『いつまでも降り止まない、雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1、2、3、4、5、6…
窓辺に佇む"てるてる坊主"
君の気持ちは雨雲を越えた先。
神様に届くかな?
晴れたらあしたは遠足だよ。
#いつまでも降り止まない、雨
今日も激しい雨。
いつ止むんだろう。
流れ落ちてくる水滴が頬を濡らす。
ねぇ、どうして雨は降り止まないの?
どうして…
私はあなたを愛してしまったの?
#いつまでも降り止まない、雨
隣に居る彼は、この言葉の意味を知ってるだろうか。
先輩と仕事の打ち上げの後、急に雨が降り出した。
十数分待って見たけれど、雨は一向に止みそうにない。
声をかけてみることにする。
『雨が止みませんね』
「そうだねぇ。コンビニまで走って傘買おっか?」
どうやら私の言葉は届かなかったらしい。
静かに笑みを浮かべる。
「そうですね。じゃあ走りますよ」
そして私は駆け出した。
病んでいる。
自分の自由にできない。
いくら頑張っても結局認められない、褒められない。
私は愛されてると感じたい。
貴方からの愛がほしい。
降り止まない雨。
空回りしつづける私の好意。
雨ですべってなにもかも貴方に届かずに終わってしまった。
お題長いね~
降り止まない雨とかよくわからないけどよく「止まない雨は無いよ」とかいうけど知らねーーーって感じだよね。辛いのはいつかなくなるよじゃなくて今が辛いって言ってんの!!ってね
足元で跳ねる水音と、傘の表面ではじける水音、そのどちらも違ってどちらも好きだ。多くの人が顔を曇らせる中、機嫌良くバイト帰りの道を歩いていた私は、家のすぐそばの道で、突如、奇跡に出くわした。
その奇跡は、小さな女の子のかたちをしていた。びしょ濡れで地面に倒れている姿は、絡みつく長い髪も相まって、さながら打ち上げられた人魚を思わせる。
それどころではない、としゃがみこんで、数回そっと肩を揺すってみた。反応はない。だが、弱々しくも生きているぬくもりを感じた。
救急車、と思ったが、身元も分からない以上、まずは親御さんを探すほうが先だろうと、抱き上げようとしたとき、女の子が目を覚ました。
それはまさに真珠のような瞳だった。虹色に光る不思議な色に見惚れていると、作り物のように小さなくちびるが動き、なにかを喋ろうとしているので、咄嗟に耳を近付ける。
「あなた、だあれ?」
たしかにそう聞こえた。喋れるのか、と当たり前のことに感嘆したのは、彼女があまりにも、非現実的な美しさを備えていたせいかもしれない。
「だあれ?」
「あ、ごめんね。私は希子、あなたは?」
「きこ、きこ。あたし、なまえ、わからない」
「おうちは?大人の人と一緒じゃないの?」
「おとうさま、おしごとしてる」
「お父さんはどこでお仕事してるの?」
「……とおく」
さて困った。けれど、とりあえず風邪を引かせないためにも、ここから動かなくては。
「あとで交番に一緒に行こう。でもそのまえに、うちで身体をあっためていって?」
「こうばん?」
「もしかしたら、お父さんがあなたを探しているかもしれないからね」
黙って俯いた彼女の長い睫毛から、雨粒だろう雫がひと粒落ちる。しっかりと手を繋いで傘を傾けながら、そこからほど近い、独り暮らしのアパートへと向かった。
部屋についてからすぐに暖房をつけ、お風呂にいれてあげると、女の子は時折身体を強張らせながらも、終始大人しかった。
私の部屋着のTシャツをワンピースのように纏った女の子に、ホットミルクを手渡してやる。本当はココアなんかがあれば良かったのだけれど、あいにくうちにはコーヒーと緑茶しか無い。
天地を縫い合わせるかのごとく降りしきる雨を、ベランダの窓に向かって座った女の子の隣に腰を下ろして、同じようにぼんやりと眺めた。
「きこ、あめ、こまる?」
「ううん。私、雨好きだから。少しなら、嬉しくなっちゃう」
「そう……。きこ、おとうさまがあたしをさがしてるから、かえるね」
「え、帰れるの? お父さんはお仕事なんでしょう?」
「うん、でも、かえるね。ありがと、きこ。あたしがおとなになったら、またあいにくるね」
待って、と言おうとした声は言葉にならず、中途半端に伸ばした手は、直後視界を灼いた閃光の中で彷徨っただけだった。
ひどく長い時間が経ったように思いながら、おそるおそる開けた目が捉えたのは、窓の向こうを稲光が白く幾筋も走るさまで、あの光は稲妻だったのだろうか、と何気なく隣を見下ろすと、そこにはなぜか私のマグカップが置いてあった。触れると、まだ少し暖かい。白い中身はミルクだろうか? なぜ?
首を傾げているうちに、雨は小降りになっていたらしく、光の中にうっすらと虹がかかっていた。たしかに私物でありながら、なぜミルクなどが入っていたのか分からないままのマグカップを洗う。その間、冷たい風が通り抜けていくような、不可思議な孤独感が胸を満たしていた。
***
雨音に、夢から這い上がる。
目に映るのは、見慣れた病室、点滴、古枝のように干からびた私の腕。夢の中の私はまだ若かった。
ベッドから窓に視線をうつすと、やはり雨が降っている。いつから降っていたのか。
再び目を閉じようとしたとき、ガラリと、開くはずのない窓が開く音が響きわたった。
「きこ、お久しぶりね」
空気が、美しい乙女の姿に結晶していた。
波打つ髪は床にひろがるほど長く、そよ風をうけているかのように軽やかに揺れている。なにより、その大きな真珠のような瞳を知っている、と思った。
「……これは夢の続き?」
「いいえ、きこ。わたしはここに居る。大人になったら会いに行くって言ったでしょう?」
「そう、あれは本当の出来事だったの」
「あのときは、きちんとしたお礼が言えなくてごめんなさい」
ふわり、と花笑みを浮かべる彼女は、すっかり美しい乙女。だけども、私は。
「ごめんね、私ばかりこんなおばあちゃんになっちゃって、びっくりしたよね」
「いいえ、きこは変わらないわ。信じられないのなら、わたしの手を取って、さあ」
細くしなやかな手が伸ばされ、なにも考えずに言われた通りにすると、身体が浮き上がりそうに軽くなった。というか、実際足元は浮いている。
「ほら、見て、きこ」
彼女が差し出した手鏡に映るのは、先程の夢の中のような若い私。見れば、乾いていた手も、嘘のように瑞々しさを取り戻している。
「あなた、天使だったの?」
「いいえ、違うわ。それより、お話はうちでしましょう。お父様に頼んで、きこのためのパーティーの準備をしてあるの」
行きましょう、と世にも美しく微笑む彼女の手を握り返しながら、ふと振り返ってベッドを見ると、そこには歳を重ねた私が沈み込んでおり、眠っているようにしか見えなかった。
無性におかしくなって、ふふ、と小さく笑ってしまう。
「きこ、あの日のお礼よ、楽しみにしていてね」
「うん、こっちこそありがとう」
雨は、いまや金色の光となって、宙を舞う私たちふたりを、あたたかな繭のように包み込んでいた。
(いつまでも降り止まない、雨)
降り止まない雨…梅雨を想像しますね。
毎日のように見る雨空。小降りになったり
ザアザアと降ったり、気が滅入ります。
何なら、肌寒い日もあったりして、着る物にも困ります。
ただ、雨が傘を弾く音は好きです。
もうしばらくしたら梅雨の季節になりますね。
それまで、さわやかなこの時期をゆったりと
過ごそうと思います。
「いつまでも降り止まない、雨」
ここのところ君は、心此処に在らずで。
ねえねえ、と擦り寄っても、背中をフミフミしても、君は身動き一つしない。
死んじゃったのかな。
心配になって君の鼻をスンスン嗅ぐ、大丈夫だ生きてる。
うん、どういうこと?
君のまわりをグルグル、思考もぐるぐる。
わけがわからない、後ろ足で耳の後ろを掻き、次いで肉球を舐める。
後ろ足を踏ん張って、背を丸めて腹の毛を舐めて整える。
もう一度、君を見るけど相変わらず動かない。
テーブルの下に行き、水皿を見ると空っぽ。
カリカリの皿も空っぽで、ひっくり返ってる。
そういえば、最後に食べたのはいつだっけ。
ご飯が無いよ、と鳴くが君は動かない。
まるで、僕の声が聞こえていないみたいだ。
ああ、そうか僕。
死んじゃったんだ。
テーマ「いつまでも降り止まない、雨」
心の雨は
大切な人に
何か影が覆い被さってから
聞こえ始める
胸騒ぎと重なっては消え
息を潜めながら
雨を降らすんだ……
空は晴れてるのに
心の空は泣いていて
聞こえるはずの無い音だけが
響いてる……
小降りから
本降り
本降りから
大雨……嵐に
周りも見えない雨の闇
数日後──
見上げた空の雨は止んでも
心の雨はいつまでも
降り止まず
でもいいの……
それは私が
あなたを思って流す涙
心の奥でいつまでも
晴れても止まないのは
忘れたくはないから
嫌だった雨も
あなたを思って降るなら
悪くない
いつしかそう思えるように──
(2023.05.25/いつまでも降り止まない、雨)
ひとつ苦しい悩みができると
いつまでも降り続く
どれだけ泣いても解決することもなく
おわることもない
死んだら楽になるんじゃないかって
思うときがある
そしたらすべておわれる
でも死んでからも
責められたくない
ずっと責められてきたし
怒られてきた人生だったし
私も幸せになりたかったよ
周りが羨ましかったよ
でも私の周りにも
幸せはある
それを守りたいし
なのに何で動けないんだろうね
【お題:いつまでも降り止まない、雨】
この雨よ
いつまでもずっと
止まないで
相合傘が
終わっちゃうから
空が泣いてるんだ。
-いつまでも降り止まない、雨-
ある意味雨の音が好きで
家の中や車の中から聞こえる
様々な雨音が何故か自身を癒すのです
幼い頃、父に連れられて
車で本屋に行き
好きな本を数冊物色
其れを抱えて山道へ
木陰に車を停めて
雨音を纏いながら読書に耽ける
そんな幼少期を思い出し
ノスタルジックな気分になります
ああ、あの混沌とした世界も
このように穏やかなひとときが
訪れたら良いのに
いつまでも降り止まない、雨
明けない夜はない、とか、止まない雨はない、とかよく言うけれど。別に夜は明けなくてもいいし、雨も止んだりしなくたっていいんだよ。
だって、昼間よりも、晴れているときよりも、何十倍も優しくて、静かで、儚くて、こんな心に寄り添ってくれるんだから。
だから、もう少しだけこのままで。止まない雨と明けない夜が一筋の光となるから。
『いつまでも降りやまない雨』5/26
此処に来るのも最後になりそうだ。
墓石の前に、傘を置き私は覚悟を話す。
「アナタの仇が見つかった、だから──」
アナタは望まないかもしれない。
それでも、私の我が儘を聞いていて
「復讐するよ、私の命にかえても───」
雨の中を歩きだす。
雨にも負けない、復讐の火を心に灯しながら
【いつまでも降り止まない、雨】
つらつらと、心のうちを
明かしていくうちに、
雨が降ってきた。
なんて心地の良い空間。
雨の音、雨の匂い。
窓辺に寄り掛かりながら、
目の前に広がる光景を眺める。
すべてがわたしを、包み込む。
どうか、降り止まないで、
わたしのこころを、
書き終える迄。
@いつまでも降り止まない、雨。
ザーザーと振り続ける雨。
ヒューヒューと吹く風。
外には人どころか車も出ていない。
世界に一人取り残されたみたいだ。
そりゃそっか。
私は一人か。
今までも、これからも、私は独りか。
元々信用なんかしてなかったんだ。
いつもの日々に戻っただけなんだ。
前と何も変わらないんだ。
雨はザーザーと降っている。
今日が雨でよかった。
私のこんな姿誰にも見せられない。
今日が雨でよかった、何もかも隠してくれる雨で。
支えたくても
支えられない
守りたくても
守れない
いつまでも
一緒に..と
誓い合っても
願い叶わず
遠い場所へ
君は
今、幸せですか
新たな出会いに
笑ってますか
僕の声が
届かなくても
君の声が
聴こえなくても
生きてる限り
いつか...
僕の心 が
届くよう
流星に想いを
すきだよ...
静かな雨音は子守り唄
心に優しく響くメロディ
今日はおうちにいて
いいんだよ、と
自分に許可を出す
わたしは
安心して目を瞑る
雨の音とわたし、だけ
『いつまでも降り止まない、雨』
いつまでも降り止まない、雨
いつまでも晴れ続け雨が降らない日々。
どちらも嫌だなぁ。
人の心も同じだろうか。
雨が降った後晴れて虹が見れるから
それを美しいと思うのか。