『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ごめんね
ごめんねと
その4文字が
その一言が
言えていたなら
いつまでも一緒にいられたのに
永遠に届くはずのない貴方に、忘れられない恋をしてしまったの。
「ごめんね」と言えない
だって…だって…
私が悪いかわからないから…
いいわけだ…自分を悪者としないためだけの…
「ごめんね」
そんな一言で
わたしたちの5年間は締めくくられた
わたしの思いは
宙ぶらりんで
言葉が出てこなかった
ありきたりの
ごめんねで済んだら警察なんていらない
という言葉が
頭の中をぐるぐるかけめぐり
それはぽろりと涙になってこぼれる
涙を見ても
慌てない姿に
本当の終わりを感じて
ますます何も言えずに
すがりつきも出来ずに
そっとその場を離れた
思い出したら
嫌味の一言も
張り手の一つも
すれば良かった
都合のいい別れ方
そんなの
相手の都合がいいだけ
いつか出会ったら
キラキラな姿を見せて
嫌味を沢山言ってやる
♯「ごめんね」
生きててごめんなさい
喧嘩ばかりしてごめんなさい
死ねなくてごめんなさい
遠慮ばかりしてごめんなさい
心配かけてごめんなさい
勉強出来なくてごめんなさい
何も出来なくてごめんなさい
弱虫でごめんなさい
無力でごめんなさい
いっぱいいっぱいごめんなさい……
蒸し暑い室内、窓からうっすら風がそよぐ
吐息混じりの媚声が絡み付く
沈黙が続く、それでも行為は続く
端整な顔をぐしゃりと歪め、それでも行為は続く
生ぬるい雨が身体をまとわりつく
がらんとした部屋が熱を帯びた、真っ黒な眼を揺らし、ぐったりと果てた
ふと気がついたように彼は今までの行為を怖がるような様子になって
ごめん、ごめん、と震えた声がこだまする
口の奥のあつい愛を否定するかのように、吐いて、と彼は促した
もう一人の、貴方の愛を
飲み干したくなかった、でも吐き気はしなかった
促されるまま吐出物が喉奥を滑り落ちて真っ白に磨かれた洗面台に落っこちた
鳩尾のあつい塊がせりあがる
熱を奪っていくペットボトルの水、後味が苦い
とくとくと鼓動があがってきて甘い口づけを交わした
どちらの貴方も好きなんだけどさ、
「ごめんね」
全ての事に ごめん
好きでいればいるほど、ごめんねって一番難しい言葉
君はいつも「ごめんね」って言うよね。
私はね、君の口から「ごめんね」より「ありがとう」の方が聞きたいな。
#「ごめんね」
「ごめんね」
その言葉が聞きたいわけでも、なんでもない。じゃあ、私はどんな言葉をかけてもらったら目の前にいる彼を許せるのだろう。
「怒ってるよね…?」
私の顔色を窺いながらも、彼は申し訳なさそうな顔をしているのには変わりない。そんな顔が見たいわけじゃない。ただ、笑って過ごしたいのに、どうしてこんなことになっちゃったんだろう。
「ごめんね、が聞きたいんじゃないの…そうじゃなくて、私もよく分からなくて…なんて言ったらいいか…」
目頭が熱くなる。泣きたいわけじゃないのに。込み上げてくる涙に耐えられない。右目から意識せず流れる涙は、悲しいから?怒っているから?自分自身でも全然分からない。
仕事が終わったら食べようと思っていたプリンは、帰宅して冷蔵庫を開いたらなくなっていて、空の容器がゴミ箱の中にあった。私よりも早く帰っていた彼に聞けば、小腹が空いて冷蔵庫を開けたらプリンがあって食べてしまったと言った。その『聞く』時の声色は、いつもの私よりもトーンは落ちていたのも分かる。あると思っていたものがなくなっていた虚無感を彼にぶつけるかのように。でも、その声のトーンによって、落ち込ませる気もない愛する彼を元気がなくさせてしまった。帰宅した直後はおかえりといつもと変わらない笑顔だったのに。プリンを食べてしまったのは彼だけど、私は罪悪感を抱く。
だって、私は彼の笑顔に助けられてきたから。
「ねぇ、名前?」
「…なに?」
「名前のことだからさ、むじいこと悩んでるのかもしれない。そう考えさせちゃったのも、プリン食べちゃったのも全部含めてごめんねって言いたいんだ」
何が、言いたいんだろう。
「…だから、ね?俺、コンビニでプリン買ってくるから待ってて!」
「え?」
「ふたつ!2つプリンを買ってくるからさ、一緒に食べよ?」
彼は2つを示すようにピースした手を私に見せてくる。眉はまだ下がったままだけど、彼はこんな悩む私と一緒に前に進もうとしてくれる。
「うん、一緒に食べよう。…私もコンビニ行く」
「夜遅いから手、繋いで行こ」
帰ってきたら、一緒に向かい合ってプリンを食べてる姿が目に浮かぶ。その時、私たちは2人で笑いあっている。
こうして彼は、いつも私を笑顔にさせてくれる。いつどんな時でも。そんな彼が大好き。
おかあさんごめんね。沢山心配かけて。
大変なのわかってるけど、些細なことしか手伝えないね。
ごめんね
過去の自分
あなたがいたから
今の私がいるんだよね
ありがとう
舞華
私がいなければ君の人生はもっと輝いたんだろうな。
ごめんな。
ごめんね、ごめん
自己満足って言われるかもだけど、ごめん
ホントにごめんね
生きててごめんなさい
死ねなくてごめんなさい
「社会に適応して、己の生存を保証する」
そんな “私” の役割を全うできていない私なのに
ストレスを言い訳にして
夜更ししても、暴食しても
この身体は私が生き残るために 必死に働いてくれる
「いつもごめんね、そしてありがとう。」
もっと上手に生きれるように、頑張るね。
いつかの言葉。
忘れていたら思い出し、振り返ってみると溢れる感謝。
ごめんねの倍ありがとうで溢れる世界
謝った記憶はないが謝り損ねた記憶ならある。今も同じ状況で謝れる自信がない。
時折思い出しては心の中で謝ってみる。相手はどんな顔をするか考えると、興味がなくなり、謝罪シーン128.movはゴミ箱行きになる。
本当に謝らなければいけなかった時のことを、すっかりわすれている自信ならある。
この謝りたい気持ちは、自分のためにあるのだろう。
相手のことを思うならそのとき謝っているし、思っていないならもう忘れているから。
もっと自由になればいいのに
『「ごめんね」』
「ごめんね」
2022/05/30
私君のこと好きになったかもしれない
今1番に君からのLINE待ってるし、
君の声が聞きたい、
早く会いたいな、
ごめんね好きになっちゃった
会いたいよ