『あなたとわたし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#あなたとわたし
お互いに居心地がいいから絶対にもう離したりしたくない🤴
「あなたとわたし」
二人の間には交わることのない境界線がある
わたしはあなたを見ることができるけど
果たしてあなたは私を見ているのかしら?
目と目が会った気がするけど
きっと気のせいね……
あなたとわたしはどんなに近くことができたとしても
せいぜい手のひらを合わせることが精一杯よね
子供のころからずっとそばにいてくれるけど
話し合ったことは一度もないわね
わたしは自分から話しかけるタイプじゃないし
あなたも決して自分から話さないものね
私はあなたを見つめながら年を重ねていきます
最期まで、よろしくね
#あなたとわたし
いつもでも君は一緒と思うけど
私はいつも一人きりです
歩くとき私のことを振り向かず
すっと離れて背中を眺め
誰かとは心の中は繋がらぬ
そばにいるからよくわかること
『あなたとわたし』
この日がきた
優勝できなければ今までの努力が無駄になってしまう
不安が頭の中をグルグル回る
わたしは逃げたい
この日から逃げてなかったことにしたい
自信に満ち溢れるあなたが見える
鏡の前の あなたとわたし
#あなたとわたし
仕事からの帰り道
後ろから駆け寄る足音に
振り返る
少し息を切らすあなたに
笑顔がこぼれる
並んで歩き出すと
ふとあなたが前を見て
足が長すぎると笑う
二人からのびる影法師
あなたとわたし
コンビニでおにぎりを買おうとした手が触れ合う。
こういうのは、図書館とか本屋で同じ本に手をやるやつではなかったかとわたしは思うが、おにぎりでは情緒がない。けれど、触れ合ったその人が、あなたであったから、つい話かけてしまった。
「好きな人いますか?」
「いるよ 」
「どんな人ですか?」
「昔バンドやってて、今はソロになって20周年を迎えた人。君はいるの? 好きな人」
「いますよ。『拝啓、ジョン・レノン』とかを歌う人です」
あなたとわたしは、おにぎりをカゴに入れ、手を繋いだ。
あなたとわたし
素直にまっすぐに愛してくれた人
プライドなんかで大切な人を亡くした人
「あなたとわたし」
出会いは運命の一ページの
一コマにすぎない
ー あなたとわたし ー
フイルムカメラ
面倒臭いことを楽しむ
二人の共通の趣味
無口なあなたと
気まぐれな私
面倒臭い二人の
面倒臭い生活を楽しむ
二人の共通の趣味
冬の気配が風に乗って来た頃
サーフィンをするあなたについて
海に行った
寒いから車の中で待ってていいよ
丘の上の駐車場
助手席から見下ろす海
波の間に浮かぶ無数の板の中から、あなたを探す
白波が来たとき
ボードに立ち上がったのが
あなただったのか
一瞬で波間に消えて行く
遠すぎてよくわからない
双眼鏡でも持ってくればよかった
『あなたとわたし』
夢の中であなたと会った。
同僚として、初恋のあなたが現れた。
クラス替えで中3の時に出逢った。
それから4年間ずっと好きだった。
高2でまた同じクラスになった。
でも喋ったのは数えるほどだ。
修学旅行ではこっそりシャッターを切った。
中学の時は制服、高校は私服のあなた。
どっちも同じクラスだったのはラッキーだった。
でも喋ったのは数えるほどだ。やっぱり。
卒業してほどなく結婚したと聞いた。
ずいぶん時が経った。
相変わらずうだつが上がらないわたしのことを
あなたが思い出すことは……ないんだろうな。
#あなたとわたし
好きじゃなくて、
嫌いだけれど。
離れていたら、
会いたくなる。
「あなたとわたし」
この距離感が、
運命って言うんだろうね。
嫌いだけれど、
愛しているよ。
……そんな顔しないで。
多分、好きだからさ。
許せないものがたくさんある。
苦手な人の言動を睨みつけるような人とか、
陰で悪口を言う人とか。
そういうと許せないものを
見つけても何も言えず見て見ぬふりをしてしまう癖がある。
許せないものがたくさんある。
嫌なことがあっても見て見ぬふりをするような人とか、
空気が悪くなるとヘラヘラと笑って逃げる人とか。
そういう許せないものを
どうしてと問い詰めてしまう時ある。
許せないものがたくさんある。
自分が一番正しいと信じ込んでいて、こちらの言動にいちいちどうしてと、食いついてくる人とか、
情熱さえあればなんでもできると思い込んでる人とか。
そういう許せないものを
鼻で笑ってしまうことがある。
許せないものがたくさんある。
一生懸命頑張ってる人を鼻で笑う人とか、
いつかなんとかなると言って努力しない人とか。
そういう許せないものは
こちらの意見なんてどうせ聞かないから
哀れみと嫌悪から睨みつけてしまう癖がある。
どこまで行っても私たち、分かり合えない。
あなたとわたし
と並べたら、思い付くのは
『大きな栗の木の下で』
一番は
仲良くあそびましょう。
二番は
お話ししましょう。
三番は
大きな夢を育てましょう。
とは、子どもの頃に歌った歌詞
元歌はどうやら
Let's play together you and me
うんうん、なるほど
togetherで
play ね。そしたら
Oh, how happy we will be
どれほど幸せになるんだろう(なるよね!)って、感じかな?
そっか、その感じ、いいね!
日本語に歌詞をつけてくださった方は
ぜったい、大人だったよね?
あなたとわたし、は
一緒にいるだけじゃ、
どうにもならないんだよ。って
何十回、何百回と歌ってたんだな、わたし。
真夜中、歌詞を検索しながら
隣の部屋で眠る、あなた。
を、思った。
#あなたとわたし 2022.11.08
あなたとわたしってこんなに違うから
お互い好きになったんだと思う。
大雑把で内向的な私に対して
几帳面で社交的な彼。
全然違うのになんだか彼といると
安心するしお互いが支え合って生活出来ている。
心霊動画が平気な私と苦手な彼。
でも必ず「一緒に観ようよ。」と誘うと「...いいよ。」と言ってくれる。
私はそんな優しい彼が好き。
私と彼はお揃いが好き。
コップや服,ピアスなど色々なものを
お揃いにしてきた。
今度は苗字お揃いにしてみたい。
─────『あなたとわたし』
あなたとわたし
貴方がなぜ片耳イヤホンなのか分からずにいました。
ですが私が泣く時、決まって貴方が傍にいて
くれたことに気が付きました。
「あなたとわたし」
これを読んでくださっているあなた。
私はあなたを知らないし、あなたも私を知らない。私が知っていることといえば、多分あなたは人間で、多分生きている人だということぐらいだ。
でもふと思う。
それって本当か?
では、あなたのあの素晴らしい文章は、誰が書いたのか?そう、「AI」だ。AIが書いたものではないと、誰が否定できるだろうか。
AI技術は目覚ましい進歩を遂げている。もはやアメリカ(だったっけ?)では、人事考査をAIが行なって訴訟になったり、AIが従業員に解雇通知を出したりしているのだ。
「○○年後、AIに取って代わられる仕事」リストを見て、自分の仕事は大丈夫と安心したり、逆にリストに載っていてやばいと思ったりしたことがあると思う。ちなみに私の仕事は、このやばい組だ。
今やAIによるチャットbotで、会話が普通にできるらしいし、AIが書いた小説が、星新一賞の第一選考に残るくらいのレベルにはなっているのだ。私の書く、なんの取り柄もない文章なんて、お茶の子サイサイなのかもしれない。
私には「えっ?このお題、マジ?」と思うことが、かなりの確率である。毎日頑張ろうという目標は、忘却の彼方に追いやられ、代わりに「書けへん時は、無理せんと書かんとこ」というマイルールに変わってから、「今日も書けへんかった」という自己嫌悪みたいな負の感情が少し減った。それはそれで、よかったのだが、AIだったら、きっとこんな心配も不要なのだろう。
また、「もっと読みたい」を押してくれる方がいて、「どこのどなたか存じませんが、ありがとうございます」と思うのだが、それもAIが機械的に判断してるとしたら、それでもありがたく思うだろうか。
もちろん今私は、あなたを人間だと思っている。でもそう遠くない将来、そういう世界になっていても不思議ではないかも。
ちなみに私はbotではありませんと言っておく。
#あなたとわたし
貴方と私は
出会うべくして出会ったのに…
今は
その出会いすら後悔してしまうのです
何故出会ってしまったのでしょう…
出会いは必然…
本当にそうなのでしょうか
意味があるのでしょうか…
あのとき…
出会っていなかったなら
もっと違う自分が
もっと笑顔の自分が
もっと幸せな自分が
と思ってしまうのです…
彼もそう思っている…
きっと…
なぜなら……
『あなたとわたし』
一緒に生まれた存在だから
あの子を守ってあげられるのよ
始まりと終わりの双子
その手を取って生きて死ぬ
みんな命は決まっているのに
捻じ曲げて手折るのは誰
だから守ってあげなくちゃ
あなたとわたしの縁
この手を繋いで生まれた仔
あなたの価値観は
本当に正しくて
正しいってわかってるからこそ
認められない。
認めたくない。
私があなたの一言に
どれだけ怯えているか。
あなたの一言がどれだけ怖いか。
あなたはわかったふりをして
全然、
何一つ
なんにも理解してないんだろうな。