『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならを言う前に
本当に本当のさよならは、彼岸に渡る時。それは、また会える、会えるかもしれないさよならとは違う。
そんなさよならを言う前に、
どんな気持ちを伝えるの?
わたしがいなくても、明るく元気にね、かな。
いえいえ、あなたと過ごせて幸せでした、かな。
端的に、ありがとうなのかもしれないな。
さよならを言う前に
ごめんねも、ありがとうも、伝えておけばよかったと今さらながらに思うんだ。
君の笑顔が大好きなことも、笑い合っているときが幸せだということも、全部全部、思ったときに伝えておけば、きっとこんなにも後悔することはなかったんだろう。
別れはいつだって唐突で、突然で、あっさりとやって来る。そのくせ、こちらに準備をさせてはくれないから。
だから、さようならを言う前に、君に伝えたい気持ちを全部込めて、そっと別れを告げるんだ。
さよならを言う前に
私はただいまを言いたい。
言いたかった。
どうか僕のみている世界を知ってください。
僕の目には人が恐ろしいものとして映っています。
妄想や病気といわれてしまえばそれまでですが、皆さんにも経験はあると思います。
例えば、受験や就活時に会った面接官の姿や逆らえない人に叱責されるとき。相手の顔をまともに見ることができない程の緊張や恐怖を感じませんか。
それらは一時的なものだと分かっているから堪えられますが、永遠に続くのならばどうでしょう。
僕はそれを常に感じています。一挙手一投足だけでなく呼吸も心臓の鼓動ですら誰の指示もなく行ってはいけないと錯覚するほど、強い緊張と恐怖に縛られているのです。
何度も説明しました。ときに身振り手振りを加えたり、絵に描いてみたり、いろんな文献から言葉を借りたりして伝える努力をしました。
誰にも理解してもらえません。今も今までもずっと。
これからに期待することすらできなくなりました。努力の成果はすべて「狂った」の一言で切り捨てられるからです。
もうこれ以上は無理だと思ったとき気づきました。
理解されないことで苦しみが増すのならば、理解なんて求めなければいいのだと気づいたのです。説明したあとの反応など受け取らなければいいのです。
ここに文字にして残しはしますが、僕は誰のどんな反応も受け取りません。受け取れない場所にいくからです。
何も残さずに旅立つのは少しばかり癪なので、僕の言葉で知ってほしい部分だけを書き出しました。
これが最後だと思うと中々うまく書けなくて嫌になりますが、もうこれ以上苦しむこともないのなら些細なことです。直接いうことはできませんのでここでお伝えします。
「さよなら」
【題:さよならを言う前に】
さよならを云う前に
さよなら、など私には必要がない
さよならは、何時でもやって来るものだ
それは、生きた分だけ悲しくなります。
それは、親しいほど悲しくなるものであって
親しくなければ、悔やむ事さえ無い。
私は、さよならに幸福を感じた事など無い。
さよならを言う前に
なにも伝える言葉が見つからない
何も言わずに
さよなら
貴方と別れ話をしたあの日
泣きながら私の気持ちを伝えたけれど
貴方は私の目も見てくれなかった
「さよなら」を言う前に貴方に酷い言葉を沢山言った
感情的になってしまい貴方を傷つけてしまった
ほんと自分勝手だよね私って
「さよなら」を言う前に伝えたかったの
貴方のことが「大好きでした。」ってことを。
けれど私が「さよなら」を言う前に貴方が先に言っちゃった
「さよなら」幸せになってね。って。
私は貴方に背を向けて涙ぐんだ声で「うん。貴方もね。」
って言った。
そして「大好きでした。」って言葉は私の心にしまった。
さようならを言う前に
さようならって何だか終わりみたいで悲しいというか寂しい。
もう、戻ることなど出来ない、みたいな感じがするから。
『さようなら』
せっかくなら、笑えばよかったな。
でも、できなかったことが多すぎて。
さようならを言う前にいろいろなことをもっと、もっとしたかった。
(追記:初投稿から今日で一年が経ちました。
もっと読みたいは407もきました。
ありがとうございます。)
さようならを言う前に
【さよならを言う前に】
さよならを言う前に、君の声が聞きたい
さよならを言う前に、君の顔が見たい
さよならを言う前に、私を抱きしめてほしい
さよならを言う前に、私にキスしてほしい
さよならを言う前に…
いや、さよならなんて言わないで欲しい
さよならを言う前に
電車に乗って、行ってしまった。
あなたを抱き締めた残滓が上半身を侵食する。
目が潤う。
こんなことなら
泣いてしまえばよかった
言ってしまえばよかった
寂しい。行かないでって。
涙を飲み、口を噤んだ。
何とか出た一言は
「がんばってね」
どうかこの言葉が、呪いになりませんように。
自分には似合わないおしゃれなカフェ。
そわそわしている。
ワイヤレスイヤホンを片耳につけ、
自分史上最高に気取ってみせる。
目の前には、カフェオレ1つ。
本当は季節限定のフルーツが添えられた
おすすめのパンケーキも食べたい。
でも、いい年した大人が、
オシャレな皿に
オシャレに盛り付けられたパンケーキを
一人で食すのはなんだか恥ずかしい。
「美味しーい」
と、顔がほころんでしまうところを
見られるんじゃないかと思うと余計に恥ずかしい。
ブラックコーヒーは飲めない。
パンケーキにはブラックコーヒーが合うだろう。
そんな事を考えながら、
目の前のカフェオレを飲み、
スマホで特に興味もない記事を読んでみる。
むやみにおしゃれなカフェに一人で入ってみるものではない。
気持ちが落ち着かない。
憧れの1人おしゃれカフェ。
やめよう。
さようなら、憧れの1人おしゃれカフェ。
でも、まだ行ってみたいカフェはたくさんある。
さよならを言う前に、もう一度チャレンジしてみようかな?
#さよならを言う前に 8/20
あなたのお腹が大きくなっていく。それを見る度、それをどこか幸せに感じている。
命が宿るということは、とても良い事だ。わかっている。美しくて、尊くて、幸せな事で…
それが、好きな人だとしても。
ここのところ、毎日毎日、妊婦となったあなたの姿を横目に、学校生活を送っている。あなたの担当する授業の前は、いつも緊張して少し饒舌になってしまう。あなたが教室に入ってきた瞬間、私の喉はもうどうしようもなく固まる。いつもより幾音も高い声であなたに話しかける。あなたはいつも落ち着いた低いアルトでそれに応える。
私があなたの事を大好きなのは、同じクラスの皆が気づいている。きっと、あなただって気づいている。
授業中、あなたが私の傍で静かに息をする度に、何かを呟く度に、何かを読むためにそっと目を伏せる度に、にっこりと笑う度に、私の心はいつも揺れる。
どうして、私なんだろう。あなたをこんなにも好きになるのは、どうして私なんだろう。
どうして、私はあなたを好きなんだろう。
別に、あなたが女性だからじゃない。
あなたを人として、大好きになったんだ。
恋が何なのかは、全然わからないし、これが恋だとしたら、私はあまりにも切なすぎる。
あなたが大好き。それで十分だ。
あなたと結婚したあの人が、たまにとても羨ましい。その人のことも私はとても好きだから、嫉妬なんて認めたくない。
でも、羨ましい以前に、思うんだ。
ああ、敵わない。って。笑ってしまうくらいに。
あなたと結婚したのがあの人でよかった。あの人なら、絶対にあなたと幸せになれる。まあ、その前に2人とも自分で幸せを掴むだろうけど。
あと一カ月で、あなたは産休・育休に入る。職場復帰する頃には、私はもう卒業生だ。
ねえ。あなたがもう2歳になるあなたの子供の話をする時、あなたはとても幸せそうな顔をしている。美しくて、優しい母親の顔をしている。
私はその顔が大好きだから、だって、あまりにもあなたのその顔は美しすぎたから、
だから、
元気な赤ちゃんを、元気に、産んでほしい。
あなたは本当に強い人だから、私が願う事祈る事全部、必要性は皆無だなんてわかっている。
だけど、それでも。この先は、必要ないでしょう。
さよならって、あなたにいつ言えばいいんだろう。
わからないけど、いつさよならでもいいように、私はあなたの前で笑ってみせる。あなたの前で、いつまでも笑ってみせる。それくらい、いつでも笑ってられるくらい、あなたがいなくても笑えるくらい、強くなってみせる。
そうすれば、私がかつてどれくらい弱かったか、今どれだけ幸せか、伝わる気がするから。
だから、それをさよならのかわりに。
私がいなくてもあなたが生きていけるように、この先私の人生にあなたがいなくても、私は生きていける。それでいい。
最後に。
あなたを好きになってよかった。
「さよならを言う前に」保留…夏休みの課題が終わらないので…。
さよならを言う前に。
最後くらい、本当の私で話せたらよかった。
もういいやって、投げやりにならなければよかった。
思ってもないことを言わなきゃよかった。
最後くらい、ちゃんと君を見つめてればよかった。
どうせ分からないでしょって、諦めなければよかった。
その場所から逃げようとしなければよかった。
そうしたらきっと、例えもう二度と会えなくなっても、いい別れだったと思えるはずだった。
どうしたら後悔せずにいられただろう。
どうしたら思い出した時に苦しくならなかったろう。
そう思って、思い続けて、もうずっと君を忘れられないでいる。
君はどうかな。
Episode2. さよならを言う前に
___そこで、彼らは突き落とした。
この村に"コレ"を密告する者はいない。
彼らは躊躇わなかった。
彼らでさえ知りもなかった。
こんな話を聞いたことはあるだろうか。
ある森の中に、小さな村がありました。
そこは平和そのものをあらわす村でした。
かつての村長は、こんな掟を残しました。
"極限状態"に陥った場合、村人を排除しなさい
その日から村の空気がガラリと変わりました。
ある家族が、みんなバラバラにされていました。
次の日、隣の村人が丸焦げになっていました。
また次の日、村の子供が消え去っていました。
この村は、崩壊寸前になったのです。
ある日、そんな村に1人の青年がやって来ました。
その青年はこう告げました。
「"極限状態"とは、まさに今であろう。
苦しくて仕方ないのだろう?可哀想に。
だが安心したまえ。」
「僕がこの村を変えてやろう。」
村人は僅かな希望を胸に、青年の言葉に耳を傾けた。
青年は、村人を1人ずつ呼び出しこう質問する。
「この村の悪魔は、一体誰だ?」
ある村人は"村長"と。
また、ある村人は"別の村人"と。
青年は、最後の1人には質問を変えた。
「お前は、悪魔か?」
その村人は"悪魔は俺だ"と。
青年と村人は、薄く笑みを浮かべた。
そして、青年から最後の言葉が告げられる。
「これより、お前らを悪魔から解放してやろう。」
村人は、久しぶりの笑みを浮かべた。
ああ、なんて哀れなのだ。
ああ、なんて滑稽なのだ。
ああ、きっと運命なのだ。
数年後、その村は見つけられた。
すでに廃村であり人の気配もない。
そんな村で、何かを書き残された紙が発見された。
その内容とは_____
"極限状態"とは、一体何なのか。
それは、好奇心で溢れた醜く、穢らわしいものである。
僕は悪魔だ。僕は悪魔だ。僕は悪魔だ。
楽しいショーが、始まったのだ。
〇〇〇○年△△月✕✕日
??島のとある村で、連続殺人事件が発生していたことが明らかになりました。
捜査官の調べによりますと、何者かによって残されていた書物から、この村には"悪魔"が存在していたと見られるそうです。
また、この村についての詳細はまだ明らかになっておらず、現在も懸命な調査が行われ__________
ピッ
「さよならを言う前に、少し楽しませてもらおうか
さあ、ショータイムだ。」
さよならを言う前に
言えなかったことは
わすれることにした
全部記憶の波間に
沈めることにした
届けられなかったことばを
沈められた海は
砂をさらい 白い糸を撚り
水平線を呑み
何事もなかったという顔で
少しずつ傷んでいく
少しずつ傷んでいく
これだけは
覚えておいて。
君はとても素敵な人であること。
優しさに溢れてること。
一緒にいて楽しいこと。
気遣いができて
勇敢で
可愛くて
カッコいい。
覚えておいて
–さよならを言う前に–
テーマ:さよならを言う前に #280
さよならを言う前に
あなたの記憶に私が残っているか
確認してもいい?
私の名前は?
私の年齢は?
私が好きなものは?
嫌いなものは?
好きなことは?
趣味は?
あなたとの一番の思い出は?
私といた時間は楽しかった?
あなたの記憶の一部に私はなれましたか?
全て答えられたら
さようなら。
明日から
明日から頑張る
何回目だろうこのやり取り
美味しい夕飯を目の前にして誓う自分。そして幾度と叶わないダイエット宣言。
今回は違う
昨日までの自分とはさよならするのです
「皆集まったわね」母の優しい声が響く
そして箸を持って両手を合わせて
せーの
さよなら言う前に「いただきます!」
さよならと言うつもりだった。
本当の気持ちは分かっているのに
花火の残響のように過去がやってきて
わたしの頭の中に思い出を写し出す。
また明日ねと言う自分。