『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最近僕と周囲の人との意見が合わなくなってきいる気がする
すれ違っているのだろうか
『すれ違い』
「ごめん、俺……その……実は恋愛対象、女じゃ……ないんだよね」
好きだと告白して、返ってきた答えに思わず口が開いてしまった。
「それって……」
同性愛者?ゲイ?ホモ?
どんな呼び方でも傷付くような言い方だと思って、言葉に詰まった。
無言になってしまい相手は首を傾げたが、戸惑う私に困ったように笑う。
「ごめんね。隠してきたから、驚いたでしょ」
「あ……うん。だって今までそんな素振りなかったから」
「君の気持ちは知ってたから、言えなかった。でももう隠せないと思ったから、こんなタイミングになってしまったけど……本当にごめん」
凄くショックだった。
振り向いてもらえる望みがない答え。私を好きになってくれることはない等しい答え。
叶わぬ恋に胸が苦しくなった。
「女に生まれなければ良かったのに」
「……」
私が独り言のように呟くと、彼の息を呑む気配がした。
でも何も答えなかった。
こんな私の重い気持ちはダルいと思ったのかもしれない。でもそれくらい好き。
私はそのまま無言で立ち去った。
漫画のように、彼が私を呼び止めることもなかった。
創作 2023/10/19
(これは、すれ違い……なのか?笑)
すれ違い。
彼とは仲良くやっていたつもりだった。
どれくらいって、それはもう言葉では表せられないくらい。
毎日会っていたほどで、その度に手を繋いで街を歩いた。
本当に、彼と過ごす毎日が輝かしかった。本当に。
最後に会ったのっていつだっけ。
もう全然会ってないな。というお互い予定が一切合わない日々が長く続いた。
会えないのはすごく辛いけど、それはお互い様だった訳だしなんとか堪えていた。
そんな日々の中、私たちは偶然、お互いの積み重なった予定で隙間を見つけたのだ。
それはもう嬉しくて嬉しくて、その日には二人だけの予定を入れた。
前日の夜、ワクワクが止まらず、ずっと想像を繰り広げていた。
明日の服はどうしよう。
久しぶりの挨拶は何を言おう。
どこに行こう。
やっぱり思い出の場所かな。
それとも新しい場所で気分転換すべきかな。
なんて。
当日、私に仕事関係の急な用事が入ってきた。
頭の中が真っ白になった。
困惑で頭が回らなかったけど、早めに彼には伝えておくべきだと思って、メールを送った。
既読がついて30分、彼からやっと返信が返ってきた。
「お前マジでないわ。」
その後仕事には当然一ミリも集中出来なかった。
そこで私たちはすれ違ったのだった。
そんな日から約5ヶ月。
今日はクリスマス。
もし、あの頃の彼が今も隣にいたならば、きっと今日はこんなに寒くなかったはずだなぁって。
震える手を擦り合わせて暖を取る。
あれ以来どれだけメールを送っても既読がつくことはなかった。
もうブロックされたのかな。
あの時取り憑かれたように依存していたのが今になってはバカに思ってしまえるほど、私は冷めていた。
でも、心のどこかでは、まだきっと彼のことが諦められていない気がした。
だって、心の穴は未だに埋まっていなかったから。
「あっはは、…は……いな!」
前から懐かしい声が響いた。
心の穴に、その声がすっぽりハマった。
彼だ。
急いで顔を上げると、そこには大好きな彼がいた。
知らない女性と一緒に。
崩れ落ちそうになった膝に力を入れて、なんとかふらっとしたのを耐える。
そっか、もう終わったんだ。
彼と女性は向こう側から歩いてくる。
それと反対に、私はその場に立ち止まったままでいた。
彼の声を聞くのは、きっとこれが最後だろうな。
そんな気持ちに胸を締め付けられた。
そうして、私は楽しそうにしている彼らと最後にすれ違ったのだった。
【3.すれ違い】
いい匂いがした
目が合ったかも
ご機嫌そうだな
飽きるまでは、、
あのこのことばかり
浮かぶ言葉全部文字にしてくれる機能とかあったらいいのに
パンパンカラカラになってく脳のメモ帳
何年越しに見つけた謎の1行がなんだか感傷深い
どっかいった紫のピック
音外れたギターのチューニング
当時推してたバンドの曲 楽譜しわくちゃ
校内潜入夢見たって
君はいつでも"くん"付けだよね
出会って何年目になるんだろ
テーマとか無くていいから
浮かぶ言葉だけ歌詞にすりゃいいから
そんなテキトーで成り立ってよ
世の中みんな
互いが互いにすれ違って
何もかもが変わる世界
すれ違いって恐ろしや....
あー!どこ行っちゃったんだろ。
仕事場を探しまくる。あっちのドア。こっちの会議室。食堂だって見た!
「なー!あいつ知らね?」
「え? あぁ、さっき玄関にいたよ。コンビニにでも行ったんじゃん」
すれ違った仲間に教えられて、さんきゅー! の声もそこそこ玄関に向けて駆けてって、こら走んな! と小学生みたいに偉い人に注意された。
ごめんなさいって言いつつ気持ちは玄関!
なのに! いない!
「なんでぇ…」
あ、コンビニ! そうだコンビニ! コンビニ行くって言ってた!
追いかけ…いやいや、左右まっすぐどっちの道にもコンビニある。 間違えたらすれ違っちゃうし、てかここで待ってれば良いじゃん。
…でも、
今すぐ会いたい、の!!
「考えろぉ〜おれぇ〜」
あいつが今日、今、行きそうなコンビニはどれだ? あそこのソフトクリーム好きだけど、まだおやつには早い。からあげか? でもちょっと絞らなきゃなーって言ってたし。飲み物だけなら仕事場にもある。じゃあ狙いは……
「は」
俺は走り出す。玄関を出て右に曲がってちょっと行ったとこのコンビニ。
「い…いたー!!!」
「お、なんだ。どうした」
あいつはとぼけた顔して手にした控えをひらひらさせてる。
「やっぱりー! 昨日サッカー試合取れたって言ってたからここにチケ代払いに来たと思った! もー! 探したよーっ、どこにもいないんだもん!」
「ちょっと払いに来ただけじゃん。どうせ時間になれば集合するんだし…なんか急ぎの用か?」
「え、よーお?」
よう。用。
えと…
「なんだっけ」
俺がそう言うと君はちょっとムカつくくらいの笑顔でこう言ったんだ。
「なんだよ、そんなに俺に会いたかったのか? お前ホント俺のこと好きな」
▼すれ違い
友達が泣いた
愚痴り合ってただけなのに
なぜか
原因は友達の友達
すれ違いから来た恋愛のもつれを
一方的にただただ引きずって
自分責めて
体調を崩したからって
教室に入れない 登校できない
そんな屁理屈並べまくって
私の友達はその子にうんざりなのに
その子は友達しか頼れないからって
私の友達も辛い苦しい抱えてるのに
それを吐き出すことも出来なくて
つい出てしまったボロに、
きっと軽くされてしまったの
自分守れないで生きられる人はいないよ
何よりも自分1番に守りな 、そう声がけた
この世でいちばん怖いのは人間
そして人間関係が崩れる原因の殆どはすれ違い
私はそう思ってる
だから結局のとこ、
「なんかいい」って思った人を大事にすればいんだよ
みんなも 勘 大事にね。
_ ₁₃₀
「すれ違い」
いま私の目の前にいるあなたの
五年前、四年前、三年前、二年前、
一年前、
あなたの語る過去の話の舞台には
私もちょうどいたらしいことを知り
すれ違っていたらしいその頃に
私はあなたに気づかなかったのか
あなたは私に気づかなかったのか
「気づかなかったことに意味がある」
とすれば
だからこそ
いま生活の中ですれ違う
様々な人たちを大切に想い
彼らが誰かの特別な存在であることに
敬意を持って丁寧に接しなければと
思うわけ。
「すれ違い」
恋人と気持ちのすれ違いがあって喧嘩したり別れたりみたいなエピソードをポエム出来ればお気に入り沢山貰えるんだろうなああああああああぁぁぁ!!そんなの一切ないんですよ!!来世に期待するしかないんですよ!!悲しくなったんで終わる。
『お互いの気持ちがすれ違うことが増えていき、不満がどんどん蓄積されていきました。このままではお互いが不幸になってしまう、そう考えて、話し合いを重ね、今回の決断に至りました』
ワイドショーで赤い背景の太文字テロップとともに騒がれる有名芸能人の離婚発表ニュース。彼らは確かスピード婚とか略奪婚とかインパクトのある言葉と共に婚約を発表したはずだったが、終焉のときも衝撃が残る言葉で自身らの状況を語ったようだ。
なんなんだろうな、結果として別れるなら何故結婚しようと思うのだろう。他人同士なのだから気持ちの擦り合わせがうまくいくことはあっても、完全に気持ちをひとつにすることなんてできやしないのに。
あほくさ、と呟きながら紙パックの鬼ころしを啜る午後3時、無職童貞の俺。
【すれ違い】
同時に好きになっていたら、
一緒にいたかも知れなかった。
今、お互いの隣にいるのは、違う人だ。
「すれ違い」
父親は昔ながらの人だった。母は居ない。だけど子供は女1人の男4人の大家族だった。
「図体ばかりでかくても子供だな。お前はまだ中学生なんだぞ。命を預かることをなんだと思ってるんだ! 帰ってきたとたんに猫を飼いたいだの世話をするだの…ふざけておるのか!」
父には手を上げられたことはないが、厳しくしつけられた。
兄弟も誰も父親には歯向かわなかったし、全員食いっぱぐれることなく育ててくれてた。だから末っ子のヒムも、絨毯の上で正座をして父の言葉に従った。昨日までは。
「でもよ…親父」
「猫も杓子もない!」
「その猫なんだけどよ」
1人掛けのソファにふんぞり反る父の膝には、その噂の猫が鎮座してあくびをしていた。
「飼わんとは言っとらん!!」
父はすでに子猫にめろめろだった。
姉は姉で「お父様。猫用のゲージ設置致しました」完璧に猫のスペースを管理し、
兄は兄で「猫用のご飯を飼ってきたぞヒム。写真みせたら2ヶ月ぐらいだろうと言うことだったので柔らかい物を勧められた。チュールも買った」得意の俊足を生かしてスーパーまでひとっぱしりしてきてくれた。
「なんなんこの家!!!」
ヒムは温かすぎる我が家に涙して顔を覆った。
一体君とはなん回もすれ違いをするんだろう?
もしかして僕のこと避けてる?もし、避けてるなら言ってくればいいのに…
#すれ違い
すれ違い
小学生の頃は毎日のように一緒に遊んでいたのに。
中学生になった今は全く話さなくなってしまった。
たった数年の間で友達の縁が切れてしまったのは
なぜだろう?
小学校の最高コンビと言われていたこの二人。
喧嘩をしてもすぐ仲直り。
問題は二人で解決。
テストは一緒に赤点補習。
まさに『一心同体の相棒』
なのに、中学に入った途端に
深い絆は細い糸のようにプツンと絶たれてしまった。
二人が通う中学校には、〇〇小学校だった児童と
二人がいた△△小学校だった児童が
5:5の割合で入学した。
二人をAくんとBくんとする。
Aくんは中学校に入ったら気持ちを入れ替えて、
〇〇小学校だった同級生と仲良くしたいと考えていた。
一方Bくんは、〇〇小学校の同級生よりも今まで相棒のような関係だったAくんと引き続き仲良くしたいと考えていた。
Aくんは新しい友達を作りたくて色んな人と
話していた。
BくんはAくんが話しかけてこなくなったのが
きっかけで話し相手がいなくなり一人になって
しまった。
そして今に至る。
このように人間関係はお互いの考え方の違いなどにより
いとも簡単に崩壊してしまう
儚いものなのだ。
充実した人間関係とは社会で生きていくなかで
最も大切であり、最も難しいものであると
私は思う。
すれ違い
離れていても向き合っているのに
真っ直ぐに相手を見ればいいのに
右手と左手を伸せば手は届くのに
ただ歩み寄れば良かっただけなのに
少しのズレが大きくズレてすれ違う
『人工島から』
人工島から勘違いの嵐が吹いて 話はますます噛み合わない 硝子が割れる 鋭利になって こっちを見てる 言葉だけでのやりとりでは生きている間に私たちが出会うことは無いだろう ああ、海が見えないほど
に高い壁に囲まれている
すれ違いかあ
すれ違いすぎてどこ歩いてるのか分からない
もう全てどうだっていい
とりあえず自分のこと好きでいてほしいし健康でいてほしい
私と関わりを持ったっていいことなんかある訳ないから
扉を閉めよう
これすらすれ違いなのかもしれない
悲しい
寂しい
私はやめられないから
きっかけは作ったから
誰も悪くない
のに。
産休に入る人がいて
その
すぐ周りにいる人は
その分
仕事が増えて
それが負担で
気持ちが
落ちてしまって
休みがちになって
結果
みんな
しんどそう。
ほんとは
おめでたい話
なはずなのに
どうして
こうなった?
#すれ違い
「擦れ」違えるなら良いじゃない
こちとらせいぜい
回線くらい
あーああーああーあ
(すれ違い)