『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あじさい
この時期からあちこちで見かける紫陽花。
その昔は“移り気”“浮気”“無常”この花言葉のせいで、庭先に植えてはいけないと言われてたそうですが、今となっては気にしない人が多いようですね。
花言葉を知ってしまうと、誰かからもらうそれが恐ろしい意味を持つのでは?と勘繰ってしまう私。(ひねくれ女王)
せっかくの美しさも台無しです。
“裏切り”とか“薄れゆく愛”とか言う意味のそれを笑顔で渡されたなら、トラウマになりますね。
気をつけなはれやー。
end
あじさい
あじさいってなんか悲しげ
梅雨のジメジメした時期の花だからかな?
悲しさ寂しさ鬱々した気持ちを
打ち消したいと強く念じて咲いてるかのよう
そんな気持ちにならないで
大丈夫
君の未来は僕が明るくしてあげる
そうあじさいが私の憂鬱を吸い取って
綺麗に綺麗に咲こうとしているそんな気がする
そしてあじさいを見て思うのだ
いつもこの時期に咲いてくれてありがとう
綺麗な花だ
頭の中が華やいで私は癒されるのであった
「あじさい」
6月の花
と言ったら
あじさい。
6月の人
と言ったら
俺。
と言われる
男になりたくて
なれなくて
まだなりたい
バカな
6月生まれの
男。
#あじさい
この時季にいつの間にか色づいて
そういえば紫陽花だった、って思う
毎日通る道で、毎年思う
そして小学生の自分が得意げに
「アジサイは土のリトマス紙なんだよ」
っていう声が聞こえる
学校で教わった日に、母に伝えた声で
うちの庭が酸性だと知った、遠い遠い日
咲いたまま末枯れていく姿は生に縋っているようで。
美しい淡紫、愛らしい薄紅、鮮やかな赤紫、深い紫紺、軽やかな空色、儚げな月白。
そのどれよりも褪せた揺らぎ色に惹かれて止まない。
(あじさい)
あじさい
気づけばあじさいが咲く季節だ
青、紫、ピンクに染めたころんと丸いかわいらしいお花
雨の季節だ
雨は気持ちをさらに憂鬱にさせるんだけどな
6月、春でも夏でもないグレーな季節に
気持ちもグレーな私。
気持ちがころんと和らぐお花があるっていいな
あじさい
あじさいは土の酸性度によって色が変わるものがあるらしい。リトマス試験紙と反対の色。
今日も僕らの家には青い紫陽花が立派に咲いている。
「あじさい」
あじさい、というと私はカタツムリとセットで
考えてしまう。
あじさいが咲いているのを見ると、綺麗だなと思う。
でもカタツムリが嫌いな私は他の花と比べて、
あじさいをあまり真剣に見ないかも。
カタツムリがそこにいなくても
カタツムリが這っている姿が、
どうしても頭に浮かぶ。
あじさいを見かけると目を奪われて
あ…ピンクだ あっちにブルーも
あそこはパープル どれも好きな色
なので目移りしてしまう
てんとう虫もきっと転々と…
花言葉は「移り気」って…ある
うんうん 当たってる(笑)
✴️57✴️あじさい
あじさいが咲く頃の
雨上がりの夕暮れは
空が信じられないくらいに
赤く染まることがある
どこからともなく
聞こえてくる子供達の声は
僕の心に心地良く響いて
何となく心が温まるのさ
さっき別れたばかりなのに
もう…君が恋しくなるなんて
今までに感じたことのない
この感覚と胸のざわめき
多分…これが愛なんだと
そう感じる
あじさい
あじさいが咲きましたね。今、貴方の心は何処にありますか。
日々家
移り気なこの色は君が染めた色
わたしはただ空ろに咲むだけで
/お題「あじさい」より
『あじさい』🧡
この時期になると現れる。
様々な色をして
可憐に咲く。
僕の心をひきつける
その小さな花は
憧れでもある。
あじさい
雨に濡れて…
あなたの涙に
惹かれ…
ときめいた
でも…
あなたは他のお花を
想っているの
切なくて…
胸が痛む
愛してる
彼があの日私にくれたのは白い紫陽花だった。
白い紫陽花の花言葉は「一途な愛情」
反射的にOK出しちゃった。
私も彼が好きだから本当に嬉しかったの。
彼が久しぶりにくれたのはピンクの紫陽花だった。
ピンクの紫陽花の花言葉は「強い愛情」
あの頃から変わらない愛をくれてたことが嬉しかった。
きっとこれからも愛し愛され生きていくのだろう。
ーそう思ってた。
次の日、彼は亡くなった。
彼が死んだ場所の近くにはたくさんの紫陽花が咲いていたの。
ピンクや白の紫陽花の中に、青や紫の紫陽花も隠れている。花言葉はいいものだけではない。
ー「移り気」、「浮気」
紫陽花にはそんな花言葉もある。
彼の部屋からは浮気の証拠となるものがゴロゴロ出てきた。
…なんとも言えない気持ちになった。
貴方は亡くなってしまった。
だからどうしてやろうとかは思わない。
でも、私は貴方が好きでした。
いつもくれた紫陽花はピンクや白だったね。
実は、青や紫の方が好きなんだ。
…そっちの方が花言葉も私に似合う。
お題『あじさい』
青の紫陽花の花言葉「無情」
移ろうはあなたの心か、ぼくの方か、
思へば思へ、狂い咲く花よ
梅雨どきに愛らしく咲き癒されるたとえ謎の毒秘めた花でも
題-あじさい
そういえば、校舎の傍にあじさいが咲いていたのを覚えている。ずらーっと並んでいて、他の人は気にもとめない。「花なんてどこにでもある。」きっとそう思っているのだろう。わたしも去年まではそういう人間だった。君につられてしまうまでは。
初めて君と話した日、部活動見学に行くと教えてくれたので着いて行った。部活に興味は無かったものの、何か君に惹かれるものがあったので、君への好奇心で入部を決意した。君と関われたら何か変われる気がする、と、私の本能が示したのだ。そして、わたしの入った部活は季節感をよく意識する事がわかった。季節の置き物、季節の言葉、そして、季節の花。お花が毎日入れ替わり、その度「今日はこういった花でね、」と、先生が教えて下さる。その習慣が根付いたおかげで、外で花を見ると「どのお花かな…、こんな季節もあったな」と、季節の趣を感じるまでにも成長した。
きっと、毎日に溢れている自然のものの、その愛おしさに、私たち日本人はもっと目を向けるべきなんだ。でないと、本当に幸せなことを見逃してしまう。小さな幸せすら大切にできないのに、大きな幸せを大切にできるわけがないのだ。あの時感じた私の本能は、確実に正しかったと思う。変われたのは、心の中の幸せを導くための触覚を持つこと。そして何より、わたしの腐り切った恋心を君が光と照らしてくれたことだろう。
“あじさい”
題【あじさい】
あじさいが咲いているのを見ると、梅雨の時期がきたな~。って思ってしまいます。
梅雨ってちょっと悲しいですよね。
気持ちが落ち込む。
でも梅雨が来ないと水不足になる、っていうよね。
まあ、雨も嫌いじゃないけど。
あじさいを思い浮かべる時は、だいたい雨が降っている情景がセットで浮かんでくる。
色は淡い水色。たまにしおれてるものもある。
子どもの頃に行った、あじさいに囲まれながら歩けるお寺を思い出した。
エピソード付きの記憶より、景色だけの記憶ばっかり残ってて、昔の自分は何を考えてたのか、あんまり分からん。
あじさいを見るとしっとりとした気分になって、お肌も両生類並にしっとりしてくる気がする。だけ。