『つまらないことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「つまんない…」
握っていたシャーペンを机に放り投げ、椅子の背もたれに寄りかかる
テスト勉強を始めて30分
A4プリントの4分の1も終わっていない
「数学なんて今後の人生で使う事はないと思うんだけど…」
ぶつぶつと愚痴を言っていると通話中のスマホから呆れたため息が聞こえた
『勉強を頑張れない奴は今後も何かと理由を付けて頑張れないと思うけど?』
勉強に巻き込んだ友人のド正論に何も言い返せない
「そう言うお前は進んでるのかよ!」
『数学は終わった』
「はぁ!?」
衝撃的事実に思わず声が大きくなる
『うるせぇ』と一喝され、口を閉じる
100問あるのにこの30分で終わるとかバケモンか?なんて思ってしまう
『人をなんだと思ってるんだよ』
怒気を含んだ友人の声に思っていた事が声に出ていたと気が付く
「えーっと…なんだ…その…」
上手い言い訳がすぐに浮かぶはずもなく言い淀む俺
『別にいいけど』
いいんかいっ!と心の中で突っ込む
『つまらない事でも頑張る姿は魅力的だと俺は思うけど、それをするかしないかはお前次第だから俺は知らん』
こいつのこういう所が俺は好きだ
「やりますか!」
放り投げたシャーペンを握り、またテスト勉強に戻る
やる気を見せた俺に友人は『程々にな』と言う
待ち合わせ、友人のスマホの画面がちらっと見えた。
「お前さ、そのつまんないゲームまだやってんの?」
1年ほど前に一緒に始めたゲームだ。
初めの頃は斬新で面白いと思ったが、すぐにマンネリ化してしまい、俺は3ヶ月ほどでプレイを止めた。
「んー、なんとなくね」
「つまんないものを続けるのって、時間の無駄じゃね?」
「それはそうだけど、俺はまだ面白いと思う部分も残ってるから」
「例えば?」
「そうだな、最近は少しスキルが複雑化しているけど、しっかり分析すればよく考えられていると思うよ」
「それって、一見さんお断りの取っつきにくいスキルが増えたってことじゃねーの?」
「そうともいう」
「ははっ、やっぱそれ、つまんないよ」
すると友人は、珍しく真面目な顔でこういった。
「物事をすぐつまんないっていうやつは、そいつ自身がつまんない人間なんだよ」
(お題:つまらないことでも)
「つまらないことでも」
作│鷹木美緑(たかきみどり)
僕は本当につまらないことでも日記に記すのが好きだ。
なぜなら僕が死んだ時に僕という存在がいた事を書いたものが記してくれる筈だから。そう親友に言った。親友は蝉の抜け殻を持ち上げ握りつぶした、「こうすれば生きた証もクソもないよ。存在だって死ねば居なくなる。」「そうかい、そうする人もいるからね。僕が間違っていたようだ。」「そうだよ君が間違っている。」そんなことを言う親友を裏目に僕は間違っていないと思い続けた。
つまらないことでも
つまらないことでも笑えたあの頃に戻りたい。
色々な事を学び、知ることができた今では、前に笑えた事でも今はもう笑えなくなったこともある。
つまらないことでも貴方となら楽しいと思ってた。
雨の日の遊園地だって、楽しかった。
でも、あの映画は最悪。
王道シンデレラストーリー。
あんなの好きなの?趣味悪いね、とは言えず、つ
い一緒に見てしまった。
予想通り、面白いことなどなにもなく、
ただただ時間が過ぎていくだけ。
こんなやつと付き合わなければよかった。
わたしもつまらない人間にならなければよかった。
どんなにつまらないことでも、君となら何倍にも楽しいものになる気がする
つまらないことでも書かないよりは
書いたほうがいいのでここに記す。
感情を揺さぶられるなどど宣伝する広告があるが 生きるには揺さぶりは正直邪魔であり
いつもニュートラルで居るのが安定する。
退屈を抜け出したいとき、意図的に自ら
揺さぶってみるのは、心地よい刺激となるだろう。
つまらないことでも
日常の会話をする相手がいてくれることは
とてもありがたい
つまらないことでも共感できたり、その時を
一緒に過ごせたらそれでいい
庭すずめ 葉陰に避難 炎暑かな
里山の上にポカーンと遠花火
⋆⸜♱⸝⋆
君がいればなんでも良かった、
嫌なことでも君さえいれば楽しく過ごすことができたのに
でも、なんで?君は僕から離れていくの遠い目で僕を見るの?孤独にするの?近くにいてくれないの?
僕はもう必要のない存在だから?いや?そんなことないよね
今日もまた君は僕を必要としてるはず、僕が君を必要としているようにね、
どんなにつまらないことでも僕は君が、君は僕がいれば全てが心地よくなる
ずっとずっと愛してるよ♡
2024.08.05【つまらないことでも】
つまらないことでも楽しめて、
周りの人までも、楽しませることが
できたら素敵だなと思う。
できるかはわからないけれどね。
「つまらないことでも」 #4
世界はつまらないもので満ち溢れていた。
つまらない学校。つまらない登下校。
つまらない友達。
そんな退屈だった僕の世界に君が入ってきた。
つまらないことでも、君とならつまらなくない。
君と話せる学校。君と二人きりでする登下校。
でも、一つだけはつまらないままでいて欲しい。
友達はずっとつまらないままでいて欲しい。
君とは友達以上になりたいから…。
No.80『つまらないことでも』
つまらないことでも必死にそれを成し遂げないと。
経験と挑戦はこれからの人生を支えてくれるだろうから。
つまらないことでも
あの人と一緒なら
いつまでもできる気がする。
つまらないことでも
毎日
つまらないことの
繰り返しだけど
こんな感覚は
自分独りだけだ。
なんて思ったりもするけど
そんなことはない
お金持ちのあの人も。
キラキラしてるあの人も。
オリンピック選手だって。
今は活躍出来なかったとしても。
つまらないことの
繰り返しから
突然何かを見つける
毎日が愛おしくなる。
心からありがとう
と言える
#7 つまらないことでも
自分が大切にしてきたこと。
誰にも譲れない大切なことを誰かに否定されるなんて
悲しいじゃないか。
自分が好きなことを、好きでいられるように、
誰にも否定されることなく、これからも大切にできるように。
そんな素敵な世界を望むのなら、
自分じゃない誰かの大切も大切にしなきゃいけないね。
自分の失敗を許してほしいのならば、
他人の失敗を笑って許せるようにならなきゃいけない。
「そんなつまらないこと」
自分の大切が傷つくことがないように、
誰かの大切を大切にしていきたいんだ。
「つまらないことでも」
他人にとってもつまらないことは
自分にとって「大事」なこと
仕事は最小限度に抑え精神的を保ち、
「大事なつまらないこと」は全身全霊で楽しむ
つまらない事でも
楽しい人と一緒なら楽しいことになる。
楽しい事でも
つまらない人と一緒ならつまらないことになる。
当たり前の事だけど、当たり前のことが出来なかった
前者のような人になりたかったなー
つまらないことでも笑える君が好き
いつも笑顔な君が好き
でも一人でいると
少し雰囲気が違う君が好き
つまらないことでもいつも楽しんでくれるから
ずっと僕は心臓の音が落ち着かないよ
─────『つまらないことでも』
取るに足らない些末な出来事。
しかしながらそのことが、後に大きな伏線となって人生という広い道にどかーんと寝そべっていることがある。
嗚呼あの時もっときちんとしておけば、話を真面目に聞いておけば。
人生とは往々にしてそんなもんである。
そして渦中の時には気付けない。つまらんと吐き捨てて、地面にぺちゃっと味の無いガムを踏み付けて。
後にそのガムに苦しめられる事になるのは吐き出した自分なのに。