『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
きっと明日も、なんて、今日と同じ明日が来るとは限らない。
テーマ:きっと明日も #321
きっと明日も勉強だ。
勉強、勉強、勉強……
高校3年の2学期は
学年末の成績のために
受験のために
定期テストのために
卒業のために
勉強、勉強、勉強……
屹度明日も
まだまだ残暑厳しい…間もなく10月なのに、茹だる様な暑さにうんざり…道端に揺れる秋桜も、曼珠沙華も、心なし元気がない…グズグズ歩いていると、向こうから、人影が見えた…滅多に人とすれ違うことがないこの道で、しかもこの時間に歩くのは、あの人…一寸緊張しながら、確認すると、矢張りあの人で…今日こそは、とついさっき迄思っていた決心は、何時ものように、心の奥に引っ込んでしまった…多分、明日も…
同じ時間 同じ車両
よく目にする人がいる
その人はいつも窓際に立っていて
本を読んでいる
きっと明日も
あなたはこの電車に乗るのだろう
新たな楽しみがまた一つ増えた気がした
#8 きっと明日も 2023.9.30
時間に追われ
仕事のきりも見えず
家族の愚痴を聞き
何を食べようか 何を作ろうか
何の特別もない毎日
きっとそれが
平和
結果
挑戦に伴う変化と
怠惰に伴う停滞も
意思が込められている
これまでの流れを
急に止めることは出来ない
※きっと明日も
きっと明日も
あなたと過ごした日々を忘れることはない。
温かい歌声も、静かな夜空を寝ころびながら眺めたことも。100年経った今も忘れることはない。
きっと明日もその先も、あなたのいない世界で
かけがえのないあの頃を思い出すのだろう。
大丈夫
大丈夫
きっと上手くいく
あんなに練習したんだから
あんなに汗水流したんだから
次は嬉し涙を流すんだ
きっと明日は
部屋に椅子がある
白い揺り椅子
私の椅子には私が座る
今日もピッタリフィットして
揺れてる
白くて丸いラグ
月みたいなラグに影が映る
私の影が
揺れてる
揺れに合わせて私は歌う
うみはひろいなおおきいな
つきはのぼるしひはしずむ
そう
こぼれ落ちたのは
月のかけら
次の欠片
かけらに紋様が浮かんでる
この紋所が目に入らぬか
入りますよ
九つの紋が見える
それは
かつていた人たち
かつてあった大地
その名残り
揺れる椅子
行ったり来たり
まるで海に浮かぶ船のよう
まるで空に浮かぶ船のよう
風が起こす音
声が起こす波紋
寄せては返す
満ちては欠ける
慣性の法則
体の中を満たす水
ただ揺れるがままに身を任す
そうしてついには
満ちるだけ
その法則を私はもう採用しない
欠けることなくただ満ちて
ついには溢れ出す
あとからあとから
ふんだんに
次から次へ
尽きることなく
溢れ出てくる
その全部を受け止める
すべて残らず受け止める
そうしてだんだん思い出す
もうそろそろ思い出す
自分の大きさ
サイズ感
デカいなんてもんじゃない
でももう止まるのは止める
あるがままの大きさに戻るまで
揺れる
揺れ続ける
きっと明日も
学校に居るときは
いつも
一人ぼっち
一人でいるのは
嫌じゃない
でも
周りから
たくさん
笑い声が聞こえて
羨ましいな
うちも一緒に笑いたいな
って思っちゃうの
毎日思うの
きっと明日も
一人ぼっち、、、
きっと明日も雨が降るよ。
雨女の私は自信満々にそう言った。
いや、明日は晴れるよ。
天気に詳しい君が笑いながらそう言った。
結果は曇り。ど真ん中。
真白の空をふたりで見上げながら、きっと明日こそはと言い合うんだ。
そうやって毎日を過ごしていけたらいい。
明日を待つことってこんなにも楽しいんだね。
▷きっと明日も
『きっと明日も』
「バイバイ、またね!」
と言って、今日も来る別れの時間。
学生の頃は、当たり前のように次の日も会えた。
学校に行けば、好きな人にも友達にも会えた。
社会人になって仕事をすると、そうもいかなくて会えない日々。
LINEで予定を送り合って、都合が合う日を相談。
やっと決まったと思ったら、家族の予定が入ってたり、大事な用事があったりして、また合わないねって落ち込む日。
職場の仲が良い同期との帰り際
『また明日ね!』
と交わす。
いつの間にか、休みが合えば休日を一緒に過ごすようになった。
仕事のことや恋愛のこと、話したいことがたくさんある。
話しても話し足りないし、何時間だって一緒にいたい。
きっと明日もこんな風に一緒にいるんだろうな。
最近色々と
上手くいかないことが多くて
ついつい真顔になるわたし
なにかこう…
上手くいかん
パートナーのことも
義母のことも
上手に出来ない
介護5年目にして
遂に倦怠期なのか
ここいらでひと休み
一息ついても良かろうか
─きっと明日も─
もう、うんざりだよ。
この変わらない日々は。
繰り返すしかない日々は。
逃げだしたい。
この詰まらなくて、苦しくて、辛くて、
段々息が出来なくなる日々から。
連れ出してほしい。
でも私には出来ない。
方法が分からないのだから。
死んだら終わるかも、って考えたりもした。
でも出来なかった。勇気が無くて。
この自堕落な生活は、終わらない。
きっと明日も。明後日も、その次の日も。
いつか。今でなくてもいいから。
終わる日が来ますように。
起きて、着替えて、食べて、
いつもの作業を機械のようにこなして、また食べて、寝る。
これだけの単純なことをするだけで、精神が削られるんです。
いつか、終わる日が来てほしいです。
(ちょっと重くなってすみません!)
以上、作者より。
きっと明日も今日と変わらない日が来るんだろうな。
十月が始まっても私はきっと変われない。
きっと明日も
夕暮れ時の公園には、紅葉が美しい桜の木が佇んでいた。静かな秋の風が通り抜け、落ち葉が舞い散っていく。そこには一人の少女が座り込んでいた。
少女の名前は美咲(みさき)。彼女はこの公園が大好きで、秋になると毎日のように足を運んでいた。美咲は濃い茶色の髪と、穏やかな目を持ち、いつも笑顔を絶やさない優しい性格の持ち主だった。
美咲は母親に病気で亡くなられたため、孤独な生活を送っていた。しかし、この公園に来ると、少し寂しさを忘れることができた。美咲は自然との触れ合いを通じて、母親の温かさを感じるのだった。
ある秋の日、美咲は公園で一冊の本を見つけた。綺麗に装丁され、タイトルは「きっと明日も」と書かれていた。興味本位に美咲は本を手に取り、読み始めた。
物語は、孤独な少女が運命に導かれ、一人ではないことを知るというものだった。主人公の少女と同じように、美咲もまた、このストーリーに引き込まれていく。彼女は最後まで熱心に読み進め、感動的な結末に涙を流した。
美咲はしばらく、強く心に残った物語を考えていた。その夜、彼女は公園で見た桜の木の下で、星空を仰いでいた。
「この世界には、きっと明日も不思議な出会いがあるんだよね」と、美咲はひそかにつぶやいた。
すると、突然、美咲の前に一匹の小さな猫が現れた。この公園には普段から野良猫がたくさん住んでいたが、美咲は彼らを優しく見守っていた。
猫は美咲のそばで小さく鳴き、そして優しく近づいてきた。美咲はいつも通りに猫を撫で、少しだけ心が満たされた気がした。
その後も、美咲は毎晩公園に通うようになった。彼女は他の人々や動物たちと積極的に交流し、自分の孤独な時間を埋めることができた。美咲は自分自身に気づかされたのだ。彼女には周りに愛されることができる力があることを。
そして、美咲はいつのまにか公園の中心にあるベンチを自分の特等席と呼ぶようになった。そこに座っていると、いつも心地よい風が吹き抜け、暖かい光が降り注ぐ。
美咲は周りの景色を見渡しながら微笑んだ。彼女は確信した。きっと明日も、この公園に来れば幸せになれるのだと。
そして美咲は、母親がくれた幸せな思い出と、新たな出会いを抱えながら、明日への新たな一歩を踏み出した。
気持ちが前向きでないと
きっと明日も無理だと思ってしまい
眉間にしわを寄せる悪い癖
きっと明日はなんとかなるさ
と時間はかかるが思い直し布団に入る
大抵はなんとかなった
きっと明日もいい日になる
毎日そう思えるようになりたい
「きっと明日も」
きっと明日も同じ日々
きっと明日も同じ地獄
一度落ちた深い穴からは抜け出せない
窓を開けて息を吸い込む
ああ、秋の匂いがする
ひんやりとした空気が肌に当たって心地が良い
あの人は今どうしているかな
季節が変わってもわたしの気持ちは変わらないよ
きっと明日も
明日も君が笑えますように。
そんなやさしい世界でありますように。