『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と出会ったのはいつだっただろう。
僕たちはすぐに意気投合し、友達となった。
そして、大きな大きな友情を育んだ。
同じ趣味で共に楽しみ、笑いあったことで君と出会うまで何も無かった色褪せた僕の日常にはいつの間にか色がついていた。
僕は信じていた。これからもそんな色褪せない素敵な日常が続いていくと。
だが、それは僕のくだらない勘違いだったらしい。
ある日の放課後だった。
教室に忘れ物をしてしまい、それを取りにいった時のことだった。
僕は教室目掛けて小走りで向かった。
階段も登ったりしたせいで少し息切れを起こした状態で僕は教室に入ろうとした。
その瞬間だった。
「なぁなぁ、お前ってさなんでいつもあいつと一緒にいんの?」
「あぁ、それね。まぁただの評価点稼ぎの為かな。」
「あ、やっぱそうなのか。いやー、前から学年中で噂になってからさー。」
「普通そうでしょ、じゃなきゃ一緒にいないってあんな奴。」
僕は聞いてしまった。
友達の本音を。
「あんな奴」。その一言が耳に入った瞬間、僕は校舎の外を目掛けて走り出した。というより、周りのことには目もくれず走った。ひたすら走り続けた。
もしかしたら、途中で廊下を渡っていた先生に怒られていたかもしれない。
だが、そんなことは今の僕にとってはどうでもよかった。
唯一の友に裏切られたのだ。
裏切られたと言っても当の本人はそんなつもりは全く無かったのだろうが。
僕は涙を流さなかった。というより流す暇もなく、心が崩れ落ちた。
僕と彼が共に暮らした日々は一体なんだったのだろうか?
そんなことを考える日々がしばらく続いた。
彼は次の日には僕にいつもの態度で接してきた。
僕はそんな彼に面と向かって話すことができなくなっていた。
それは日に日に悪化していき、ついには彼とは一言も話さなくなった。
………たとえ、僕の選択が間違いだったとしても彼を責める気にはなれなかった。
何故なら、彼と暮らした日常に僕は救われたのだから。
#柚原くんの一目惚れ (BL)
Side:Shu Yuzuhara
やっちまった。と、後悔した。
まさか市ノ瀬が彼女と別れたと知ってすぐに衝動的に告白しちまうなんて。
「え、いや、あのな、好きってのはな、その…あの」
止まない雨の中、俺は市ノ瀬の傘の下で必死の言い訳を試みた。
これは俺が完全に絶対に間違った選択をした。
入学式でたまたま同じ桜の木の下にいて、それを見上げる市ノ瀬の横顔がめちゃくちゃ綺麗だったのは事実だが、これはさすがに引かれてもしょうがない。
「へぇ、柚原って身長の他にも意外と可愛いとこあるんだな」
「やめろォ!身長は俺のコンプレックスなん…はっ?」
…今、可愛いって言われたか?
コンプレックスを指摘されて思わず威嚇しちまったが、予想外の褒め言葉に俺の思考がフリーズした。
「は?俺が?可愛い??」
「なんか猫みたいで」
「…猫??」
「雨の中傘もささずにガチ凹みしてるかと思いきや、今度は身長のことで俺に威嚇するし」
「あれは!チビだってよくからかわれるからつい…!!」
「チビでもいーじゃん、可愛い」
「お前みてーなノッポに言われると腹立つ!!」
…やべぇ、市ノ瀬に可愛いって言われてすっげー嬉しいって思っちまった…。
市ノ瀬は明らかに俺より20cm以上背が高くて、イケメンで、時々本気で言ってるのかただの皮肉なのか分かんねーのが腹立つけど、やっぱり俺はあの日から市ノ瀬に惚れちまってたのかもしれない。
衝動的に告白したのが間違いだったとしても、せめてこいつの友達でいたい。
でもいつか改めて告白できたらいいな、なんて思っている自分もいる。
【お題:たとえ間違いだったとしても】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・柚原 愁 (ゆずはら しゅう) (受けみたいな)攻め 高1
・市ノ瀬 瑠貴 (いちのせ るき) (攻めみたいな)受け 高1
「たとえ間違いだったとしても夜華(よか)がそう思うならやってみなさい」
「・・・・・・・・・っ、ほんと!!?」
驚く私にお父さんはコクリと頷いてみせた。
初めて首を縦に振った父に涙さえ出てきた。
「最初は反対してたけど、夜華の人生だもんな。
夜華の好きにしなさい。
けど、何か困ったことがあったら必ず言うこと。
そして1日に1回は連絡を入れること。
これは絶対だ。これが守れないのだったら東京に行くことは許さない。」
「うん。分かった。わかりました。
ありがとう」
私は小さい頃から歌手になりたかった。
歌だけは唯一得意だって胸張って言えたんだ。
だから高校に行かないで中学を卒業したら東京に行きたかった。
路上ライブから初めて、歌で人の心にあかりを灯せるような歌手になるんだ!
1週間前まではお父さんから反対されてた。
「そんなの現実的じゃないからやめなさい」って。
心配なのもわかる。
幼い頃にお母さんを亡くしてお父さんが男手一つで育ててくれた。
それは分かってたけどどうしても夢を諦めきれなかった。
諦めようと思った。
けど無理なんだ。一度なりたいって思ったら思いは消えてくれなかった。
だから何回も何回もめげずにお父さんを説得した。
そしたら今日、やっと認めてもらえたんだ。
夢は誰かに言わないと始まらないから。
誰かに語らないと始まらないから。
生半可な努力じゃ報われない。
これからどんなことがあるか分からない。
もしかしたら東京で路上ライブやっても挫折ばかりかもしれない。
けど、私は一歩踏み出したい。
例えこの道が間違いだったとしても今動かなかったら後悔すると思うから。
今を全力で駆け抜ける。
たとえ間違いだったとしても君に出会えて、君を助けられて本当に良かった。
死にたい。なんでこんなにつまらないのだろう。生まれてこなければよかったのにね笑
「あんたなんていらないのよ!!」
「あんたなんて産まなきゃよかった。」
何度言われただろうか。耳にタコができるほど聞いたっていうのはこのことかと思ってしまうほど何回も何回もそう言われた。
「死ねばいいのに。」
「あんたなんかに使う時間が無駄。」
「早く消えてよ。」
あんたは俺のなんなんだ。親じゃないだろ。息子にそんなこと言う親がいるか?
なんでそんなに死んでほしいんだよ。毎日毎日酔っ払って帰ってきて。飯もろくにつくらない。
彼氏ができたら
「私忙しいんだから自分で全部やってよね。」
いやいつも自分でやってるだろ。いつもはやってるけどみたいな言い草してんじゃねえよ。
今はこんなこと思ってるけど、死ねだとか消えろだとか言われると咄嗟に
「ごめんなさい」
って言うしかできない自分もうんざりだ。
その時君は目の前に現れた。
「死にたいな。もういいよね」
そしてこの橋から飛び降りようとしていた。柵に捕まり身を乗り出している彼女を見て勝手に体が動いてしまった。
「おい!やめろ!」
「え?誰、、、、?」
「なにやってんの?」
「ごめんなさい!助けてもらっちゃって。」
「いや今死にたいって言ったよね?」
「え、あ、うん」
「なんで?」
「え~と部活での無視とかかな。」
「そーなんだ。」
「まあでももう大丈夫だよ!」
「んなわけないだろ。」
「いやいや!ほんとに大丈夫だって!!もうそんなつもりないから笑」
「転校したりしないの?」
「あ、たしかに笑お母さんに言ってみよー!」
「名前は?俺は成瀬波留。」
「私は間宮菜奈よろしくね。波留くん?」
「波留でもいいけど。菜奈でいい?」
「うん!じゃ最初だけ波留くんで!」
「わかった。」
「じゃあまたね!」
「うんまた。」
〜菜奈Side〜
「死にたいな。もういいよね」
思わずそう呟いていた。そして身を乗り出した。
その時だった。誰かに
「おい!やめろ!」
そう言われた。そちらを向くと見知らぬ美少年が立っていた。
「え?誰、、、、?」
そしてその見知らぬ美少年に無視されていることを話した。
そうすると彼から提案が出てきた。転校しないのって。その発想はなかったな~。言ってみるだけ言ってみるか。と思っていたら、名前を聞かれた。どうやら彼の名前は成瀬波留というらしい。名前も綺麗な名前だなと思いつつ私の名前も教えた。そして彼とまたね。と言葉を交わした。
彼にまたねと言われるとまた会えるような気がしてくるから不思議だ。
続き後で書きます。
たとえ間違いだったとしても
好きなように生きたい
趣味
仕事
人間関係
間違いを後悔したことはたくさんある
でもここからいくらでも修正できる
修正できないような間違いも
0にも戻して新しく書き始めればいい
間違えたことも
それで得たもの失ったもの
ぜんぶ糧にして
またわたしなりの自由を生きたい
たとえ間違えだったとしても
私は 私を信じて自分を貫く
たとえ間違えだったとしても
私が 私でなくなるのだけは許せないから
テーマ「たとえ間違えだったとしても」
「さあ見ていってよ、きみのために贈る魔法だ」
「一生に一度っきりの大魔法だ」
「きみの笑えない世界なんか、」
「みーんなまとめて終わってしまえ!」
<たとえ間違いだったとしても>
ころり、と転がり落ちる煌めき
床に砕ける高い音
ころり、と転がり落ちる硬質
頬に描かれる赤い化粧
ころり、ころり、と
宝石を零し続ける閉ざされた瞼
ころり、ころり、と
零れゆくいのちのあたたかさ
<雫>
よく
結婚して良かった?
と聞かれる。
今のところは。
とこたえている。
そうは言っても
一緒に暮らして1年。
入籍して4ヶ月。
まだまだ
分からないことばかり。
1年後
3年後
5年後
10年後
20年後
いつか
あの時
結婚なんてしなければ
と思う日が
来るかもしれない。
わたしはそうでなくても
夫に
そう言われる日が
来るかもしれない。
誰かが言ってた。
結婚を
正解にしていく。
そんな夫婦に
なっていけるように
あなたを
大切にする。
#たとえ間違いだったとしても
たとえ間違いだったとしても
貴方を守りたい
貴方を助けたい…
正解も不正解も
ないのだから…
グラデーションのように
曖昧でふわふわとしてるの…
たとえ間違いだったとしても
私は幼い頃家族を殺された。あの日私の中の何かがプツっと切れた気がした。その日私は町に買い物をしに出かけていた。家に帰ると黒い仮面を被った男がこちらに向かって走ってきた。何だっのと思いながら玄関を開けた。その瞬間出迎えてくれたのは血まみれになった妹だった。奥には刃物が刺さったまま倒れ込んでいる兄、母、父がいた。私はどうしたらいいのか分からなくなり気づくと必要なものだけ持って家を飛び出していた。大人になり私は殺し屋になった。家族を殺したやつを見つけるために。たとえこの行動が間違いだったとしても私はこの仕事を続ける。たった一つの家族を殺された苦しみを味合わせるために。
「たとえ間違いだったとしても」
私は、自分自身のいったことが、たとえ間違いだったとしても、
直す気がないので、周りにはよく思われていない。
大人になっても、あまり変わらないのかも。自覚しているのに。
やはり、私は馬鹿なんだろうな。。。。
もう、いい大人なんだから、わからないと曲がる所は曲がらないと
彼氏に嫌われる。大好きな**くんに
(**は好きな人です)
お題《たとえ間違いだったとしても》
最初から正義なんてかがけてない。
最初から正しさなんてない。
赦されようなんて思ってない。
この手から赤い花が零れ落ち、どれほど汚れたってかまわない。
君と出逢った時から、俺は俺なのだから。
君が、自由にしてくれた。
鳥籠の俺を。
「せめて君の前では――笑っていよう」
貴方は私にずっと一緒にいようって言ったよね
友達として
それでもいいって思ったの
友達としてでも貴方のそばにいられるなら
でもそれは嘘だったんだね
貴方と出会ったのは間違いだったかも
でもそれでいい
貴方との思い出を大切にしたい
それでいい
ほんとにそれでいいんだよね
後悔すると、分かっていても
そのせいで涙を流すことが、あったとしても
...この気持ちが、受け取られる事が無いとしても
俺は貴方を、愛していたいんです。
---二作目---
この手を取ったら、もう後戻りが出来なくなる
分かっていても
俺はその手を取るしか無かったんだ
#たとえ間違いだったとしても
280作目
お題 たとえ間違いだったとしても
短歌
二本目のアイスの封を開けるとき
引き抜く剣は勇者の証
たとえ間違いだったとしても
ずっと忘れていた
あなたの存在
あんなに
好きだったのに
たとえ間違いだったとしても
もう一度
あなたの声が聞けたなら
なな🐶
2024年4月22日1041
たとえ間違えだったとしても大丈夫
その間違いは将来役に立つよ。
挑戦することに意味がある
たとえ間違いだったとしても。
たとえ間違いだったとしても
今は大丈夫。
本当にずっと逢えなくて
大変だったから。
たとえ間違いだったとしても
伸び代があれば
何にでも変化できる。
自分なりに一生懸命考えた決断が、結果として
『たとえ間違いだったとしても』後悔は絶対
にしたくない。
それも一つの貴重な経験と受け止め、同じ間違
いを繰り返さなければそれでOKと思う。
〜お題『たとえ間違いだったとしても』〜
たとえ間違いだったとしても
あなたと過ごした日々は幸せでした