『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何か手紙が届いた
[……?なんだ?]
開いてみたが、
[俺宛の手紙…?]
《𓏸𓏸へ》
{私の事覚えているかな?}
少し前までネッ友だった𓏸𓏸からだった
{なんで手紙送れたかって言うと!}
{𓏸𓏸のリア友と仲良くて 手紙送って貰ったの}
{前急にフレ切ってしまってごめんね}
{これを伝えたかった}
{𓏸𓏸とフレで良かったと思う だけど…ごめん}
{私はフレを作らないって決めたんだ}
{ごめんね これからも楽しんで}
{私のように…後悔しないでね…}
{さよなら}
{の前に! 今まで、ありがとう。}
[………]
確かに俺は𓏸𓏸と仲良くしてた
[こっちのセリフだろ…]
[こちらこそ、今までありがとう…]
その日は、とても綺麗な空だった
さよならをいう前に
ありがとうと楽しかったを言うだけ。
それだけで伝わるでしょって思いながら去っていく。
これを書いている今があるのは
昨日より少しだけ
生きてみようという気持ちが
戻ってきたから。
ある曲を聴いて
“誰にもさよならを
言う人がいないなら”
“この全世界の人に嫌われたら”
涙が止まらなかった。
その条件は満たしていない。
きっと今死んだら
後悔するし辛くなるだろうと
伝えてくれたんだなと…嬉しかった。
生きてもいいんだよ
そう言っているように聞こえた。
また死にたくなったら
さよならを言う前に
あの曲を聴こう。
私の命を救ってくれた言葉に
ありがとう。
【さよならを言う前に】#22
【さよならを言う前に】
今日は楽しかったね
久しぶりに会う君と笑い合う
イカ焼き 美味かったなぁ。また食べたいな〜。
あ、そういや、さっきすれ違った人な・・・
帰る時間なのに 君とだとつい喋ってしまう
え?帰らなあかん?
そうか、もうこんな時間やもんね。
そうかそうか……うん……。
東京の学校は慣れた?どんな学校なん?
時間がどんどんすぎていく
あ〜!そうか!もう帰らなあかんよね(笑)
ごめんごめん〜。明日の朝 飛行機早いんよね。
わかった、次会えるのは また……
「2年後かな」
・・・一緒に、お土産なにか買っていかへん……?
僕の話に耳を傾けてくれてありがとう
つまらない僕の話に笑ってくれてありがとう
君の笑顔が大好きでした
もう会えないってわかってるけど、さよならを言う前にひとつだけ
僕はまだ、もうしばらく君を好きでいると思うけど、どうか許してください
「さよならを言う前に…君に、言いたいことがあったんだ。」
彼女は屋上のフェンスに背中をつけ、言い続けた。
「僕は君が好きだ。」
靴を脱ぎ、さらに続ける。
「だから、僕は死ぬ。君の前で。」
僕は彼女を止めようとしたが
間に合わなかった。
あの日さよならを言えなかった君に
好きだったよと
この気持ちは誰にも伝えないでおくよ
わたしだけの秘密
そっと胸に秘め君の居ない明日を歩んでいく
きっともう会うことはないでしょう
君とわたしの運命は交差しない
いつか街で見掛けたら
この気持ちを思い出すだろう
元気でね
『さよならを言う前に』
春、貴女に初めてあったその日から、私は貴女が大好きです。
「それで、相談って?」
「えへへー、あのねあのね!さっきB組の加藤くんに告白されたの!!」
「え、、。あ、あー!加藤くんね、なごちゃん好きって言ってたもんね!おめでとー!」
「えっへへーありがとぉ!」
なごちゃんは嬉しそうだった。
連絡が1通来ただけで、私よりも彼を優先するくらいに。
「あ!ちょっと行ってくるねぇぇ!!」
そう叫んで走って行ってしまった。
なごちゃんは私みたいに同性愛者じゃなくて、普通の人だった。
ちゃんと異性を好きになれる人だった。
でも私はどうしてもなごちゃんが好きで、諦められなかった。
もう少ししたら卒業式。
これ以上一緒にいても辛いから、さよならをすることにしてる。
窓から入ってくる風が、やけに冷たく頬を掠めていった。
あっという間に卒業式。
なごちゃんとの関係は変わらない。
なごちゃんと加藤くんも別れていない。
「愛華ちゃん?どーしたの?」
「なごちゃん。ちょっと私の話聞いてくれる?」
「え、?…うん、聴くよ。」
全開にした窓から吹く強い風が
別れの香りと暖かい日向の香りを運んできた。
私はなごちゃんにきちんと向かい合って一息で言った。
「1年の春、初めて逢ったその瞬間から貴女が大好き。同性だけど、私はなごちゃんが大好き。進路は別々だし、こんな私は気持ち悪いと思うかもしれない。だから、さよならをする前にどうしても伝えておきたかったの。」
言いながら、涙が溢れてきた。
「ごめんね、困らせるだけだよね。聴いてくれてありがとう」
なごちゃんは困惑していて、申し訳なくなって教室の前のドアから飛び出した。
「愛華ちゃん!!!!」
突然後ろから聞こえたその声に驚いて立ち止まった
「そのまま、きいて!」
大きく息を吸った音が聞こえた。
「私も、愛華ちゃんのことが大好き!私と愛華ちゃんの好きは違うかもしれないけど、私は愛華ちゃんとさよならなんてしたくないよ!!勿論加藤くんのことは大切だけど、それ以上に私は愛華ちゃんのことが大好きなの!さっきのこと、気持ち悪いなんて思ってないし、嫌いになんてなってない!むしろちゃんと話してくれて嬉しかった!一緒にいるのが愛華ちゃんにとっては苦しいかもしれない。だけど、私は一緒にいたい!!」
そこまで言って息を切らしながら呼吸する音が続いた。
「一緒に、いられない、かな、、?」
悲しそうなその声に振り向きそうになった。
けど、振り向かないで私は返した。
「私は、一緒にいたい…。なごちゃんと、もっとずっと一緒にいたいよ!」
「じゃあ、一緒にいよ?」
思い切って振り向くと、涙で霞んだ自分の瞳のその先に、
春の満開の、桜みたいな可憐さの
夏の懸命な、向日葵みたいな明るさの
秋の隠した、撫子みたいな無邪気さの
冬の静かな、椿みたいな力強さの
笑顔を咲かせた君が立っていた。
何かを得ようとすれば、別の何かを喪う。
それがたとえ、欲しくないものでも。
握りしめた掌の、指の隙間から零れ落ちていってしまう。
そして、それはもう、掌には戻ってこない。
どれだけ大切にしていようと。
どれだけ戻ってきてほしいと願おうと。
もう、かえってこないんだ。
“それ”は、まだ先の事だと思っていた。
否、近い未来に“それ”は起こると薄っすらと感じてはいた。
でも、こんなに何の前触れもなく、ある日突然だなんて信じられなかった。
少しずつ。
そう、少しずつ、死の匂いを漂わせながら穏やかな日々を送っていくものだと。
静かに看取るものだと、そう思い描いていた夢想は儚く散ってしまった。
静寂に包まれた院内を靴を鳴らしながら急ぐ。逃げなどしないのに。
冷たい銀色の扉を開いて、乱れた息のままに薄暗い室内へと入る。
キツい消毒の臭いに混じって、死の臭いがした。
テーマ「さよならを言う前に」
「じゃあね!」
いつもと同じ帰り道、友人と別れ、一人家を目指す。
“さよなら”
突然くるんじゃないかな…。毎日言繰り返すさよなら、またねのどこかにあるんだと思う。
たとえば、繰り返していくうちに忘れていくさみしさでも、いつかいえるようになりたい
“ありがとう、さようなら”
ってね
さよならを言う前に
本当に本当のさよならは、彼岸に渡る時。それは、また会える、会えるかもしれないさよならとは違う。
そんなさよならを言う前に、
どんな気持ちを伝えるの?
わたしがいなくても、明るく元気にね、かな。
いえいえ、あなたと過ごせて幸せでした、かな。
端的に、ありがとうなのかもしれないな。
さよならを言う前に
ごめんねも、ありがとうも、伝えておけばよかったと今さらながらに思うんだ。
君の笑顔が大好きなことも、笑い合っているときが幸せだということも、全部全部、思ったときに伝えておけば、きっとこんなにも後悔することはなかったんだろう。
別れはいつだって唐突で、突然で、あっさりとやって来る。そのくせ、こちらに準備をさせてはくれないから。
だから、さようならを言う前に、君に伝えたい気持ちを全部込めて、そっと別れを告げるんだ。
さよならを言う前に
私はただいまを言いたい。
言いたかった。
どうか僕のみている世界を知ってください。
僕の目には人が恐ろしいものとして映っています。
妄想や病気といわれてしまえばそれまでですが、皆さんにも経験はあると思います。
例えば、受験や就活時に会った面接官の姿や逆らえない人に叱責されるとき。相手の顔をまともに見ることができない程の緊張や恐怖を感じませんか。
それらは一時的なものだと分かっているから堪えられますが、永遠に続くのならばどうでしょう。
僕はそれを常に感じています。一挙手一投足だけでなく呼吸も心臓の鼓動ですら誰の指示もなく行ってはいけないと錯覚するほど、強い緊張と恐怖に縛られているのです。
何度も説明しました。ときに身振り手振りを加えたり、絵に描いてみたり、いろんな文献から言葉を借りたりして伝える努力をしました。
誰にも理解してもらえません。今も今までもずっと。
これからに期待することすらできなくなりました。努力の成果はすべて「狂った」の一言で切り捨てられるからです。
もうこれ以上は無理だと思ったとき気づきました。
理解されないことで苦しみが増すのならば、理解なんて求めなければいいのだと気づいたのです。説明したあとの反応など受け取らなければいいのです。
ここに文字にして残しはしますが、僕は誰のどんな反応も受け取りません。受け取れない場所にいくからです。
何も残さずに旅立つのは少しばかり癪なので、僕の言葉で知ってほしい部分だけを書き出しました。
これが最後だと思うと中々うまく書けなくて嫌になりますが、もうこれ以上苦しむこともないのなら些細なことです。直接いうことはできませんのでここでお伝えします。
「さよなら」
【題:さよならを言う前に】
2023,08,20『さよならを言う前に』
さよならを言う前に、最高の笑顔を贈ろう。
さよならを言う前に、最高の感謝を伝えよう。
貴方は僕が僕であることを許してくれた。
貴方は僕という存在を求めてくれた。
初めて体中の血潮が熱くなる瞬間だった。
生きる事を知れた。
でも、貴方は僕の前から消えなくてはならない。
忘れないよ。ずっとずっと、ずっと…………
愛おしい姿が消え行くその時、
僕は無我夢中で貴方の体を抱き締めた。
さよならを云う前に
さよなら、など私には必要がない
さよならは、何時でもやって来るものだ
それは、生きた分だけ悲しくなります。
それは、親しいほど悲しくなるものであって
親しくなければ、悔やむ事さえ無い。
私は、さよならに幸福を感じた事など無い。
さよならを言う前に
なにも伝える言葉が見つからない
何も言わずに
さよなら
貴方と別れ話をしたあの日
泣きながら私の気持ちを伝えたけれど
貴方は私の目も見てくれなかった
「さよなら」を言う前に貴方に酷い言葉を沢山言った
感情的になってしまい貴方を傷つけてしまった
ほんと自分勝手だよね私って
「さよなら」を言う前に伝えたかったの
貴方のことが「大好きでした。」ってことを。
けれど私が「さよなら」を言う前に貴方が先に言っちゃった
「さよなら」幸せになってね。って。
私は貴方に背を向けて涙ぐんだ声で「うん。貴方もね。」
って言った。
そして「大好きでした。」って言葉は私の心にしまった。
さようならを言う前に
さようならって何だか終わりみたいで悲しいというか寂しい。
もう、戻ることなど出来ない、みたいな感じがするから。
『さようなら』
せっかくなら、笑えばよかったな。
でも、できなかったことが多すぎて。
さようならを言う前にいろいろなことをもっと、もっとしたかった。
(追記:初投稿から今日で一年が経ちました。
もっと読みたいは407もきました。
ありがとうございます。)
さようならを言う前に
【さよならを言う前に】
さよならを言う前に、君の声が聞きたい
さよならを言う前に、君の顔が見たい
さよならを言う前に、私を抱きしめてほしい
さよならを言う前に、私にキスしてほしい
さよならを言う前に…
いや、さよならなんて言わないで欲しい