孤月

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皆の生き方が羨ましい。
自分には出来なかった生き方だから羨ましくなるのは当然だ。自分自身光から目を背けて生きなければいけない人間だとずっと思っている。出る杭は打たれるから、個性なんて出しちゃいけないし、いい子でいて薄暗い月のように存在を薄れさせていなければいけないと。息苦しくても息苦しいままで、生きていないかのように若い時間を浪費した。自分も誰もそのことに気づかないくらい存在がなかった。興味を持たれることがなかった。自分すら自分に興味がなかった。死にたかった。でも生きていたかった。それでいい。自分の選択でできた生き方なんだから。でもそのままでいいと言ってくれてもわからない。皆どうやって生きてるんだろう。正解ばかり探して見つからない自分には到底わからない。もうぐちゃぐちゃだ。

4/4/2024, 12:20:24 PM