『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
すれ違い
ふと後ろを見ると
すれ違った人がいて不思議な
感じがした
話しかけようとしたとき振り返った
目があいふと流れ込んだ記憶
あぁ忘れていたんだな
そう感じた
「なんだよお前!?」
「ああ?俺に口答えすんの?」
「…あーあー!もう知らね!」
ガタンと椅子を倒し、出ていった。
「ッチ…」
思わずでた舌打ち。
「あそこまで言わなくても…」
「ね。だよね。」
「ありえない…」
うるさい…うるさいうるさい!
「本当はあんな事言いたくなかったんだよ!」
クラスに困惑の声が広がる。
「本当は…本当は信頼してたのに!」
「ちっちゃな事ですぐ喧嘩になる!」
「でも、今までは仲直りできてたんだ!」
「なのに…なのに!」
「…だよな。」
視線を後ろに移す。
なんで、帰ったはずじゃ。
「だよな。仲直りしてたよな。」
「た、大輝、なんで、帰ったんじゃ。」
「いいや。なんか言うだろうなと思ってドアの前で待ってた。」
「なんで!?」
「お前と一緒に帰って、仲直りしたかったからだ。綴眼。」
はっとした。僕らがずっと繋がれる理由。
仲直りできるから。そして…
「絶対に信頼してる…。」
「ああ。もちろん俺もさ、綴眼。」
いくらすれ違っても…僕らは続くはず。
すれ違い
何度も何度もすれ違って、
ケンカして、泣いて、
お互い強がって、
ちよっとだけ嫌いになってみたりして、
でもやっぱり隣にいないと寂しくて、
だからなんとなく、いつもの私たちに戻る。
もうちょっとだけ傍にいてあげることにした―
なんて言ったりして、ね。
こんなにもどかしいすれ違い。
こんなに尊いすれ違い。
すれ違うのは嫌いじゃない。
あ、すれ違っているなと感じるときは、自分が相手を必要としているのを確認できるときでもあるから。
当たり前のように一緒にいる時間が増えてくると、どうしたって一人の時間が欲しくなる。
そんな時に、主に相方の睡眠時間の関係ですれ違い生活になるのは、不便な面もあるけど、悪くない。
寂しくなったら、寝顔を見に行けばいいし。
入れ替わりにベッドに入るその隙を狙ってハグしてもいいし。
寂しいとか一切想わないで、ひたすら英語の勉強したり、本を読んでいたりすることのほうが、圧倒的に多いのは内緒ですけどね。
すれ違い____
すれ違う人の中で 君を追いかけた
変わらないもの 探していた
あの日の君を忘れはしない
時を越えてく思いがある
僕は今すぐ君に会いたい
すれ違い
すれ違いばかり。
相談したいこともあるのにコミュニケーションが取れない生活。
わたしの結婚生活のことです。
コロナになってからはリモートで、
すれ違いの真逆。毎日家に居ます。
あぁ、息が詰まる!
半分くらい、すれ違って欲しい。
すれ違い
人混みの中を歩きながら、ふと考える。
人は一日にどのくらいの人とすれ違うのだろう。
そのうちどのくらいの人と話をするんだろう。
顔と名前が一致するのはどのくらいいるんだろう。
仲良く話せる人は、大切だと思える人は、どのくらいいるんだろう。
すれ違う人たちの顔を見ながら、明日にはきっとその顔も忘れてしまうんだ、と改めて感じる。
それでも、あの日君とすれ違わなくてよかった。
君が話しかけてくれて、よかった。
こんなにも人が溢れている世界で私のことを覚えていてくれる人が、君でよかった。
人と出会うのはきっと奇跡みたいな確率で、その一つが君でよかったんだよ。嬉しかったんだよ。
出会ってくれて、ありがとう。
週五回。平日朝のルーティン。
駐車場から職場まで、徒歩五分の道程。
そこですれ違うのは、私と同じく毎日決まった時刻に家を出て、車を繰り、そうして駐車場から職場のある棟まで五分の道程を歩むいつもの人たちだ。
私と同じ制服を羽織った彼らとは、十年近く同じアスファルトを踏む仲であるというのに、まともに話した事はない。
駐車場からそれぞれの職場に出勤するまでの道程を、ただただ共に歩くだけ。ただの顔見知り。
それでも、多少前後して各々にタイムカードに出勤時刻を刻む時だけ、すれ違う彼らと接点ができる。
狭い出入り口で、入る人と出る人が鉢合わせると、皆そこで必ず交わす。
「おはようございます」
その言葉だけが、毎朝顔を合わせ、すれ違い、そして各々の職場にへと向かっていく私と彼らを繋いでいる。
なんて事はない。誰しもが毎朝誰かに告げる九文字。
しかし、そのたった九文字で、人は些細な形ではあっても繋がることができるのだと。
それぞれの職場へと向かう背中を見送りながら、私もまた自分の仕事場にへと向かいながら、思ったりするのだ。
/すれ違い
すれ違い。
こないだ
私が駅を出たら
「おーい。」って
言われて
すれ違い。
本当にこんな
所で
逢うなんて。
てのひらのひかりをくれるきみでいてと
てのひらだけをあいしていたひと
想いが通じ合わなくなり
互いの話も思うように重ならなくなった
1枚の楽譜が散り散りになってしまった
もう 想いを曲として紡ぐのも出来なくなってしまった
#11 夕日の赤色に染まる雲。多くの雲が綺麗だった。
初めてのすれ違い。
ひきつる笑顔をたもちながら、去っていく友達の背中を見る。
何が駄目だったの…。上手くいっている気がしてた、だけ…?
この先が急に怖くなる。
今まで通りにいかなくなったら……。
いつもの明るい笑顔が消えた。
何かをきっかけに、あのことが誰かに知られたら。
手が震え出す。すると、あの痛みが襲った。
荒い息をしながら,時間が短くなってきてる、と思った。
やっぱり、縮んできているの、かも、、、とも。
それでも、誰にも見られないように、そう思って、
人がいない場所に行った。
___すれ違い
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もう少しちゃんと話していれば
話を聞いていれば
今もきみの隣に居られたのかな。
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Theme:すれ違い
車とすれ違った。
排気ガスが煙たかった。
散歩中の犬とすれ違った。
尻尾が可愛かった。
君とすれ違った。
振り返ると君の笑顔と目が合った。
すれ違いをしている。
昨日の自分とずっと同じ時間で、
代わり映えのない日常で、同じ様な時を過ごしている。
日付だけが進んでいるような感覚を覚えた。
何かが違ったはずなのだと、言い聞かせて今日を終える。
日付だけが違ってる。
描いた未来ともどこかすれ違っていた。
#すれ違い
「すれちがい」
大切な人に会えたと思っても、気がついたら関係が終わる。
知らないうちにお互いすれちがって、お互いを見れなくなる。
でも人は出会ってはすれちがって離れていくもの、なのだろうか。
「すれ違い」
ずっと前、君は仕事が忙しく、連絡をくれなかった。
私はとても辛かった。
思い出したくもないぐらいに辛かった。
ラインも読まれないくらい…。
でも、待っていたら、結局、思いが深まり、絆が深まった気がする。
すれ違いも、必要だったのかな…
10.19
価値観の違い
見ている世界の違い
歩んできた人生の違い
どんな違いでも
それが理解できなくて
交わることなく平行線でも
同じ方向に行けば
関係は続くわけで
すれ違いによって
逆方向にいかない限り
碧と海
光輝く
碧と海の世界は
二人創り楽園…
交わる
鮮やかな色合い
神秘的な楽園…
一滴の闇が堕ち
淀んでしまった…
広がり始めた闇が
全て闇に塗り替えられ
何時しか居場所は
端に追いやられて逝く
鮮やかな楽園は
もう… 失う…
最後に綺麗な
記憶と祈りを
心の破片も
置き去りにし
此の居場所から
離れてしまった…
『すれ違い』
ギーコ、ギーコ
揺らす2つのブランコ
すれ違う、ふたり
私達、すれ違っても
同じ視線でいようね
子供の頃のブランコのように
すれ違い、いつまでも横にいて