気づいたらいつも何もせずに一日が終わっている
笑った顔が好きだ。
楽しいとき、嬉しいとき、きみが笑う。その笑顔が好き。
きみは嫌がるかもしれないけれど、泣いた顔も怒った顔も俺は好きだよ。
きみが俺に見せてくれる全ての表情が、いとおしくて仕方ない。
【どうして】そんなにかわいいの?
テーマ:『どうして』
私のすぐそばを、色とりどりの寿司が流れていく。握りに軍艦、揚げ物やスイーツまである。
少しすると初めて見るネタも回って来た。ポテトチップスに駄菓子、漫画本にハンドクリーム。あっ、スマホの充電器もお皿に乗ってやってきた。
そんな魅力的なレーンがある横、私達が囲んでいるテーブルの中央では、もうもうと上がる煙の中で汗だくの男が手際よくもんじゃを作るという光景が繰り広げられていた。
どうしてこうなった―――
遡ること一週間ほど前。知り合いが運営する小さな回転寿司屋が閉店する知らせを聞いた。
その店はそこそこの田舎にあって、最近になって車で十数分で行ける場所に大手チェーン店が建ったらしい。それで客がそっちに流れてしまって売り上げが激減し、なくなく閉店する決断をしたとのこと。
私も昔はよく行っていて、いつ訪れても地元の人々が温かく迎えてくれた。客も店主もアットホームすぎるけど、それがあの店のいいところでもあった。
閉店してしまうなら最後にもう一度行ってみようと店主に連絡をしたところ、どうやら週末に最後の営業をするらしい。ぜひ来てほしいと言われ、二つ返事で約束をした。
店の雰囲気がいいだけでなく、寿司も普通に美味しいのでとても楽しみにしていた。
そして当日。
「何だこれ」
店の扉を開いた先に広がっていた光景に、私の思考はピタッと止まってしまった。
店内は人で溢れかえり、様々な音や匂い、話し声でひしめき合っている。あるところでは酒が所狭しと置いてあり、またあるところでは花束が山積みになっており、さらには銅鍋から何かを掬って配っているところもあったりで、もうシッチャカメッチャカになっている。
棒立ちの私の前を子供達が走り抜けていった。誰かが私のことを手招きしている。誰かは知らない。ホントに初対面。
私は手招きをした人物の方へと向かった。その短い間にも寿司屋らしからぬものがあるのを視界の端に捉えていた。じゃらじゃら音がするのは麻雀をしているテーブルがあるからである。
私がテーブルにつくと、あっと言う間にそこの空気に取り込まれてしまった。温かくて、優しくて、大きなものに包まれるような安心感によって、これ以上ないほど早く打ち解けていたのだ。
店主にも挨拶を済ました後、知らない顔を紹介されたあとすぐに打ち解け、また新しく紹介されては打ち解けを繰り返していた。
店内の人数は増える一方。また誰か新しく来たらしい。入店した男性の手にはなぜかホットプレート。
その男性は私のいるテーブルにやってきた。この店の近くでもんじゃ焼きをしている方なのだそうだ。今からご馳走してくれるらしい。……えっ、いまここで?
―――そして現在に至る。
ここまでの経緯を振り返ってるうちにもんじゃが出来上がっていた。寿司屋で食べるもんじゃは、美味しいけどなんだか不思議な感じだ。
私がアツアツのもんじゃを食べている真正面では、男性がもんじゃを取り分けて回転寿司のレーンにせっせっと乗せていた。レーンにはもんじゃの他に同じ絵柄の雀牌が4つ流れている。すぐ後から変身ベルトが乗った皿が追いかけていた。
隣の席からはこっちにももんじゃをお願いという声が飛び、あちらの席ではカラオケが始まり、向こうの席ではテーブルゲームで超エキサイティングしている。
酒を少し仰ぎながらこうして辺りを見渡すと、自然と口の端が上がってしまう。
ほんと、
どうしてこうなった。
原子と電子の間にはすっごい空間があるはずなのに、なぜ世の中の物はスカスカではないのでしょうか。おもしろ半分を装って時たま人に聞くのですが、納得のいく返事が得られません。私があほだからというのもおおいにありますが。
『どうして』
思っても思っても
悩んだって
苦しんだって
思いどおりになんて
ならないこともたくさんで
悩めるのは生きてる証
なんて言葉は
逆に胸を掻きむしられる
苦しい
逃げたい
消えたい
彼女は
きっと今こんな感じ
私は
どうしてなんて聞かない
暗闇の中で
本人が一番もがいてる
私が元気で寄り添えば
きっとまた
強くなるって信じてる
私はいま
私でしかなくて
ここにいるのは私しかいなくて
こうしていることも
きいてる音のことも
私だけ
それでも私の中に たくさんの人がいきている。
誰かは笑い
誰かは泣いて、眠り、
誰かは誰かをおもっているとしても
この瞬間、私の中にいるたくさんの人たちは
幸せだから大丈夫
その中に
もしも一人でも
私のことを考えてくれてる人がいたら
私はもうとびきりに
嬉しいのだけど
それを知る術をしらないから
そっと心をすまして
世界と会話をする
どうしてかね?
どうしてだろうね?
うんうん、そうともさ、
そうだろうともさ
〔クラス替え〕
あれ、私だけ違う。そっか。
また、ともだち、仲良くしないと。
中1ではする必要がなかった[グループ作り]。
今年度は誰かに話しかけなきゃ。
私の通う中学校の生徒は、同じ小学校からそのままあがってきた同級生がほとんどだったことと、1年生のクラス分けではたまたま仲の良い友だちと同じクラスになれたことから、勝手に仲の良いグループで過ごせていた。
友だちとは狭く深く付き合っていきたい性分だった私にとって、そのクラスは居心地がたいそうよかった。
2年生に進級した4月。クラス分けの紙を見てぼう然とした。仲の良かった友だちとは1人だけ違うクラス。
それに加えて話したことのない同級生ばかりだし担任も初めて見る名前だった。
…どうして?
夜、自室で暗闇に向かって投げかけた。
自分で言うのもなんだが、優等生な方だ。先生からの信頼も厚い。今回のクラス替えははっきり言って[はずれ]を引いた。問題児だらけで受験勉強の妨げになりかねない。
…どうして?
友だちと一緒が良かった。あの子と一緒ならまわりがどんなに問題児でも耐えられただろうに。
あのクラスで1年間過ごさないといけないのかと思うと震えがはしった。
…どうして?
また暗闇の中、同じ言葉に辿り着く。
……どうして?
#どうして:3
課題 (どうして) 2023 1 14
人間って不思議、 いろんな時にいろんな事を思ったり、考えたりする。
でもどうしても分からない事もある。
壁にぶつかった時とか 、そんな時は
頭やインターネットを使わずに
とりあえず外に出て走り回り考える。
「どうして」って思いながら
「どうして」って考えながら
その方が、絶対答えにたどり着く
時間が早い。「どうして」と思っ たら、行動してみよう。
⟬なんでかなぁ⟭
どうしてこう上手くいかないんだろう
私の恋は
中途半端に終わって、悔いが残る
自分がもっと魅力的になるために
今日も私は自分磨き
どうしてひとは
私と私の二人で生きていかなきゃならないの
ふたりじゃん。
ひとりじゃないのに寂しいし
ひとりじゃないから大変です
どうして
急に名前で呼ぶの…?
どうして?
私の事名前で呼ぶ事なんかなかったのに
結婚を控えてる彼女もいるのに、
どうして?
2か月前に結婚考えてる彼女って、私に紹介した所やん!
前の彼女の浮気現場見てから(真っ最中を目撃)
心入れ替えてヤリチン卒業したと思ってたのに!
ばかタレ‼︎
私が携帯2個持ちしてる事忘れたか??
最近あまり使ってない携帯のラインのプロフ写真を、らしくないのに変えた途端にこれ!
お前は元カノと勘違いして送ったと思うけど、
私は姉ちゃんだ。
このばかタレがー‼︎
し・ば・くーっ‼︎
※私が書くのは全て実話ですが、
これは昨日の出来事
「どうして」
どうして私でないといけないのか?
どうして同僚ばかりひいきするのか?
マイナスの「どうして」を言ってる限り自身の成長もないし、大人げないし。
と理屈では分かるよ。分かってるつもり。
でも納得いかない事があると「どうして」が止まらない時もある。
そんな中高年の独り言です。
向上心が低いようで高くて
しっかりしてるようでしっかりしてない
誰よりもタフなようで繊細
器用そうで不器用な君
それなのにどうして
気づいてあげられなかったんだろう
ごめんね
「どうして」
どうして
どうしてこの国は、
ここまで落ちてしまったの?
わたしには答えは出せません。
そうではなくて、
どうしてと考えるより、
どうしたらこの先まともな国になれるのかを考えましょう。
どうしてでは無く
どうしたらの方が大事です。
小さな頃は目に映る全てが不思議でたまらなかった。
どうして雨はふるの?どこから来たの?どうして何度もふったのになくならないの?
どうしておひさまを見てたらダメなの?どうしておひさまを嫌うひとがいるの?
どうして、なんで?
ひとつずつ積み上げたそれはいつか当たり前になって、口にする機会も減ってしまった。
世界が進むだけ、私の不思議は知識へと変わっていく。
疑問を解く。謎を明らかにする。
前へ、前へと進み続ける。
そして、時々あるがままを受け入れる。
私のわからないは、きっといつかのどこかで明かされる。
どうして?
たずねる声が尽きない限り、その道も力も尽きることがないと知っているのだから。
どうして
心ごと奪われてでもまだ
冷たいあなたを抱き寄せたいよ。
歌詞に心気付かされる時がある
貴方と手を離してから何もかも消えた。
記憶が無くなった、とでも言えばいいのか。
あんなに貴方と居ることが忘れられなくて、
どうしてもの一緒に居たさに依存した。
亡者として未だそこに居るんでしょ。
どうして連れて行かないの。
自己殺人を犯せない私を見て嗤ってるのね。
--《どうして》