『だから、一人でいたい。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【だから、一人でいたい。】
疲れる、疲れる、疲れる。
感情を押し殺して、悟られないようにして、
注目されないようにしてる。
自分の全部をさらけ出してしまうのは、
思ってるよりずっと、こわい。
抑えがきかなくて、わたしの中のなにかが爆発してしまう。
けど迷惑はかけたくないから、さ。
だからお願い、一人にして。
一人でいたいの。
人間は長くて百年やそこらで死ぬ。人間が脆い生き物だということを何百年もかけてやっと学んだ。何回も、今回はと勝手に希望を見出し、勝手に裏切られたと思う。認めてくれた人間が死ぬと裏切り者に変わる。だから、一人でいたい。
【だから、一人でいたい】
私は時々寂しくなる。涙っていうものが流れてくる。
だから、一人で寂しさを味わいたい。
誰にも邪魔されず、自由に。
「だから、1人でいたい」
自分が自分じゃないような気色悪さを覚えるから、だから、1人でいたい。
珈琲を片手にページをめくる。窓から夕日が差し込む橙色の部屋。人々の雑踏から外れた、青の深く冷たい静寂に包まれたこの空間は、僕だけの世界だ。珈琲の眠気を誘うような優しい香りと、微かに聞こえるページをめくる音だけが、今この部屋にある。僕はこの雰囲気が好きだ。だから、一人でいたい。
「なにを考えているかわからないよね」
嘲笑混じりに、こちらをちらりと見下しながら、クラスメイトに言われた。
別に大したことを考えてないけど、他人の粗探しをしているアナタ達よりはマシだ。
「反応ないから、つまらない」
私にはどこが面白いのかわからない、他人の悪口の話なんて。
この小さな教室という世界が、全てでない。
ここに居場所を求めなくても、拘らなくても。
だから、外へ自分の居場所を探した。
大人になっても、人間はあまり変わらない生き物らしい。
馬鹿らしいことで、無理に他人に合わせる必要なんてない。
自分らしく息ができる場所は、いまだによくわからないけど。
誰かといて苦しくなるより、このまま一人でいた方がずっといい。
私は、いま幸せです……
『だから、一人でいたい』
一人だとできるのに、みんなといると勇気が出ずに自分から「やる」と言えない…そんな経験、ありませんか?
私も、よくそんなことがあります。それは本当に勇気のいることだけど、一人だとやるしかないから迷わずにできるのです。でもみんながいると「誰かがやってくれるかも」「やると言ったら変人扱いされるかも」と余計なことを考えてなかなか踏み出せなくなるのです。
この日もそうでした。私たちはご飯を食べる前に少しばかり危険をはらむ行為を一人がしなくてはいけないのですが、立候補者がいつまで経っても出ないのです。
「おい誰かやれよ、俺はこの間やったぞ」
「前の人が進まないと食べれないだろ、はやくしろ」
後ろにいる人たちが選ばれることはないことをいいことに文句を言ってきます。まあこれもいつものことです。
だけど今回、私はかなり前にいました。かなり…というか、最前列というか。このままでは押されてしまうかもしれないと考えた私は、それでも黙ります。
集団の中にとても気まずい空気が流れました。誰かが行かないと、ご飯を食べられない。でもそれはかなり危険で、誰もやろうとはしない。私たちは最悪なループの中にいるのです。
この調子で行けば、やがてみんなで飢え死にです。そもそも、体力があるうちにいかなければ危険性もどんどん高まっていきます。
だけど私はなかなか踏み出すことができませんでした。これが集団の人気者だったら感謝されるのでしょうが、そうではない私はきっといい子ぶってると言われて終わりです。
みんなのために行ったのにウザ扱いされる。こんなに悲しいことはありません。それを考えると、どうしても口を開けないのです。
とそのとき、私の脳裏に愛する人が浮かびました。彼女は自分でご飯を食べに行けないのです。今の時期は食料は男が調達することになっていました。ジェンダー平等もいいところです。
でも、彼女のためにも行かなければいけません。周りの目を気にして動かないようでは、どうして彼女を守れるのでしょうか?
そんな偉そうなことを考えて踏み出そうとしたものの、やっぱり私は動けませんでした。怖いのなら、体は実に正直です。
あぁ、これだから集団行動は嫌なのです。一人なら臆せずに行けるというのに。
…え? その危険な行為とはなにかって?
それはですね、飛び降りるんですよ───崖から。
仕方ないでしょう、魚のいるのは海で、私たちペンギンは陸にいるんですから。下にアザラシがいるかもしれないのに飛び込む勇気を持てる人…あ、いや、ペンギンはなかなかいないでしょう。
あ、あなたが代わりに行ってくれます? それなら一番いいのですが。
───ほらね、嫌でしょう。海に落ちたときの衝撃と食べられるかもという恐怖は本当にぬぐいされないものだと思いますよ。
あ、誰かが行ってくれるみたいですね。ありがたいものです。私はやっぱり、誰かといるとダメになるんですよ。それでは、愛する妻と子のご飯を取らなくてはいけないので、失礼します。
───「だから、1人でいたい」
だから、1人でいたい
僕はすごく気疲れしやすいから出かけたり、お仕事したあとはどっと疲れが出てきてしばらく1人でいたくなることがけっこうある。
うるさいとこに長時間いると毎回そうだ。
それに人がいっぱいいる場所も苦手だ。
だからこそ気疲れをしてしまって動けなくなるんだ。
だから、1人でいたくなる。
1人でいたいのだ。なのに、邪魔が入るからイライラしちゃうんだよね。
これを繊細っていうらしい。
感受性が優れているんだってさ。
だから、他人の感情を汲み取ることが出来るせいで人一倍疲れてしまうらしいんだ。
疲れやすいし、気疲れもするから長時間労働も向いてない。短時間労働で働いてる。
お仕事終わったらすぐに家に帰って自室にすぐにこもる。
1人で過ごせるときは休むようにしてる。
だから、1人でいたいのだ。
作り話でもなく本当の話。僕自身の話だ。
繊細さんをくれぐれもバカにすることしないでもらいたい。悩む人がたくさんいること知って欲しい。
終わり
すっと目の前を横切った何かが
私の顔も見ないで私を揺らす
ごおごおと流れ落ちる液体の
柔らかさも知らないまま
ゆっくりと沈んでいく
あなたの声を思い出す
テーマ だから、一人でいたい。
だから、一人でいたい。(2023.7.31)
あのね、私ね、あなたに伝えられなかったことがあるの。これをあなたが読む日が来るかどうかはわからないけれど、私の気持ちをどうしても飲み込めないから。
あなたに伝えられなかったこと。あなたのことが好きだってこと。こんな私に優しくしてくれて、不意に見せる真剣な顔を素敵だと思ってること。「失恋しちゃった」って言ったら、とても心配してくれる優しいあなたを見るのが、とってもつらいってこと。
伝えられなかった。言ったって、どうにもならないって、言えるわけないって、思ったから。
きっとそれが、あなたをとても傷つけてしまった。「一人にして」って私が言ったときのあなたの顔、きっと一生忘れられない。
でもね、でもね、あなたの優しさは、今の私には毒だから。
だから、今は、一人でいたい。
毎日聞いている
音が
雑音になって
何を言っているのか分からない。
注意散漫で
話も聞けない。
心の腐ったところが
頭で渦巻いて
雑音を奏でてる
真っ白な部屋
あるべき自然
汚い心がない場所に
1人で帰る。
ひとりはいい。ひとり、大好きだ。他人を気にする必要がないから。嫌な顔する奴はいないし、コソコソこっちを見るやつもいない。他人なんて気にするなと言うけれど、生まれてこの方この生き方でやってるんだ。他人に言われて簡単に変えられるもんなら、こんな生きにくい生き方、端からしてないんだ。「だから、一人でいたい。」なんて言わない。「だから、一人でいるしかない。」なんだ。
だから、一人でいたい
ストレス発散にタバコを吸い出した
身体には悪いかもだけど
一瞬の心の落ち着きを求めて
匂いとは記憶を呼び覚ます
それは良い記憶も悪い記憶も
関係ない
容赦のない煙から
あなたを思い出す
だから私は今日も
喫煙所に一人でいたい
未来が明るいなんて誰が言ったんだよ。
報われない努力は努力じゃない。
だから自分は努力してない。
なのになんだ。
よく頑張ったね。
次頑張ろう。
次なんてあるわけないだろ。何が頑張っただ。
どうせお前は俺より点数いいんだろ。
親に褒められて、先生にも1目置かれてる。
何?哀れみ?普通にいらないから。
自他ともに認める捻くれ者だからいらいらしちゃう。
はいはい、すみませんでした。
次頑張ります。
いっぱい努力します。
いつかあなた達に認めて貰えるように、
頑張ってきたのにな。
死ぬ勇気なんてない。生きる元気もないけど。
明日の学校行きたくないな。
テストもあなたも見たくない。
あなたの顔が、匂いが、雰囲気が、
私の孤独を際立たせる。
あなたがいない人生は
きっと白黒だけど、
それでも満たされていたんだろう。
ないものねだりは結構むなしい。
だから私はひとりでいたい。
ひとりでいいよ、ずっとずっと。
君が傷つくのを見たくなかった
君が泣くのをみたくなかった
君にずっと笑顔でいて欲しかったし
君が苦しむのが嫌だった
だけど僕は分かってる
君が苦しむのは
僕が近くにいるから
君が泣くのは
僕が君のそばにいるから
だから、一人でいたい
今君に伝えるのは
この言葉だけで十分だ
《だから、一人でいたい》
#57
他人との直接的な交流は有意義である。話をする、話を聞く、笑う、泣く、怒る。動作や感情は私たちに新しい感情を与え、発想を促してくれる。
ただし、そういった交流から瞬間的に与えられる感情や発想を醸造するには、ゆったりとした時間が必要だ。美味しいワインは樽の中で長い年月を過ごすように、ひと晩鍋の中でじっくり眠りについたカレーがそのまろやかさを増すように。
他人と共に過ごした時間で得た刺激を自分のものにするには、一人ゆっくりと茶でも飲みながら思考するのがちょうどいい。
だから今日、私は一人でいたい。
ちゃんと笑えているのか不安になる。
ちゃんと話せてるか不安になる。
“だから、一人でいたい”
自分の気持ちが分からなくなる時がある。
イライラしたり、急に泣きたくなったり…そんな時は1人になりたいなと思う。
旦那と距離を置いていたい。
あなたのこと好きだけど
好きだから
一人でいたい
見たくないものが多すぎる
優しいものに囲まれていたい
美しくて気高い、優しいものに
こころ洗われる音楽
誰も傷つけない言葉
だから、一人でいたい
もし同じように思う仲間がいるならば
そっと目を閉じ
そっと手と手をつなぎ
静かによりそいたい