『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分らしく生きていく
私らしくって何なのか
結婚して妻の顔
出産して母の顔
仕事して社会人
それぞれの私がいて
ほんとの私ってどれだろう
自分らしく私らしく
わからないけど
それでいい
それでいい…。
(´ε`;)ウーン…
最近ラボ組ばかりになってるからなぁ…。
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空から文字が降ってくる。
「今日の文字は…」
俺は空を見上げ、思考の海に降り注ぐ言葉を眺めた。
長い文章の羅列だ。
しかし、プロの文章ではないようだ。
ところどころ「てにをは」が狂っている。
どう見ても素人の文だ。
おや、空中で文字が消えていく。
どうやら本体が文章を考えているらしい。
「今日も今日とて悪戦苦闘か…」
何気なく言葉を漏らすと、
「てにをは」が直った文章が再び降ってきた。
文章作りは1日にしてならずだ。
不慣れなことは時間がかかる。
それでも──手間暇かけても楽しんでいるならば
「それでいい」
それが長続きの秘訣なのだから。
男は緩やかな笑みを浮かべながら、
空から降り注ぐ文字を静かに眺めた。
それでいい
通学ルートが安全な
あっちの高校に行ってほしかった。
ほどほどに頑張れる
あっちの部活に入ってほしかった。
だけど娘は、こっちの高校で
こっちの部活に行くと決めた。
そういえば私も、自分の進む路は
自分で全て決めてきた。
情報収集不足で間違えたり、思い通りに
ならなかったことも多々あったけれど
やり直したいとは思わない。
それなりに頑張ってきたので
やり直すなんて面倒だ。
娘よ。それでいいのだ。
挑戦したからこその今がある。
あなたはあなたらしくて可愛い。
それでいいのだ。
【それでいい】
何を選ぶのが正解なのだろう
今まで私が選んできた道は正しいものなのだろうか
いつも選んでから後悔する
あっちにしておけばこんなことにはならなかった
あっちを選んでいたならどうなっていたのか
でも
違う方を選んでいたとしても
きっと私は後悔していただろう
何を選んでも後悔する
人間はそういう生き物なのかもしれない
.........私だけかもしれないけれど
どう生きるのが正解なのだろう
私の生き方は正しいのだろうか
周りを不快にさせないように笑って
あまり感情を表に出さないように
明るく振る舞う
でも
時々疲れてしまう
どうして私だけが気を使っているのだろう
他の子達は容赦なく私に攻撃してくるのに
そう思っても
心の中で反抗するだけで
私は表に出すことなく
笑顔で対応する
これは正しいこと?
それとも周りの人の生き方が正解なのだろうか
いやきっと正解なんかないのだろう
それぞれの生き方があって
もし正解があるのなら
自分らしく生きることが出来れば
それが正解と言えるのかもしれない
あの子にはあの子の生き方があって
私には私の生き方がある
無理をしすぎるのは良くないけれど
無理をするなって
簡単には言えない
だってきっと
本人に無理をしている自覚はないから
無理をするなじゃなくて
一緒に休憩しない?
とかの方が受け入れやすいんじゃないかなぁ
何をするのもその人次第
生き方も
選ぶ道も
それでいい
それがいいと思う
それが人間らしい
みんながみんな
同じ考えなんてつまらないでしょ?
それでいい
安心することば
認められたことば
なんだか…
心地いい気持ち
それでいい
それでいい。
と、妥協して生きてきた。
だって、それ「が」いいと言えるほど強く求めたものがなかったから。
でも、あなただけは、妥協できない。
「側にいられれば、それでいい」なんてことも言えなくなるほど、惹かれてしまったから。
この先の長い年月を共にするなら、あなた「が」いいわ。
【それでいい】
それでいい
選択を間違えて他人に怒られた。
他人と違うことに悩んで眠れなかった。
それでもいい。自分で選んだことだから。
いつか分かってくれる人は現れるし、
何処にもいなかったとしても、
過去のことなんか全部笑い話にしてしまえばいい。
私もあなたも今、自分を生きてるから。
それでいいんだよ。
それでいい
半ば投げやりな言い方に聞こえるが、
良い言葉だ。
それでいい。
完璧主義者である自分がそう考えたのは、
最近のことだ。
仕事の完成度は自己満足に過ぎなく、
人に求めることは無意味だ。
最近気がついた。
このいい加減さが必要だった。
仕事の呪縛から逃れるには。
8割の準備で、9割の結果を目指そう。
これで少しは楽になる。
それでいい#51
私はいつもあなたを心配してしまっている気がする。
無意識のうちに私の心をあなたへ配っている。
あなたはいつも「早くいなくなりたい」と自分を下げることばかり言う。いなくなったって何も得られないのに。私は今のあなただからこそ一緒にいようと思ったし、大切にしたいと思う。
私にはそのままでいいと言ってくれる。私だってあなたにもそのまま、あなたのままでいてほしいと思う。私の大切なあなたのままでそれでいいんだよ。それが一番の願い。
それでいい一部の人は私を嫌い一部の人は私のことを好いてくれその他は何も思わない
これが私の人生のバランスだ
それでいい、それがいい。
間に入る一文字でこんなにも意味が変わる。
きっと人間も同じで毎日、何気なしにしている選択の違いで全く違う人生にもなってしまうのだろう。
朝起きて、仕事に行って、帰って寝る。
休みの日も誰に会うわけでも用事があるわけでもない。
一日、一人きりの部屋でぼーっとしている。
ただ、それだけ。
変わり映えのしない毎日。
俺はそれでいいと思っていた。
あの日が来るまでは。
とある女児連続殺人事件の犯人が逮捕され、裁判にかけられた。しかし有罪を勝ち取るには証拠が弱かった。
検察はいくつかの偽証をでっち上げた。
俺も虚偽の証言をする。
「おれは…」
国民の安寧のために正義のために悪の行いをしようか
犯人のために悪のために正義の行いをしようか
それでいい
正義がいい
「おれは…」
〈4月4日 それでいい〉
詩『平和外交』
このお店はパスタが人気なの
このメニユーがいいんじゃない?
「それでいい」
今年の流行ならこんな感じだけど?
さすが私!その服、似合ってるじゃん
「それでいい」
今度の日曜日どこにゆく?
久しぶりに遊園地で遊びたいなぁ
「それでいい」
たぶん、わかってる
それがいい、これがいい、君がいい
あの日のあなたは、もういない
それでいい、これでいい、君でいい
今のあなたは、迷ってる
それはいや、これはいや、君はいや
きっと、今年の春は、しんどいなぁー
心に感じるまま選ぶのも
迷って選ぶのも
それでいい。
何かを選ぶことも
何かを選ばないことも
それでいい。
君が決めたなら
それでいい。
題「それでいい」
スマホを触って、机に突っ伏して、またスマホを触って、俯いて。そうして周囲に馴染めず1人で必死に時間を潰す幼馴染みを遠目に、にーんまり笑う。
「やっほ!なーにしてんの?」
ぽんと背中を叩けば、途端にぱっと明るくなる顔。あー、かわい。
"それでいい"
あっち行けよとどこにも行くなで成り立っていたぼくらのはなし、つかず離れずあるいていてもいつかははぐれてしまうこと
「それでいいです。なんでもいいので適当にしててください」
彼女は拘らない人だった。
人になら誰にでもあるはずの意見を彼女は持っていなかった。どんなことを提案しても彼女自身に関わることは 全て、俺の好きにしてくれ、と任せてきた。
きっとそれは、俺のことを信頼していることの現れではない。
自分を大切にしてないような、誰にも心を許してたまるものか、みたいな一風の入る隙間もなく閉じ切った扉のようだった。
なぜ、どうして彼女はそんな人柄なんだろう。
彼女の「それでいい」以外の言葉を引き出したくてあれこれと話しかけてみることにしたんだ。
毎日話しかけて、うざがられるかもしれないけどいろんなことを質問したんだ。ずっとそっけない、ツンとした感じだった。
友達からは「もう、話しかけてやるなよ」って感度も言われた。俺も話しかけない方がいいかと思いかけたその日に、彼女は初めて笑ったんだ。
「本当に何でもいいの。どんなことでも対応するし、物にこだわりはないからさ」
彼女の軸は柔軟だったんだ。
それはとてもいい良点だとおもう。
それでも俺は彼女が自分から選択してくれるのを待っていた。
彼女に選択してもらいたい、と思い出してから一年が経とうとして、桜の花びらが暖かい風に乗って運ばれてくる季節になった。
「あのさ、」
春は別れの季節。
俺と彼女は違う進路に進むことになる。
会える日は毎日話してたけど、これからはもう会うこともなくなるかもしれない。
「もう話さなくなってもいい?それとも話したい?」
面倒な質問だっただろう。
でも、これが俺の、意気地のない俺のけじめのつけ方だったんだ。
ただの興味本位から始まった会話も積み重ねると、たくさんの宝物になる。
俺は、彼女が好きだ。彼女と出会ってから、知った部分もまだ彼女が教えてくれてない部分だってあるだろう。
俺は、彼女がまだ話したいって言ってくれたなら、この気持ちに区切りをつけないでいれる。
暖かい日差しを背に受け、じんわりと滲む手汗を握りしめながら、彼女の返答を待つ。
彼女の長く綺麗な髪を弄ぶように風が吹く。
彼女の小さな唇が開く。
「……私、まだ話したい、な」
はにかむように笑う彼女は、今まで見たどの時よりもいじらしくて、可愛かった。
人はそれぞれだからね
ほかの人が普通にできることができなかったり、ほかの人みたいにがんばれなかったり、そういう自分がイヤで落ち込んだり…
でもホント、人はみんな違うから
どんな小さなことだって、自分にしかできないこととか、人よりうまくできることがきっとあるはず
もしかしたらそれは、自分ではたいしたことないと思っていることかもしれないし、自分では気づいていないことかもしれない
でも絶対に素敵なところがあるはずだから、そのまんまでいいんだよ
…って自分にも言い聞かせたりw
皆の生き方が羨ましい。
自分には出来なかった生き方だから羨ましくなるのは当然だ。自分自身光から目を背けて生きなければいけない人間だとずっと思っている。出る杭は打たれるから、個性なんて出しちゃいけないし、いい子でいて薄暗い月のように存在を薄れさせていなければいけないと。息苦しくても息苦しいままで、生きていないかのように若い時間を浪費した。自分も誰もそのことに気づかないくらい存在がなかった。興味を持たれることがなかった。自分すら自分に興味がなかった。死にたかった。でも生きていたかった。それでいい。自分の選択でできた生き方なんだから。でもそのままでいいと言ってくれてもわからない。皆どうやって生きてるんだろう。正解ばかり探して見つからない自分には到底わからない。もうぐちゃぐちゃだ。
今はそれでいいんだよ。
いつかできればいいんだから。
間違ってたら、教えるよ。
成長したら、抱き締める。
ずっと、見守ってあげるから。
*それでいい*