No.19『狭い部屋』
狭い部屋が好きだ。
私ただ1人だけの空間を作れるから。
狭い部屋が嫌いだ。
閉じ込められて息苦しいと感じるから。
それなら私は広い部屋のすみにいたいと思う。
その広い空間には私の信頼する人がいるから安心できる。
この広い部屋にも私の居場所はあると感じる。それと同時に、この広い地球に小さなところではあるが私は存在して良いと感じることができる。
私は1人よりも信頼できる大切で大好きな人たちがいる場所にいたい。それが例えどんなに狭くても良い。だからどうかそばに居させてください。
No.18『失恋』
あなたに恋をした。
だが分かっている。
この恋は失恋で終わることを。
この想いを伝えることもできず、ただ朽ち果てていく恋だと。
そもそも、私はあなたに恋をしてはいけない生き物だったのだから。
恋は自由なんて嘘だよ。
どうしても越えられないものを私は持っている。
例え、この恋が叶わなくても…どうか願わせてほしい。
私が恋したあなたが、どうか幸せでありますように。
No.17『正直』
私の人生は嘘だらけ。
なんなら嘘だけでできていると言っても過言ではない。
インターネット上にいる私も、友人の前にいる私も、家族の前にいる私も…全部が嘘で、私自身も本当の自分が分からない。
私の中にある本音を正直に話せたら、心はもっと楽になるのかな……。
No.16『梅雨』
私の心は梅雨のようにジメジメしている。
でも梅雨はあっという間に終わり、夏が訪れる。
それを待とう。例え、夏の訪れが遅いとしても、夏は必ず訪れて私たちを照らしてくれるのだから。
No.15『無垢』
純粋無垢なんて、子供にしか持てないものだと私は思う。
あの頃は何も知らなかった。幼い頃の私は自分の世界しか知らなくて、他の世界を知らなかった。
でも大きくなっていくうちに他の世界を知った。
他の世界は汚かった。
よくも分からないことで人を傷つけ、よくも分からないことで戦争をしていた。
なんでそんなことをしてるの?
私たちはなんのために戦争という悲劇の歴史を学んできたの?
戦争をなくそうと思わせるためなんじゃないの?
それなのになんで武器を持とうとするの?
なんで戦争するの?
暴力でねじ伏せるって何?
なんで世界を平和にしようと、戦争のために使うその知識を使わないの?
使わないならなんでそんな知識を持ってるの?
多くの人が平和や幸せを願っているはずなのに、たった数人の行動のせいでその願いは叶わないのはなんで?
ああ、まだ無垢の心を持っていたあの頃に帰りたい。あの頃のまま、何も知らずに生きていきたい。
でも、私はもう知ってしまった。
だからもう、後戻りはできないのだ。