No.34『相合傘』
私が中学生の頃、私には小学校の時からずっとクラスが一緒で毎日のように喧嘩する男の子がいた。
実は私はそいつが好きだった。
ある日の雨の日の下校時間。
あいつは傘を忘れたらしく昇降口に突っ立っていた。
あいつは私の姿を見た途端、
「あーあ、傘忘れちゃったなあ、傘貸してくれる優しい人いないかなあ」
と言い始めた。
もともと困っている人を見ると助けたくなってしまう私の性分とその時たまたま傘を2本持っていたことから、私はそいつに傘を貸した。
そいつとはたまたま帰り道も同じで、そいつが家に着いたらそのまま傘を返してもらおうと一緒に帰ることになった。
他愛のない会話をして、時折口喧嘩を挟みつつ帰る。
その時間は私の心を踊らせた。
しかしそれはすぐに終わる。
そいつは家が近くなった時、さっさと私に傘を返そうとしたのか濡れることも厭わないで傘を畳み始めた。
私は慌ててそいつが濡れないように私が使っていた傘に入れた。
その後すぐにそいつの家に着き、そいつと別れた。
家に帰って初めて気づいたのは、あいつと相合傘をしたということ。
気づいた瞬間顔が熱くなったことを自覚したのだった。
No.33『落下』
気付けば私は落ちてしまっていた。
深すぎて抜け出せないところまで。
落ちるのは一瞬だった。
そしてそこに突き落としたのはあなた。
そう、それは私の恋の相手。
No.32『未来』
未来なんて私たちにはどうやったって分からない。
だから私は今を大切にしたい。
未来を変えるのではなく、作っていくための今日を私は生きているのだから。
No.31『1年前』
このお題を見たとき、とても驚いた。
だって、ちょうど1年前の今日。私は推しに出会ったから。
もし1年前の私に言いたいことがあるとしたら、2つ。
1つ。
彼と出会ってくれてありがとう。あなたが出会ってくれたから私は毎日を笑って過ごせてます。
2つ。
推しは今日も可愛い。最高だった。本当に。
以上。
No.30『好きな本』
私は、本を通して作者の気持ちが伝わってくる、そんな本が好きだ。
私は物語を書くにあたり、そのストーリーの中に私の考えなどを踏まえて書いている。
だから私にとって、物語というものは一種の武器なのだ。いや、武器は言い過ぎかもしれない。しかしそれと同等のものを持っていると私は思う。
さて、次はどんな物語を書こう。どんな本に出会おう。今から楽しみだ。