『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
黄昏時に見る制服を着た高校生は
自分には眩しいと思った。
現在アルバイト募集の情報を見ながら
コンビニでエナジードリンクを買い込む
自分とは正反対で息が苦しくなる。
アルバイト募集を一通り眺めたあとは
パソコンに向かいひたすらゲーム。
落ち込んだ自分の心を溶かすように
ゲームは自分に寄り添ってくれると思っているのは
もう廃人の1歩手間なのかもしれない。
お金がない
↓
働かないと
↓
でもこんな自分が上手く働けるわけが無い
めんどくさい
↓
ゲームをしよう
毎日この繰り返し
早く変わらないといけないな
─────『たそがれ』
「たそがれ」
宵闇が
溶かしゆく陽に
物思い
窓の向こうに
時も溶けゆく
「はあ〜…」
『どうしたの?笑そんなたそがれちゃって』
これはこいつと付き合うまでの話
【たそがれ】
たそがれ、黄昏。どんな状況だろう。
語源を考えたら、顔の判別がつきにくいくらいに暗くなった頃、でも完全な夜になる前を指すのだろうが……
今の私の生活環境だと、そんな曖昧な時間帯はほぼ無い。
昼の明るさの後は夜の暗さ。
ともすると夜の暗さも明るさに上書きされる。
たそがれ、というのはなんだか情緒があって、良い言葉だと思うのだけれど……
その言葉の意味に合った状況が身近になくなってしまっているのは、ちょっと寂しい。
たそがれ
どう忘れようとしても思い出す楽しかった日々
ふとしたことですぐに思い出しただ泣き続ける、罪悪感、喪失感、悲壮感に苛まれてる中周りが幸せになっていく。
自分はこんかなにも苦しいのに温度差がすごすぎる
邪魔で仕方ない、いらない。俺がこんなにも辛いのになぜあんなに幸せそうなんだ、イライラする
自分をそこで思いとどまらせてくれる存在はもういない。だから今日から罪人として生きようと思う
全ての幸せな人間が絶望に染まればいいのに
たそがれながら考える
十分生きました。
意外に良い生涯を送れたのではないでしょうか。
軽風に髪をなびかせながら歌う黄昏の空の色をした瞳の君へ。
もうすぐ隣に行くよ。
太陽と同じくらい眩しい希望を持って黄金の空から飛び立った。
_____そういえば、人生の最盛期を過ぎることをたそがれ、というそうです…
『たそがれ』
船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
〜
汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース
たそがれにあの日二人で 眺めた謎の光景を思い出す
君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で
「たそがれ」と聞くと、
このスピッツの「みなと」を思い出す。
会えなくなった人のことを思い出しながら、
この曲をエンドレスで聞いていた、
奄美大島での思い出が懐かしい。
たそがれ
時間が過ぎていくことは怖い
変化は怖い
だけれども
たそがれ や あけぼの は美しいと思う
なぜ怖くないのだろう
私はどうしてこの変化の時間経過を
綺麗だと感じるのだろう
黄昏時、自分の影をみる
笑っているもう一人の自分
こいつと仲良くするしか
他ないだろう
『たそがれ』
自分の推しキャラが黄昏てるの見たいかも。
あと、黄昏時に静かに微笑んでる姿もいいし、
静かに涙を流している姿もいい。
推しよ、黄昏てくれ。
〜たそがれ〜
楽しかった日々
沢山笑った時
ずっと続くと思ってた今日
そんなものが過ぎ去った
終わりは急に来るものだ
その日々が当たり前だと思ったり、
我慢する中で不満が溜まって行ったり
突然という名の必然かもしれない
しばらくは前を向けなくても
今の気持ちを大切にしたい
きっとその人から教えてもらったことだから
自分らしく生きていきたいな
たそがれ
薄暗くなった夕方
たそがれどきという時間に
毎日お別れをする
まだ一緒にいたい気持ちはあるけど
しょうがない
別れ際に静にキスをして
じゃあ、またね、
たそがれ爺さんは、どこぞの木の上に住んでいる。
爺さんは独り木の上で一日中新聞を隅から隅まで読みふけっている。
時事ネタに関してはコメンテーター顔負けだ。
夕暮れ時に爺さんは、人々がスマホを見ながら道を急ぐ姿を、木の上から見つめている。
人々は迷子のように自分の中に足りないものを感じている。
その時、たそがれ爺さんは、彼らの背中に灯りをともすように、読み終えた新聞を放り投げる。
それはバサバサと音を立てて人々の頭に落下し、黄昏の一瞬の道しるべとなる。
そして彼らはスマホをしまって淡々と岐路につくのだった。
「たそがれ」
朱混じりの黄金色に心を灼かれ、
眠るときまでその眼も奪われたまま。
夜の帳が下りる、そのときまで。
【たそがれ】
たそがれに子に腹を立て説教し闇が仕返し追い詰めてくる
【たそがれ】
#たそがれ
たそがれを思わせる
夕暮れ時陽の光と夜が交わる風景写真
どこで撮った写真かわからない
不思議と胸が締め付けられる。
たそがれて
恋が終わった。私たちにとって遠距離恋愛は無理だったのかもしれない。いや、違うかな。遠距離でなくてもこの恋は終わっていたと思う。
「何、たそがれてるのよ。」
お昼休みの時間に会社の屋上で景色を眺めていた私に声をかけてきたのは、友人で同僚の貴子ちゃんだった。
「え?たそがれてないよ。」
「そう」
私の座るベンチに腰掛けながら、貴子ちゃんは私にホットコーヒーのコップを渡してきた。
「ありがとう。でも、苦いのはダメだからコーヒーは飲めないや。」
「ココアだよ。」
ホットココアと聞いただけで涙が出てきた。両手から感じる温かい熱だけで心までホッとするし、これを飲んだら涙が止まらなくなりそうだ。
「う〜。あ り がとう」
鼻水を啜りながらお礼を言うが上手く声にならなかった。
「いいよ。いつでも話しくらいなら聞くからさ。話しなよね。話したほうがスッキリするかもよ。」
またまた涙と鼻水がドバっと出た。貴子ちゃんが「あ〜あ〜」って言いながら涙をハンカチで優しく拭き取ってくれる。貴子ちゃんに話しを聞いてもらおう。私の初恋の、そして失恋の話しだ。
夕方から会社の近くの小さな居酒屋に陣取り、私は貴子ちゃんに私と彼氏の出会いから遠距離になるまでのいろいろを話した。
「へぇ〜高校から付き合ってたの。」
「うん。でも遠距離恋愛。けっこう頑張ったけとなぁ〜。」
「でも、浮気されたと。」
ビールを煽りながら貴子ちゃんが酷いことを言う。
「そうそう。いつも会えないから悪いって意味分かんない。遠距離恋なんだからしょうがないでしょ。」
浮気と聞いてももう涙は出なかった。
「やな男だねぇ。」
へ?頭の少し上から第三者の声がしたので、2人して顔を上げると居酒屋の女将さんだった。
「盗み聞きみたいでごめんなさい。でも、そんな男を振って正解。まだ若いし次の恋を探しなさいな。」
人好きのする笑顔で言われると遠距離恋愛なんでバカバカしくなってきた。
「ありがとうございます。ああ〜。どっかにいい男いないかなぁ。」
「いい男って。あんたねぇ〜。」
貴子ちゃんと笑い合う。貴子ちゃんに話して良かった。なんか吹っ切れそうだ。
「いい男ねぇ。う〜ん。私、息子が3人いるけど、そうねぇ。一番下はまだ高校生だからダメだけど、上2人はお姉さんたちと年が近そう。そっちのお姉さんは彼氏いないの? いないなら、お姉さんたち美人だし息子どう?」
あれから5年。
私は居酒屋さんの長男と結婚し居酒屋を手伝っている。貴子ちゃんは去年、あの時に高校生だった義弟と結婚したので、私たちは義理姉妹となり今も友達だ。
2月29日。
閏年のこの日は特別な日。
この日の黄昏時に、夕焼け堂に、夕日を向いて入る。
すると
もう会えない、愛する人に会えるらしい。
よくありがちな、ありきたりな噂。
その噂を信じて私は、ここに足を踏み入れた。
私の彼は、事故で死んだ。
そんなことは知っている。
だって私もその現場にいたから。
彼の顔は、原形がないほどにぐちゃぐちゃで、見るに耐えない姿だった。
らしい。
その姿が私にとって、よほどショックだったのかもしれない。
私は彼の顔を覚えていない。
知りたかった。
彼を愛していると、会って言いたかった。
夕焼け堂に入った。
見覚えのある、柔らかい歌声が聞こえた。
彼だ。
彼の顔は、夕焼けのオレンジでよく見えない。
でも
彼だという事だけは、理解する事が出来た。
彼が気がつく。
絞り出すような声で、私は言い放った。
大好き。
一生一緒に居たかったよ
ずっと忘れない
彼も言った
俺もだよ
ずっと好きだから
そう言われた時、彼の顔が、頭の中に浮かび上がった。
ああ
なんだ忘れていたんだろう。
安堵の息を漏らす私のそばで
見えない彼の顔が、
ほころんだ気がした。
【たそがれ】
誰そ彼...
夢に出たあの人は誰だろ?
優しかったな
包み込んでくれた
私の全てを
逢いたいな
ねぇ...あなたは誰?
オレンジ色の光の中にいる彼に手を伸ばした。まるでそこにいないかのようにどんどん彼の姿が見えなくなって。片思いの私にはその光がとても眩しくて、近くにいるはずなのに届かないことが辛い。綺麗で宝石みたいな景色も私には派手すぎる。でもいつか黄色い宝石の光を2人手繋いで、綺麗だねって見れることを夢見てしまう。
なんて、ロマンチストなことが起きるわけがないよね。