『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつまでも捨てられないもの。
それは、毎年友達から届く
誕生日おめでとう。のメール。
長いこと会ってなくても、忘れずに気遣ってくれる
その思いが嬉しくて、いつまでもとってあります。
もちろん、友達の誕生日には、おめでとうのメールを
送ってます。
ずっとずっと、メールの送り合いが続くといいな。
高校生の時の思い出
冬になるとバスに揺られながら朝日を眺めて、学校にとうこう
いつまでも捨てられないもの
小説になるという夢が諦められない。捨てられない。
私には無理だって、諦めようとした時もあったけど、どうしても無理だった。
胸がモヤモヤした。
いつまでも捨てられないもの(2023.8.17)
近年、というほど最近のことでもないけれど、物を捨てられない人はけっこう多いと思う。わたしももれなくその1人だ。家族からは、「お前が一人暮らししたら絶対ごみ屋敷になるね」ときっぱり断言されてしまった。いやいや、捨てなければならないときが来ればちゃんと捨てられるし、なんて反論しようとしたけれど、今の自室の散らかりようを見ると自分でも少し不安になるのである。
結局のところ、我々「捨てられない人」が真に捨てられないものは、「やればできるはず」という自分への過剰な期待や、「いつか使うかも」というよくわからない確信なのかもしれない。
「いつまでも忘れられないもの」
きっとそれは思い出だよ
一生忘れられることなんてできないと思う。
記憶は鮮明で昨日のことのように覚えてる
その人の 仕草 言葉 笑い方 着てた服 匂い すべてが記憶されて
忘れたいのに何一つ忘れられない。
思い出したら辛くて悲しいのに忘れないのは
その時が自分にとって一番美しくて幸せな時間だったから
愛された記憶 、幸せと感じてしまった記憶 どれも全部
宝物で忘れることも消すこともできない。
でもその記憶があるから怖さを知るのかもしれないね
裏切られた事 、離れ離れになる事 、別れと出会いがあること。
それを覚えちゃったらきっと怖さが出てきてその不安に溺れてく
それでもまた求めてしまうのはきっとよっぽど大切なんだろうね
人間は弱くて脆くて儚いのかもしれないけど 勇ましくて逞しい
だって怖くても逃げないから また挑戦を選んでいくから。
【いつまでも捨てられないもの】
お惣菜の容器を留める輪ゴム。コンビニで買った袋。
溜まる一方だけど、いつか使うかもしれないもの。
君はそういう物を集めるのが好きらしい。
でも、多くなりすぎたらまとめて処分できる潔よさ。
僕には真似できない。あれもこれもって残してしまう。
中学高校のテスト用紙とか、大学のパンフレットとか。
今後、使うことがないとわかっていても置いている。
物には想いが宿る。そんな言葉を信じてはいないけど。
おかげで、僕の部屋は収納が全然足りない。
クローゼットはいくつもの箱で埋まり、服はタンスに。
本棚には使い終わった参考書や教科書が並ぶ。
大切な物でも表に出ていないと忘れそうで不安になる。
部屋に物が溢れる僕だけど、ちゃんと片づけはできる。
部屋を分けるなら、と条件つきで同棲した二十代前半。
君の収集癖、あるいは趣味を知ったのはその時だった。
結婚して家を買った今、君の集めるものは増えた。
朝、君が起きる前に家を出る僕の書き置き。
本の形の箱にしまって棚に並べていることを知っている。
ひとつの箱がいっぱいになったら、また次の箱を並べる。
見返してはいなさそうだけど、眺めては柔らかく微笑む。
「こんな物残してどうするの?」同棲中の君の口癖。
僕はただ、手放せないだけだった。今も執着はない。
だから気になっている。そんな物を残して何になるのか。
そんな紙切れ、潔く処分してもいいはずなのに。
「僕のメモなんて集めてどうするの?」聞いてみた。
「知ってたの?」振り向いた彼女は目を丸くする。
それから「うーん」と呟き、少し恥ずかしそうに言う。
「なんか、さ。あなたと生きてるって感じがするでしょ」
『いつまでも捨てられないもの』2023年8月18日
いつまでも捨てられないもの
(ワールドトリガー夢創作)
小学生の頃、鉛筆を集めるのにハマっていた。色とりどりの柄を集めるのが好きだった。削るのが勿体無くて、大体がそのまま残っている。なんとなしに仕舞っている箱から鉛筆を取り出して、眺める。一本だけ、削られて短い鉛筆がある。
(貰ったんだよな〜まだ残ってたか)
失くし物の多い自分が、失くさずに残していたことに感心する。ま、大事にするのも無理はないか。初恋の人に貰った鉛筆だし。
(鉛筆なんて、もう使わないんだけどな)
短い鉛筆を、普段使う筆箱に移す。特に意味はない。意味は要らない。見つかったとしても、あの頃好きだったよと笑顔で言えるし。懐かしくて、残ってて嬉しくなっただけ。それだけだよ。
夢はいつになっても棄てられる気がしない。
やりたい事、就きたい仕事なんかのありふれたモノからもっと突拍子もないモノ……例えば、エイリアンに会う……トカ?(第九地区の奴、チョット怖いが物体Xにも、火炎放射器持って)
夢は生きているとねずみ算式に増えていくので全力で叶えていってももう既に全て叶えられる気がしない。
だから若年ながら全てを叶える事を諦めていた。
然し……
人生でやりたい事を出来る時間はあまりにも少ない。
コレは最近ハマったアニメに言われた。
本当に私に面と向かって言われた気がした。
この台詞自体はありきたりかも知れないが、のんべんだらりとして夢ばかり増やしてきた私にとんでも無くブッ刺さったのだ。
夢はいつになっても棄てられない。
凄く小さな事でもソレは何も違わないが、毎日の喧騒に流されていつの間にか零れ落ちていく。そうしていつの間にか無くした事になっている。そして独りでに後悔する。
ソンナ事を繰り返している場合では無い。
サア今、直ちに立ち上がり、行動するのだ。
死ぬ時の後悔は多分少ない方が良い。
お題:捨てられないもの
お題『いつまでも捨てられないもの』
月日というのは早いもので、主様はもうすぐ14歳になろうとしている。生まれたのは本当に最近な気がするけど、それだけ俺が長生きしているということか。
主様は、今日は朝から熱心にデッサンをしている。モデルは俺。うーん、俺なんかよりもっと絵画映えする執事もいると思うのに……たとえばハウレスとか……。
「主様、そろそろ休憩になさいませんか? 頑張りすぎるのはよくないですよ」
「うーん……あともうちょい……」
「先ほどもそうおっしゃいました。それに、同じ姿勢をずっと続けている俺も疲れました。少し休憩したいです」
最近学んだこと。それは、俺がこういう風に言えば、主様はきちんと休憩してくださるということ。
「うぅぅ……分かった! フェネスがかわいそうだから休憩してあげる!!」
スケッチブックをテーブルにうつ伏せにして置くと盛大に伸びをした主様は、先ほどまで眉間に皺を寄せていたのと同一人物とは思えないほど、あどけない表情を見せている。
「それではお茶をご用意いたしますね。何かご希望はございますか?」
両手を握りしめて伸びをしたまま椅子の背もたれに上半身を預けている主様は、あくびをひとつした。
「ニルギリのアイスミルクティー。ほんのり甘めで」
「フフッ、かしこまりました」
グラスが汗をかき始める頃に部屋の扉をノックしたけれど、反応がない。どうしたんだろう?
「主様? フェネスです。入りますね」
断りを入れて扉を開けば、主様はまた熱心にスケッチブックと向き合っていた。
「ニルギリのアイスミルクティーです」
「んんー……あともうちょい」
主様、11年前と変わっていないなぁ……。
「アイスミルクティー」
「ん?」
シャッシャッと走っていた鉛筆の音が止まった。
「デッサンは逃げませんが、アイスミルクティーは薄くなってしまいます」
「うぅ……フェネスには敵わないなー」
ふぅ、とため息をついた主様の肩越しに見えたのは、椅子に座って窓の外に視線を投げている俺の姿だ。
まだ主様が2歳だった頃に、紙面いっぱいに赤い丸を描いた画用紙を俺は今でも大事に持っている。その赤い丸は屋敷中にボスキが飾った紅い薔薇だと思っていたけれど、実は俺を描いたものだと知ってからますます捨てられなくなった。多分今描かれているデッサンも俺は捨てられないだろうな。
#いつまでも捨てられないもの
お金。
すみません、ふざけました。
大切な人との関係、です。
気づいたら心の奥底にあなたがいた。
気づいたら私の人生あなた以外いらないくらい重要な存在になっていた。
生きる理由がもう彼以外ない。
地元の小さな駅のベンチに座っているので、横にどかっと座ってみて下さい。私の横は未来永劫好きな人専用スペースとなっております..
今日も信じてるよ。
待って!変装無しでお願いします!わかんない!
君と別れて1年が過ぎている。
そろそろ、あの頃を忘れるために君との思い出の物を捨てようとごみ袋を広げる。
だけど、思い出してしまう。楽しかったあの日々を。
捨てようとすればするほどに蘇り、手が止まる。
ああ、早く前へ進まないと行けないのに忘れたくないと
縋りついてしまう。
そうして、捨てられず蹲ってまた一日が終わる。
まだ、この未練と思い出を僕は捨てられそうにない。
『いつまでも捨てられないもの』
端末に残った記録
誕生日に貰ったマグカップ
約束の証だったちいさな宝石
全部捨ててしまっても
ともに過ごした記憶だけは
いつまでも捨てられないまま
(いつまでも捨てられないもの)
【いつまでも捨てられないもの】
夜雨の部屋の片隅に、一抱えほどの大きさの箱がある。
再利用の段ボールとかじゃなくて、蓋のついたしっかりとした作りの箱だ。何か書かれたりしているわけではないから、中身は見当もつかない。
春歌は一度、何が入っているのかと訊いたことがある。返ってきたのは、少し悩むように間を置いてからの、「……ゴミ」の一言だった。
「ゴミなのに捨てないの?」
「あー……」
「あ、ごめん。捨てられないから置いてあるんだよね」
いや全然捨てていいんだけど、捨て方がよくわかんないっつーか、そもそも何ゴミかもよくわかんないし……。夜雨はぼそぼそと言い訳のように続ける。
春歌はそっと箱を一撫でした。
綺麗な箱に入った、少しの埃も被っていないゴミと名付けられたそれが、いつか別の名前になる日がくるといいな、と思う。
#117 大切なコレクション
片方なくしたシルバーのイヤリング
ビーズが飛んだ髪飾り
ピンが壊れた猫のブローチ
子供の頃夜店で買ってもらったペンダント
もう鳴らないオルゴールに入っている
もう使えない大切なコレクション
お題 いつまでも捨てられないもの
想い出 過去 記憶 幻想
後悔 選択 回想 追想
優しさ 温もり 声
青い夢 ゆりかごの腕 海の子守唄
郷愁 山の匂い ひだまりと猫
小さなプライド 頼りない栄光
今を生きたい私
地を這う諦めの悪い命
他者への期待
あの人は私を愛してくれるだろう
あの人は私を裏切らないだろう
そう期待ばかりしている
#いつまでも捨てられないもの
プレゼントって捨てられなくないですか
選んで買ってくれたり作ってくれたんだなと思うと捨てられなくて
どうしても取っておいてしまうんです
でも流石に今関わりのない人のものをいつまでも取っておくのってどうなのかなと思ったり
新しい人が出来たからこれは残しておかない方がいいのかなとか
手紙とかも捨てられなくて
見たら思い出しちゃうしよくないかなと思うけれど見ちゃうと捨てられなくて
皆さんはどうしてますかプレゼント
喜びより悲しみのほうが、忘れられない
癒やされたことよりも傷ついた方が、勝ってしまう
楽しかった思い出より、苦しかった思い出の方が
いつまでも、いつまでも捨てられない
それでも最期には、大きな絶望より小さな希望に
人は涙する生き物なんだろう
[題 いつまでも捨てられないもの]