『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あじさいが咲いたよ
夏が来るんだね
貴方は夏が似合う人だけど
貴方自身は夏が好きだろうか?
あじさいが咲いたね
わたしは夏が嫌いだよ
梅雨に濡れた葉の裏で
やんわりと夏をやり過ごすよ
あじさいが咲いたんだよ
貴方が知ってても 知らなくっても
あじさいって咲くんだよ
咲いたんだよ
ねえ
咲いたんだよ
お題:あじさい
あじさいは
そのままでも
とても可愛らしいが
雨が上がったとき
花弁がより煌めいて
色鮮やかになる
私も
辛いことを乗り越えたとき
人間として素敵になれたらな
あじさいだと思っていたあの花はオオデマリだった。
祖母が庭の手入れをしていたあの頃。
腰が痛いと言いながら草取りを永遠とやっている姿を見て
何が楽しいんだろう?と疑問しかなかった。
毎年季節に合わせて綺麗にお花が咲いていた。
祖母が施設に入って、亡くなってしまって、
母が庭の手入れをするようになって5年くらいだろうか。
今では庭が家庭菜園で溢れている。
様々な野菜が植えられて、緑が生い茂っている。
そんな中でも垣間見える祖母の痕跡。
あじさい咲くの早くない?と何の知識もない私に
それオオデマリよ。と母が訂正する。
今もなお祖母の存在を感じれるものの1つだ。
梅雨 青と紫で彩られた花を見る。
枯れなんてひとつも見つからなくて、ただ綺麗でいきいきとした花が並んでいる。
夏に差し掛かった頃 久しぶりにあの花を見た。
青と紫で彩られていたのが嘘だったみたいに茶色に染っていた。
人間も、きっとそうなのだろう。
いちばん綺麗な時に終わることができる人は極僅かで、みんな枯れ初めて少し穢れてきた頃に一生を終えるのだ。
私は、そんなふうになりたくない。綺麗なまま、一生を終えたい。
いちばん綺麗な時期「18歳」
誰が決めたかも分からない。ただ、自然とそういう風潮になっていたのかもしれない。
明日で私は19歳だ。もっとも綺麗な時期を終える前に、私は散ろうと思う。
真っ赤な血で染まった手首を、お風呂につけ、そっと目を閉じた。
昔見たアニメで知ったんだが、あの美麗な紫陽花には毒があるらしい
雨降る夜、お風呂でシャワーを浴びているあなたのスマホに電話がかかってきた。「ここな」という名前が表示されたスマホを眺めながら最近知らない香水の匂いがあなたからすることを思い出した。あぁ、そういうことだったのね。気がつけばわたしは必要なものだけまとめて玄関に向かっていた
わたしは紫陽花の咲く季節、移り気なあなたの元を去った。
あじさい
あじさいの色はアートだね。
神様が鬱陶しい季節に楽しみを与えてくれた。
そして金運アップにも良いそうだ。。
9.あじさい 黒大
のとある6月の平日、もう昼休みが終わるというタイミングでポケットの中の携帯が短く着信を伝える。ゴールデンウィークの練習試合の際に連絡先を交換した黒尾からだった。主将同士の情報共有という名目で交換したが、其の実、くだらない連絡の方が多い。美味しかったラーメンの写真を送ったり、日常の中で見つけた面白いことを送りあったりしていることが多い。勿論主将として情報今日をしたりもしているが。
授業が終わり休み時間に入ったのでメールを確認してみる。そこには、「東京にも緑はあるんですよ」という文言とともに雨でびしょ濡れになった音駒の面々が軒下で雨宿りをしている写真が1枚貼り付けてあった。みんなで昼飯を買いに行っていたようで、何人かがコンビニの袋を手にかけている。そんな中で、写真の端っこにぽつんと映っている紫陽花が目を引く。
(東京でも紫陽花咲いてるんだな)
なんて、失礼かもしれないがそう感じてしまう。東京のシティーボーイ共はもっと入り組んだ複雑な土地に所狭しとビルが生えた場所で生活していると思っていた。ただ、それでも宮城の道端の紫陽花の方がボリューミーだ。
こんなちょっとした対抗意識から、「さすが東京。なんでも揃ってますね」なんていう文言とともにその日の帰りに撮った紫陽花の写真を送り付けてやった。
貴女はまるで紫陽花のようだね
華やかで可憐で
誰もが貴女に目を奪われる
だけど
貴女の心を繋ぎ止めて置くのは
難しいんだね
色が移ろっていく紫陽花のように
貴女の気持ちもすぐに変わってしまう
それでも僕は
花が終わった紫陽花のように
貴女にしがみつくしかないんだ
「紫陽花」
雨が好きなので、傘を差してご機嫌。人がいないことを確認して、傘をくるくる回しながらご機嫌。濡れた道路の中で、水溜りになっていないところを注意深くスキップ。パラパラと傘を雨粒が叩く軽快な音が楽しくて笑った。雨雲を透過してやってくる日差しは、夏の兆しを纏ってもなお優しい。雨の日の特権、明るいだけの夏の太陽。足元からくる爽やかで、しかし湿った空気の中を踏み進む。すると、この季節の雨が一番似合う彼ら彼女らがお目見えだ。
ああ、この辺だとそういう気分なのね、と、訳知り顔で頷いてみてからふと笑う。美しい青。少しスモーキーで柔らかで、雨の滴を弾いて光る花々の連なり。向こうの子達は赤紫がかっていたけど、ここの子らはどこまでも青だ。
梅雨の雨足は強まるだろう。それに負けじと花々は上向き、一層咲き誇る。まんまるかわいい花束たちは、ただそうやって誇らしげ。
最近紫陽花が好きになったので、私は彼らに挨拶を。きっと空の雲から見たら、私のビニール傘だって、紫陽花模様に見えるだろう。
「あじさい」
紫陽花っていいよね〜
綺麗よね〜
花言葉はね、移り気や浮気、無常なの。
知っていたかしら?
そうそう知らないわよね〜
でもね、色で言葉が違うのよ。
青は辛抱強い愛情
ピンクは元気な女性
白は寛容らしいわよ〜
私もそのどれかだったらよかったのにな〜
私ね、浮気性の彼氏がいたの。
殺したけど。
許して〜殺さないで〜って言っていたの
でも、私だけを見ていて欲しいの
だから殺したの。
みんなそうでしょう?
ねえ〜わかるわよね?貴方なら。わかってくれるでしょう?ふふふ。じゃあ〜ね〜
そう送られてきたのは手紙だった。
名前はない。まあ、どこかで噂を聞きつけたのだろう
ちょうどいい、話が思いついた事だから物語れでも書こう。そうだな。題名は、『紫陽花の愛情』
あじさいの見頃が過ぎる頃にはバイトを始めているはず
蝉がうるさく無くなる頃には免許をとっているはず
紅葉の見頃を過ぎた頃には勉強に全力で打ち込んでいるはず
雪が降ったりする頃には恋人ができているはず
自分の人生の問いの答えを思いつくまでにあと何回あじさいを見ることになるのだろう
あじさいのように私も雨に打たれても美しい女でありたい
あじさい
雨雫が、ぽたぽたとあじさいの花に落ちる。
そこにかたつむりが 触覚を動かして
あじさいの葉っぱを上って行く
雨宿りしてるのかなあ....
それとも葉っぱを食べててお食事中かなあ
なんて考えながらじめじめした梅雨の道を
子供と手を繋ぎながら歩いて行く。
どうせまたすぐに忘れるのよ
あなたにとってのあじさいは
雨の中でも咲き誇る美しい花
私はずっとここにいたけれど
健気に咲くまでいないと同じ
雨が止んだらあなたは忘れる
ここにいるのが私だってこと
6月というと、なんとなく控えめなイメージがあり、
そのせいか、あじさいも同じような印象で。
薔薇やユリやダリアなど
一見して、存在感を放つものに目がいっていたけど
ここ数年で、あじさいがすごく好きになった。
一つ一つは小さくてとても可愛らしいのに
集合体となって 大きく見事に咲き誇る。
色とりどり、どれも個性が感じられていいけど
とくに青が濃くて深い ブルーアースが好き。
先日、近所の垣根にブルーアースらしきものが
咲いていた。
思わぬ出会いに気持ちがあがった、雨の月曜日。
72:あじさい
紫陽花が咲き始めると婆ちゃんを思い出す
もうすぐ三回忌…
癌なんて聞いてないよ💦どうして教えてくれなかったの?
私が心配性だから?
私ね婆ちゃんがこの世去る時妊娠してたんだよ🤰
心拍確認できたら報告するつもりだったんだ…
父から危ないかもって言われた時コロナ禍だったけど会いに行きたいって言ったら兄弟が婆ちゃんに会いたがってるから終わったらいいよって言ったけどあっという間に婆ちゃん逝ってしまった...
ひ孫見せたかったな…
お葬式の時父に報告した、
複雑だったと思うけど手を叩いて喜んでくれた🤲´-
無事子供産まれて父にLINEしたら「○○強いから頑張った」
「婆ちゃんに報告しておいた、婆ちゃんもきっと○○のそばにいたよ」って返事
余計泣いた 婆ちゃん私ママになったよ!分娩室で心の中でそう叫んだ
今は孫に超デレデレないい爺ちゃんになったよね父さん!
婆ちゃん今年も墓参りに行くね
あじさい
ちいさいころにたべてからわたしはあじさいばたけにいる
いろんなあじさいがあって
とってもきれいだな
好きです…
美PUUが好きです
君は可憐で素敵です
僕は好きです
君が好きです
アジサイが咲いた夜に
長き旅の始まりを
君に約束しようよ!
ふたりのスタート
ここから始めよう
ふたり旅の行方は
まだ何も見えないから
ふたりでドキドキが止まらず
顔を見合わせては照れてた昨日には
もう…long good bye…
( あじさい。)🦜
紫陽花が
咲く頃、
独り立ちの
トレーニングも
終盤・・・。🦜
(いよいよ
親離れするんだ。)
《不安も、あるけど
期待も・・有る。》
「身体も、大きく成ったし
羽根の力も
強く成った。」🦜
❝ 娘雀しゃんも、
綺麗に成った。❞
【これから、二人で
幸せな家庭を作るんだ。】
✣ 紫陽花風 親待つ小雀、
羽根震わせて。🦜