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あじさいだと思っていたあの花はオオデマリだった。
祖母が庭の手入れをしていたあの頃。
腰が痛いと言いながら草取りを永遠とやっている姿を見て
何が楽しいんだろう?と疑問しかなかった。
毎年季節に合わせて綺麗にお花が咲いていた。
祖母が施設に入って、亡くなってしまって、
母が庭の手入れをするようになって5年くらいだろうか。
今では庭が家庭菜園で溢れている。
様々な野菜が植えられて、緑が生い茂っている。
そんな中でも垣間見える祖母の痕跡。
あじさい咲くの早くない?と何の知識もない私に
それオオデマリよ。と母が訂正する。
今もなお祖母の存在を感じれるものの1つだ。

6/13/2024, 11:17:08 AM