『ここではない、どこかで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ
青さが消えた空を見ても もう空なんかではなくて
下を見ていて お願いだから 上を見ないでね
涙が零れても つぼみが出るから
まけてくやしい はないちもんめ
どうか私を土に埋めてください
蕾が出ることはなかろうと みんな知っていますから
水やりをしなくても 太陽なんて見せなくても
大丈夫です 温かみを知っては生きていけないので
また同じ場所で 死んでください お願いします
ここではない、どこかで
貴方が笑顔で居れたらと
偽善者ぶって言っている
そんな、僕は
貴方の隣で笑っていたい
軽快な音と共に、LINEの通知が来た。
「LINE通話しないかって?」
べつにいいけど私は。
A君はいつも学校では、独りで本を読んでいる。
正直クラスの中では活発ではない、いわゆる消極的な部類区分される人だ。
要は俗にある人達が言う『陰キャ』だ。
私は別にそういういいかたはしたくない。
まあ、今心の中で思っているときは多めにみてほしい。
誰に言ってんだろ私。
とにかく私は、そういう風に言う人を好きにはなれない。異性だけではなく。全ての人に対して。
それはさておき、私は今夜A君とLINE通話することになった。
いいのか悪いのかは、分からない。
A君の人柄は悪くない。
イケメンではないけど、放課後の掃除のときはいつも私がチリトリやりたくないから、代わりにやってくれる。
あと、絵が上手い。私も自分の絵はそこそこ上手いとは思っているけど。
彼の絵は独特の雰囲気がある。なにであるかは分からないが。
「すみません」が彼の口癖。
口癖は人表す言うけど、彼の場合は本当に謝っている感じ。別に少し肩が当たったとか小さなことでも、深々と頭を下げるのだ。
まるで、どっかのサラリーマンのようだ。
で。
話を路線に戻そう。
今、A君がLINE通話の了解を私が待っている。
『……す、すみません。繋がらなくて』
「いきなり、すみません?」
『え、な、なんて言ったらいいですか』
「……別に。いつも通りだね。A君は」
私はなるべく可愛く喋る。
いつも少しぶりっ子めで喋る方が可愛いと思っていて、それが身に染み付いてしまった感じ。
『そ、そうですか。えーと、その、今回電話したは……いや、ここではない別の所で……やっぱりそっちのほうが……』
「言ってもごらん?」
『……わ、忘れちゃいました』
「ええ!?マジ」
『すみません』
「あーもう、いいから謝らなくていいから」
『……その、前に話したときに、22時くらいは暇だって言っていたので……電話した次第です』
「……で要件は?」
『やっぱり何でも無いです……』
「なにそれ〜。気になる〜」
『す、すみません。あ、声、綺麗ですね~……なんか話ありますか』
「……そ、そお。ありがとう。私は特に無いな〜……。じゃおやすみ、A君♡」
『……じゃあ、また明日』
私は通話終了ボタンを押す。
ふぅ、と小さいため息をついてスマホを机に置く。
なんだか今日疲れたなと思って、ベッドにダイブする。
仰向けになり前髪をポンポンしてから、A君の照れた顔を想像する。
私の声に魅了されたかな。
ニヤけた顔を枕に押し付けて私は眠りに落ちた。
読んで下さりありがとうございました!!
ここではない、どこかで
たまにふと、懐かしくなるときがあるんだ。たとえば、木々が生い茂る深い森の中や異国の地に建つ教会に、アンティークショップに並ぶような小物たち。
懐かしく思えるほど、そこにいたという記憶はないのに、何故か惹かれるものがあった。
その場所を知っているような気がするのに、自分の記憶の中には見つからなくて。いつかの人生でそこにいたのか、とただ漠然とそう思えてしまった。
前世、なんていうものが本当にあるのかわからないけれど。ここではない、どこかで確かに生きていたのならば、きっと心が覚えているのだろう。
いつまでも同じ体にはいられないから。古いそれから、新しいこれに変わっても心だけは同じだから。
きっと思い出すのも大変なくらい随分と古い記憶なのかもしれないけれど、懐かしく感じるほど愛しく思っていたのだろう。
だから、この懐かしさを噛み締めて、この場所を覚えていられるように心に刻むんだ。次の人生で、ここではない、どこかで、この人生を懐かしく思えるように。
『理想のままで(りそうのままで)』
君にはお気に入りの場所ってあるかい?
例えば海。とっても綺麗で吸い込まれそうだよね。
例えば山。野うさぎ可愛いよね。
例えば空。誰しも一回は空をとんでみたいって思わない?
例えば自室。なんだろう。一番落ち着く。
例えば学校。賑やかで楽しいから僕は好きだな。
例えないで言うと、君の胸の中。
とっても暖かくて僕が、君が、生きているって実感できる。
でも、とっても好きなんだけど君は最近そこに居させてくれない。
少し寂しいけど、大丈夫だよ。だって君が好きだもん。
今日はどこに行ったのかな。誰と話したのかな。何を食べたのかな。
知りたいことでいっぱいだ。
ねぇ、君さ、最近帰ってくるの遅くない?気のせいかな?
いつもより火照った顔で帰ってくる。お酒でも飲んできたの?
そういえば最近聞いたよ。同僚の山田さんと仲いいんだってね。
君好みの男性だよね。優しくて、格好良くて、相談にものってくれるらしいじゃん?
どんな相談をしているのかな。あぁ、そういえばこの前君の声を録音したんだ。
僕のことを話してくれていたのかな。にしては大分暗い声だったね。
僕のこと好き?
当たり前だよ。
おかしいな。前までは「当たり前だよ!」って元気に言ってくれてたのに。
ねぇ、あの人の胸の中は暖かい?君の匂いが変わってる。
明日もどこかへ行くの?忙しいんだね。でも、ごめんね。
ザクッ カランカラン
僕、君のお気に入りの場所が僕じゃなくなるの嫌だよ。
あぁ、とっても苦しそう……でも大丈夫だよ。お腹を刺したから、即死ではない。
綺麗。綺麗。綺麗だよ。君が世界一。今はどこにもいかないでくれるね。
暖かい。暖かい。暖かい。暖かい。
いつもより鮮やかなスカート。真っ赤なドレス綺麗だよ。
ふふふ。君の胸の中、あったかい。
お題『ここではない、どこかで』
#ここではない、どこかで
認めてもらいたかったのだと思う。
怖かった気もするし、
恋しかった気もする。
素直に気持ちを言葉にしたかったのに、
言ってしまったら、どんな反応をされるのかも
実は怖くて···
結局『はい』しか言えなくて。
蟠りを溶かすには多くの時間が必要で、
溶けた頃にはあなたの時間が少なくなっていて、
あんなに無限にあると思っていた時間は
もう残り少なくて、少なすぎて
あなたは行ってしまった。
つぎは、とことん話す時間を作りたい。
ここではない、どこかで
味方だと信じていたのに
ワガママきかないと
無視され
周りを巻き込んで
陰で我を孤独にしようと
必死になっている。
寂しい人よ。
本当の愛に満たされ
幸せになって下さい。
その時必ず辛くなるはず。
負けないで。
自分は君に負けなかったんだから。
堪えて頑張れ、
いつか助ける。
裏切られる辛さを知っていて
裏切る酷さも知っていて
その図太さを
悲劇のヒロイン、ヒーローとして
語り継いで。
楽しいね、
自己満足出来たね。
周り抱き込めたね。
無視し続けて
満足してるね。
さあ、世間が次どう動くか先見れたかな。
なんて考える自分も酷いな。
拝啓、グッドバイ
ここではないどこかでもう一度君と出会えたら、僕はもうそれ以上のことは望まないだろう
けれどもそれは果たして君か?
そうして歓喜に打ち震える僕も
一体誰が証明できる?
確かに愛し合った2人であると
もう何者でもない僕らへ
\ここではない、どこかで
この世界は、優しい君に優しくない。
ここではない、どこかで
出会っていたとして
姿形が違ってもまた同じように繰り返すのだろうか
お題:ここではない、どこかで
道徳の時間に担任が
『 明日 地球が終わるとして
来世で大切な人と会えるとしたら 何処でどうしたいですか 』
と聞いてきた
来世なんてあるのか知らないけど
もし本当にあるなら
此処じゃなくてあの場所がいい
僕が君と初めて会った場所は学校
だけど
来世があるなら
僕は来世で君と会う時海で会いたい
君は海を眺めるのが好きだから
好きなものを眺めてる君を見たいから
『 来世は此処じゃなくて
海で会いたい です 』
僕はこう発言するんだ
またあなたと会いたいです
今はもうだめだから、ここではない、どこかで
ここではない、どこかでも
最寄り駅まで徒歩10分程度が希望です。
♯19「ここではない、どこかで」
”ここ”ではない、どこかで。。。
夢を叶えるために旅を続けた
何年も何年も歩き続けた
めぐりにめぐって行き着いたところは。。。
結局”ここ”だった
ずいぶん遠まわりしたけれど
きっとそれも必要だった
”ここ”にめぐり会うために
一番かわいそうな人、不幸な人
一番かわいそうな人、怒っている人
一番かわいそうな人、誰も信頼できない人
一番かわいそうな人、私の、
救えなくて
助けられなくて
導いてあげられなくて
光を見せられなくて
ここではない、どこかで
会わないことを、祈っています
ここではない、どこかで
─ここではない、どこかで─
此処ではない、何処かで、
君も同じ夜空を見ているのだろうか。
此処ではない、何処かで、
君も同じ月を見ているのだろうか。
此処ではない、何処かで、
君も同じ星を見ているのだろうか。
君が見てなくてもいい。
誰か、自分の知らない誰かが、同じ空を見ている。
だってこの世界には、
それぞれ違う人が沢山居るのだから。
作者から
最近ハート100超えました!
押してくださった方ありがとうございます!
次は200目指して頑張りますので、是非ハートを押して頂けると嬉しいです!
以上、作者からでした。
ここではない、どこかでは何時も事件や事故が起こっていて、ここではない、どこかではまだ戦争や紛争が絶えない。その事について私は「悲しい」と言った。友人は「仕方がない」と言った。
翌日、お互いに花束を交換した。友人から貰った花束には、オダマキを中心に、ラベンダー、カンナ、ホオズキ、などの花で作られた造花の花束だった。私があげたのは、マリーゴールドを中心に、キンセンカ、ムスカリ、ギョウジャニンニクなどで作った。
お互い花言葉に詳しかったので、その後はあまり関わっていない。
ここではない、どこかであなたと出会って、
ここではない、どこかであなたとまた仲良くできたならどんなに嬉しいだろう。
#ここではない、どこかで
ここではない、どこかで
君が笑った気がした
ここではない、どこかで
君が泣いた気がした
ここではない、どこかの
君が、僕を呼んだ気がした
ありがとう
ありがとう
船出をした僕らは
出会えた喜びを感謝で表し
またね
またね
別れを惜しんだ
だけど
皆、知っている
永遠の別れではないことに
いつか、どこかで
記憶がなくとも
僕らはまた会える
僕らは強い、魂の絆を
持っていることに
ここではない、どこかで、かつて友達だった人が暮らしている。
その生活が、幸多かれと、遠い空の下から思う。