No.285『小さな幸せ』
毎日が小さな幸せで溢れてたらいいのに。
そう考えたことは何度もある。
……違うな。別に私は特別な幸せを望んでるわけじゃない。私はただ、変わらない日常が欲しいだけなんだ。私にとって変わらない日常こそが幸せだから。
No.284『春爛漫』
最近急激に暖かくなっている。
いや、暑いと言っても過言ではない。
きっと今年も春爛漫は一瞬で過ぎていくんだろう。
地球はこのままで大丈夫なんだろうか。
No.283『七色』
七色と言われてすぐに思い出すのはやっぱり虹。
子どもの頃は雨が降れば水たまりとかで遊んでた。雪が降れば寒いのにわざわざ外に出て遊んでた。
でも、今はもう雨を見ても雪を見ても特に何かを思うことがなくなった。
だけどなぜか虹だけはいつまでたっても私の特別だった。
大人になっていく過程で失われていく感情たちにだんだんと失望していたけど、ああ、まだ少しは子どもの頃の気持ちを持ってるんだなと思うと少し心が晴れた。
No.282『記憶』
最近嫌な記憶を思い出した。
部活の練習中に負った怪我を「自業自得」とチームメイトの1人に言われた記憶。
自業自得ってなに?
私はその人みたいにサボって遊んでたわけじゃないし、上達したかったから一所懸命練習してただけなのに。
それが悪かったの?
ねえ、頑張ったことが悪かったの?
違うって私の頭の中ではしっかり否定できてるはずなのに、なぜかこの記憶がずっと私を苦しめている。
ねえ、誰か。この苦しみから解放して。
No.281『もう二度と』
どうして、もう二度と思い出したくないという思い出だけが残って楽しい思い出だけが色褪せていってしまうんだろう。
二度と思い出したくないと分かっているんだから忘れてしまえばいいのに、何故か私の体はそれを許してくれない。
じゃあ、どうすればいいの。
大切な思い出は消えていって、嫌な思い出はずっと残されて、じゃあ最終的に嫌な思い出だけを抱えて死んでいくのかな?
そんなのは嫌だなあ…。