『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
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どうした?こんな時間に
珍しく積もる雪の日
辺りは白いカーペットで埋め尽くされている。
ごめんね、
僕、伝えないといけないことがあるんだ
なんだ?
僕、パニック障害で、、だから、
ッ、ごめん嫌いになったよね、面倒臭いよね
……
とうとう打ち明けてしまったのだ。
この3年間彼氏だというのに自分の箱に閉まっておいた言葉
誰にも打ち明けず1人で抑えてきた僕の一部
無言の彼に僕は涙を流した。
ごめん、ね こんなこと言って忘れて!笑
耐えられない。
彼に無理をさせてまで打ち明ける必要はなかった、
僕は雪の中をザクザクと歩み進めた
その時だった
"まて!パニック障害だからって捨てたりしねぇよ、
俺はそれでもお前が好きだわ ばーか笑笑"
彼の声だ。
白い風景に満月が輝く夜(2023/02/00 10:11:03)
優しくて強い言葉が頭に響く
【この場で】
「キーンコーンカーンコーン」
この場所でいつも私は育ってきました。
泣いたこと、笑ったこと、喜んだことも沢山あったこの場所。でも、そろそろお別れです。いつもの日々をありがとう。
#この場所で
なんてことない冬のある日、なぜか僕は夜の散歩に連れ出されていた。
「…聞いてもいいかな、青雲」
「んー?なになに?なんでも聞いていいよ、蒼原」
僕を連れ出して上機嫌な青雲は鼻歌交じりに答えた。青雲は時々こういう突拍子もないことを思いつく。今回もそうだった。
「なんで僕を連れ出したのさ」
「それ今きいてくるのが蒼原らしいよね」
からからと笑いながら青雲は手すりに腕を乗せて眼前の景色を眺めていた。僕もつられるように景色に目を向ける。
「うーん、そうだなあ…今日は本当に夜空が綺麗だったから、そんな夜空がさらに綺麗に見える場所で、蒼原と景色を見たかったから?」
「なんで疑問系なの」
「あはは、なんでだろうねえ」
青雲が連れてきたのは、外灯一つあるだけの、公園もしくは展望台のような場所だった。下には街並みを一望でき、上には息を飲むほど綺麗な夜空が広がっていて、確かに青雲の言った通りの場所。しかし、急すぎるのだ、と少し皮肉を込めた目線を送るも、青雲は気にせず指で灯りをなぞっている。
「ここ銀河鉄道公園って言うんだ。ほらあそこに電車が通ってる。」
青雲が指さした先には、確かに電車らしき光が右から左に動いていた。
「ここから見える電車は宙に浮かんで走っていて、まるで銀河鉄道のようなんだって。一度一人で見に来たことがあるんだけどすごく綺麗で君と見に来たくなったんだよ。」
だから連れ出しちゃった、ごめんね。と青雲は目を伏せながら言った。僕はそっか、とだけ答えた。少しだけ、二人の間に静寂が流れた。ふと、青雲が口を開いた。
「ねえ、蒼原、私
「いつか銀河鉄道に乗ってみたいなあ
「本当の幸いが見つかるのならば
「本当は今すぐにでも乗りたいのだけれども
「でも、隣に蒼原がいないのは寂しい
「でも、隣に蒼原がいたらきっと泣いてしまう
「ねえ、蒼原、私が銀河鉄道に乗ったらどうする?」
きっと青雲はなんてことないように、まるで世間話のように話したかったのだろう。だけどその声が少し悲しそうで、本当はこれを聞きたくて、ここに連れてきたのだと思った。そんな青雲に僕小さくため息をついた。
「…ばかだなあ、青雲
「青雲、君は銀河鉄道になんか乗らないよ、
「僕が乗らせない
「それに銀河鉄道に乗るんだったらやっぱり僕も一緒だ
「君が泣くなら結局僕は隣りにいる
「君は僕の隣でこうやって、くだらないくらい綺麗なものをたくさん見るんだ
「そしたらきっとどんな場所だって楽しいものになる
「だから君は僕から離れられない
「僕も君から離れられない
「だったら僕らは一緒にいるべきでしょ」
僕は目を伏せながら思いを馳せる。水晶の砂、鳥の群れ、青い橄欖の森、赤い蠍の光、どれもきっと美しいことだろう。だけれども。
「ああ、やっぱり乗るのはやだな。だけれども、青雲とまたこうして銀河鉄道を見るくらいならいいな。どうでもいいことを話しながらさ」
青雲の方を見て僕はにやりと笑った。青雲は諦めたように笑い、薄いコートをひらりと揺らしながら、手すりに背中を預け、空を仰ぎ見た。
「まったく、君の口説き文句にはいつも勝てないなあ。仕方がないからもう少しだけ、君の隣でこっちの景色を堪能するよ」
その間になんか面白い話でもしてよ、と青雲は白い息をゆったりと吐き出した。僕はどの話が青雲のお気に召すか、街の灯りを数えながら言葉を紡いだ。
この場所で、こうやって君とまた。
お題:この場所で
この場所で生まれ、育ち、付き合い、結婚し、家族と過ごし、老後を過ごす。
場所には思い出が積もる所。
ひとつの故郷(ふるさと)を愛する、沢山の故郷を愛すると
人によって様々。
私はこの場所で生まれてきて良かったのかな――
この場所で
本当は、自分で設計した家を建てて
住みたかった
でも、金銭的に実現することはない
だから、今の家が終の住処となるだろう
この場所で子育てし、子供が家を出れば
いつでも帰れる場所として待っていよう
この場所にどっしり根を張り
この場所で自分らしく咲こう
今日、この場所でオレはきみに伝えよう。
どんな顔をするだろう。どう答えるんだろう。
どんな結果になっても、きっと忘れない。
夜空を見上げて、深呼吸。
オレを呼ぶ声。
振り向いて、応える。
きみとオレの、大切なこの場所で。
この場所で
またこの場所で集まろう、そういう言葉を友達と交わしたけれど、その友達とも連絡を取らなくなってしまった。
いつかふとしたきっかけで集まる日が来るのだろうか。今もどこかで元気に頑張ってるかな。
また皆とこの場所で会えますように。
きっとこの場所であなたと結ばれるのよ。
きっと、この公園で。
腐った木でできたベンチの上で。
素敵な愛の言葉を呟いて。
ねえ、そうでしょう?
違うはずないわ。
違うはずないの。
だってこの恋心は
一目惚れで生まれたもの。
運命なのよ。
私の薬指はあなたのものよ。
だから、おかしいの。
あなたが、あの女とベンチで座っているのは。
頬を救急車のサイレンのように赤く染めちゃって。
なんて下品な表情。
ねえ。あの場所であなたと結ばれるのは
アイツじゃない。
あの場所で。
その場所で。
ね
違うわよね
この場所であなたは私に告白してくれたね。あなたと一緒の時間を過ごして、一緒に笑って。
でもまさか、他に好きな人ができて別れを告げられるなんて、告白のときは顔真っ赤で目も合わせてくれなかったのに、別れてほしいっていうときは目を合わせるんだね。
ほんとずるいよ、バカ。
この場所でとても悲しい事が起きた
悲しいのか、、、
それすらもわからない
他人の心はもちろんだが、心の感情を自分自身で読み解く事もまた難しい
ただただこの感情をどう捉えていいのか分からない
心に穴が空いたとも感じるし何も感じていないとも感じる
それが自分自身の本音なのか思い込みすぎて悲劇のヒロインぶりたいのか分からなくなる
ただただ自分自身の感情が分からない
『この場所から』より
私は今日、
この思い出の詰まった場所――いや、校舎で、
鳥になる。
……あ、いや、リアルの鳥じゃないよ?
私自身、そんな羽ばたける人間じゃないから。
あーあ、ほんと、ここにはお世話になったよ。
もう廃校舎だけどね。
今、あいつら何してんだろ。
私の顔見て、陰口言って。
私の物隠して、壊して、散々笑って。
……あぁ、時には、校舎裏で脅してたよね。
『お金ちょーだい』って。
今も誰かにそんなにくだらないことしてんのかな。
まぁ、今の私にとってはもうどうでもいいんだけど。
もう、この世から消えるんだし。
バイバイ、ほんのちょっとの私の友達。
じゃあね、私を育ててくれた校舎。
私は屋上から飛び立つ。
そして、雲ひとつない大空へ……
〜この場所で〜
この場所で
湾になっているその海辺は、常に穏やかな波しかこない。
ここで学校に疲れた時は時間を潰し
ここで初めての恋を実らせ
社会に出るとタバコを片手にのんびり眺めた。
子供が産まれる前にはお腹をさすって散歩をし
去年の夏には息子とカニを捕まえた。
この場所でずっと生きていけたらな。
都会にはもう疲れた。
大地の民は空を恐れ 空の民は大地を嗤う
対なる者だと語られる
誉れ高き 英雄達
内に まるで己の一部で有るように
風に乗り操り 空を駆ける者が
その姿を2つの民は口を揃え
空の支配者 芸術と呼ぶ
その美しい翼に 穢れなど無いと
幻覚を ニセモノを見る
青年は ホンモノは
生を受けたこの場所で
苦しみに独り 堕ちる
お題【この場所で】
タイトル【ホンモノ】
週一回さり気なく待つこの場所で
想いよ届け叶って願い
毎年恒例、桜並木の下で撮る家族写真
母&私:ニコシ☺️
兄弟:腕組み仁王立ち
犬:どこ見とるん?
父:タイマーのちかちか光に追われて走って合流🏃🏻
今年も来年もまたこの場所で🤝🏻
#この場所で
この場所で
結婚して今の場所に住んだ。
水が合わないのか、
土地の風習、人の性質、
私の生まれ育ったふるさとと
ずいぶん違う場所に馴染めないまま
過ごした。
私は、長い時間をかけて
嫁いだ家のしきたり、地域の行事等
この土地の居心地の悪さを
少しずつ受け入れていった。
何度も泣いたし、逃げたくなることも
あったけど、長い月日と共に
友人が出きて、自分も母となり、
気づけば、たくましいおばちゃんに
なっていた。
私、泣き虫だったのに。
今じゃ少々のことじゃびくともしない。(笑)
人は、経験した苦しみ、悲しみ、辛さ、
すべてが糧になる。
母も、祖母も、女性は、嫁いだ時点で
皆同じような経験しながら
見知らぬ土地に溶けこんで行くのだと
思う。
この場所で生きてゆくしかない。
いつしか、覚悟のようなものが
私の鎧になって、居心地の悪さも
消えていた。
この場所で
君といたこの場所で、笑って、泣いて、怒って、愛を知って。
君がいたこの場所で、まだ君の影を探していて、君との思い出で空っぽになった心を満たすんだ。
この場所で
空を見上げたこの場所で
苦しみを味わったこの場所で
友達と遊んだこの場所で
大好きなこの場所で
また誰かがこうして思い出を作っていく
そんな場所であり続けることが僕の一番の願いだ。
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読んでくださりありがとうございます。定期テストが近いなか、1日空けての投稿となります。作者は、提出物が間に合いそうにないの中、詩を書いています。この後、瞑想だけして、眠ろうと思います。作者からでした。
半径10cmの球体のオブジェ。アンティークな味を醸し出すそれを人差し指でくるくると回しながら,世界を眺め思考に耽ける。
例えば行ったこともない異国のこと,有名な学者の唱えた説について 今立っている感覚と実際のかたちのこと。
「不思議」
自分は何も知らない。習ったことや調べたこと以外はほとんど。しかも,知識が正しいかどうかを調べる術すらわからない。
天動説も地動説も,引力や重力も 地球の形どころかこの国の,いや この市の形すら。
「正しいこと」
判断する力に乏しいこの身では,摂理や法則ですら解明不可の難問となりかわる。きっと一生 謎は解けない。
知識を蓄えても,穴だらけの張りぼて仕様。自己満足にしかなりはしない。
「これから知ればいっか」
無知の知と言うには,お粗末だけれど 知らないなら知ればいいだけ。それだけ学べることがあるという証拠。
これからもこの場所で生きていくのだから,目の前の疑問から一つ一つ解決していけばいい。それはきっと楽しいことだから。
テーマ : «この場所で»
「この場所で」
初めはなんとなくだった
なんとなくはじめて不定期に呟いて
始めた頃は辛さや苦しさの捌け口として利用していた。
思った事を思ったままに書いていた。
普段あまり話せないことを赤裸々に。
周りには話し合える人も、聞いてくれる人も居ない。
だからこの場所に自分の思想や考えを書き連ねた。
独自の視点と解釈で心の内を呟いた。
ただ逃げたくて、行き場のないこの気持ちを吐き捨てるように。
居場所が欲しかった。
才能もない、得意なこともない、優れた頭脳もない、何も持ってない。
周りは出来ているのに自分は出来ない。
自分より若い人が自分と比べれないほど上にいて
それなのに自分は出来ていない。
周りを見る度、自分が嫌いになった。
周りを見る度、自分は駄目なんだと思った。
上を見れば見るほど自分の評価が下がっていく
私一人、居てもいなくても変わらない世界
私みたいな人は見向きもされない世界
何かしら個性を持っていたり、その人にしか出せない何かを持っていたり、特出していないと舞台に立つことすら厳しい世界
それくらい厳しく残酷な世界
だから自分なりに抗った。
それでも結果がついてくるとは限らない。
周りとの差が広がっていくばかりで、ただただ現実を叩きつけられるだけだった。
その頃はとにかく現実から逃げたかった。
目を背けたかった。
何も無い空っぽな自分を受け止められなかった。
そんな精神的に不安定な時期になんとなく始めた。
バグだったのかもしれないが最初はいいね機能はなくて、ただ呟くだけだった。
ある日メニュー画面を開いた時に数字が表示されていいね機能があるのだと知った。
それと同時に他人に見られていたんだと初めて気づいた。
オフラインでお題が出てただ書いて終わりだと思っていた当時は驚いた。
それでも続ける事にした。
書いてるうちに"此処"は私にとって居場所の一つとなった。
いいねが読んでもらえてるのだという証の様で嬉しかった。
こんな文でも読んでくれているのだと。
貴重な時間を自分の文を読むのに費やしてくれる人がいる。
もっと読みたいと思ってくれる人がいる。
それは自信にも繋がった。
他のことも頑張ろうと思えた。
だから私はこの場所で夢の為にも、もっと成長していきたいと思った。
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* 後書き
改めて読んでくださってありがとうございます。
大変、励みになっています。
こうして読んでくださる方がいるというのは幸せな事だなと感じます。
独自の解釈ではありますが文や物語というのは誰かに読まれて初めて力を発揮するのかなと思いました。
誰かに読んで欲しいと想い書かれたものは特にそう感じます。
誰かに読んでもらわなければ始まらない。
でもそれは自分自身ではどうにもできない。
読み手がいて初めて成り立つ。
誰かが読んでくださっているからこそ私はこうして書き続ける事が出来ているのだなと改めて実感しました。
まだまだ未熟者ですが私なりに成長していけるよう頑張ります。