「お前のおかげで立ち直れたわ」
「〇〇のおかげでこの間の問題解決したよ!」
「お前のおかげでこないだのテスト平均点こえたよ」
「「「私の救世主だよ!!」」」
そう言われている裏で、わたしは震えている。
本当にうまく助けてあげられたかな
もっとかけるべき言葉があったんじゃないか
今困っている人はいないかな
いつのまにか誰かを助けるのが当たり前になって、困ってる人を見捨てられなくなって、自分で自分はもう限界だってわかってるのに助けてあげるのがやめられなくて
いつのまにか軋んだ体と、悲鳴を上げる感情がわたしの中でのたうち回る
「ああ、だれか私を助けてよ…」そんな言葉をつぶやいてベットの上で丸まっている
ごめんね、助けてあげられなくて。もう少しまっててね。
全部助けたその後で、救ってあげるから。
でもそれは、きっと永遠に来ないけど
心許ない2本の鎖に繋がれて
足をブンブン振って、高さを競って
まるで人生みたいだなって
思ったりなんかしちゃって
自分の悲壮感に驚いた
わたしにとっての鎖はなんだろう
今はきっと母親とプライド。
どちらかが切れた途端
わたしはどうなるのだろう
砂漠をいくのは誰のため?
煌めく星の下で凍てつく息
太陽の偉大さを見に沁みて感じる
たった一つの宝を探して
アルフ・ライラ・ワ・ライラ
その果てに待つもの
甘美で耽美な宝物か
はたまた
危険で身勝手な運命か
続けよう
この旅を
最果ての結末は誰も知らない。
わたしの心はそんな言葉で埋まらない
わたしが欲しいのはただの愛じゃない
行動を伴ったものがほしい
あなたから毎月お金と一緒にもらう手紙
世界一愛してると言われたって
帰ってこないじゃないと思う
わたしのことを何も知らないじゃないと思う
なんて不器用なひと
ああ、あなたが不器用なら
わたしにも遺伝してるに決まってるか
だからわたしは
父性に飢えるこの心をあなたに見せられていないのね
深夜に目が覚める
そんなことが時々起こる。
別に怖い夢を見たわけではないし、なにか大きな音がしたとかそんなわけでもない。
ただフッと目が覚めてしまう。
それで、眠れなくなってしまう。
父も母も深い眠りの中。
起こしてしまうのは申し訳ないと、勉強をし始める。
勉強し始めた10分後
そっと開く扉
まるで寝た方がいいと訴えるような雰囲気
仕方ないじゃん寝れないんだよと言っても
何も言わずに私をじっと見つめる
そして、私のベッドに飛び乗って
しっぽをてしてし
わかったよ。横になるよ。
眠れるまで隣にいてくれる??
にゃ と、小さく返事
一人と一匹で微睡む夜。
いつも気付いてくれてありがとう。