『この世界は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界は(オリジナル)
部屋で本を読んでいた。
窓やカーテンを閉め切っていたので、外の音はあまり聞こえないのだが、遠くでドーンという、大きな音がした。
地面が震え、窓ガラスがカタカタと揺れる。
少し気になったが振動は一瞬でおさまったので、気を取り直して本の続きを読んだ。
やがて、救急車や消防車のサイレンの音が聞こえてきた。やはり何かあったらしい。
とはいえ、音が遠かったので、私には関係ないと、また読書に戻る。
しばらくして、またドーンという音がして、照明がチカチカと点滅した。
ヒューヒューという音も近くに聞こえてくる。
私はついに気になって、カーテンを開けて外を見た。
「え?」
マンションの3階から見える外の世界が燃えていた。
ヒューという音とともに爆弾が投下され、ドーンという音とともに地面に衝突し、家々を粉砕。広範囲に火事を引き起こしていた。
人々が逃げ惑っている。
慌ててテレビをつけ、スマホのネットニュースを見たが、両方が同じ事を言っていた。
戦争が始まった、と。
「嘘でしょ…」
元々緊迫した関係にあるとは言われていたが、突然こうなる予測や注意喚起はあっただろうか。
私は唖然として、窓越しに爆撃の雨を見た。
スクリーン越しの戦争映画のようだった。
この世界は、夢?現実?
何度も何度も世界滅亡の危機に陥る。
それくらい強大な力を持つ者が多いということなのだろう。
……もちろん自分や勇者のように世界のために力を使う者もいるが。
しかし力を持つ者はその力ゆえに世界を滅ぼすという手段を取れてしまうのだろう。
冥王に大魔王に竜族の神に時を操る者……
思想も能力もこれまで生きてきた道だって違うのに、
なぜ滅ぼすという結論に辿り着くのか。
そういう者たちが行き着く先がそこなのか?
それともこの世界は呪われているのか?
……もしくは、自分が呪われているのかもな。
運命の神というものに……
§
元ネタはドラ◯エ10です。
あの世界、滅亡の危機に瀕しすぎでは……?
あと主人公、運命の神に愛されすぎでは……?
まあオンラインゲームだからと言ってしまえばそれまでですが。
#この世界は
わたしがだーいすきなアーティストちゃんみなさんの
「^_^(ハッピー)」という曲に
「この世界が優しくさせないじゃん 笑われた私は笑えない」という歌詞があるのですが、ほんとその通りです。
それだけです。
是非聴いてね
お題「この世界は」(雑記・途中投稿)
美しくない、それゆえに美しい。だっけ?(キノの旅)
【この世界は】
意外と暗くて、明るいんだからさ。
嘘でもいい
私を溶かして
白馬はなくても迎えに来て
貴方の頭の片隅に居たい
苺のショートケーキは苺だけ頂戴
私の我儘に振り回されて
子供っぽいって思う?呆れちゃう?
でも好きって言って
騙してみてほしい
いつか本当になるのよ
『苺のないショートケーキ』
彼と恋人になってから、世界がキラキラしていると感じる。
この都市に来てからも色付いて華やかな時間を過ごしていたと思った。
彼を好きになって、彼を大切に思って。
一度はその気持ちを閉じ込めたけれど、彼から気持ちを伝えてもらってから更に輝きを増した。
一番キラキラしているのは彼の太陽のような笑顔だから困る。
彼のことが大好き過ぎるの!
おわり
六〇九、この世界は
『この世界は』
―楽しい地獄だ―
と、あなたは言う
それもいいかもね
あなたが居る地獄なら
きっと大丈夫だ
雑で、綺麗事で世界はまわってない
だからこそ優しさが染みる
その優しさを得るため、もがかないといけないですが
「この世界は」
この世界は
「椛さぁ〜ん、ご飯ができましたよ〜。」
管理人さんの声がする。いい匂い…今日は炊き込みご飯かな?
「はーい、今行きます!」
家を出て彷徨っていた私を受け入れ、温かいご飯をくれた管理人さん。私は今、民宿「ぽんすけ」でお世話になっている。事の発端は2週間前──
ぐぅぅぅぅきゅるるるる……
「お、お腹空いたぁ…。死んでしまう…。」
スーツケースをゴロゴロ引きながら、私は行く宛てもなく彷徨っていた。昔から運が悪い方ではあったけど、財布を落とすなんて…。おかげで交通機関は使えないし、ご飯は買えないし…!!空腹は限界を迎えている。
「もう、だめだぁ…。」
目の前が真っ白になって、私の意識はぷつんと途切れた。
ふわっと出汁の香りに釣られて目を覚ました。
「いい匂い…」
って、あれ?布団で寝てる…?そんで、ここどこよ?
ガバッと起き上がり、あたりをキョロキョロ見回す。古そうだが掃除の行き届いた和室だ…。なんか落ち着くなぁ。ん?障子の向こう側に人影が見える。
「あの、そこに誰かいますか?」
人影がビクッと動いた。おそるおそるといった様子で障子が開けられる。おっとりとした垂れ目が優しそうな印象を持たせる少しふくよかな若い男性だった。手に持ったお盆からいい匂いがしてくる。
その人はその場で座り込むと、私の方へお盆を寄せた。お盆にはほかほかと湯気をたてるご飯とお味噌汁、漬物や煮物なんかが載せられていた。
「美味しそう…!」
ぐぅぅぅぅきゅるる…。
「ふふ、どうぞ、食べていいよ。」
うう、お腹の音笑われちゃった…。
「あ、ありがとうございます…いただきます…。」
恥ずかしい気持ちはあるが、こんなに美味しそうなご飯、逃せない…!バッと箸を掴んで味噌汁から口に入れた。
「美味しい〜っ!」
美味しすぎて涙が出そう…空腹に味噌汁…効くなぁ。
ガッガッとご飯を食べ進める私を、男の人はにこにこと微笑みながら見守っていた。
「ご馳走様でした!」
「良い食べっぷりでしたね。」
「とても美味しかったです…!!本当にありがとうございます。ところで、ここはどこであなたは誰ですか?」
「当然の疑問ですね。ここは民宿ぽんすけで、私は管理人をやっています。あなたはここの前で倒れていたので私がここに運ばせて頂きました。一日一善、誰かのためにが私の信条です。」
ふふんという音が聞こえてきそう。素敵な人だな。…それになんだか面白い人だ。
「管理人さん、この恩は忘れません。何か返したいのですが、あいにく財布を落としてしまってお金が払えないんです。良ければここでタダ働きさせて頂けませんか?」
「そんなそんな、私が勝手にした事ですからお礼などは結構ですよ。しかし…財布を落とされたとは…。うーん…。良ければ、ここで短期で働いてみませんか?お給料は出させてもらいますし、部屋も使ってもらって大丈夫ですので。お金がないとどこに行くにも不便でしょうし。」
「い、いいんですか?!」
「ただ、ここに泊まっている方々は個性が強くってですね…少々手を焼くかもしれません。アルバイトの方を探しているんですが、なかなか定着しないんです。私も働き手が増えると有難いですよ。無理のない範囲でかまいません。よろしくお願いしますね。」
私って、運がいいかも……!なんて優しい世界…この世界と運命に感謝します……!
「まかせてください!」
この世界は
この世界は、あんまり良くできてはいないみたいだ。
でも、そんな世界だからこそ美しい。
都合よくいかないからこそ、苦しくてつらい。
でも、そんなことの連続だ。
「この世界は」
世界が美しく見えるように
自分も美しい人でありたい
「この世界は」
人間が悩むときに1番多いのは人間関係の悩みだろう。
この世界にいる人間の分だけ個性と悩みが付きまとう。
全ての事象において人それぞれ存在し、それを受け入れる。
だからこそ、そう。この世界は生きづらいのだ。少なくとも、私にとっては。
- この世界は -
───人間は好きじゃない
そう言ってパソコンに向かうあなたは世間話をするように、何気なくさらりと、言い退けた。ぱちぱち、と彼女の言葉に追随するように、キーボードの音が響く。
4限は比較的ゆるくてフリーダムな時間だった。優しい顔で穏やかに喋る先生から簡単な課題を毎回出されて、友達とぺちゃくちゃ喋りながら終わらせる。終わらせた後もひたすらぺちゃくちゃ喋りながら自分の好きなこと、やらなきゃいけないこと、をやる………………といった具合で。だからこの教室はいつも和気あいあいとしている。そんな中、隣に座っていた彼女のその声はよく響いた。私の心の中に。
───分かるよ
そう同意したくなった口を慌てて押さえた。分かるよ。人間はどうしようもなく不完全だから。取り返しがつかないほどに…………
でも堂々とそんなこと、口に出して言えないのが私だった。
彼女は普段から落ち着いていて、しっかりと自我を持っている人だった。私とは正反対な、そんな人。でも私がパソコンをうまく使えなくてあたふたしている時はさりげなく手伝ってくれる。そういう人だった。
「それって」
私と話したりするのも嫌ってことかな。また口をつぐんだ。もっと気まずくなる返答をするところだった。危ない。でも私は人間だし………ということは、それって、それって……と勝手に悶々と考える。
ぱちん、とエンターキーが鳴った。隣の彼女と目が合う。慌てて私は目線を外した。きっと物を乞う子供のような、そんなみっともない顔をしていたに違いない。
一瞬の間があって、
ふふ、という空気の音がして、またぱちぱちとキーボードの音が続く。恐る恐る横目で彼女を見やった。
相変わらず彼女は自分の作業に集中していた。少し、微笑みながら。
一瞬だけこの世界が華やいだ。
本当に単純で底の浅い人間だった。私は。だから私も人間が嫌い………
私の薄っぺらさが、どうか彼女には一生知られることがありませんように。
いつかは
この世界は、いつか死ぬ。
私たち人間も、いつか死ぬ。
それまでだ。
それまで、人生を十分に謳歌しろ。
結局終わるんだ。
嫌いな人も
死んで欲しい人も
顔を思い浮かべると、吐き気がしてくるやつも。
みんなみんな、いつか死ぬ。もちろん自分も。
たがら、その日が来るまで…
十分人生を謳歌してやれ!
幸せのまま突っ走るんだ!
【この世界は】
届くのは音と文字だけ
空を切る矢が射止めるは果てなき夢想
この世界はあなたがいないと息がしづらいなんて、そんなこと知りたくなかった。
この世界は
先輩が明後日から共テなのでめっちゃ頑張ってるのを見て来年は我が身と震えてます。頑張ります。
この世界は欺瞞に満ちている。
だから俺は信じない。
誠実さも、愛も、未来も、全部嘘だ。
何が「損切りは早めに」だ。
投げ売った株が翌日にストップ高。
ほら見ろ、世界は俺を嵌めにきている。
「このセカイは」
このセカイに
一滴の光が落ちた
その色はセカイに波紋を呼び
セカイ中に広がった
セカイは真っ白に染まった
このセカイに
一滴の闇が落ちた
その色はセカイに影を落とした
セカイ中に混ざり合った
セカイは混沌とした
このセカイに
光と闇が生まれた
そして怒りと悲しみ
慈しみ愛しみ
もう何もなかったセカイを
知る者は誰も居なかった
それを思い出そうとする者も居なかった
このセカイに
ワレワレは生きている
様々なセイブツがイノチを育み
このセカイに
生かされ
朽ちていくだけのイノチ
このセカイは
きっと
何十光年経とうとも
どんな色を落とされても
このセカイは
そう
在り続ける
#5
#19 この世界は
(#16.17.18の続編)
もっと厚着してくれば良かったかな。
流石に寒いや。
響也の家の前で膝を抱えながら、ほんの少しだけ後悔する。
家は近いから、上着を取りに行こうかとも考えたけど、その間に響也が出てきてくれるかもしれない、と思ってやめた。
どれくらいたったのかな、ふとそう思ってスマホに手を伸ばす。
手がかじかんで、うまく反応してくれない。
はー、はー。
手を温めた後、もう一度画面をタップした。
八時五十九分。
うわ、もう一時間半か。
でも、今日はどんなに長くなっても待つんだ。
そう、柄でもなく覚悟を決めた。
背中に生暖かい空気を感じて振り返る。
「どうして」
少し掠れた低い声が降ってくる。
その瞳はゆらゆら揺れていて、目の周りは少し赤くなってて、ボロボロだった。
それでも、俺には、輝いて見えた。
「待ってたら出てきてくれるって思ってた」
自然と口からそうこぼれる。
「馬鹿みてぇ、鼻真っ赤だぞ」
響也はぷっと吹き出しながら言う。
「笑った」
俺はそう言って響也の頬をつつく。
響也はうざったいと言わんばかりに顔をしかめて、だけど優しく家に入るように促した。
「学校は?」
部屋に入ってすぐ、響也が聞いてくる。
「別に行きたくなかったから」
当たり前のようにそう言い返した。
響也は少し目を見開いたあと、鼻で笑った。
それから、一緒にゲームして、一緒にお昼を食べて、ギターを聴かせてもらって、それでたくさん笑った。
何もなかったみたいに。
突然、涙がこみあげてきて思わず響也を抱きしめる。
いつもだったら、やめろ!なんていって俺を突き放す響也も、今日だけはそれをしない。
しばらくして、響也は俺から体を離した。
そして、口を開く。
「俺、もう、律と一緒の世界にいられないんだって思ってた。何も考えずに、違う世界に飛び込んだから。もう、前と同じように関われないんだって。」
そんなわけねぇじゃん。
俺は、いつだって、響也のこと、見てたよ。
echoじゃなくて、響也のこと。
言いたいことはたくさん思い浮かぶのに、口に出せなくて、少しの間、沈黙が落ちる。
「俺さ、学校に来て欲しいからここに来てたわけじゃないよ」
響也が顔を上げる。
「響也に会いたかったから来てたんだ。だから、その、別に嫌なら学校に来なくたっていい。」
響也は言葉を失って、俺の目をまっすぐ見つめた。
その目に、少しだけ、足がすくむ。
「違う世界にいたって、一緒にいてもいいんだよ、だって、みんな、『違う』から。」
響也は頷いた。
泣きそうな目で、俺を見ながら。
俺はもう一度、響也を丁寧に抱きしめる。
この世界は思うほど、怖いものじゃないよ。
そう伝えるみたいに。