『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この場所で。
私には好きな場所があった。
だが、それはずっとは続かない。
なぜならその場所は
私の大好きだった人と過ごした場所だからだ。
『私は』一生忘れない場所なんだ、きっと。
お題:この場所で
肌寒くなってきた秋頃。
妻の実家からの帰り道、河川敷に寄り道をした。
妻がどうしても寄りたいと言ったのだった。
「私、この場所が好きなの。」
もちろん知っていた。
ここは私にとっても思い出深い場所だ。
「そういえば、なんでこの場所で雄一さんに告白したか話したかしら。」
首を振ると、微笑みながら彼女は言った。
「落ち込んだ時とか、辛い時とかによくきたの。
気持ちのいい風が吹いて、悩み事も一緒に風に流されるようなそんな気分になるのよ。」
確かにこの場所は彼女の家からは近い。
学校終わりなどによくきたのだろう。
川の音、風の音。
この自然たちが、彼女の心を癒したのだろうか。
「そんなことをしてるうちに、いつのまにかここが落ち着ける場所、私に勇気をくれる場所になっていったの。
雄一さんに告白する時も勇気をもらったのよ。」
そう言うと、彼女は私の前に何かを差し出した。
……赤いマフラーだった。
手編みで縫われたそれは、私が仕事をしているときに編んだのだろう。
私は無言で受けとる。
……流石に手編みの赤いマフラーは仕事にはつけていけないな。
そう思った。
「休日、出かける時に巻いてみる。
ありがとう。」
私の飾り気のない言葉でも、彼女は嬉しそうだった。
関連:花束、時計の針、旅路の果てに
この場所であなたが言った バカ
この場所で君が言った アホ
この場所であんたが言った うるせぇ
この場所でお前が言った いなくなれ
この場所でコイツが言った ごめんなさい
この場所でソレは眠った
この場所は
私が選んで決めた場所
この場所は
私を選んで認めてくれた場所
お互いの想いの詰まった
居心地がとても良い
暖かい大切な場所
この場所でずっと、ずーっと
暮らしていけますように
⚠⚠⚠障害という言葉が出てきます。⚠⚠⚠
⚠⚠⚠ご理解の上お読みくださると幸いです⚠⚠⚠
どうした?こんな時間に
珍しく積もる雪の日
辺りは白いカーペットで埋め尽くされている。
ごめんね、
僕、伝えないといけないことがあるんだ
なんだ?
僕、パニック障害で、、だから、
ッ、ごめん嫌いになったよね、面倒臭いよね
……
とうとう打ち明けてしまったのだ。
この3年間彼氏だというのに自分の箱に閉まっておいた言葉
誰にも打ち明けず1人で抑えてきた僕の一部
無言の彼に僕は涙を流した。
ごめん、ね こんなこと言って忘れて!笑
耐えられない。
彼に無理をさせてまで打ち明ける必要はなかった、
僕は雪の中をザクザクと歩み進めた
その時だった
"まて!パニック障害だからって捨てたりしねぇよ、
俺はそれでもお前が好きだわ ばーか笑笑"
彼の声だ。
白い風景に満月が輝く夜(2023/02/00 10:11:03)
優しくて強い言葉が頭に響く
【この場で】
「キーンコーンカーンコーン」
この場所でいつも私は育ってきました。
泣いたこと、笑ったこと、喜んだことも沢山あったこの場所。でも、そろそろお別れです。いつもの日々をありがとう。
#この場所で
なんてことない冬のある日、なぜか僕は夜の散歩に連れ出されていた。
「…聞いてもいいかな、青雲」
「んー?なになに?なんでも聞いていいよ、蒼原」
僕を連れ出して上機嫌な青雲は鼻歌交じりに答えた。青雲は時々こういう突拍子もないことを思いつく。今回もそうだった。
「なんで僕を連れ出したのさ」
「それ今きいてくるのが蒼原らしいよね」
からからと笑いながら青雲は手すりに腕を乗せて眼前の景色を眺めていた。僕もつられるように景色に目を向ける。
「うーん、そうだなあ…今日は本当に夜空が綺麗だったから、そんな夜空がさらに綺麗に見える場所で、蒼原と景色を見たかったから?」
「なんで疑問系なの」
「あはは、なんでだろうねえ」
青雲が連れてきたのは、外灯一つあるだけの、公園もしくは展望台のような場所だった。下には街並みを一望でき、上には息を飲むほど綺麗な夜空が広がっていて、確かに青雲の言った通りの場所。しかし、急すぎるのだ、と少し皮肉を込めた目線を送るも、青雲は気にせず指で灯りをなぞっている。
「ここ銀河鉄道公園って言うんだ。ほらあそこに電車が通ってる。」
青雲が指さした先には、確かに電車らしき光が右から左に動いていた。
「ここから見える電車は宙に浮かんで走っていて、まるで銀河鉄道のようなんだって。一度一人で見に来たことがあるんだけどすごく綺麗で君と見に来たくなったんだよ。」
だから連れ出しちゃった、ごめんね。と青雲は目を伏せながら言った。僕はそっか、とだけ答えた。少しだけ、二人の間に静寂が流れた。ふと、青雲が口を開いた。
「ねえ、蒼原、私
「いつか銀河鉄道に乗ってみたいなあ
「本当の幸いが見つかるのならば
「本当は今すぐにでも乗りたいのだけれども
「でも、隣に蒼原がいないのは寂しい
「でも、隣に蒼原がいたらきっと泣いてしまう
「ねえ、蒼原、私が銀河鉄道に乗ったらどうする?」
きっと青雲はなんてことないように、まるで世間話のように話したかったのだろう。だけどその声が少し悲しそうで、本当はこれを聞きたくて、ここに連れてきたのだと思った。そんな青雲に僕小さくため息をついた。
「…ばかだなあ、青雲
「青雲、君は銀河鉄道になんか乗らないよ、
「僕が乗らせない
「それに銀河鉄道に乗るんだったらやっぱり僕も一緒だ
「君が泣くなら結局僕は隣りにいる
「君は僕の隣でこうやって、くだらないくらい綺麗なものをたくさん見るんだ
「そしたらきっとどんな場所だって楽しいものになる
「だから君は僕から離れられない
「僕も君から離れられない
「だったら僕らは一緒にいるべきでしょ」
僕は目を伏せながら思いを馳せる。水晶の砂、鳥の群れ、青い橄欖の森、赤い蠍の光、どれもきっと美しいことだろう。だけれども。
「ああ、やっぱり乗るのはやだな。だけれども、青雲とまたこうして銀河鉄道を見るくらいならいいな。どうでもいいことを話しながらさ」
青雲の方を見て僕はにやりと笑った。青雲は諦めたように笑い、薄いコートをひらりと揺らしながら、手すりに背中を預け、空を仰ぎ見た。
「まったく、君の口説き文句にはいつも勝てないなあ。仕方がないからもう少しだけ、君の隣でこっちの景色を堪能するよ」
その間になんか面白い話でもしてよ、と青雲は白い息をゆったりと吐き出した。僕はどの話が青雲のお気に召すか、街の灯りを数えながら言葉を紡いだ。
この場所で、こうやって君とまた。
お題:この場所で
この場所で生まれ、育ち、付き合い、結婚し、家族と過ごし、老後を過ごす。
場所には思い出が積もる所。
ひとつの故郷(ふるさと)を愛する、沢山の故郷を愛すると
人によって様々。
私はこの場所で生まれてきて良かったのかな――
この場所で
本当は、自分で設計した家を建てて
住みたかった
でも、金銭的に実現することはない
だから、今の家が終の住処となるだろう
この場所で子育てし、子供が家を出れば
いつでも帰れる場所として待っていよう
この場所にどっしり根を張り
この場所で自分らしく咲こう
今日、この場所でオレはきみに伝えよう。
どんな顔をするだろう。どう答えるんだろう。
どんな結果になっても、きっと忘れない。
夜空を見上げて、深呼吸。
オレを呼ぶ声。
振り向いて、応える。
きみとオレの、大切なこの場所で。
この場所で
またこの場所で集まろう、そういう言葉を友達と交わしたけれど、その友達とも連絡を取らなくなってしまった。
いつかふとしたきっかけで集まる日が来るのだろうか。今もどこかで元気に頑張ってるかな。
また皆とこの場所で会えますように。
きっとこの場所であなたと結ばれるのよ。
きっと、この公園で。
腐った木でできたベンチの上で。
素敵な愛の言葉を呟いて。
ねえ、そうでしょう?
違うはずないわ。
違うはずないの。
だってこの恋心は
一目惚れで生まれたもの。
運命なのよ。
私の薬指はあなたのものよ。
だから、おかしいの。
あなたが、あの女とベンチで座っているのは。
頬を救急車のサイレンのように赤く染めちゃって。
なんて下品な表情。
ねえ。あの場所であなたと結ばれるのは
アイツじゃない。
あの場所で。
その場所で。
ね
違うわよね
この場所であなたは私に告白してくれたね。あなたと一緒の時間を過ごして、一緒に笑って。
でもまさか、他に好きな人ができて別れを告げられるなんて、告白のときは顔真っ赤で目も合わせてくれなかったのに、別れてほしいっていうときは目を合わせるんだね。
ほんとずるいよ、バカ。
この場所でとても悲しい事が起きた
悲しいのか、、、
それすらもわからない
他人の心はもちろんだが、心の感情を自分自身で読み解く事もまた難しい
ただただこの感情をどう捉えていいのか分からない
心に穴が空いたとも感じるし何も感じていないとも感じる
それが自分自身の本音なのか思い込みすぎて悲劇のヒロインぶりたいのか分からなくなる
ただただ自分自身の感情が分からない
『この場所から』より
私は今日、
この思い出の詰まった場所――いや、校舎で、
鳥になる。
……あ、いや、リアルの鳥じゃないよ?
私自身、そんな羽ばたける人間じゃないから。
あーあ、ほんと、ここにはお世話になったよ。
もう廃校舎だけどね。
今、あいつら何してんだろ。
私の顔見て、陰口言って。
私の物隠して、壊して、散々笑って。
……あぁ、時には、校舎裏で脅してたよね。
『お金ちょーだい』って。
今も誰かにそんなにくだらないことしてんのかな。
まぁ、今の私にとってはもうどうでもいいんだけど。
もう、この世から消えるんだし。
バイバイ、ほんのちょっとの私の友達。
じゃあね、私を育ててくれた校舎。
私は屋上から飛び立つ。
そして、雲ひとつない大空へ……
〜この場所で〜
この場所で
湾になっているその海辺は、常に穏やかな波しかこない。
ここで学校に疲れた時は時間を潰し
ここで初めての恋を実らせ
社会に出るとタバコを片手にのんびり眺めた。
子供が産まれる前にはお腹をさすって散歩をし
去年の夏には息子とカニを捕まえた。
この場所でずっと生きていけたらな。
都会にはもう疲れた。
大地の民は空を恐れ 空の民は大地を嗤う
対なる者だと語られる
誉れ高き 英雄達
内に まるで己の一部で有るように
風に乗り操り 空を駆ける者が
その姿を2つの民は口を揃え
空の支配者 芸術と呼ぶ
その美しい翼に 穢れなど無いと
幻覚を ニセモノを見る
青年は ホンモノは
生を受けたこの場所で
苦しみに独り 堕ちる
お題【この場所で】
タイトル【ホンモノ】
週一回さり気なく待つこの場所で
想いよ届け叶って願い
毎年恒例、桜並木の下で撮る家族写真
母&私:ニコシ☺️
兄弟:腕組み仁王立ち
犬:どこ見とるん?
父:タイマーのちかちか光に追われて走って合流🏃🏻
今年も来年もまたこの場所で🤝🏻
#この場所で
この場所で
結婚して今の場所に住んだ。
水が合わないのか、
土地の風習、人の性質、
私の生まれ育ったふるさとと
ずいぶん違う場所に馴染めないまま
過ごした。
私は、長い時間をかけて
嫁いだ家のしきたり、地域の行事等
この土地の居心地の悪さを
少しずつ受け入れていった。
何度も泣いたし、逃げたくなることも
あったけど、長い月日と共に
友人が出きて、自分も母となり、
気づけば、たくましいおばちゃんに
なっていた。
私、泣き虫だったのに。
今じゃ少々のことじゃびくともしない。(笑)
人は、経験した苦しみ、悲しみ、辛さ、
すべてが糧になる。
母も、祖母も、女性は、嫁いだ時点で
皆同じような経験しながら
見知らぬ土地に溶けこんで行くのだと
思う。
この場所で生きてゆくしかない。
いつしか、覚悟のようなものが
私の鎧になって、居心地の悪さも
消えていた。